【この記事でわかること】
- ポートエレンの概要
- ポートエレンの種類と値段
- ポートエレンの美味しい飲み方
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ポートエレンとはどんなお酒?

はじめの項目では、ポートエレンとはどんなウイスキーなのかを紐解いていきます。
なぜウイスキーファンから絶大な支持を得ているのか。なぜこれほどまでに注目を集めているのか。その理由がおわかりになることでしょう。
ポートエレンは幻のウイスキー
ポートエレンとはスコッチの銘柄のことで、蒸留所は特徴的な味わいを出すウイスキーの産地として知られているアイラ島にあります。
かつてのポートエレン蒸留所は1825年に創業した、歴史の長い蒸留所でした。1929年に一度操業を止めていますが、拡張工事を経て1966年に再稼働しました。その後、1983年に世界的なウイスキー人気の低迷期に突入したことを受けて完全閉鎖。以後約40年に亘って新たなウイスキーは造られていませんでした。
現在でも市場で流通している銘柄は、最低でも40年前には蒸留されていたことになります。残っている原酒から少しずつボトリングされて販売されていたため、出荷本数は極めて少なく、希少価値の高さから幻のウイスキーと呼ばれてきました。
ポートエレンの味わい
ポートエレン蒸留所があるスコットランドのアイラ島は、スコッチウイスキーの中でも特に特徴的な味わいをしていることで知られているウイスキーです。
麦芽の乾燥に使用される泥炭(ピート)は、燃やされることで独特の香りを麦に移します。その香りはそのままウイスキーになるまで残っており、強いクセを楽しめる要素の1つとしてウイスキーファンを楽しませます。一口含めばピートの香りが口いっぱいに広がりますが、その香りの向こう側に海の潮気を感じ取ることができます。
煙の香りは徐々にウイスキーの甘さを引き出す手助けをしてくれるようになり、後味の余韻はすっきりしつつも後を引いてくれます。
ポートエレンそのものの味わいに関する情報は極めて少ないですが、正統派のアイラモルトであるとの事ですから、40年前のものも今と同様に、アイラモルトらしい個性的な味わいを見せてくれることでしょう。
ポートエレンの名前の由来
ポートエレンとは、アイラ島南部に位置する港町の名前です。近隣にはアイラモルトを代表するラガヴーリンやアードベッグ、ラフロイグの蒸留所が建ち並んでいます。
街の名前の由来は港町を意味する「ポート」と、付近の地主であったウォルター・フレデリック・キャンベルの妻の名前「エレノア」の愛称に因んでいるとのことです。
このキャンベルはポートエレン蒸留所の設立にも寄与していたとされており、彼がいなかったらポートエレンでのウイスキー造りは行われていなかったとも言えるでしょう。
ポートエレン蒸留所が復活
ポートエレン蒸留所は1983年の閉鎖以降、ウイスキー造りは全く行っておらず、長きに亘ってウイスキーの原料となるモルトを製造する工場として稼働。島内各地の蒸留所にモルトを供給していました。
そんな状況が一転したのが2017年の事。世界的なウイスキー人気の再浮上とアイラモルトの需要の高まりを受けて、スコットランドの観光・輸出の基板となる産業を復活させる働きの1つとして動き出しました。
再びポートエレンのウイスキーが安定供給される日はまだまだ先になりますが、全世界のウイスキーファンからの熱い視線が集中。40年の時を経て完全復活する日が、今か今かと待ち望まれています。
ポートエレンの種類&価格

現在流通しているポートエレンは、2001年から毎年ボトリングされてリリースされているものです。その多くは1978年か1979年に蒸留されたもので、ボトリングされた時点での熟成年数がラベルに載せられています。
そんなポートエレンの種類と価格について、今回はオフィシャルでリリースされているものを中心に紹介していきます。
ポートエレン22年

22年物は蒸留されてから22年後にボトリングされて発売されたものです。1979年に蒸留された原酒を使用した物が、ポートエレン1stリリースのボトルとして、22年後の2001年に全世界6000本限定で販売されました。
アルコール度数は56.2%。ポートエレンの特徴である潮の香りやスモーキーさはそのままに、軽いオイリーさも感じられる味わい。奥底に眠る甘味が後を引き、いつまでも飲んでいたい余韻を楽しませます。
2023年現在、ECサイトに出品されている22年物は1978年に蒸留された「レアモルト セレクション カスクストレングス」です。アルコール度数は60.5%と非常に高く、販売価格も26万9500円となっています。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて22年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできません。
ポートエレン24年

24年物は蒸留されてから24年後にボトリングされて発売されたものです。発売されたのは1978年に蒸留された原酒を使用した1万2000本限定の2ndリリースと、1979年に蒸留された9000本限定の3rdリリース。それぞれ2002年と2003年に出荷されています。
アルコール度数もそれぞれ違っていて、2ndリリースは59.35%、3rdリリースは57.3%です。2023年現在、ECサイトに出品されている24年物は1978年に蒸留された2ndリリースのボトルで、価格は48万円。フリマサイトでは3rdリリースが55万5500円で出品されているのが確認できます。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて24年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできません。
ポートエレン25年

