ワインを苦手と感じる方は意外と多く、「渋みが強くて飲めない」「酸味で味が好きになれない」「アルコール度数が高くて二日酔いする」など、その理由はさまざまです。

しかしワインは種類が豊富で、苦手な方でも飲める甘口や低アルコールタイプ、フルーティーなロゼワインなど、自分に合う1本がきっと見つかります。

本記事では、ワインが苦手な人の特徴から、克服するおすすめの飲み方、初心者にぴったりの銘柄15選、よくある誤解の解消まで詳しく紹介します。ワインの世界をもっと好きになるためのヒントが満載です。

ワインが苦手と感じる人の特徴・共通点

渋み・タンニンが苦手

ワインが苦手と感じる人の代表的な特徴のひとつが、赤ワイン特有の渋み・タンニンが苦手というケースで、タンニンに不慣れな方は赤よりも白から始めるのがおすすめです。渋みが苦手な人は、まず軽やかな赤ワインや白ワインから試してみると、ワインへの抵抗感がぐっと減ります。

酸味が苦手

白ワインのシャープな酸味が苦手と感じる人も多くいます。酸味が強い辛口より、酸味が弱めの甘口タイプから始めるのがおすすめ。リースリングの甘口やモスカートなど、フルーツのような甘みを持つワインなら、酸味が控えめで飲みやすいでしょう。

アルコール度数の高さが苦手

ワインは通常13〜14度でビール(5度)より強いお酒です。アルコール度数の高さが苦手な人には、低アルコール(5〜10度)のワインを選ぶと飲みやすくなります。イタリアのモスカート・ダスティなどは5度程度で、ジュース感覚で楽しめる人気の銘柄です。

独特の香り・風味が苦手

樽香・スパイス・革のニュアンスなど、ワイン特有の風味が苦手な人もいます。フルーツや花の香り中心のワインから試すのが良く、フルーティーな日本ワインの甲州や、ニューワールド系の華やかな白ワインがおすすめです。

人生最初の1杯目の経験が悪かった

飲み慣れないワインが最初の経験だと、苦手意識が定着してしまうことも多いです。重厚な赤ワインを最初に試して苦手になった方は、適切な銘柄選びをし直すことで克服できる場合が多くあります。経験を積み直すことで、新しいワインの世界が開けます。

ワインが苦手な人におすすめの飲み方・克服法

ワインを試す入門編の飲み方

飲みやすい甘口ワインから始める

甘口の白ワインやデザートワインは初心者に人気の入門ワインです。フルーツジュースのような感覚で楽しめるため、ワインに抵抗のある方でも違和感なく飲み始められます。ドイツのリースリングやフランスのソーテルヌが代表格です。

低アルコールワインを試す

5〜10度の低アルコールワインは二日酔いしにくく安心です。イタリアの「モスカート・ダスティ」など甘口低アルコールワインがおすすめで、ビールに近い感覚で楽しめます。お酒に強くない人にもぴったりです。

ロゼワインで赤白の中間を体験

ロゼワインは赤の渋みと白の酸味の中間的な味わいで、苦手な方が試しやすい万能なワインです。プロヴァンスやスペインの華やかなロゼワインは、食事との相性も抜群でおしゃれなシーンにも合います。

スパークリングワインの爽快感で慣らす

炭酸の爽快感で飲みやすさ抜群なのがスパークリングワインです。シャンパーニュやプロセッコ、カヴァなどの炭酸系ワインから始めれば、ワインの新しい魅力に気づけます。乾杯シーンの華やかな雰囲気も楽しめます。

サングリアやホットワインなどアレンジで楽しむ

フルーツやシナモンを加えたサングリアは、カクテル感覚でワインを楽しめる入門編。冬はホットワインで体を温めながらワインに親しめます。スペイン発祥のサングリアは、ワインの渋みや酸味を和らげる魔法のレシピです。

ワインが苦手な人におすすめの銘柄15選

シャトーディケム(ソーテルヌ・甘口の最高峰)

フランスのソーテルヌ地方で生まれた貴腐ワインの最高峰です。はちみつのような甘みで、苦手な方も虜になる豊かなコク。デザートとの相性も抜群で、特別な日にぴったりの一本です。

ヨセフィーネ・モーゼル・リースリング(フルーティーな白)

ドイツの白ワインの代表格で、フルーティーで甘みがあり初心者に最適なワインです。リンゴや桃のような香りで、酸味も穏やか。日本人の味覚にもよく合うおすすめ銘柄です。

ボージョレ・ヌーボー(軽やかな赤)

タンニンが穏やかなフランスの赤ワインです。渋みが少なく赤ワイン入門におすすめで、毎年11月の第3木曜日に解禁される新酒として親しまれています。フルーティーで飲みやすい味わいが魅力です。

プロヴァンス・ロゼ(華やかなロゼ)

フランスプロヴァンスの優雅なロゼワインです。食前酒や料理との相性も抜群で、苦手な方の入門にぴったり。淡いピンク色とさっぱりした味わいが、おしゃれなシーンを演出してくれます。

