東京の下町の味として居酒屋で見かける事が多い亀甲宮(キッコーミヤ)焼酎、通称“キンミヤ焼酎”は、中高年だけでなく若者にも愛されています。焼酎の中でもクセがない味が人気で、スーパーやコンビニでも多く見かけるようになりました。

「焼酎と言ったらクセがあるからなかなかチャレンジできない……。」

といった焼酎のマイナスなイメージにより、キンミヤ焼酎を飲んでみたことがない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、そのような方に“キンミヤ焼酎”の美味しさや特徴、おすすめの飲み方、金額など知りたい情報をお伝えしていきます。

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キンミヤ焼酎とは?

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

東京下町の味として人気のキッコーミヤ(亀甲宮)焼酎、通称“キンミヤ焼酎”は県内最大の総合酒類メーカー宮崎本店が手かげているお酒です。この“キンミヤ焼酎”は甲類焼酎に分類されております。乙類の芋焼酎より安くて飲みやすく、美味しいことで知られています。キンミヤ焼酎の原料は他の甲類焼酎と同様ですが、さとうきび由来の糖蜜です。

キンミヤ焼酎の度数は20度と25度が主となっていますが最近では35%容量は200mlカップ、300ml、600ml、720ml、1800ml、1800ml(紙パック)と種類が豊富なのも人気の秘密です。

まずは、人気のキンミヤ焼酎を製造している宮崎本店について解説します。

宮崎本店の概要

三重県で最大の総合酒類メーカーである“株式会社宮﨑本店”は、三重県産のお米等を原料とした焼酎、清酒、合成酒、ウイスキー、みりんなどを製造しています。

1846年に創業者の庄三郎は、みりん醸造の蔵や亀甲宮(キッコーミヤ)粕取り焼酎からスタートしました。

1930年に四代目当主の由太郎は、甲類焼酎用連続式蒸留機を導入し低賃金での大量生産を目指しました。

五代目当主の礼五の時代、1951年に“株式会社宮﨑本店”となり、銘酒「宮の雪」が誕生しました。

礼五は酵母の純粋培養を行い、1965年に独自の「宮﨑式酵母培養装置」を発明し特許を取得しました。

この努力が実り平成の地酒ブーム期には「宮の雪」を筆頭に沢山のファンを作り、宮﨑本店が東京周辺でも大人気の酒造メーカーとなります。

三重県四日市楠町にある宮崎本店の歴史を紐解いていくと、先代の努力により“キンミヤ”ならではのお酒の美味しさが生まれたことで、安くて美味い宝酒造の「宝焼酎」と同等に人気の「キンミヤ焼酎」は焼酎の二大巨塔へと大きく成長したことが伺えます。今では宮﨑本店が三重県のみならず日本中で愛されている酒造メーカーなのは言うまでもありません。

社名 株式会社宮崎本店
住所 〒510-0104 三重県四日市市楠町南五味塚972番地
主な商品 亀甲宮焼酎、金宮「好きやねん」、宮の雪、サンピースウイスキー、麦焼酎「くろみや」・「久寿(くす)」、ごぼう焼酎「白髭」、シャリキンパウチ
売上 61億5千万円(令和3年9月期)
会社HP https://www.miyanoyuki.co.jp/

 

キンミヤ焼酎の特徴

レトロなラベルデザインが愛されている“キンミヤ焼酎”の特徴をご紹介します。

焼酎には甲類と乙類の2種類がありまして、キンミヤ焼酎は甲類に分類されます。

甲類焼酎は明治時代後半に元々あった乙類とは別に新しい連続式蒸留という方法で作られました。

連続式蒸留は連続して蒸留するため無色透明のアルコール純度が高く、クセのないお酒を作ることができます。

また、連続蒸留は一度に多くの量のお酒を作ることができ、安価なのも特徴の一つです。

一方で、乙類焼酎は単式蒸留という方法で造られ原料独特の風味がある、いわゆるクセの強いお酒となり、芋焼酎や麦焼酎などは乙類焼酎に該当するものも多くあります。

仕込みの水は三重県の鈴鹿山の軟水を使用しており、細かい粒子のある「超軟水」です。ミネラルがほぼ入っておらず、ほのかな甘みとすっきりとした味わい、まろやかさを感じられます。この仕込み水が美味しさの秘密なのです。

このキンミヤの度数は20%と25%、35%の豊富な度数と容器の種類が豊富なのも人気の特徴です。

キンミヤ焼酎のおすすめの飲み方

下町の味として人気のキンミヤ焼酎の歴史や特徴、美味しさの秘密はご理解いただけましたでしょうか。

次は、ご自宅でゆっくりお酒を嗜んでいる方へキンミヤ焼酎のおすすめの美味しい飲み方の紹介をしていきます。キンミヤ焼酎はストレートで飲んでも決して、まずくないお酒です。定番の水割りやロック、ホッピー、レモンサワー、焼酎ハイボールのコーラ味などの飲み方だけでなくキンミヤ焼酎ならではの飲み方を紹介していきます。

