[この記事でわかること]
- マッカラン トリプルカスクとは
- マッカラン トリプルカスクは本当に終売するの?
- マッカラン トリプルカスク終売の噂が出た理由
- マッカラン トリプルカスク終売は価格推移も影響?
- マッカラン トリプルカスクの人気シリーズ
マッカラン トリプルカスクとは

マッカラン トリプルカスクは、スコッチウイスキーシェア第3位であり「シングルモルトのロールスロイス」の異名を誇るマッカランのプレミアムボトルです。
マッカランらしいエレガントな味わいを継承しつつ、幅広い層に愛される滑らかでエレガンスなウイスキーへと進化を遂げています。
基本情報
まず初めに、マッカラン トリプルカスクの基本情報について表でご確認ください。
| ブランドオーナー | エドリントン・グループ/サントリーホールディングス株式会社 |
| カテゴリ | シングルモルト |
| 創業年度 | 1824年 |
| 生産地 | スコットランド・スペイサイド |
| アルコール度数 | 40% |
| 原材料 | モルト |
| 定価 | 8,000円 |
日本でマッカランを輸入・販売しているのはサントリーホールディングス株式会社で、同社はザ・マッカラン蒸溜所の株式の一部も保有しています。
マッカラン トリプルカスクの味
マッカラン トリプルカスクは、3種類の樽(ヨーロピアンオークのシェリー樽、アメリカンオークのシェリー樽、バーボン樽)で熟成させることで、バニラやフルーツの甘い香りとスパイシーな樽香が重なり合い、複雑でありながらエレガントな味わいを生み出しています。
ストレート
ストレートで飲むと、バニラやビスケット、プラムやブドウなどのフルーティーな香りが絡み合い、甘く華やかな味わいとともに、樽由来の香ばしいニュアンスが感じられます。
ロック
氷を入れるとライムや青りんごの爽やかな香りが際立ち、さらにハチミツの甘みがプラス。ストレートよりも酸味がやや増しますが、甘さが軸なので、ウイスキー初心者でも飲みやすいでしょう。
ハイボール
炭酸水で割ると、バターやカスタードのようなクリーミーな香りが広がります。ハチミツの甘さと爽やかな酸味のバランスが良く、フードペアリングにも最適です。
マッカランの製法
マッカラン独自の魅力的な味わいは、原料から製法に至るまで徹底的にこだわった製法が生み出しています。
スペイサイド最小のポットスチル
マッカランの蒸留所にあるポットスチルは、スペイサイド地方で最小のサイズです。この小さなポットスチルは、原酒と銅との接触面積を最大化し、より高純度で豊かな味わいのニューメイクスピリッツを生み出します。
樽へのこだわり
マッカランは、スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラでシェリー酒に使われたオーク樽を熟成に使用します。これらの樽は、シェリーボデガと呼ばれるワインセラーで12~18ヶ月寝かせられ、ウイスキー樽として生まれ変わります。シェリー樽の風味は、マッカランに複雑で奥深い味わいを与えます。
原料へのこだわり
マッカランでは、自社で栽培した「コンチェルト」と「モメンタム」という2種類の優良品種の大麦麦芽を使用しています。これらの大麦は、マッカランのウイスキーに独特の風味を与えるために厳選されたものです。また、仕込み水には、ミネラルが豊富で柔らかい水質が特徴のスペイ川沿岸にある泉の湧き水を使っています。
マッカラン トリプルカスクは本当に終売するの?

近年、ウイスキー人気が高まる中、特に人気を集めているのがマッカランです。その中でも人気の高い「トリプルカスク12年」について、終売の噂が流れています。
SNSやネット上では、一時的な休売なのか、それとも完全に生産が終了したのか、様々な情報が錯綜しています。
マッカラン トリプルカスク12年は休売
結論からいうと、現在のところ、マッカラン トリプルカスク12年は休売の状態です。
以前から人気が高かった「ファインオーク12年」が終売となり、その後を継いで登場したのが「ダブルカスク12年」や「トリプルカスク12年」でした。しかし、これらも結果として休売を余儀なくされました。
メーカー側は公式に発表していない
メーカーは、マッカラン トリプルカスク販売の再開時期を明言しておらず、いつ安定供給されるようになるかは定かではありません。
マッカラン トリプルカスク12年の休売は、ウイスキーファンにとって残念なニュースですが、近年はブローラやポートエレンなど復活する銘柄も多いため、今後再リリースされることも大いにあり得るでしょう。
マッカラン トリプルカスク終売の噂が出た理由