モスカート・ダスティ(甘口スパークリング)

イタリア・ピエモンテの低アルコール(5度)スパークリングで、苦手な方の入門として人気No.1です。ぶどうそのものの甘みと爽やかな炭酸が、ジュースのような感覚で楽しめます。

日本ワイン・甲州(飲みやすい白)

日本の固有品種「甲州」を使った白ワインで、和食との相性が良く繊細な味わいが特徴です。日本人の食事に合わせやすい優しいワインで、家飲みの一杯にぴったりです。

マスカット・ベーリーA(日本の赤)

日本固有品種で、フルーツのような甘みのある赤ワインです。渋みが控えめで飲みやすく、日本ワインの代表格として近年世界でも評価されています。和食との合わせも◎です。

白ジンファンデル(カリフォルニア・甘口ロゼ)

アメリカの代表的な甘口ロゼワインで、イチゴやリンゴのような爽やかな甘みが特徴です。ワインが苦手な方にも親しみやすい味わいで、季節を問わず楽しめる万能ロゼです。

ピンクシャンパン・ロゼスパークリング

華やかでパーティーシーンにぴったりのロゼスパークリングです。苦手な方も「これは美味しい」と感じる甘さと泡の絶妙なバランスで、ギフトにも最適な一本です。

シャブリ(フランス・白)

フランス・ブルゴーニュ北部のシャブリは、キリッと辛口ですが酸味が爽やかで飲みやすい白ワインです。シーフードとの相性が抜群で、上品な辛口を試したい初心者におすすめ。

ピノ・ノワール(赤の入門)

タンニンが穏やかでチェリーのようなフルーツ感が楽しめる赤ワインです。ブルゴーニュやニューワールドのピノ・ノワールは赤ワインの入門として最適で、苦手な方も飲みやすい銘柄です。

シラー・グルナッシュブレンド

スパイシーですが甘みもあり、肉料理との合わせやすさが抜群のブレンドワインです。フランス南部やオーストラリアの銘柄が有名で、コクのある料理と一緒に楽しむのがおすすめ。

ヴィオニエ(白・トロピカル系)

桃やアプリコットのような甘い香りで、苦手な方も飲みやすい白ワインです。フランス・ローヌ地方の代表品種で、芳醇な香りと豊かな味わいが楽しめます。

ガメイ(ボージョレの赤)

軽やかでフルーティー、ジュース感覚で楽しめる赤ワインです。フランス・ボージョレ地方の代表品種で、若々しいフレッシュさが魅力。冷やして飲むのもおすすめです。

ナチュラルスイートワイン(イタリア甘口)

食後酒としてスイーツとの相性抜群のイタリアの甘口ワインです。レチョートやヴィン・サントなどがあり、デザート感覚で楽しめる優雅な一杯となります。

銘柄 種類 度数 甘さ おすすめシーン
モスカート・ダスティ スパークリング 5度 甘口 食前
ボージョレ・ヌーボー 12度 中口 食事
プロヴァンス・ロゼ ロゼ 12度 中口 食事
甲州 12度 辛口 和食
シャトーディケム 白甘口 13度 甘口 デザート

ワインが苦手と感じる誤解とよくある勘違い

「ワインは高級なお酒」は誤解

ワインが敬遠される最大の理由のひとつが「高級なお酒」というイメージですが、もっとも飲まれているワインは1,000〜3,000円の範囲で、焼酎や日本酒と変わらないリーズナブルな価格帯が主流です。

レストランは2〜3倍の価格設定なので、家飲みなら驚くほど手頃に楽しめます。

リーズナブルなワインの選び方

レストランで10,000円で提供されているワインも、現地で2,000円ということは珍しくありません。知識さえあれば、無理に高く設定してあるワインを選ぶ必要性はなく、自分の好みと予算に合わせて選べばよいのです。

「ワインはオシャレな場面だけ」は誤解

ワインのオシャレなイメージ

「ワインはオシャレなお酒」というイメージが払拭できない方も多いですが、諸外国では日常的に飲まれているお酒です。映画やテレビ、雑誌などのメディアの演出が「おしゃれ」イメージを作っているだけで、実際は気負いなく楽しめる日常のお酒です。

「ワイングラスでなければNG」は誤解

ワイングラスでワインを楽しむ

山梨県では湯のみでワインを飲む文化もあるなど、ワインは特定のグラスでなければNGというわけではありません。ワイングラスは香りを広げるための機能的な形状ですが、自宅では好きなグラスで楽しんでOK。気軽に試すことが大切です。

「知識がないと飲めない」は誤解

ワインのソムリエに相談

ソムリエは「ワインを売るエキスパート」として案内役になってくれる存在です。詳しくないから飲んではいけないという話は完全な誤解で、分からないことは何でも聞いて利用すべきです。中途半端な知識でプライドを守るより、ソムリエにガンガン聞く方が逆に詳しくなれます。

