「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」が高額なる理由
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、世界中に存在するワインの中でも、非常に希少価値が高く、高額取引されている。
このワインを飲んだことがある、という方は心の底から幸運の持ち主、そう言っても過言ではない。しかし、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」がなぜここまで高額になるだろうか。
ここでは、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」が高額になる理由を紹介していく。
平均樹齢45年、年間生産量が平均3樽の希少価値
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」が所有するのは、ジュヴレ・シャンベルタンのプルミエクリュ畑、グランクリュ畑。
僅かしか所有していないその畑の中でも、特にグリオット・シャンベルタンとシャペル・シャンベルタンというグランクリュの畑か作られるワインはモンラッシェなどより少ない、年間3樽というのだから驚きだ。
さらに、平均樹齢は45年を超えているなど、全てが貴重。まさに、奇跡のワインだ。
ロマネコンティを脅かす存在クロード・デュガ
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」が、話題になっているのは、やはりその生産量の少なさや、ロマネ・コンテぃを脅かす存在である、ということだろう。
全盛期の「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、あのロマネコンティを超えたと言われており、ついにロマネコンティ時代の終焉を告げるかの如く、このワインが世界中で話題となった。
当たり年となれば、比肩、いやそれ以上の味わいとなっているだろう。
エレガントな柔らかな味でファンを魅了
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、ボリューム重視といった味わいではなく、あくまでエレガントさが貫かれている。
ジュヴレ・シャンべルタンは力強い長期熟成型の赤ワインを造ることで知られているが、シャルム・シャンべルタンは、繊細で女性的なワインを生み出す畑で知られている。
丁寧に醸造、抽出を行っていることから、体にすっと馴染む、いやらしい部分が1ミリも無い最高峰の味わいに仕上がっているのだ。
こだわりの強さが生産量の少なさに
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」が高額になるのは、その味わい、名声もさることながら生産量の少なさだろう。
クローンを使っているため収穫量が少なく、さらに選果を徹底しておこなうため、最初から少ないブドウがさらに少ない状態になってしまう。
世界中の「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」ファンの数からしたら、明らかに需要と供給のバランスが崩れていることから、この価格になっているのだ。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」を高く売るには
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」の価格が高騰している理由がお分かりいただけたと思う。しかし、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」だからといって、どの業者に買取してもらっても高額査定になるわけではない。
やはり、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」を高く売るためには、それなりにコツが必要になってくる。ここでは、このワインを高く売るためのコツを紹介していこう。
クロード・デュガの価値や相場を知ろう
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」を高く売るためには、このワインを造っているクロード・デュガの市場価値をしっかりと把握しておく必要がある。
そもそも、レギュラー品も高い価格で取引されていなければ、レアアイテムも価格が跳ね上がらない。
幸い、市場では年々価格が高騰しており、今「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」はピークにあると言っていい。ぜひ、良いタイミングで売ってほしい。
売る前の買取業者比較
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」を買取する前に、必ず行ってほしいのが買取業者の比較だ。
酒専門買取業者に依頼するのは当然だが、公式ホームページを持っており、買取実績、ワイン買取に強い、情報が常に最新であるなど、チェックすべき項目は多い。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、驚くべき価格になるだけに、必ず買取を依頼する業者にはこだわってほしいところだ。
買取前に確認すべきことは?
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」を買取に出す前に、必ずチェックしてほしいのが開封状態だ。
ワインだからこそ、抜栓した後では売ることはできない。ただ、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」であれば、ボトル自体も価値があるので高く売れるだろうが、傷や汚れ、ラベル剥がれなど細かな部分にも最新の注意を払おう。
購入時、付属してきた小物などが残っていれば、尚良いだろう。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」について知る
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、ブルゴーニュ地方の幾多とある名門ワイナリーの中でも、取り分け高級ワインを生み出している、最高峰の生産者のワインだ。
ここで注目したいのが、高く売るために必要な市場の情報だ。市場をチェックしておくことが、このワインを高額査定してもらうコツ。ぜひ、チェックしてみてほしい。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」とは?
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、フランス ブルゴーニュ ジュヴレ=シャンベルタンに本拠地を置いている、クロード デュガの醸すワイン。
グラン・クリュ村であり、シャペル・シャンベルタンで造られた極上のピノ・ノワールが使用された希少価値の高い赤ワインで、年間3樽という驚くべき少なさの生産量しかない奇跡のワインともいわれている。
世界中にいる、ワイン愛好家垂涎の品となっている。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」の入手方法
一般的な、広域AOCのクロード・デュガであれば、ブルゴーニュのワインを取り扱うワインショップ、ネットショップなどで手に入れやすいが、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」となるとかなり難しい。
選ばれた人たちにしか渡されていないワインであり、これを揃えるネットショプやワインショップも、即時売り切れてしまう。
オークションでも売買されているが、本物か不明。手に入れにくさも、世界最高峰だ。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」に定価はあるか
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、その年によって価格が変動していくため、定価という意味ではそれをチェックするのは難しい。
しかし、2016年の「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」であれば、5万円前後でネットショップで販売されているので、この価格を基準として考えてもいいだろう。
当たり年のワインとなると価格は高騰するが、今はこの当たりの価格が妥当となっている。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」の買取相場
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、今ワイン買取業者が喉から手が出るほどに欲しい、そんなアイテムのひとつだ。
価格はまだまだ高騰中だが、買取市場でもまだまだ良い価格で査定されるので注目したい。
酒買取の専門業者であるストックラボの鑑定士が導き出した買取相場は、~35,000円前後(2018年5月現在)となっている。
これからも上がる可能性はあるため、常に市場価格はチェックしておこう。
他にも知っておきたい「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」のこと
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」について、さまざまな角度から紹介をしてきた。しかし、この「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」。まだまだ知ってきたい、さまざまなエピソードが存在する。
高価買取査定にするためには、やはりストーリーなどを知り、その上で大切に保管しなければいけない。最後に、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」についてもっと知れる情報を紹介していこう。
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」の逸話
「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、古い歴史を持った名門ワイナリーだ。
ワイン愛好家の中には、知らぬ者はいない、というほどの有名生産者であり、ジュヴレシャンべルタンの筆頭として、今後も活躍し続けるはずだ。
ここでは、そんな「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」の逸話を二つ紹介していこう。
ロマネコンティより狭い畑!
ロマネコンティが造られている畑は、わずか1.8ha。
しかし、「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」が所有するグラン・クリュ畑は3つ合わせて僅か0.7haほど。
さらに、厳選したブドウしか使わないのだから、希少価値が上がるのだ。
「グリオット・シャンベルタン」の実力
クロード・デュガが手掛けるワインは、全て注目され、市場から即座に消える。
特に、「グリオット・シャンベルタン」に関しては、あのパーカーポイントで数少ないブルゴーニュ地方の100点満点を得た、伝説のワインとなっているのだ。
このエピソードも、人気に拍車をかけている。
まとめ
ここでは「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」の魅力、特徴、買取相場などを紹介してきた。「クロード・デュガ シャルムシャンベルタン」は、これからも価格が上がる注目銘柄だろう。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。