1.芋焼酎「魔王」とは?
お酒好きの方ならば、一度はその名を耳にしたことがあると思われるほど有名な芋焼酎「魔王」。
まずは買取の話の前にこの焼酎についての基礎知識をおさらいしてみましょう。どんなお酒なのかを知っておくことは、後の買取時にきっと役に立ってくるはずです。
「魔王」はどんな特徴があるの?
鹿児島県錦江町の白玉醸造が造っている芋焼酎がこの魔王です。
アルコール度は一般的な25度ですが、一種怖さすらある独特なインパクトある名前と、名前からは想像できない味わいから人気に火が付き、今ではなかなか手に入らないプレミア焼酎として知られています。
芋焼酎のトップブランド3Mの一角
芋焼酎をお好きな方ならば3Mと聞けばピンとくるかもしれませんが、現在、日本では「森伊蔵」「村尾」「魔王」のプレミア焼酎の中でもトップをいくこの三銘柄のことを、そのイニシャルから3Mと総称しているのです。
その一角を占めるのがこの「魔王」となっており、このことだけでもどれだけの価値があるのかがうかがい知れます。
インパクトある名前「魔王」の由来
この魔王という焼酎は、一般的な焼酎が甕で熟成させているのに対し、樽を使用して熟成されます。
その熟成段階で蒸発によって失われる分を「天使の取り分」と呼ぶのですが、その天使すら誘惑し、魔界にお酒をもたらす悪魔にちなんで「魔王」と命名されました。
天使を誘惑するその味わい
樽で熟成された魔王は、芋焼酎とは思えないある種ウイスキーのような香りを放ち、その味は大吟醸の日本酒を思わせるほどフルーティーです。
これが本当に芋焼酎なのかと思うほどで、これなら天使が誘惑されてしまうのも仕方ないと納得してしまいます。
2.魔王の買取相場を知ろう
基礎知識を押さえたら、次は売りに出す際には最重要とも言える相場を押さえておきましょう。
魔王がいくらくらいで取引されているのかを知らないで売りに出してしまうともしかしたら損をしてしまうことがあるかもしれません。そういうことが無いようにチェックしておきましょう。
魔王の買取相場はどれくらい?
お酒買取専門業者であるストックラボでは、経験と知識を持ったプロの鑑定士が鑑定しています。そして、過去の取引実績や、市場調査の結果から魔王の買取価格の査定を導き出しているのです。ぜひ参考にしてみてください。
魔王 買取相場
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●魔王 1800ml~6,000円前後
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●魔王720ml~3,000円前後
(※2018年4月現在)
魔王はどれほど高額なのか
3Mの一角の「魔王」はプレミア焼酎で高額というイメージがあると思います。しかし、定価は実は一般的な焼酎とほぼ同程度で1.8Lで三千円くらいということはご存知でしたでしょうか。
一般的な値段であるにも関わらず、一時期は10倍の価格で取引されていたことがあるほど、魔王の価値は高い物となっています。
3.魔王が高額で買取される理由
魔王はどんなお酒で、いくらくらいで買取されているのかを押さえましたが、ではなぜ高額で買取されているのでしょうか。
その理由も押さえて、価値を正しく把握し、スムーズで気持ちのいい取引ができるように準備しておきましょう。
焼酎ブームで一気に人気に
2000年代に起きた焼酎ブーム。飲みやすい麦焼酎から始まり、独特のクセから敬遠されていた芋焼酎にまで広まるにつれ、この魔王にスポットが当たりました。
そして、名前の由来をなぞるかのように、飲んだ人を誘惑し虜にしていったのです。
ブームが去っても変わらぬ人気
日本酒を抜くほど飲まれるようになった焼酎ですが、徐々にそのブームは収まっていき、今では普通に飲んで楽しまれるようになりました。
そんな中でも、変わらぬ人気を保ち、生産量が多くないことも相まって今では入手困難のプレミア焼酎の代表格3Mとなっています。
定価で入手するのは至難の業?
こうなってくると、飲んでみたい、手に入れたい。定価で、今すぐに。と思うのが人情ですが、どうもそれは難しいかもしれません。
酒造元から定価で手に入れることはできます。しかし、半年は待つ覚悟が必要になってきます。定価で手に入れるには時間が、時間をかけないならばプレミア価格で。というのが魔王の現状といえそうです。
4.相場高騰中、魔王の2サイズ
魔王は、720mlと1800mlの2サイズのラインナップがあります。それぞれどんな特徴で、どのような評価なのか。また、どちらのサイズが人気になっているのか紹介いたします。
こちらも買取に出す際には知っておきたい情報になると思うので、ぜひチェックしておいてください。
1位:たっぷり一升瓶サイズの魔王
どちらかというと一升瓶サイズの魔王が人気となっています。魔王を手に入れたい方のほとんどはその味に魅了されているので、やはりたっぷりと楽しめる方がいいのでしょう。
また、化粧箱入りのものもあるので、その場合は箱も一緒に保存するようにしてください。買取に出すとなった場合には、保存状態、美品かどうか、付属品の有無などが査定に関わってきます。その為、できるだけ買った時と同じ状態が好ましくなってくるのです。
焼酎はデリケートなものではありませんが、直射日光なども避けるようにしてください。
2位:お手頃サイズの720mlの魔王
芋焼酎のサイズで比較的多いのは、900mlの四合瓶だと思いますが、魔王は720mlか1800mlかの2サイズとなっています。飲むにしても贈り物にするにしても丁度いいサイズかもしれません。
こちらも化粧箱入りのものもありますので、付属品や状態はできるだけ気にするようにしてください。
魔王のラベルは白地に「魔王」と書かれているものなので、汚れがついてしまうとかなり目立ってしまいますので、注意が必要です。
5.「魔王」の買取方法は?「魔王」の買取方法は?
魔王を売りに出す際に利用できる買取サービス
プレミア焼酎の3Mの一つとしても有名な魔王は、大変高額で貴重なものです。どんな方法で売るのか、どこで売るのがいいのかなど悩んだり迷ったりする方は少なくないと思います。
ストックラボではプロ鑑定士がしっかりと査定する買取サービスをご用意しているので、売りに出す際にはぜひ一度利用してみて参考にしてみてはいかがでしょうか。
6.魔王を売る前に!買取業者比較
最後にご紹介するのは、買取業者の比較についてです。どんな買取業者に出しても同じではない、まずはそのセオリーを知ることから。
そしてさらには、どんなポイントで業者選びをすべきなのかを知っておきましょう。
まとめ
今回は、魔王を売りに出す際に知っておきたい知識や情報、相場などをまとめてご紹介しました。気持ちよくスムーズに納得がいく取引のお役にたてていただければと思います。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。