焼酎について、皆様はどこまでご存じでしょうか。 焼酎は非常に種類が多く、原材料だけでも芋、麦、米、玄米などあり 「選び方がわからない」 「種類によって飲み方があるの」 と、こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 今回は、焼酎の種類から美味しい飲み方まで徹底解説していきます。 

焼酎とは?

焼酎は日本で生まれた固有の蒸留酒です。日本固有のお酒「日本酒」は醸造酒と言われています。蒸留酒とは、殻物や果物の酵母の力でアルコールを発行させてたお酒のことです。有名な醸造酒といえば、葡萄の酵母の力でアルコールを発酵させたワインもあります。 一方で蒸留酒とは、醸造酒を蒸留したお酒になります。 

種原材料には芋や麦、米、玄米なども使用され、原材料に由来する名称で呼ばれています。原材料が芋から造られた焼酎は「芋焼酎」、米から造られた焼酎は「米焼酎」など。

焼酎の発祥は九州地方ですが、各地でさまざまな原材料が使われていたため、多種多様な焼酎が生まれました。九州地方では、温暖な気候であるため日本酒作りが難しく、そのため焼酎文化が発展したといった背景があります。 

焼酎の度数

焼酎のアルコール度数は25%程度が主流で人気です。最も多く流通している焼酎の度数は25度になります。九州地方の大分県や宮崎では昔から20%の焼酎が飲まれていたようです。25%の焼酎の方が原料のしっかりとした味が感じられ、一方で20%の方はマイルドな飲みやすい飲み口になります。 

焼酎のカロリー

焼酎の種類によって差異はありますが、25%の焼酎は100mlあたり約140カロリー前後、20%は112カロリーになります。また、甲類焼酎で100mlあたり約200カロリー、乙類焼酎で約170カロリーです。蒸留酒である焼酎には糖質やプリン体が含まれていません。 

焼酎の種類

おすすめ焼酎ランキング!焼酎の種類や美味しい飲み方まで徹底解説

ここでは、焼酎の原料による種類についてご紹介致します。最も流通している種類としては、芋焼酎、麦焼酎、米焼酎があります。 

芋焼酎

鹿児島が発祥のサツマイモを主原料とした焼酎になります。芋特有の甘い香りとまろやかなさが特徴的で芋の種類によって味や風味が違ってきます。芋焼酎の原料として使われる品種についてご紹介致します。

黄金千貫(コガネセンガン) 

芋焼酎に使用される代表的な品種です。他のサツマイモと比較してもデンプンが20〜30%ほど高いため、香りと甘さのバランスが良い芋焼酎。

ジョイホワイト 

芋焼酎作りのために品種改良されたジョイホワイト。「焼酎用の芋」のため、小葉には適しません。まろやかな喉越しとフルーティーな香りが特徴です。

紅さつま 

鹿児島県の気候・風土の中で、甘く栽培できるように選抜された品種。芋本来の甘みを感じられるお酒に仕上がります。

金時芋

金時芋は、熱することで甘みが増す品種です。そのため、焼き芋や天ぷらにしても美味しく頂けます。キレの良い喉越しの中に、ほのかな甘みを感じられる芋焼酎になります。

安納芋

糖度が高く、ねっとりとした濃厚さが特徴の品種です。糖度が高いため、スイートポテトなどの材料としても使用されています。優しい香りと上品な甘さが魅力です。

麦焼酎

麦焼酎は、芋焼酎のような独特のクセや強烈な香りが少なく、フルーティな香りや軽くキレのある味わいで焼酎初心者にも人気です。麦焼酎の産地として知られているのは、長崎県壱岐島や大分県です。麦焼酎は、大麦を麹で仕込んで発行された「もろみ」を蒸留して作られます。壱岐では「米麹」、大分では「麦麹」が主流です。同じ麦焼酎でも、産地によって異なる特性を楽しめるので、飲み比べをしてみるのもおすすめです。 

米焼酎

日本酒は、原料である米を発酵して造られる醸造酒ですが、米焼酎はその醸造されたお酒に、さらに蒸留という工程が加わる蒸留酒になります。その米焼酎の最大の特徴は、やはり「米の甘みと香り」です。精米歩合が85〜90% (日本酒の純米大吟醸は50%以下)とで磨き上げてるため、米本来の香りが楽しめるのが特徴です。米焼酎の中には、精米歩合を低くし吟醸酒のように米を磨き上げ、華やかな香りをもつ銘柄もあります。飲む人の好みによってさまざまなタイプを選んでみてはいかがでしょう。 

