1.DRCモンラッシェとは?
DRCモンラッシェの特徴と歴史
ロマネコンティ社が手掛ける唯一の白ワイン、DRCモンラッシェは、フランスのブルゴーニュ地方にあるピュリニーモンラッシェ村とシャサーニュモンラッシェ村にまたがる僅か7.7haほどのグラン・クリュの畑で栽培されています。
日当たりが良く、泥灰土や石灰分が多い土壌では、良質なシャルドネが作られているのです。
DRCについて知ろう
DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)は、ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村にある世界最高級のワインを製造するシャトー。
1869年にドメーヌの現当主オベール・ド・ヴィレーヌの家系がロマネ・コンティを手に入れた事が始まりです。ロマネ・コンティや、ラ・ターシュなどを複数製造している名門です。
DRCモンラッシェの味わい
淡く澄んだゴールドの色をしたモンラッシェは、口に含むと鼻孔をくすぐる豊かな香りと、芳醇で凝縮感のある濃密な味わいは、一度飲んだら誰もが虜になる格別さ。
モンラッシェの特徴でもある適度な酸味とミネラルも感じられます。スッキリした後味と余韻が楽しめる濃厚な香りも見事です。
最高級白ワイン「モンラッシェ」の逸話
ブルゴーニュ地方のモンラッシェは、白ワイン界において世界最高峰ワインとして認められています。
「巌窟王」や「三銃士」などで有名な文豪、アレクサンドル・デュマは「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」と賛辞しているのです。
2.DRCモンラッシェの相場高騰中の年代は?
1位:傑出した味わい!「2005年」
コート・ド・ボーヌ地区に畑を持つDRCモンラッシェにとって2005年は当たり年であり、偉大なヴィンテージと言われています。
淡いゴールドの色味、そして芳醇なフルーツの香りは優雅に広がり、まさに傑出した味わい。希少性の高いモンラッシェの中でも、高い出来栄えのこの1本が1番人気となっています。
2位:リッチな芳醇さを味わえる「1999年」
1999年のモンラッシェは、パーカーポイント93点を獲得。評論家の中でも高評価だったことがわかる点数です。
味わいは、かなり甘めではあるものの、芳醇さとブドウの凝縮感で、とてもリッチな仕上がりに。オークの芳香とハチミツ香がたまらないとファンに人気の逸品です。
3位:熟成された味わいを堪能できる「2009年」
2009年のモンラッシェは、とても良く育ったシャルドネで作られたヴィンテージ。澄んだゴールドが美しく、甘さとフルーツの柔らかな味わいと、濃厚でしっかりとした仕上がりです。
年月を置いて熟成されることによって、様々な変化を楽しませてくれます。
4位:これから飲み頃とされる「2006年」
2006年に製造されたモンラッシェの製造本数は、3330本です。ちょうど飲み頃を迎えるヴィンテージで、モンラッシェが白ワインの王様と呼ばれる所以を味わうためにベストなタイミングに。
酸味と甘さ、さらに奥行きのある味わいを存分に味わうことができます。
5位:高いクオリティ!「2008年」
2008年も非常に良質なシャルドネが収穫され、クオリティの高いヴィンテージの生産に成功しました。
モンラッシェの特徴でもある、ハチミツの甘さやナッツの香ばしさ、上品で深みのある味わいは、多くのファンやワイン評論家の舌を満足させたのです。
3.他にもある高く売れるDRCモンラッシェの種類
DRCモンラッシェの当たり年
DRCモンラッシェの当たり年は、2009年、2008年、2007年、2005年、2004年、2002年と言われています。
天候に恵まれ、良質なシャルドネが収穫されました。出来が良いため、高値で流通しているのだとか。
ヴィンテージはロマネコンティより高い?
DRCモンラッシェは、ロマネコンティに次ぐランクのワインですが、ヴィンテージによって、その価値はロマネコンティを超えるものも。
例えば2011年ヴィンテージのモンラッシェは、70万円以上で取引されることもあります。ロマネコンティよりも製造本数が少ないため、稀少価値の高さも影響しているのです。
”モンラッシェ”は一種類じゃない?
