響とは?

「響」は、サントリーが1989年に発売したブレンデッドウイスキーです。山崎蒸溜所や白州蒸溜所のモルト原酒、知多蒸溜所のグレーン原酒など、多彩な原酒をブレンダーが組み合わせることで、華やかで調和の取れた香味を生み出しています。
ブランド名には、サントリーが掲げる「人と自然と響きあう」という考え方が込められています。ボトルには日本の二十四節気を表す24面カットが施され、越前和紙のラベルを採用するなど、日本らしい美意識を感じられるデザインも特徴です。
響の歴史
響は、サントリー創業90周年にあたる1989年に誕生しました。サントリーが長年培ってきた原酒づくりとブレンド技術を結集し、同社を代表するプレミアムブレンデッドウイスキーとして発売されたのが始まりです。
その後、響21年や響30年などの長期熟成品がラインナップに加わり、世界的なジャパニーズウイスキー人気の高まりとともに存在感を強めました。2015年には年数表記のない「響 JAPANESE HARMONY」が登場し、現在の響ブランドのスタンダードモデルとなっています。
なお、響17年は原酒不足などを背景に2018年9月以降販売休止中です。響12年もすでに終売しているため、現在新品を購入する場合は二次流通品が中心となります。
響の味わい
響の大きな魅力は、特定の香味だけが突出するのではなく、複数の原酒が調和したバランスの良さです。
例えば、響 JAPANESE HARMONYはローズやライチを思わせる華やかな香りと、ハチミツのような透明感のある甘さが特徴です。余韻にはほのかなミズナラ由来の香りが残り、年数表記のないモデルでありながら響らしい繊細な味わいを楽しめます。
一方、21年や30年になると長期熟成原酒ならではの奥行きが加わります。特に響30年は30年以上熟成したモルト・グレーン原酒を使用し、年間数千本しか造られない希少な一本です。種類によって味わいの厚みや余韻、価格帯が大きく変わるため、予算と飲む目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
響の評価
響は国内だけでなく海外でも高く評価されているジャパニーズウイスキーです。響21年や響30年をはじめ、響シリーズはISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)など国際的な酒類コンペティションで受賞歴があります。
品質への評価に加え、長期熟成原酒の希少性や日本的なボトルデザインも海外での人気を支える要素です。需要が世界規模に広がった一方で、長期熟成原酒は短期間で増産できないため、現行品であっても定価で安定して購入することが難しい状況が続いています。
響の種類ごとの定価一覧

響の主な種類と定価は以下の通りです。現行品は2026年4月1日出荷分から価格改定されているため、以前の記事や販売店情報を見る際は価格改定前の数字と混同しないよう注意してください。
| 銘柄 | 容量 | アルコール度数 | 定価・希望小売価格 | 販売状況 |
|---|---|---|---|---|
| 響 30年 | 700ml | 43% | 415,000円(税別) 456,500円(税込) |
現行・数量限定 |
| 響 21年 | 700ml | 43% | 61,000円(税別) 67,100円(税込) |
現行・希少 |
| 響 17年 | 700ml | 43% | 12,000円(税別)※休売前 | 2018年9月から休売 |
| 響 12年 | 700ml | 43% | 6,000円(税別)※終売前 | 終売 |
| 響 ブレンダーズチョイス | 700ml | 43% | 16,000円(税別) 17,600円(税込) |
主に料飲店向け |
| 響 JAPANESE HARMONY | 700ml | 43% | 8,000円(税別) 8,800円(税込) |
現行 |
現行の響30年・21年・JAPANESE HARMONYについては、サントリー公式の商品情報で2026年8月時点の希望小売価格を確認できます。ブレンダーズチョイスは料飲店向けの性格が強く、一般の小売店で見かける機会は多くありません。
また、休売・終売した響17年と響12年には現在のメーカー希望小売価格がありません。表では販売当時の定価を記載しているため、現在の市場販売価格とは分けて考えてください。
響の種類ごとの特徴や魅力

響は、長期熟成の30年・21年から、ノンエイジのJAPANESE HARMONYまで種類によって性格が大きく異なります。ここでは主要6銘柄の特徴を紹介します。
響 30年

