1.オーバーチュアとは?

人気度では双璧の2本

フランスの貴族とカリフォルニアワインの父が手を携えて誕生したオーパスワン。すべてが手作業のブドウ栽培と綿密な醸造法には定評があります。知名度抜群のオーパスワンのワイナリーが、2010年から生産しているオーバーチュア、その味とは?

オーバーチュアの特徴

オーバーチュアは、フランス原産の5種のブドウをブレンドして生産されます。同一種のブドウも異なるクリュから栽培されたものを使用し、より品質を高めています。

ファーストブランドのオーパスワンに比べると、若々しい味わいが特徴といわれています。

オーバーチュアの味わい

熟成を待たず、今すぐにでもおいしく飲めるのが特徴のオーバーチュア。ファーストラインのオーパスワン同様、ベリーやカシスの芳香がシルキーに香ります。

ふくよかさとしなやかさ双方を堪能できること、なによりも入手が困難という実情を考えると、ぜひ特別な日に栓を抜きたい赤ワインです。

名前の意味は?

「オーバーチュア」とは、「序曲」の意味です。ワイナリーの名前ともなっている高名なワイン「オーパスワン」が「作品第一番」であることから、それに続くワインとして詩的に「オーバーチュア」と命名されました。

ワイナリーの創始者であるフィリップ・ド・ロートシルト男爵は、「ワインとは交響曲のようなものだ。一杯のグラスワインは、メロディのようなもの」という意味から「オーパスワン」と名づけたと伝えられています。ワインも芸術たれ、という創始者の思いはセカンドワインにも反映されているのです。

2.相場高騰中!オーバーチュアの種類とは

毎年生産されない!?NVとは

「NV」とは、「ノン・ヴィンテージ」のことです。通常、ワインはその年に収穫されたブドウを原材料にして生産されます。

一方、ノン・ヴィンテージのワインは異なる年のブドウをを使用して生産されるためヴィンテージが存在しません。品質の安定を図るための工夫ですが、オーバーチュアはまさにこのタイプのワインなのです。

毎年生産されるわけではないオーバーチュア、こんな理由からも高騰の理由がわかります。

生産ロットごとに違う味わい

オーバーチュアは、生産されるたびに5品種のブドウの配合を変えてブレンドしているのが特徴。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、マルベックという5種のボルドー種が、毎回違うブレンドで長期熟成されるのです。ロットごとに変わる味わいは、ワインファンにはたまらないといったところでしょうか。

3.オーバーチュアの買取相場

査定する鑑定士

毎年の生産が保証されておらず、なおかつ少量生産というオーバーチュア。しかも、小売りはされておらず、ワイナリーを実際に訪れて購入するか公式ホームページ上で注文する以外に入手方法がありません。入手の条件がかくも厳しいオーバーチュア、当然買取価格も高額になります。

オーバーチュアの買取相場について

オーバーチュアを公式サイトで購入しようとすると、一本の価格は150ドルほど。レートにもよりますが、日本円にすると1万6千円強です。しかし、欲しくてもなかなか買うことができないという条件はオーパスワンと同様です。

現在のところ、オーバーチュアの買取価格は1万円前後が相場。ただし、保存状況やワインの相場の変動にも左右されます。

ここでは、酒買取専門のストックラボのプロ鑑定士による買取相場をご紹介します。

【オーバーチュア買取相場】

  • ●オーバーチュア
    13,000円前後

(※2018年2月現在)

オーバーチュアの最高価格

現在、さまざまな販売サイトで扱われているオーバーチュアは、2010年~2013年、2015年に生産された商品です。

もっとも高額なのは、2013年に生産されたもので211ドル(23000円弱)。2016年と2017年は生産されていませんから、今後も値上がりする可能性大です。

4.オーバーチュアの買取価格が高額になる理由

高額の理由を掲げる女性

カリフォルニアワイナリーの名門オーパスワンの商品とはいえ、セカンドワインがなぜこれほど高額になるのでしょうか。

理由はさまざまあります。ファーストブランドのオーパスワンよりも少ない生産量、限られた販路などなど。入手困難必須となれば、さらに欲しくなるのが人間の常。そして、オーバーチュアには著名なファンがたくさんいることでも知られています。

多くのセレブに愛されるワイン

カリフォルニアワインの雄オーパスワンの影に隠れているオーバーチュアですが、ワイン通にはオーバーチュアのファンが非常に多いことでも有名。

日本の野球界からはソフトバンクの工藤公康監督、ソフトバンクのオーナー孫正義氏、読売ジャイアンツの村田修一選手がオーバーチュアのファンとして知られています。芸能界では、YOSHIKIさんや田村淳さんなど。

評価が高い

ひっそりと生産が始まったオーバーチュアですが、話題性は抜群、その登場はワイン関係の紙面を大々的に飾りました。

セカンドラインとは思えないほどの高評価で、ワイン通たちのあいだでも「ナパヴァリーのもっとも美味のワインベスト25」の11位に堂々のランクイン。歴史の浅さをものともしない健闘を見せています。

また、オーパスワンの2013年のヴィンテージは当たり年といわれ、ジェームス・サックリングが100点をつけています。その際、大いにオーバーチュアを喧伝していたのは記憶に新しいところ。

生産量が少ない

生産年は不定、生産量も不定、というのがオーバーチュアの魅力をさらにかき立てていることはまちがいありません。製造方法はオーパスワンに準じる綿密さで評判のオーバーチュア、その生産数は年間生産数30万本のオーパスワンよりさらに少なく、そして毎年の生産が保証されていないワインなのです。

その生産高の低さゆえ、公式サイトで購入を申し込んでも「お一人様6本まで」の文字が。

5.オーバーチュアの買取方法

ワイン通垂涎の的

オーバーチュアの買取方法とは?

数あるカリフォルニアのワイナリーの中でも、数々の神話に彩られたオーパスワン。そのセカンドワインであるオーバーチュアは、生産数の少なさと入手の難しさから話題沸騰&価格高騰の商品です。

2016年と2017年は生産が確認されておらず、ますます世界のワイン通から渇仰されそうなワイン、オーバーチュアを売りたいというかたは、ぜひストックラボにご連絡ください。お客様の納得がいく価格で買い取らせていただきます。

まとめ

セカンドワインとしては例外的な人気のオーバーチュア。カリフォルニアワインの最高峰として君臨するオーパスワンに負けずとも劣らない人気は今後も続きそうです。

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