レモンサワー

多くの人に愛されているレモンサワーは、キンミヤ焼酎にレモンを入れて炭酸で割る簡単な飲み方。レモンサワーは生搾りのレモンのみでも充分美味しいですが、今回は美味しいし安くてお手軽な居酒屋でよく出る人気の味の“ハイサワーレモン”を使用したレモンサワーのおすすめの作り方をお伝えします。

レモンサワーの作り方は、大きめのグラスに氷を半分入れてから、比率はキンミヤ焼酎とハイサワーレモン(1:3)の割合で注いでかき混ぜます。これでシチリア産レモンが香るシュワシュワ炭酸のレモンサワーが完成です。お酒の濃さはお好みで変えてみてください。これに、レモンの輪切りを入れて飲むとレモン感が強くなり美味しさUPしますのでおすすめです。

ホッピー

“ホッピー”といえば、下町の味としておじさまからの人気が強いイメージがあります。“ホッピー”はビール風味ですが、プリン体ゼロで低カロリーなのでビール好きの女性にはおすすめしたいです。“ホッピー”の中はキンミヤ焼酎が使われることが下町の居酒屋での定番です。今回は自宅でも簡単に作れるのでその作り方をお伝えします。

ホッピーの作り方は、キンキンに冷凍庫で凍らせたグラスと冷やしたホッピー、キンミヤ焼酎を用意します。比率はキンミヤ焼酎とホッピー(1:3)の割合で泡立つように勢いよく注ぎます。かき混ぜず落ち着いたら完成です。

焼酎ハイボール

ハイボールと言ったらウイスキーのイメージですが、“焼酎ハイボール”の材料は、キンミヤ焼酎を炭酸水で割った簡単な飲み方。キンミヤ焼酎本来の味を楽しみつつ、シュワシュワ炭酸でスッキリと喉越し良くさせたい時におすすめです。

焼酎ハイボールの作り方は、氷を半分ほど入れたグラスとキンミヤ焼酎、キリッとした炭酸感を楽しみたい方は強炭酸水を用意します。作り方は、比率がキンミヤ焼酎と炭酸水(1:3)の割合で順番に注ぎます。炭酸が抜けないようマドラーで2〜3回そっとかき混ぜて、これで完成です。

炭酸水の代わりにコーラで割る“焼酎ハイボールコーラ味”もキンミヤ焼酎とコーラの相性が良く美味しく頂けます。

シャリキン

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

下町の居酒屋で人気の“シャリキン”は、キンミヤ焼酎を凍らせてお好みの割り方で飲むものです。度数は、20%です。

テレビで紹介されておりSNSでも話題になっているのをご存じでしょうか。聞いたことがない方もいると思いますので、今回シャリキンのおすすめの作り方をお伝えします。

シャリキンの作り方は、シャリキン専用のパウチパックタイプがありますので、そのまま24時間凍らせる方法もあります。ご自宅にあるキンミヤ焼酎をペットボトルやタッパー、ジップロックに入れて24時間凍らせて氷を砕く方法もあります。この凍らせたキンミヤ焼酎をお好きな割り材と比率は(1:1)などお好みで合わせてお楽しみください。シャーベット状になったキンミヤ焼酎は夏にピッタリの味です。

水割り

水割りだとアルコール臭いのでは……と思われる方もいるかもしれませんがキンミヤ焼酎は不思議なことに癖がなく、まるで“天然水”を飲んでいるような感覚に陥ります。グイグイ行けるので飲み過ぎ注意です。

水割りの作り方は、凍らせたグラスに大きめの氷を数個入れたら、氷に直接当てるように焼酎を注ぎます。注いですぐに水を入れるのではなく数回かき混ぜて、最後にお好みで水を適量注いだら水割りの完成です。飽きてしまったら、お好みでレモンのスライスや梅干しなどの材料を入れる割り方もおすすめです。

お湯割り

お湯割りは、下町のおじさまに人気で冬に飲むイメージですが、季節を問わず若者にも飲むメリットがあります。アルコールは温めることで体に吸収されにくくなり悪酔いしにくいと言われているのがメリットです。お湯割りは、他の割り方よりも身体にとって優しい飲み方になります。

お湯割りのおすすめの作り方は、まず耐熱グラスとキンミヤ焼酎、40〜45度の人肌より温かいくらいのお湯を用意します。比率は(1:1)から始めてみてお好みで調整すると良いです。グラスに入れる順番もお好みですが、焼酎を先に入れると後から入るお湯が自然と混ざり合うのでより美味しく仕上がります。

梅割り

梅割りの割り方は、サワーや水割り、お湯割りに梅干しを入れてさっぱりと嗜むのもよいですし、下町の居酒屋でよく使われている市販の梅シロップ「天羽の梅」を材料にする方法もあります。