響30年は、響シリーズの最高峰に位置づけられる長期熟成ウイスキーです。30年以上熟成したモルト原酒とグレーン原酒を厳選し、年間数千本しか生産できない希少な銘柄です。
2026年4月の価格改定後の希望小売価格は415,000円(税別)、税込456,500円です。2024年4月時点では360,000円(税別)だったため、さらに55,000円値上がりしました。
流通量が極めて少なく、二次流通では60万円を超える価格で販売される例もあります。定価で購入したい場合は、百貨店や酒販店の抽選販売など限られた機会を狙う必要があります。
響 21年

響21年は、酒齢21年以上のモルト原酒とグレーン原酒を厳選してブレンドした長期熟成品です。熟した果実を思わせる甘やかな香り、複雑なコク、長い余韻を楽しめる一本として高く評価されています。
2026年4月以降の希望小売価格は61,000円(税別)、税込67,100円です。二次流通では8万~12万円前後になる例があり、定価より高い価格で販売されるケースが目立ちます。
ストックラボでも響21年は高価買取対象で、2026年8月24日時点の参考買取価格は、箱あり・ホログラムありで71,000~72,000円です。
響 17年

響17年は、17年以上熟成したモルト・グレーン原酒をブレンドした人気銘柄です。ドライフルーツやハチミツを思わせる甘さに、樽由来のバニラやスパイスのニュアンスが重なる複雑な味わいが特徴です。
サントリーは2018年9月以降、響17年の販売を休止しています。公式には「終売」ではなく「休売中」と案内されており、十分な長期熟成原酒を確保するのに時間がかかることが理由です。
休売前の定価は12,000円(税別)でしたが、現在は正規ルートで通常購入できません。市場では当時の定価を大きく上回る価格になっており、状態のよいボトルは買取市場でも高く評価されています。
響 12年

響12年は、12年以上熟成したモルト・グレーン原酒を中心にブレンドした銘柄です。華やかな果実香と、ハチミツやバニラを思わせる甘み、なめらかな口当たりが特徴でした。
終売前の定価は700mlで6,000円(税別)です。現在は生産されていないため、定価で購入することはできず、中古市場やウイスキー専門店などで探すことになります。
2026年の市場販売価格は状態のよい700mlで6万~7.5万円程度が一つの目安とされ、終売前の定価から大きく上昇しています。
響 ブレンダーズチョイス

響 ブレンダーズチョイスは、さまざまな酒齢・樽の原酒にワイン樽後熟原酒を加えてブレンドしたノンエイジモデルです。赤みを帯びた琥珀色と、甘やかな果実香、クリームブリュレを思わせるコクが特徴です。
2026年4月の価格改定後は16,000円(税別)、税込17,600円が定価の目安です。もともと料飲店向けとして展開された商品で、一般小売店ではJAPANESE HARMONYほど見つけやすい商品ではありません。
市場では17,000~22,000円前後で販売される例があり、タイミングによっては定価に近い価格で見つかることもあります。
響 ジャパニーズハーモニー

響 JAPANESE HARMONYは、現在の響シリーズで最もスタンダードなモデルです。熟成年数を限定せず、サントリーが保有する多彩なモルト・グレーン原酒をブレンドして造られています。
ローズやライチのような華やかな香り、ハチミツを思わせる甘さ、やさしく続く余韻が特徴です。2026年4月以降の希望小売価格は8,000円(税別)、税込8,800円です。
現行品ではありますが人気が高く、2026年4月時点の主要ECサイトでは13,000~15,000円前後で掲載される例も見られます。響を定価で買いたい場合、まず狙いやすいモデルですが、入荷タイミングを逃さないことが重要です。
響の販売価格は定価よりも高い?