近年、マッカラン トリプルカスクの終売説がネット上で頻繁に取り沙汰されるようになりました。なぜ、このような噂が広まっているのでしょうか?
ウイスキーブームの再来
2000年に入ると世界的にウイスキーブームが再燃し、ジャパニーズウイスキーを筆頭に、マッカランなどの人気銘柄への需要が急激に高まりました。しかし、それまでウイスキー市場は冷え込んでおり、時代の流れとともに他の酒類に押されて衰退期を迎えていたのです。
ウイスキーは、1960年代の高度経済成長期に世界中で流行し、日本でも田中角栄元首相がオールドパーを愛飲するなど、その人気の高さは著名人まで広がるほどでした。ところが、1980年代後半からウイスキーの需要は徐々に低迷し、多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれ、以降厳しい状況が続いていたのです。
このような状況下で、2000年代初頭に訪れたジャパニーズウイスキーブームは、スコッチウイスキーへの注目を再び集めるきっかけとなり、スコッチの代表格であるマッカランの需要も急激に高まっていきました。
原酒の供給不足
しかし、過去の低迷期において多くの蒸留所が閉鎖・休止を余儀なくされ、ウイスキー生産量が大幅に削減されていたため、突然訪れたブームに対応できるだけの原酒は存在しませんでした。
この原酒不足は、マッカランに限らず、多くの有名ウイスキーブランドに共通する問題であり、2015年頃からは、山崎などの銘柄が終売になるなど、市場から多くの銘柄が姿を消す事態となりました。
マッカラン トリプルカスクへの影響
マッカラン トリプルカスクも、ウイスキー業界の目下の課題である原酒不足の影響を強く受けています。
この状況下で、需要が非常に高い人気銘柄・マッカラン トリプルカスクの生産が一時停止になれば、「やはり今後終売するのだろう」という噂が流れるのは自然な流れといえるでしょう。
このように、マッカラン トリプルカスクの終売説が過熱している背景には、過去のウイスキー業界の変遷、現在の原酒不足、そして情報過多といった複合的な要素が絡み合っているのです。
マッカラン トリプルカスク終売は価格推移も影響?

マッカラン トリプルカスクの終売説が過熱している背景には、買取価格の急激な上昇も影響していると考えられます。
マッカラン30年の買取価格の推移
マッカラン トリプルカスク買取価格の推移を探るための具体的なデータとして、マッカラン30年の買取価格の推移を見てみましょう。
マッカラン30年の買取価格は、2018年頃は40万円に満たない程度でしたが、2019年以降、徐々に上昇し、2022年10月には70万円を突破しました。その後も高値が維持されており、マッカラン全体の買取価格が上昇傾向にあることがわかります。
マッカラン トリプルカスクへの影響
マッカラン30年のように、マッカラン全体の買取価格が上昇している状況を見ると、マッカラン トリプルカスクも同様の傾向にあると考えられます。
特に、マッカラン トリプルカスクは人気が高く、従来から入手困難であったため、買取価格はマッカラン30年以上に高騰しているともいわれています。この状況から、「トリプルカスクが終売になるのではないか」という噂の過熱につながっているのでしょう。
マッカラン トリプルカスク以外の人気シリーズ

マッカランは、マッカラン トリプルカスク以外にも数多くの人気ラインナップがあります。以下では、マッカラン トリプルカスク同様に、マッカラン12年物のラインナップを紹介しましょう。
- マッカラン シェリーオーク12年
- マッカラン ダブルカスク12年
- マッカラン ファインオーク12年
マッカラン シェリーオーク12年

ザ・マッカラン シェリーオーク12年は、マッカランを代表するスタンダードボトルです。スペイン産シェリー樽で12年以上じっくりと熟成された原酒を使用しており、芳醇な香りと深みのある味わいを堪能できます。まろやかでスムーズな口当たりでありながら、奥深い味わいは、スコッチウイスキー初心者の方にもおすすめです。
その真価を味わうためには、やはりストレートが良いでしょう。マッカランの伝統的な製法と、厳選されたシェリー樽が織りなす、唯一無二の味わい。豊かなアロマと共に花開く絶妙なバランスは、「シェリーカスクの王様」と呼ぶにふさわしいでしょう。
マッカラン ダブルカスク12年

マッカラン ダブルカスク12年も、マッカランを代表するスタンダードボトルの一つです。ヨーロピアンオークとアメリカンオークの2種類のシェリー樽で熟成された原酒を使用しており、グラスに注ぐと、バニラのような甘い香りが広がり、シェリー樽由来の芳醇な味わいと見事に調和しています。
アメリカンオーク樽由来の滑らかな甘みが40度のアルコール度数に絶妙にマッチし、スコッチ初心者でも、非常に親しみやすいウイスキーです。シックでエレガンスなダークブルーをアクセントとしたデザイン、満足感を得られるバランスの良い味わいは、マッカランのブランドを象徴する風格に満ち溢れています。
マッカラン ファインオーク12年

マッカラン ファインオーク12年は、惜しまれながら終売となった、マッカランの貴重なシングルモルトウイスキーです。
ヨーロピアンオークのシェリー樽、アメリカンオークのシェリー樽、バーボン樽の3種類の樽で熟成された原酒を絶妙にブレンドしており、シェリー樽100%のマッカランとはまた違った、軽やかで爽快な味わいを持っています。バニラやシトラスの香りが華やかさを添え、口当たりもスムーズなため、「ハイボールのための一本」として親しまれていました。
現在は入手困難となり、価格が高騰しているため、幻の逸品として多くのウイスキー愛好家から注目されています。明るい麦わら色の美しい色合いとスカイブルーのクリアなラベルは、贈り物だけではなく、カジュアルなシーンにも最適です。
まとめ

マッカラン トリプルカスクは現在、休売している状態であり、一般的な酒販店では手に入れることができなくなっています。もちろん、今後完全に終売する可能性もゼロではありません。
インターネット上では、終売に関する噂が絶えず飛び交っていますが、近年では、一度販売を終了したウイスキーが再び市場に戻ってくるケースも増えてきています。例えば、I.W.ハーパー12年などがその例です。
マッカラン トリプルカスクも、将来的な再販の可能性は否定できません。そのため、随時マッカランに関する最新情報をこまめにチェックし、再販される機会を逃さないようにしましょう。

古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。