黒糖焼酎

黒糖焼酎は、サトウキビから作られる黒糖を原料とした焼酎のこと。黒糖焼酎の魅は何と言ってもその甘い風味とすっきりした飲み口にあります。サトウキビの搾り汁を煮詰めて作られる含蜜糖は、まろやかでコクのある甘味と独特な旨味、優しい香りが特徴です。また、糖質ゼロ、プリン体ゼロというヘルシーさも注目を集めています。「奄美黒糖焼酎」と呼ばれる黒糖焼酎は、鹿児島県奄美群島の特産品として有名です。 

そば焼酎

蕎麦焼酎は、そばの実を原料とした蒸留酒です。そば焼酎の歴史は他の焼酎に比べて浅く、1973年に誕生しました。宮崎県五ヶ瀬地方で特産のそばを用いて、雲海酒造が「そば焼酎雲海」として発売したのが始まりです。 

泡盛

泡盛は、日本の税法上では国内で販売されている本格焼酎と同じジャンルになりますが、その製法には大きな違いがあります。まず、原料としては日本米も使われますが、主にタイ米(インディカ米)を使用し黒麺菌を使用していること、そして米麹の割合が100%であることが特徴的です。沖縄の「強いお酒」のイメージがありますが、本場の沖縄で最もポピュラーな飲み方が「水割り」で、すっきりした印象で、食中酒としておすすめです。 

その他焼酎

さまざまな焼酎をご紹介してきましたが、他にも胡麻焼酎や栗焼酎、酒粕焼酎、里芋焼酎、紫蘇焼酎などあります。いろいろな原材料から作られる焼酎は、その特徴的な香りや好みによって飲み比べてはいかがでしょう。 

焼酎の作り方

酒造り

焼酎は一般的に、麹に酵母を加え、発酵させて酵母を作ります。その中に、原料となる米や芋、麦を入れて2次熟成させます。発酵後、蒸留・濾過・熟成することで焼酎を作ることができます。ここでは、具体的に発酵・熟成・蒸留についてご説明致します。 

発酵

発酵はまず、麹と水と酵母を加えて数日間かけて酵母を増殖させる1次発酵(1次もろみ)します。1次発酵では純度が高く強い酵母を作り出すこと、2次発酵に必要不可欠な酵素・クエン酸を作り出すのが目的です。次に焼酎の原料となる米や芋、麦を加えて数週間発酵させる2次発酵(2次もろみ)があります。ここでは、原材料の旨味・甘味を引き出すために行われ、2次発酵が終わる頃にはアルコール度数も14〜15%程度になっています。 

蒸留

蒸留には常圧蒸留と、減圧蒸留の2種類あります。昔ながらの蒸留方法としては常圧蒸留になります。蒸留機に2次発酵を終えたもろみを入れ高温で90〜100℃程度に熱し、もろみを蒸発させ、その蒸気で冷ましアルコールを取り出す方法です。一方で1070年台から始まった新しい蒸留方法として減圧蒸留があります。こちらは40〜50℃程度の低温でもろみを熱し、蒸気でアルコールを取り出す応報です。常圧蒸留の特徴としては、通常の気圧での蒸留になるため、原料や個性や旨味・風味を残します。一方で低い圧力で行う減圧蒸留は、沸騰する温度が低いため、もろみの成分を損なうことなく仕上げることができるため、ソフトな香りとすっきりした味わい、雑味がなく飲みやすい焼酎に仕上がります。 

熟成

蒸留した後にはガス臭さが残っているため、通常1〜3ヶ月程度熟成させることで焼酎の香りを落ち着かせ飲みやすくなります。3〜6ヶ月熟成させることを初期熟成、3年未満は中期熟成、3年以上は長期熟成と言われ、熟成させるにつれ焼酎はまろやかになりコクも深まります。 

 

焼酎選びのポイント

お酒の選び方

飲み方

もちろん、人それぞれ好みが異なるため「飲み方は自由」が大前提ですが、焼酎はストレート、ロック、お湯割り、水割りなど割り方から焼酎を選ぶ方法も一つです。焼酎の原料の香りや旨味をしっかりと堪能したい方は、ロックやストレートがおすすめです。比較的、度数の高い焼酎の場合や、お酒があまり強くないけど焼酎を楽しみたい方は水割り、お湯割りなどがおすすめです。

度数

度数から焼酎を選ぶのも良いのではないでしょうか。お酒初心者の方やアルコール度数が低いものは甲類焼酎を選ぶとはいかがでしょう。甲類焼酎は20度程度のモノが多いですが、中には25度前後のものもあります。また乙類焼酎は比較的度数の高いのが多く、ロックやストレートで飲むのもおすすめです。

産地

焼酎の産地は鹿児島や熊本など九州が多いと思いますが、全国各地に地酒があります。産地ごとにおすすめの焼酎が違うため、産地から自分の好きな焼酎を探してみてはいかがでしょうか。

価格

焼酎の価格帯は800円からもあれば、ネット価格だと5万円超えるものまで幅広くあります。おすすめの焼酎、人気の焼酎でも800円や1,500円以下のものもあります。リーズナブルなものから高級なプレミアムな焼酎まで幅広く銘柄があります。お好みの価格帯から選ぶのも良いです。