響は多くの種類で、実際の販売価格が定価を上回っています。特に21年・30年など長期熟成品は流通量が少なく、定価で購入できる機会が限られているためです。
| 銘柄 | 定価(税込) | 市場販売価格の目安 |
|---|---|---|
| 響 JAPANESE HARMONY | 8,800円 | 13,000~15,000円前後 |
| 響 ブレンダーズチョイス | 17,600円 | 17,000~22,000円前後 |
| 響 21年 | 67,100円 | 80,000~120,000円前後 |
| 響 30年 | 456,500円 | 600,000円超の例あり |
また、響17年・12年のような休売・終売品には、現在の定価そのものがありません。流通するボトルは二次流通品となるため、状態、箱の有無、ラベル仕様、年代などによって価格が大きく変わります。
「定価以上だから高すぎる」と単純に判断するのではなく、現行品なのか、休売・終売品なのかを確認したうえで比較することが大切です。現行品を定価で購入したい場合は、次章で紹介する抽選や公式販売の機会を狙いましょう。
響を定価で買う方法
響を定価で購入する方法は一つではありません。公式系の通販、抽選販売、ネットショップ、免税店、ふるさと納税、先着販売など複数の購入ルートがあります。
ただし、響は人気が高いため「いつでも定価で買える店」が存在するわけではありません。複数の販売情報を並行して確認し、購入機会を増やすことが現実的です。
①公式サイト
響を定価で購入する方法として、サントリーグループの公式通販などで入荷・販売されるタイミングを狙う方法があります。参考記事では、サントリーのお酒やグッズを扱う通販ショップ「イエノバ」が購入先として紹介されています。
響が常時販売されているわけではありませんが、入荷時に購入できればプレミア価格を避けられる可能性があります。メールマガジンや会員向けのお知らせが用意されている場合は登録しておき、販売情報を早めに把握できる状態にしておくとよいでしょう。
ただし、公式系の販売でも数量限定や抽選になる場合があります。「公式サイトなら必ず買える」と考えず、販売条件と受付期間を確認してください。
②抽選販売
百貨店、家電量販店、酒販店、スーパーなどでは、響の抽選販売が行われることがあります。響21年や30年など希少な種類ほど通常の店頭販売が難しいため、定価で購入するうえで抽選は重要なルートです。
応募には店舗アプリ、会員カード、購入履歴、クレジットカードなどの条件が設定される場合があります。応募期間も数日程度で終了することがあるため、普段利用する店舗の公式サイトやSNSを定期的に確認しましょう。
複数店舗の抽選へ応募すれば購入機会を増やせますが、当選後の購入期限が短い場合もあります。応募した抽選は一覧にして管理し、当選通知を見逃さないようにしてください。
③ネットショップ
Amazonや楽天市場などのネットショップでも響は流通しています。JAPANESE HARMONYやブレンダーズチョイスは比較的見つけやすく、販売元によっては定価に近い価格で販売されることがあります。
一方、ネットショップでは出品者が自由に価格を設定できるため、同じ銘柄でも価格差が大きい点に注意が必要です。特に響21年や30年、休売中の17年などはプレミア価格が付きやすくなります。
購入前には「販売元」「発送元」「箱の有無」「容量」「価格」を必ず確認しましょう。定価と比較したい場合は、サントリー公式の希望小売価格を基準にすると判断しやすくなります。
④免税店
海外旅行や出張の予定がある方は、空港の免税店も候補です。免税店では響をはじめとするジャパニーズウイスキーが販売されることがあり、国内の二次流通価格よりも購入しやすい場合があります。
ただし、免税店は利用条件があり、在庫も常にあるわけではありません。旅行当日に店舗へ行って初めて探すのではなく、空港免税店の公式サイトで取扱商品や予約・事前注文の可否を確認しておくと効率的です。
限定パッケージや海外向け商品が販売されるケースもあるため、通常の国内流通品と容量・仕様が同じかも確認してください。
⑤ふるさと納税
響は、ふるさと納税の返礼品として取り扱われる場合があります。参考記事では、山崎蒸溜所がある大阪府島本町などで、サントリーのプレミアムウイスキーが返礼品になるケースが紹介されています。
返礼品は通常の商品購入とは仕組みが異なるため、「寄付額=定価」ではありません。ただし、もともとふるさと納税を利用する予定があり、希望する響が返礼品に含まれている場合には有力な選択肢です。
受付数量が限られている場合は早期終了することもあります。返礼品の内容、寄付金額、発送時期を確認し、定価購入と同じ感覚で比較しないようにしましょう。
⑥先着販売
抽選ではなく、店頭やオンラインショップで先着順に販売されることもあります。入荷情報を早く把握できれば、抽選結果を待たずに定価で購入できる可能性があるのがメリットです。
ただし、響のような人気銘柄は販売開始から短時間で完売することがあります。酒販店の公式SNSやメールマガジン、店舗アプリの通知を利用し、入荷情報を受け取れるようにしておくことが重要です。
店舗によっては「1人1本まで」「会員限定」「購入履歴が必要」といった条件が設定されます。先着販売を狙う場合も、販売条件を事前に確認しておきましょう。
お酒の買取ならストックラボへ
自宅に飲む予定のない響がある場合は、現在の買取価格を確認してみてください。ストックラボでは響30年・21年・17年・12年のほか、JAPANESE HARMONYやブレンダーズチョイス、限定ボトルまで幅広く査定しています。
2026年8月24日時点の主な参考買取価格は以下の通りです。
| 商品 | 参考買取価格 |
|---|---|
| 響 JAPANESE HARMONY | 9,500~10,500円 |
| 響 ブレンダーズチョイス | 13,500~14,500円 |
| 響 12年 箱あり | 38,000~39,000円 |
| 響 17年 箱付き 現行 | 36,000~37,000円 |
| 響 21年 箱あり・ホログラムあり | 71,000~72,000円 |
| 響 30年 ホログラムシールあり・完品 | 475,000~476,000円 |
また、ストックラボでは響21年の買取実績も公開しています。
| 買取日 | 商品 | 買取価格 | 地域 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/02/21 | 響21年 | 69,000円 | 熊本県 | 買取実績を見る |
| 2026/02/21 | 響21年 | 64,000円 | 大分県 | 買取実績を見る |
| 2026/02/21 | 響21年 | 69,000円 | 宮崎県 | 買取実績を見る |
響は箱、冊子、ホログラムシールなど付属品の有無で査定額が変わる銘柄があります。売却する場合は、購入時の付属品をできるだけ揃えて査定へ出しましょう。
ストックラボでは店頭・宅配・出張の3つの買取方法に対応しています。査定料、配送料、出張料などは無料で、査定額に納得できない場合はキャンセルも可能です。
最新価格は響の買取価格ページからご確認ください。響以外の山崎・白州などもまとめて売りたい場合は、ウイスキーの買取ページも参考にしてください。
まとめ