おすすめの梅割りの作り方は、まず梅シロップは適度に冷やして、キンミヤ焼酎はキンキンに冷やし、130ml程の容量のグラスは凍らせておきます。グラスの下に受け皿があるとベストです。用意できたら、受け皿にグラスを乗せてキンミヤ焼酎のあと梅シロップを比率は(9:1)で注いで、これで完成です。美味しすぎて止まらないので、飲み過ぎに注意です。

緑茶割り

緑茶割りは、キンミヤ焼酎を濃いお茶で割るとさらに味が引き立つので美味しくておすすめの割り方です。お茶は、低カロリーでビタミンCやカフェインが入っており血液中のブドウ糖を増やしてくれるためアルコールの分解を助けてくれるため、悪酔いしにくく、二日酔い防止や肥満予防になります。

身体に優しいお茶割りの作り方は、焼酎とお茶(1:2)の比率がおすすめです。温かいお茶の方が身体に優しいですが、冷たい緑茶でも十分身体に優しく美味しくいただけます。

トマトジュース割り

下町の居酒屋でも人気の飲み方であるトマトジュース割りは、女性に嬉しい効果が期待できるのでおすすめな飲み方です。トマトに含まれる“リコピン”は強力な抗酸化力により血糖値を下げ、悪玉菌コレステロールの抗酸化による動脈硬化の予防、美白効果、ダイエット効果などの作用があると報告されています。キンミヤ焼酎は、身体に嬉しい効果だけでなく、トマトジュースの美味しさを邪魔しないので美味しくいだだけます。

トマトジュース割りの作り方は、氷を半分程入れたカクテルグラスにキンミヤ焼酎、トマトジュースを比率(1:3)を目安に注ぎます。ゆっくりと2〜3回かき混ぜたら完成です。

バイスサワー

下町の居酒屋で人気の“バイスサワー”とは、株式会社コダマが開発している割り材“バイス”で作ったサワーのことです。“バイス”の主原料はシソエキスとリンゴ果汁、梅でシソジュースのような味で美味しいです。怪しいピンク色が特徴ですが、シソの色が自然に出ており合成着色料不使用ですので安心して飲めます。

おすすめの家庭用“バイスサワー”の作り方は、グラスに氷を半分程入れて、“バイスサワー”を注いで後から焼酎を比率(2:1)の割合で入れて、2〜3回かき混ぜて完成です。

ロック

焼酎ロックは、飲み進めると段々と溶ける氷水が味をまろやかにしてくれるので、より一層美味しいですよね。様々な割り方がありますが、ロックに行き着く方も多いのではないでしょうか。キンミヤ焼酎のロックは、まろやかで口当たりの良いすっきりとした味わいが楽しめて人気の割り方です。

おすすめの焼酎ロックの作り方は、まずキンミヤ焼酎、キンキンに凍らせたロックグラス、大きめの氷を用意します。グラスに氷を入れたら、氷の上からゆっくりと少しずつ80mlを目安に焼酎を注ぎ、これで完成です。

キンミヤ焼酎の値段

キンミヤ焼酎のおすすめの飲み方が分かったところで、気になるキンミヤ焼酎の容量の種類と値段が気になると思います。容量の種類としては、200mlカップ、300ml、600ml、720ml、1800ml、1800ml(紙パック)があります。次は、容量ごとの値段を紹介します。

200mlカップ

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

こちらの商品の度数は25%。Amazon・Yahoo!ショッピング、楽天などネットでの相場は、215円前後です。

300ml

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

こちらの商品の度数は25%。Amazon・Yahoo!ショッピング、楽天などネットでの相場は、350円前後です。

600ml

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

こちらの商品の度数は25%。Amazon・Yahoo!ショッピング、楽天などネットでの相場は、500円前後です。

720ml

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

こちらの商品の度数は25%。Amazon・Yahoo!ショッピング、楽天などネットでの相場は、650円前後です。

1800ml

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

こちらの商品の度数は25%。Amazon・Yahoo!ショッピング、楽天などネットでの相場は、1300円前後です。

1800ml(紙パック)

出典:宮崎本店ONLINE SHOP

こちらの商品の度数は25%。Amazon・Yahoo!ショッピング、楽天などネットでの相場は、1300円前後です。

まとめ

いかがだったでしょうか。東京の下町の味として親しまれている定番焼酎「キンミヤ焼酎」。今回は美味しい“キンミヤ焼酎”が作られるまでの宮崎本店の歴史やおすすめの飲み方、特徴を知ることでまだ飲んだことがない方は疑問が解決できましたでしょうか。普段飲んでいる方は“キンミヤ焼酎”に愛着を感じたのではないでしょうか。今回ご紹介した飲み方だけでなくたくさんのアレンジができます。自分に合った美味しい“キンミヤ焼酎”の飲み方を発見し、お酒を飲む機会を楽しんでいただければ幸いです。