蒸留方法

焼酎の選び方として、蒸留方法から選ぶ方法もあります。種類としては、甲類焼酎、乙類焼酎とありどちらも味や香りなど特徴が異なります。甲類焼酎や乙類焼酎について詳しくご紹介致します。

 

甲類焼酎

甲類焼酎は、連続式蒸留焼酎と区分されており、「アルコール含有物を蒸溜した酒類のうち、連続式蒸溜機で蒸溜したもので、アルコール度数36度未満のもの」と定義されています。特徴としては、クリアでピュアな味わいです。連続式蒸留に加えて、純度の高い原種にたくさんの割り水を加えて度数を調整しているため、原料本来の風味や香りはほとんど残りませんが、クセのない味わいは、炭酸水、お茶など、さまざまな割り方と相性が良いです。

乙類焼酎

乙類焼酎は「単式蒸溜焼酎」に区分され、「アルコール含有物を蒸溜した酒類のうち、単式蒸溜機で蒸溜したもの、かつアルコール度数45度以下のもので、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ラム、ジンなどに該当しないもの」と定義されています。また、原料によって「芋焼酎」「麦焼酎」「米焼酎」「黒糖焼酎」「栗焼酎」「玄米焼酎」などさまざまな種類に分けられます。その原料由来の風味や個性を楽しみたい方は乙類焼酎がおすすめです。「甲類焼酎」に比べて、味わい深い酒質が特徴的です。

 

お手軽価格の人気焼酎ランキング

お酒ランキング

1位 黒霧島(芋焼酎)

黒霧島

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おすすめランキング1位は鹿児島県、黒霧酒造から黒霧島です。黒麺で仕込まれた芋焼酎です。スマートな味わいで男性のみならず、芋焼酎が苦手女性まで人気な焼酎です。8年連続焼酎部門売上第1位の実績は伊達でありません。芋焼酎なのに、芋臭くなく「トロッとキリッと」のキャッチコピー通りトロッとした甘みとキリッとした後味が特徴です。 

 

2位 赤霧島(芋焼酎)

赤霧島

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おすすめランキング2位も黒霧酒造より赤霧島です。みやびな気高い香りと、するっとすんだ甘みが特徴です。黒霧島同様に霧島シリーズのうちでも非常に人気の高い銘柄になります。すっきりした飲みやすさに加え、値段も「魔王」や「森伊蔵」のように高くなく、「美味しくて飲みやすい焼酎を飲み始めたい」方には間違いない銘柄の一つです。 

 

3位 いいちこ(麦焼酎)

いいちこ

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おすすめランキング3位は大分県、三和酒類の麦焼酎です。三和酒類は黒霧酒造に次ぐ日本で売上第2位の酒造メーカーでその主力商品いいちこは、日本で一番売れている麦焼酎です。麦のやわらかな香りや味わい、旨味が感じられ飲みやすい焼酎になります。カロリーも140kcal前後ですが、水やお湯、炭酸などで割って飲むことが多いため、飲み方によってカロリーが抑えられます。しかも、いいちこは、糖質ゼロ、プリン体もゼロと適量を守れば体にも優しいお酒です。 

 

4位 白岳 しろ(米焼酎)

白岳 しろ(米焼酎) 

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おすすめランキング第2は高橋酒造より白岳しろ(米焼酎)です。米にこだわり高精白の酒造米を使用し、水はミネラル分を豊富に含んだ清冽な球磨川の伏流水を使用し、自然の恵みを詰め込んだ本格米焼酎です。 
芳醇な香りとすっきりした飲み口は、どんな料理にも合い、素材本来の旨みや味わいを引き出してくれます。 

 

5位 吉兆宝山(芋焼酎)

吉兆宝山(芋焼酎) 

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おすすめランキング第5位は薩摩半島、西酒造より吉兆宝山(芋焼酎)です。焼酎会の風雲児「西陽一郎」が世に送り出した薩摩伝統の芋焼酎です。ずっしり骨太な味わいととろりとした甘さ、さらにパンチの効いたコクはまさに芋の香りを楽しみたい方は是非おすすめです。お湯割りにするとよりいっそう深く楽しめる本格焼酎になります。 

 

6位 壱岐スーパーゴールド(麦焼酎)

壱岐スーパーゴールド(麦焼酎) 

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おすすめランキング第6位は長崎県、玄海酒造より壱岐スーパーゴールド(麦焼酎)です。樽貯蔵することにより、麦と米麹のふくよかな香り、まろやかなコクが特徴です。そのため、ストレートはもちろん、ロックや炭酸、お湯割りなど飲み方で色々と風味を楽しめる焼酎になります。 

 