2026年4月の価格改定後、響 JAPANESE HARMONYの定価は8,000円(税別)、響21年は61,000円(税別)、響30年は415,000円(税別)となっています。ブレンダーズチョイスも価格改定され、16,000円(税別)が現在の定価の目安です。
一方、響17年は2018年9月から休売中、響12年は終売しているため、現在は当時の定価で購入できません。二次流通では希少性が価格に反映され、定価を大きく上回る場合があります。
響を定価で購入したい場合は、公式系通販、抽選販売、ネットショップ、免税店、ふるさと納税、先着販売を並行して確認するのがおすすめです。購入予定がなく、手元の響を売却したい場合は、箱や付属品を揃えたうえで最新の買取相場を確認しましょう。
参考・参照
- サントリー「サントリーウイスキー響 製品紹介」
https://www.suntory.co.jp/whisky/products/0000000038/0000000114.html - サントリー「ウイスキー・焼酎・輸入ワイン 一部商品の価格改定について」
https://www.suntory.co.jp/news/article/14932.html - サントリー「『響17年』(休売中)について」
https://www.suntory.co.jp/whisky/hibiki/notice/20181001.html - ストックラボ「響の買取」
https://www.stock-lab.com/osake-kaitori/whiskey/hibiki/
この記事の執筆・監修者

古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。
この記事を掲載している事業者
- 運営会社
- 株式会社ストックラボ
- 所在地
- 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-12-16 セントフォービル203
- 電話番号
- 03-5919-6640
- 古物商許可番号
- 第307731104330号
- 酒類販売業免許
- 四法373
メディア掲載実績
- 2025年10月29日リユース経済新聞「ストックラボ 高級酒の買値を自動更新」高級酒の買取参考価格を毎日自動更新
- 2025年2月25日リユース経済新聞「ストックラボCEO取材、売上17億円 5年で3倍超に成長」お酒買取の強化により売上17億円。尾太CEO取材
- 2022年12月25日リユース経済新聞「ストックラボ、「お酒」買取に注力」お酒買取への事業シフト