ワインに関する科学的な誤解

赤ワインで頭痛が起きる原因

赤ワインで頭痛になる原因

赤ワインで頭痛が起きるトラウマからワインを飲めなくなった方もいます。少し科学的な話ですが、赤ワインのマロラクティック発酵で乳酸菌がチラミンを生成し、それが頭痛を引き起こす可能性があると言われていました。ただし現在は多くのワイナリーで頭痛を起こしにくい菌株が使われており、現代の赤ワインで頭痛を起こすことは少なくなっています。

ワインの腐敗・劣化への誤解

ワインの保存方法

「ワインは早く飲まないと腐る」というイメージは誤解です。ワインはブドウ由来の抗酸化作用のフェノール類が豊富で、有機酸も大量に含まれているため、醸造酒のなかではむしろトップレベルの耐久性があります。50年もの・100年もののワインも存在するほどで、適切な保管なら長期保存可能です。

オーガニックワインが必ずしも安全ではない理由

オーガニックワインの誤解

「オーガニックワインじゃないとダメ」という勘違いも多いですが、亜硫酸塩はワインの安全を守る役割があり、製造工程で発生するオフフレーバーをマスキングする働きがあります。遊離亜硫酸は瓶内に入った後、半年ほどで消失。逆にオーガニックワインと謳ってバクテリアが入り込んでいるワインもあるため、どちらが良いかという議論は意味がないのです。

ワインで悪酔いを防ぐ飲み方

ワインで悪酔いを防ぐ

飲む前に水を飲む

ワインを飲む前にコップ1杯の水を飲むことで、脱水症状を防ぎアルコール代謝をサポートできます。和らぎ水(チェイサー)として飲みながら楽しむのも有効で、悪酔い防止に役立ちます。

適量を守る

ワインの適量はグラス2杯程度が目安です。飲み過ぎ注意で、適量を守ることが翌日の体調を守るポイント。ワインはエタノールだけではなく、フェネチルアルコールやフェノール系のアルコールなど数種類の成分が含まれているため、肝臓で処理しきれないことが指摘されています。

おつまみと一緒に楽しむ

チーズ・ナッツ・フルーツなどのおつまみで胃を保護しながら飲むのが基本です。料理との合わせでゆっくり消費することで、悪酔いを防ぎながらワインの楽しみを倍増させられます。

ゆっくり時間をかけて飲む

ワインのスワリングでゆっくり楽しむ

早飲みは肝臓への負担が大きく、悪酔いの原因となります。ワインは香りや味わいを楽しみながらゆっくり時間をかけて飲むのが正解。スワリングして香りを楽しむ時間も、自然と飲むペースを落としてくれる効果があります。

ワインを楽しむシーン別の選び方

家飲み・宅飲み

家飲み・宅飲みではリーズナブルなテーブルワインから始めるのがおすすめです。1,000〜2,000円の飲みやすい銘柄を購入して、毎日の食事と一緒に楽しむと、ワインへの親しみが増していきます。

レストラン

レストランではソムリエに「苦手なので飲みやすいもので」と相談するのがコツです。予算と好みを伝えると最適な1本を選んでくれるので、安心してワインを楽しめます。

パーティー

パーティーでは複数本用意して飲み比べを楽しむのがおすすめ。苦手な人も好きな1本に出会える可能性がアップし、ワインの世界の広さを体感できます。

料理に合わせる

料理に合わせてワインを選ぶのも楽しみのひとつ。チーズとの相性、肉料理との相性、魚料理には白ワイン、スイーツには甘口など、組み合わせの妙を発見していくと、ワインがもっと好きになれます。

ワインが苦手な人によくある質問

ワインは健康に良い?

適量のワインなら抗酸化作用や血流改善効果が期待できると言われています。ただし飲み過ぎは健康に悪影響を与えるため、適量が重要です。1日グラス1〜2杯程度が目安となります。

飲めるようになるコツは?

ワインを飲めるようになるコツは、甘口から始めて徐々に辛口にトライしていくこと。苦手な要素(渋み・酸味)の弱い銘柄を選び、自分の好みを少しずつ広げていくのが上達への近道です。

苦手でもプレゼントは選べる?

シャンパンや甘口ワインは万人受けするギフトとして選びやすい商品です。名入れラベルなど特別感のある商品もおすすめで、贈る相手のライフスタイルに合わせて選ぶと喜ばれます。

ワインを高く売るならストックラボへ

ストックラボでは飲みきれない高級ワインやコレクションワインの買取を強化しており、ロマネ・コンティやボルドー5大シャトーなどの希少銘柄は特に高額査定の対象となります。

ワインの買取査定では、未開封であること・10〜15℃の冷暗所で横置き保管されていたこと・ラベルが美品状態であること・木箱や化粧箱付きが高額査定の条件となります。

DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)やドメーヌ・ルロワなどブルゴーニュの希少銘柄、シャトー・ラフィット・ロートシルトやシャトー・マルゴーなどボルドー5大シャトー、ドン・ペリニヨンやサロンなどシャンパーニュの高級銘柄は買取市場で常に高い需要があります。

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