そもそも富士山麓ウイスキーとはどんなお酒?
富士山麓は、キリンビールが静岡県御殿場市の富士御殿場蒸溜所で製造してきたジャパニーズウイスキーのブランドです。富士山の伏流水を仕込み水に使い、モルトとグレーンの両方を自社で造れる蒸溜所の強みを生かしてブレンドされていました。
このブランドを特徴づけていたのは、「樽から出したままの濃さを、手の届く価格で」という設計思想です。通常のウイスキーは加水して度数を40%前後に調整して出荷しますが、富士山麓 樽熟原酒50°はあえてアルコール度数50%のまま瓶詰めされていました。それでいて実勢価格は1,500円前後。この組み合わせが、コストパフォーマンスを重視する層に強く支持されました。
富士山麓ウイスキーの歴史
富士山麓ブランドの誕生は2005年9月です。「キリンの顔になる次世代のウイスキーをつくる」というテーマのもと、「樽熟50°」(600ml)と「シングルモルト18年」(700ml)が同時にデビューしました。
エントリーからハイエンドまでを一気に揃えるという、思い切った立ち上げでした。樽熟50°が約900円、シングルモルト18年が約15,000円。同じブランド名で15倍以上の価格差を持たせる構成は、当時としても珍しいものです。
その後の歩みは次の通りです。
- 2015年5月:シングルモルト18年が終売
- 2016年3月:樽熟50°(600ml)が終売し、中身と容量を見直した「樽熟原酒50°」(700ml)へフルリニューアル
- 2017年4月:上位商品「シグニチャーブレンド」が登場(2018年8月から全国発売)
- 2019年3月:樽熟原酒50°が終売。ブランドの主力が姿を消す
2019年以降、富士山麓を名乗る現行品はシグニチャーブレンドの1種類だけとなりました。なお蒸溜所の主力ブランドはその後「富士(FUJI)」シリーズへ移行しており、2020年に「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」、2023年5月には「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」(700ml・46%・税込6,600円)が発売されています。
富士山麓ウイスキーの味は?
富士山麓の味わいは、樽由来の甘やかさと、度数の高さに由来する厚みのある飲み口が軸になっています。
樽熟原酒50°は、アルコール度数50%という設計がそのまま個性になっていました。ストレートで口に含むと最初に来るのは強いアルコール感ですが、そこを抜けるとバニラやカラメルを思わせる甘い香り、そして樽の香ばしさが広がります。
この銘柄の本領が出るのは、実は加水したときです。ロックにする、あるいは少量の水を落とす。それだけで閉じていた甘い香りが一気に開きます。50%という度数は「割って飲むための余力」として設計されていたわけで、ハイボールにしても味が薄まらない強さが支持された理由でした。
一方のシグニチャーブレンドは、同じ50%ながらより整った味わいです。長期熟成のモルト原酒とグレーン原酒を組み合わせており、果実を思わせる華やかさと、樽熟成らしい深いコクが両立しています。樽熟原酒50°が「力で押すタイプ」なら、シグニチャーブレンドは「バランスで魅せるタイプ」といえます。
富士山麓ウイスキーの種類ごとの定価一覧
富士山麓シリーズは、現行品1種類・終売品3種類という構成です。終売品には「現在の定価」が存在しないため、ここでは発売当時の価格と現在の市場相場を並べて整理します。
まず全体像を確認しましょう。
最終更新日:2026年9月28日
| 銘柄 | 容量 | 発売〜終売 | 定価 | 現在の相場の目安 |
| 富士山麓 シグニチャーブレンド | 700ml | 2017年4月〜 現行品 |
6,292円(税込) ※税別5,720円 |
5,500〜6,500円 |
| 富士山麓 樽熟原酒50° | 700ml | 2016年3月〜 2019年3月終売 |
約1,500円 ※オープン価格 |
5,000〜8,000円 |
| 富士山麓 樽熟50°(旧ボトル) | 600ml | 2005年9月〜 2016年3月終売 |
約900円 | 4,000〜6,000円 |
| 富士山麓 シングルモルト18年 | 700ml | 2005年9月〜 2015年5月終売 |
約15,000円 | 50,000円以上 |