ピュリニー・モンラッシェ村で生産されたシャルドネから生まれますが、この村にはいくつもの畑があり、数種類のワインが製造されています。
最高峰のDRCモンラッシェが生産されるモンラッシェ以外に、ヴィアンビニュ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、サシャーニュ・モンラッシェ、クリオ・バタール・モンラッシェなどがあり、それぞれ異なる標高と土壌で栽培されたブドウから、それぞれのモンラッシェという名のワインが作られています。
4.DRCモンラッシェの買取相場
DRCモンラッシェの買取相場について
DRCモンラッシェは、当たり年と呼ばれるヴィンテージの場合、かなりの高額で取引されているものもあります。
多数の実績を持つ買取専門のストックラボの鑑定士が教える、DRCモンラッシェの買取相場をご紹介します。
【DRCモンラッシェ買取相場】
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●2005年~650,000円前後
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●1999年~550,000円前後
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●2009年~500,000円前後
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●2006年~500,000円前後
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●2008年~500,000円前後
(※2020年11月現在)
DRCモンラッシェの最高価格
世界最大のワイン検索サイト「ワイン・サーチャー」によると、2017年のブルゴーニュで最も高価な白ワインに、モンラッシェが選ばれました。
1位がドメーヌ・ルフレーヴ・モンラッシェで約6700ドル、2位でDRCモンラッシェの5300ドルです。
5.DRCモンラッシェの買取価格が高額になる理由
生産数が少なく希少価値が高い
モンラッシェの畑はわずか7.7haの広さで、生産量は年間約2700本程度。
生産数が少ないロマネコンティの1/2~1/3ほどの生産数しかないため、非常に稀少価値が高くなっています。そして、市場でもあまり目にすることがでいないため、手に入れることが困難なワインとなっているのです。
伝統を守るこだわりの生産方法
モンラッシェでは、収穫したシャルドネを丁寧に選別し、収穫年の状態に合わせて除梗が行われています。発酵温度は32~33度で、必ずトロンセ産の新樽で長期発酵がされます。
澱引きや濾過を最小限に抑え、作り手のこだわりが溢れたDRCのワインは「飲み手の魂を吸い取る」と称されるほどです。
”世界最高峰の白ワイン”と評されている
世界の中で最も影響力のあるワイン評論家のロバート・パーカー氏もモンラッシェについてこう評価しています。
「この世に存在する、この畑から造られるワインの中でもっとも凝縮感があり、ハチミツをかけたかのようなお手本のワイン。常に極端なまでに熟したブドウから造られている。ヴィンテージによってはすぐ酸化してしまう傾向もあるが、DRCが最上のときには、フランスでもっとも凝縮感があり、気絶するほどすばらしい辛口白ワインが生まれる」
DRCモンラッシェは、ワイン愛好家たちへ多大な影響を与えるロバート・パーカー氏のこの評価にも”認められた”白ワインなのです。
6.DRCモンラッシェの買取方法
DRCモンラッシェを売る時に利用できる買取サービス
モンラッシェの買取に興味があるのなら、ストックラボの買取サービスを利用してみてはいかがでしょうか。忙しくてお店に行く時間がなくても、郵送など、ご都合に合わせて利用できます。
下記に買取方法について詳しく記載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
7.DRCモンラッシェを売る前に!買取業者比較
DRCモンラッシェは先述したように、世界最高峰の白ワイン。そこまで価値のあるものだからこそ、なるべく高額で売りたいものです。そこで大切なのが、どんな業者に売却するか、ということ。
お酒買取の専門業者であるストックラボが、どんなポイントで買取業者を選ぶべきかご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくさだい。
まとめ
世界最高峰の白ワイン、DRCモンラッシェは、高い価格で取引されるニーズの高い”最高峰のワイン”です。飲まずに保管しているのであれば、ぜひ買取サービスを利用してみましょう。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。