スプリングバンク TEN10年が高額になる理由
シングルモルト愛好家からも高評価
2017年にラベルがリニューアルし、中身が格段にグレードアップしたと国内外で話題になりました。イギリスでは購入制限が起こったほどの人気を集めました。
スプリングバンクらしい塩味のインパクトはそのままに、フルーティーで華やかな風味や深みのある落ち着いた熟成感が感じられる評価の高い仕上がりになっています。
独特な「塩辛さ」に魅了される!?
スプリングバンク蒸留所がある港町という熟成環境の味わいと呼ばれるピリッと辛みを感じるような塩味が特徴的です。
そして、時間が経つにつれて広がる麦芽の香りやピート臭、梨のようなフルーティな香りやバニラ、シナモンなど複雑で味わい深い風味が次々と登場します。
”モルトの香水”と称されている
スプリングバンク蒸留所の基幹商品になっているスプリングバンク10年は、モルトの香水と呼ばれるほど香り高いモルトです。
ヘビーピーテッドと樽による強いウッディ感、そして梨やバニラの甘く芳醇な香りが、モルトの香水と呼ばれるほどの印象的な香りを焼き付けます。
スプリングバンク TEN10年を高く売るには
「スプリングバンク」の価値や相場を知ろう
スプリングバンクを高く売るには、その価値や相場を事前に確認しておくことが不可欠です。
プロが教える、売る前に確認したいポイントをご紹介しているので、事前にしっかりチェックしておくことがスムーズな取引の第一歩になります。
スプリングバンクTEN10年を売る前に買取業者の比較
スプリングバンクを売りたいと考えているのであれば、まずは買取業者を選ぶことから始めましょう。
大切なことは、信頼できる業者選びができるかどうかです。選ぶときに確認したいポイントをご紹介していますので、参考にしてみてください。
買取に出す前に確認すべきことは?
お手元のスプリングバンクを売る前に、状態を確認してみましょう。高値で買取されるためには、保存状態や付属品などが価格に影響します。ラベルや箱に埃がかぶっていたら、乾いた布で拭いておきましょう。
すぐに売るつもりはないという場合、お酒は光や温度変化に弱いので、冷暗所の静かな場所で保存することが必要です。
スプリングバンク TEN10年について知る
スプリングバンク TEN10年とは?
スコットランドの南西部にあるキャンベルタウン醸造所。モルトの生成からボトリングまで一貫して行っており、原酒を2回半蒸留したスプリングバンクTEN10年は基幹商品の一つです。
塩水のような塩辛さやピートの強い香りに、爽やかな果実感やカラメルなどの深みが複雑で繊細な味わいを表現します。
スプリングバンク TEN10年の入手方法
酒店やインターネットで購入することができますが、旧ラベルや古い年数のものになるとあまり市場では手に入りにくくなっています。
例えば、スプリングバンク10年の100プルーフ(57度)など、終売されたボトルはプレミアム価格で取引されている商品です。
スプリングバンク TEN10年に定価はあるか?
700mlで4600円ほどからですが、ヴィンテージやデザイン、入荷本数などによって価格は変動しますが、インターネットショッピングでは、1万円前後で入手が可能なようです。
ウイスキー好きの方へのちょっとしたプレゼントとしても喜ばれます。
スプリングバンク TEN10年の買取相場
スプリングバンク TEN10年の売却を考えている場合、それがどんな金額で買取をされているのかを把握しておくのも大切なことです。
下記に酒買取の専門店であるストックラボの鑑定士が導き出した買取相場をご紹介します。参考に、ぜひチェックしておきましょう。
スプリングバンク TEN10年買取相場
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~2,000円前後
(※2018年3月現在)
他にも知っておきたいスプリングバンク TEN10年のこと
逸話
北米への航路の拠点だったキャンベルタウンには、いくつもの蒸留所が乱立し、輸出で栄えたウイスキーの産地でした。そして品質を落とし価格競争を続けたり、アメリカで禁酒法が施行されたことで多くの蒸留所が閉鎖されます。
そんな中でもスプリングバンクは品質を落とすことなく生き残った唯一の醸造所です。
おすすめの飲み方
独特の塩辛さやピート臭の癖があるため、ウイスキー初心者には水割りやトワイスアップで飲む方法がおすすめです。
美味しい水割りは、グラスに氷をたっぷり入れてステアします。グラスが冷えて氷が溶けたら氷を足し、ウイスキー1:水2の割合で注ぎましょう。トワイスアップは、ウイスキーと常温の水を1:1で注ぎます。
まとめ
個性的なシングルモルト、スプリングバンクTEN10年。いくらで売れるか気になるのなら、まずは査定に出してみませんか。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。