※シグニチャーブレンドの定価は2024年9月1日納品分からの改定後価格です(税別5,000円→5,720円、約14%の値上げ)。樽熟50°系はオープン価格のため、定価欄は発売当時の実勢価格を記載しています。相場はECサイト・オークションの成約価格を参考にした目安で、箱の有無や状態により変動します。
この表で注目していただきたいのは、終売品がいずれも定価の3倍以上に跳ね上がっているという点です。とりわけ樽熟原酒50°は、1,500円前後だったものが5,000円から8,000円。倍率では3.3倍〜5.3倍で、シリーズ中もっとも激しい値動きを見せています。
また、シグニチャーブレンドの定価について「5,500円」と紹介している情報が多く見られますが、これは2024年8月までの旧価格です。現在は税込6,292円ですので、購入時にはご注意ください。
富士山麓 樽熟原酒50°
富士山麓シリーズを象徴していたのが、この樽熟原酒50°です。700ml、アルコール度数50%。発売当時の実勢価格は1,500円前後で、オープン価格のため店舗によっては1,300円台で並ぶこともありました。
この価格で度数50%の原酒に近い味わいが楽しめたため、「コスパ最強」「ハイボールにして最高」と評判を集めました。加水して飲むことを前提にした設計で、樽由来の甘い香りがしっかり立ち上がる一本です。
ところが2019年3月をもって終売。原酒の安定供給が難しくなったことが理由です。
終売後の値動きは急でした。2026年9月現在の市場相場は5,000円〜8,000円で、定価の3倍から5倍に達しています。1,500円で買えたウイスキーが、いまは6,000円払っても手に入るかわからない——この落差が「富士山麓はやばい」という言葉の正体です。
箱の有無で相場が変わるほか、旧ボトルか後期ボトルかでも評価が分かれます。購入・売却のいずれの場合も、ラベルの表記を確認しておくとよいでしょう。
富士山麓 シングルモルト18年
シリーズのフラッグシップだったのが、シングルモルト18年です。700ml、発売当時のメーカー希望小売価格は約15,000円。2005年9月にブランド立ち上げと同時に登場し、2015年5月に終売しました。
18年という長期熟成のシングルモルトで、富士御殿場蒸溜所のモルト原酒だけを使用しています。当時のジャパニーズウイスキーの18年ものとしては価格を抑えた設定で、山崎18年・白州18年の陰に隠れがちながら、評価の高い一本でした。
現在の市場相場は50,000円以上。定価の3倍以上です。もともとの流通量が少なく、しかも終売から10年以上が経過しているため、状態の良い完品はほとんど市場に出てきません。富士山麓シリーズのなかで、買取評価が最も高くなる銘柄です。
もしご自宅にこのボトルがあるなら、一度査定に出して価値を確認しておくことを強くおすすめします。
富士山麓 シグニチャーブレンド
富士山麓を名乗る唯一の現行品が、シグニチャーブレンドです。700ml、アルコール度数50%。2017年4月に登場し、2018年8月から全国発売されました。
定価は税込6,292円(税別5,720円)。2024年9月1日納品分から、それまでの税別5,000円(税込5,500円)から約14%引き上げられました。キリンは同時に洋酒32品目を8〜37%値上げしており、原材料や物流コストの上昇が背景にあります。
中身は、長期熟成のモルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたもの。樽熟原酒50°と同じ50%という度数ながら、荒さが抑えられて果実味と樽のコクが調和しています。終売した樽熟原酒50°の相場(5,000〜8,000円)と、いまはほぼ同じ価格帯になっているのが現状です。
つまり、同じ予算を出すなら「新品で確実に買えるシグニチャーブレンド」と「中古市場の樽熟原酒50°」が競合する構図です。飲んで楽しみたいなら前者、コレクションや将来の価値を見るなら後者、という選び方になります。
富士山麓ウイスキーが終売になった理由・やばいと言われる理由
「富士山麓はやばい」という評判をネットで目にした方は多いかと思います。ただ、この言葉が指しているものはひとつではありません。
整理すると、次の3つの意味で使われています。
- 価格がやばい:1,500円前後だった樽熟原酒50°が、終売後に5,000〜8,000円へ。この値動きの激しさを指すケース