25年物は蒸留されてから24年後にボトリングされて発売されたものです。
発売されたのは1978年に蒸留された原酒を使用した4thリリースと、1979年に蒸留された5thリリース。それぞれ2004年と2005年に出荷されています。アルコール度数もそれぞれ違っていて、4thリリースは56.2%、5thリリースは57.4%です。
2023年現在、ECサイトやフリマサイトでは現在購入可能な25年物は、50万円超で出品されている5thリリースです。4thについては現在購入可能なものは見つけられませんでしたが、出品時の価格は20万から24万円とされています。現在であればもっと高騰する可能性は高いです。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて25年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできません。
ポートエレン30年

30年物は蒸留されてから30年後にボトリングされて発売されたものです。発売されたのは1979年に蒸留された原酒を用いている9thリリース。2009年に出荷されています。
アルコール度数は57.7%。またオフィシャル以外でも、ダンカンテイラーのタンタロスシリーズから1983年に蒸留された原酒を用いているボトルも発売されています。
2023年現在、ECサイトやフリマサイトでは現在購入可能な30年物は見つけられませんでしたが、出品時の価格は26万円から43万円とされています。現在であればもっと高騰する可能性は高いです。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて30年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできません。
ポートエレン32年

32年物は蒸留されてから32年後にボトリングされて発売されたものです。
発売されたのは1978年に蒸留された原酒を使用した11thリリースと、1979年に蒸留された12thリリース。そして1983年に蒸留された原酒を使っている15thリリース。それぞれ2011年と2012年、2015年に出荷されています。
アルコール度数は11thと12thが52.5%で、15thが53.9%です。2023年現在、ECサイトやフリマサイトでは現在購入可能な32年物は見つけられませんでした。出品時の価格は11thが40万、15thは39万円から71万円の幅で推移していたようです。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて32年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできません。
ポートエレン35年

35年物は蒸留されてから35年後にボトリングされて発売されたものです。発売されたのは1978年に蒸留された原酒を用いている14thリリース。2014年に出荷されています。
アルコール度数は56.5%。またオフィシャル以外でも、1982年に蒸留された原酒をシグナトリー社がボトリングした35年物も発売されています。
2023年現在、ECサイトやフリマサイトでは現在購入可能な30年物は見つけられませんでした。出品時の価格はおよそ50万円前後でしたが、現在であればもっと高騰する可能性は高いです。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて35年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできません。
ポートエレン39年

39年物は蒸留されてから39年後にボトリングされて発売されたものです。発売されたのは1978年に蒸留された原酒を用いているもので、2019年に全世界で限定1500本が専用のギフトボックスと共に出荷されています。
アルコール度数は50.9%。またオフィシャル以外でも、1982年に蒸留された原酒をシグナトリー社がボトリングした35年物も発売されています。
2023年現在、ECサイトやフリマサイトでは現在購入可能な30年物は見つけられませんでした。出品時の価格はおよそ50万円前後でしたが、現在であればもっと高騰する可能性は高いです。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて39年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできません。
ポートエレン40年

40年物は蒸留されてから40年後にボトリングされて発売されたものです。オフィシャルの物は1979年に蒸留された原酒を用いているもので、2021年に全世界で限定1380本が、専用のギフトボックスと共に出荷されています。
アルコール度数は50.9%。日本国内では、税抜きの定価80万円で発売されていました。また、同じく1979年に蒸留された原酒をダグラスレイン社がボトリングした40年物も発売されています。
同社における最高品質のブランドを意味する「エクストラオールドパティキュラー(XOP)」シリーズの1つとして、更に希少性の高い「ブラック」が付与されている特別なボトルです。2023年現在、ECサイトやフリマサイトで現在購入可能な40年物はダグラスレイン社のXOPのみで、価格はおよそ90万円です。
ポートエレン蒸留所が復活したとしても、早くて40年後にならないと同じような味わいのウイスキーと出会うことはできないでしょう。
ポートエレンの美味しい飲み方は?

ポートエレンのウイスキーはどれもアルコール度数50%を超えています。ストレートで味わうのも好みとしてはありでしょうが、より開いた香りを楽しむならトワイスアップを試してみてください。
これは常温の水を少々ウイスキーに加える飲み方で、氷も使わないことが特徴。ウイスキーの香りをより分かりやすく楽しめる飲み方として親しまれています。
特に1979年に蒸留された40年物にもなれば、不用意に割って飲むことすら惜しくなるでしょう。
ポートエレンが見守ってきたアイラ島の情景を感じながら、長き年月が造り出した香りを楽しんでみてください。
まとめ

ポートエレンは1983年に閉鎖されたアイラモルトの蒸留所で、現在市場に出回っているポートエレンの多くは1978年以降に蒸留された原酒を用いている物です。
入手は非常に困難を極めており、もし手元に置くことができたら非常に幸運だと言えるでしょう。2023年現在、ポートエレン蒸留所は復活の動きを見せていますが、稼働開始は当分先になると予想されます。
また、ポートエレン蒸留所からウイスキーがリリースされるのも最低であと3年はかかりますし、20年を超える熟成期間となればもっと時間を要します。
もし街やネットでポートエレンのボトルを見かけたら、迷わず購入してみてください。

古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。