- コスパがやばい(良い意味):終売前、同価格帯のウイスキーと比べて味も香りも際立っていたという称賛のケース
- 度数がやばい:50%という高い度数で、ストレートだと刺激が強いことを指すケース
もっとも多いのは1つ目の「価格がやばい」です。以下では、その原因となった終売の経緯と、一部にある否定的な評価の両方を見ていきます。
原酒不足による終売と値上げ
富士山麓 樽熟原酒50°が2019年3月に終売した理由は、想定を超える需要により、原酒の安定供給が難しくなったことです。
ウイスキーは仕込んでから出荷までに数年〜数十年の熟成期間を必要とします。つまり、今日の需要に対して増産を決めても、実際に商品として出せるのは数年後。この時間差が、ウイスキーという商品の構造的な弱点です。
2010年代後半、ハイボール人気とジャパニーズウイスキーの国際的評価が重なり、国内のウイスキー需要は急拡大しました。富士山麓は「安くて度数が高い」という性質からハイボール用途で指名買いされることが多く、需要の伸びがとくに急でした。
そこでキリンが選んだのは、品質を落として供給を維持するのではなく、商品を終売させるという判断です。無理に若い原酒を増やして味を変えるより、ブランドを畳むほうが誠実だという考え方といえます。
同じ流れのなかで、残ったシグニチャーブレンドも値上げの対象となりました。2024年9月1日納品分から、税別5,000円→5,720円(約14%)。キリンはこのとき洋酒32品目を8〜37%引き上げており、富士山麓もその一部です。
結果として、終売品は中古市場で高騰し、現行品は定価そのものが上がるという二重の値上がりが起きています。かつての「1,500円のコスパ王」というイメージで検索した方が驚くのは、当然のことです。
なお、こうした値動きは富士山麓に限った話ではありません。ジャパニーズウイスキー全体で同じ構造の高騰が起きています。詳しくは高騰するジャパニーズウイスキー!一番高い銘柄はこれだ!をご覧ください。
富士山麓ウイスキーはまずいと評価する声も
高い評価を集める一方で、「富士山麓はまずい」という声も一定数あります。その理由は主に3つです。
- 度数50%による刺激:ストレートで飲むとアルコールの当たりが強く、香りを感じる前に刺激が来てしまう。40%前後のウイスキーに慣れた方は「荒い」と感じやすい
- 若い原酒の香味:ノンエイジのブレンドであるため、長期熟成品のようなまるみはない。個性として「若さ」が出る
- 価格からの先入観:1,500円前後という価格帯を見て「安いウイスキー」と決めつけてしまい、期待値とのズレが「まずい」という評価につながる
ただし、これらは品質の問題ではなく飲み方のミスマッチであることが多いです。富士山麓の50%という度数は、加水して飲むことを前提に設計されています。ロックにする、少量の水を落とす、ハイボールにする。それだけで樽由来の甘い香りが開き、まったく違う印象に変わります。
「ストレートで飲んで合わなかった」という方は、ぜひ一度ハイボールで試してみてください。濃いめに作っても味が負けないのが、この銘柄の最大の持ち味です。
富士山麓ウイスキーを購入する方法
富士山麓を手に入れる方法は、現行品を買うか、終売品を中古市場から探すかの2つに分かれます。
現行品のシグニチャーブレンドは、酒販店やネットショップで定価前後で購入できます。一方、終売した樽熟原酒50°やシングルモルト18年は、中古酒販店やオークションを使うしかありません。後者は真贋や状態のリスクを自分で判断する必要があるため、確認すべきポイントを押さえておきましょう。
①現行品「シグニチャーブレンド」は酒販店・ネットショップで購入
シグニチャーブレンドは現行品ですので、正規の流通ルートで定価前後で購入できます。主な購入先は次の通りです。
- 酒販店・大型量販店:もっとも確実な選択肢です。ジャパニーズウイスキーの棚に並んでいることが多く、税込6,292円前後が目安。実店舗なら箱の状態を自分の目で確認できます
- キリン公式通販(DRINX):メーカー直販のため、真贋や保管状態の不安がありません。定価販売が基本です
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング:在庫が安定しており、5,030円前後の実売価格で出ていることもあります。ただし出店者によって価格差が大きく、送料込みで比較する必要があります
注意点は、ネットショップで「富士山麓」と検索すると終売した樽熟原酒50°が混在して表示されることです。樽熟原酒50°は同じブランド名でありながら相場が5,000〜8,000円。うっかり終売品の価格を「定価」と誤解して購入してしまうケースがあります。
商品名に「シグニチャーブレンド」または「Signature Blend」と明記されているか、必ず確認してください。ラベルにも英字で「SIGNATURE BLEND」と入っています。
②終売品は中古酒販店・オークションで購入(注意点)
樽熟原酒50°やシングルモルト18年を探すなら、中古酒販店・プレミア酒専門のネットショップ・オークションが選択肢になります。
それぞれの特徴は次の通りです。
- 中古酒販店・プレミア酒専門店:価格は高めですが、状態の説明が丁寧で返品条件も明確。古物商許可を持つ実店舗であれば、真贋のリスクを大きく下げられます
- オークション・フリマアプリ:相場より安く落札できる余地があります。ただし個人出品が多く、保管状態や真贋の保証はありません
購入前に確認すべきポイントは以下の5つです。
- ボトルの表記:「樽熟原酒50°」(700ml・2016年以降)と「樽熟50°」(600ml・2005〜2016年)は別商品です。容量とラベル表記で判別してください
- 液面の高さ:長期保管でウイスキーは蒸発します。肩口から大きく下がっているものは避けましょう
- キャップシールの状態:開栓跡がないか、シールが破れていないかを写真で確認します
- ラベルの日焼け・擦れ:直射日光下で保管されたボトルは香味も変質している可能性があります
- 箱の有無:シングルモルト18年は化粧箱の有無で評価が大きく変わります
- 返品条件:高額なシングルモルト18年を買う場合はとくに、返品可否を事前に確認してください
樽熟原酒50°は「終売品のなかでは比較的安価」なため偽物のリスクは低めですが、シングルモルト18年は50,000円を超える価格帯です。個人出品よりも、実店舗を構える専門店から購入するほうが安全です。
富士山麓のように終売で入手が難しくなった銘柄は他にもあります。あわせて探している方は、入手困難なウイスキーランキング10選!入手方法や品薄の理由も解説も参考になります。
富士御殿場蒸留所の概要
富士山麓を生み出したのが、静岡県御殿場市にあるキリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所です。
設立は1972年。キリンビール、カナダのシーグラム社、英国のシーバスブラザーズ社という3社の合同出資により「キリン・シーグラム株式会社」として誕生しました。蒸溜の開始は翌1973年です。
所在地は富士山の東麓、標高約620メートルの高地。年間を通じて気温が低く湿度が高いという、ウイスキーの熟成に適した環境です。仕込み水には富士山の伏流水を使用しており、敷地内の井戸3か所から硬度約55の軟水を汲み上げています。
1974年には初のブランド「ロバートブラウン」を発売。その後、2005年に富士山麓シリーズが登場し、現在は「富士(FUJI)」シリーズが蒸溜所の主力となっています。
富士御殿場蒸留所の特徴
富士御殿場蒸溜所の最大の特徴は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの両方を一か所で製造できることです。
世界的に見ても、この体制を持つ蒸溜所はごくわずかです。多くのメーカーはモルト専用かグレーン専用のどちらかであり、ブレンデッドをつくる際は他社から原酒を調達します。両方を自前で用意できるということは、ブレンドの自由度が圧倒的に高いという意味になります。
設備面の特徴は次の通りです。
- ポットスチル6基:モルトウイスキー用。2021年に2基から増設され、現在の体制になりました
- 4塔式のマルチカラム蒸留機:グレーンウイスキー用。タイプの異なる3種類のグレーン原酒を造り分けられます
- 熟成庫はラック式4棟・ダンネージ式1棟:合計で約13万樽の貯蔵が可能です
- 樽詰め度数50.5%:一般的な63%前後より低い度数で樽詰めすることで、まるみのある甘い酒質に仕上げる独自の手法です
技術的な背景には、シーグラム社のグレーンウイスキー製法と、シーバスブラザーズ社のモルト製造技術が生かされています。日本・カナダ・スコットランドの知見が合流した蒸溜所という点が、他のジャパニーズウイスキーとは異なる個性を生んでいます。
富士山麓ウイスキーの買取価格は?
ここからは、富士山麓をお持ちの方に向けた買取相場の情報です。銘柄によって買取価格は大きく異なりますので、まずはお手元のボトルがどれに該当するかをご確認ください。
最終更新日:2026年9月27日
| 銘柄 | 買取価格の目安 | 備考 |
| 富士山麓 シグニチャーブレンド | 1,800〜2,800円 | 現行品。状態と付属品で変動 |
| 富士山麓 樽熟原酒50°(700ml) | 1,000〜2,500円 | 終売品。未開栓・箱あり推奨 |
| 富士山麓 樽熟50°(600ml・旧ボトル) | 1,500〜3,000円 | 流通量が少なく評価が上がる傾向 |
| 富士山麓 シングルモルト18年 | 15,000〜20,000円 | シリーズ最高評価。完品は特に高値 |
※シグニチャーブレンドの買取価格はストックラボの掲載価格です。その他の銘柄は市場実勢を踏まえた目安であり、状態・付属品・査定時期により変動します。正確な金額は無料査定にてご確認ください。
表からわかるように、シングルモルト18年だけが桁違いの評価になっています。ほかの銘柄が1,000円台から3,000円程度である一方、18年は15,000円以上。同じ「富士山麓」でも、買取価格には10倍近い差があります。
一方でシグニチャーブレンドの買取相場は、市況によって上下します。ストックラボの実績では直近3年間で1,000円台から1,800円台のレンジを推移してきました。現行品のため相場の振れ幅が大きく、売却のタイミングによって数百円単位の差が出ます。
買取価格を下げないためのポイントは次の3点です。
- 未開栓の状態を保つ:開栓済みのボトルは買取対象外となることが多いです
- ボトルは立てて保管する:横に寝かせると高いアルコール度数がコルクを傷め、液漏れや香味劣化につながります
- 化粧箱を残しておく:とくにシングルモルト18年は、箱の有無が評価に直結します
ウイスキー全般の売却ポイントは、【ウイスキー買取】プロが教える!売る前に知りたい5つのポイントでも詳しく解説しています。
富士山麓ウイスキーの買取に関するよくある質問
富士山麓についてよくいただくご質問にお答えします。
富士山麓ウイスキーとよく合うおつまみは?
富士山麓は樽由来の甘い香りと度数の高さが持ち味ですので、おつまみもその個性に負けないものが合います。
- ナッツ類(アーモンド・クルミ・カシューナッツ):樽の香ばしさと油脂の香りが重なり、相性は抜群です。定番ですが最も外れがありません
- ダークチョコレート:カカオの苦味がバニラ系の甘い香りを引き立てます。カカオ70%前後がおすすめです
- ドライフルーツ(レーズン・イチジク):シグニチャーブレンドの果実味と響き合います
- スモークチーズ・ベーコン:ハイボールで飲むときに好相性。燻製香が樽香と馴染みます
- 焼き鳥(タレ)・照り焼き:濃いめのハイボールなら、甘辛い味付けの料理にも負けません
ポイントは飲み方に合わせて選ぶことです。ストレートやロックならナッツやチョコレートなど香りを楽しむもの、ハイボールなら塩気や油のある料理系が合います。
富士山麓ウイスキーがやばいと言われる理由は?
「やばい」という表現は、おもに価格の変わりようを指して使われています。
看板商品だった樽熟原酒50°は、発売当時1,500円前後で買えました。それが2019年3月の終売後、現在は5,000円〜8,000円。定価の3倍から5倍です。「以前は1,000円台だったのに」という驚きが、「やばい」という言葉になっています。
ただし、この表現は良い意味でも使われます。終売前は「この価格でこの味はやばい(コスパが良すぎる)」という称賛として語られていました。度数50%という設計が、価格帯を超えた満足感を生んでいたためです。
加えて、50%という度数そのものを「やばい」と表現するケースもあります。ストレートでは刺激が強く感じられるため、加水やハイボールで飲むのが本来の楽しみ方です。
いずれの意味でも、味の品質を否定するニュアンスではないことがほとんどです。むしろ「安く買えた時代を知っている人が惜しんでいる」というのが、この言葉の実態に近いといえます。
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ストックラボは、ウイスキー・シャンパン・ブランデー・日本酒などを業界最高値で買取するお酒買取専門店です。
富士山麓のように同じブランド名で買取価格が10倍以上開く銘柄は、専門知識がなければ正しく評価できません。総合リサイクル店では「富士山麓」という名前だけで一律の値付けをされ、シングルモルト18年の価値が見落とされてしまうケースもあります。
ストックラボでは経験豊富な鑑定士が、ラベル表記・容量・ボトル世代・液面・付属品の有無まで確認したうえで、一本一本を丁寧に査定いたします。国内外の取引動向を継続的に追い、買取価格は毎日更新しています。
査定方法は店頭・出張・宅配・メール・LINEからお選びいただけます。査定料・送料・キャンセル料はすべて無料。金額にご納得いただけない場合は、費用をかけずにそのままお返しいたします。
「まずは金額だけ知りたい」という段階でも、ボトルの写真を送るだけの無料査定をご利用いただけます。富士山麓以外のウイスキーもまとめて査定できますので、ご自宅に眠っているお酒があればあわせてご相談ください。
富士御殿場蒸溜所の他銘柄については、富士御殿場蒸溜所の買取ページでも買取価格を公開しています。
まとめ
富士山麓ウイスキーの定価と現在の相場について解説してきました。最後に要点を整理します。
- 現行品はシグニチャーブレンドのみ。定価は税込6,292円(税別5,720円)。2024年9月に税別5,000円から約14%値上げされた
- 看板商品だった樽熟原酒50°は2019年3月に終売。定価約1,500円に対し、現在の相場は5,000〜8,000円
- シングルモルト18年は2015年5月に終売。定価約15,000円に対し、現在の相場は50,000円以上
- 終売理由は想定を超える需要による原酒の安定供給困難。品質を落とさない判断としてブランドを畳んだ
- 「やばい」は味ではなく価格の変わりようを指す言葉。50%という度数は加水前提の設計で、ハイボールなら真価が出る
- 買取価格はシングルモルト18年が15,000〜20,000円と別格。他銘柄は1,000〜3,000円が目安
富士山麓は、「安くて美味しいウイスキー」という立ち位置が、ウイスキーブームによって失われたブランドです。1,500円で度数50%の一本を買えた時代は、もう戻ってきません。
だからこそ、いまお手元にあるボトルには当時とは違う価値がついています。とくに未開栓のシングルモルト18年は、想像以上の金額になる可能性があります。液面が下がったりラベルが日焼けしたりすると評価は確実に下がりますので、状態の良いうちに一度価値を確かめてみてはいかがでしょうか。
ストックラボでは無料査定を承っております。写真を送るだけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
参考・引用元
- キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所|キリン
https://www.kirin.co.jp/experience/factory/gotemba/ - 富士御殿場蒸溜所 詳細|ジャパニーズウイスキー情報センター(JWIC)
https://jwic.jp/distillery/fuji_gotemba/ - 富士山麓|Wikipedia(商品ラインナップ・発売/終売時期)
https://ja.wikipedia.org/wiki/富士山麓 - 富士山麓 シグニチャーブレンドや陸、ホワイトホースが9月より約8〜37%値上げ|BARREL
https://www.barrel365.com/n2405171/
この記事の執筆・監修者

古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。
この記事を掲載している事業者
- 運営会社
- 株式会社ストックラボ
- 所在地
- 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-12-16 セントフォービル203
- 電話番号
- 03-5919-6640
- 古物商許可番号
- 第307731104330号
- 酒類販売業免許
- 四法373
メディア掲載実績
- 2025年10月29日リユース経済新聞「ストックラボ 高級酒の買値を自動更新」高級酒の買取参考価格を毎日自動更新
- 2025年2月25日リユース経済新聞「ストックラボCEO取材、売上17億円 5年で3倍超に成長」お酒買取の強化により売上17億円。尾太CEO取材
- 2022年12月25日リユース経済新聞「ストックラボ、「お酒」買取に注力」お酒買取への事業シフト