7位 二階堂(麦焼酎)

二階堂(麦焼酎) 

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おすすめランキング第7位は大分県、二階堂酒造より二階堂(麦焼酎)です。麦100%焼酎ならではの上品な香りと甘みが特徴です。そのため、どんな飲み方にも向いている焼酎です。ロックにすることで、麦の香りや風味が際立ち、麦らしさを存分に味わえます。水割りにすれば、飲み口がさらにまろやかになります。ちなみに酒蔵のある大板では、それぞれの飲み方にカボスを絞って飲むカボス割りがポピュラーな飲み方です。また、二階堂酒造の公式サイトではビール割り、トマトジュース割り、カルピス割りなど、さまざまな飲み方が紹介されており、この一本での楽しみ方は無限大です。 

 

8位 雲海 黒丸瓶(そば焼酎)

雲海 黒丸瓶(そば焼酎) 

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おすすめランキング第8位は宮崎県、雲海酒造より日本で初めて誕生した本格蕎麦焼酎 雲海 黒丸瓶(そば焼酎)です。厳選された蕎麦と宮崎最北・五ヶ瀬の豊かな自然が育んだ清冽な水と伝統の黒麹を使用し作り上げています。雲海 黒丸瓶の顔とも言える丸みを帯びだボトル、そば焼酎ならではの、すっきりとした甘みと爽やかな香りに貯蔵酒ブレンドによるまろやかさが加わった一品です。 

 

9位 残波(泡盛)

残波(泡盛) 

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おすすめランキング第9位は沖縄県、比嘉酒造よりザンシロの愛称で広く親しまれ女性に人気の残波(泡盛)です。2代目の比嘉健が「女性や泡盛が苦手な方にも美味しく飲んでもらえる泡盛を作りたい」という思いから試行錯誤を重ね、完成させた一品。すっきりとした切のある味わいと、なめらかな口当たりが特徴です。 

 

10位 れんと(しそ焼酎)

れんと(しそ焼酎) 

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おすすめランキング第10位は合同酒精よりれんと(しそ焼酎)です。北海道白糠町で鍛高譚のために特別に栽培された、香り高い赤しそを使用しています。その特徴はなんといってもその爽やかさです。厳選されたしそならではの華やかな香り、口中に広がる爽やかな風味が特徴です。クセも少なく、とても飲みやすい銘柄になります。 

 

プレゼント向き!高級焼酎の人気ランキング

焼酎プレゼントランキング

ここからは、プレゼント向きの高級焼酎の人気ランキングになります。大切な人や記念日などにおすすめの高級焼酎をご紹介していきます。 

 

1位 魔王(芋焼酎)

魔王

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高級焼酎の人気ランキング第1位は3M(スリーエム)より魔王(芋焼酎)です。同じ鹿児島県産の「森伊蔵」「村尾」と合わせてプレミアム焼酎御三家になります。魔王最大の特徴は、驚くほどまろやかな味わいとフルーティーな香りにあります。芋焼酎独特の臭みがなく、グラスに注ぐとフルーティな香りが広がり、芋焼酎が苦手な方もスイスイ飲める一品です。 

 

2位 森伊蔵(芋焼酎)

森伊蔵

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高級焼酎の人気ランキング第2位は3M(スリーエム)より森伊蔵(芋焼酎)です。同じ鹿児島県産の「魔王」「村尾」と合わせてプレミアム焼酎御三家になります。鹿児島県産の有機栽培のサツマイモを使用し、昔ながらのかめつぼ仕込みで生産しています。芋焼酎独自の臭みがなく、まろやかな味わいで、日本を超えて世界でも人気のある芋焼酎です。 

 

3位 村尾(芋焼酎)

村尾

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高級焼酎の人気ランキング第3位は3M(スリーエム)より森伊蔵(芋焼酎)です。同じ鹿児島県産の「魔王」「森伊蔵」と合わせてプレミアム焼酎御三家になります。村尾の最大の特徴は芋焼酎とは思わない「飲みやすさ」にあります。他の3M(スリーエム)「魔王」「森伊蔵」との違いは、しっかりと芋の香ばしさが残っていることです。一口目にくる、芋焼酎ならではの香ばしさが村尾の人気のを支えています。 

 

4位 百年の孤独(麦焼酎)

百年の孤独

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高級焼酎の人気ランキング第4位は宮崎県の130年以上の歴史を持つ老舗、黒木本店より百年の孤独(麦焼酎)です。宮崎は芋焼酎の生産が多い中、百年の孤独は麦を原料とした焼酎です。普通、焼酎は蒸留後そのまま瓶詰めされますが、百年の孤独はウィスキーと同じく、蒸留後ホワイトオークの樽でゆっくり熟成されるのが特徴です。熟成によって琥珀色の焼酎になり、香り豊かな焼酎になります。その香り・味わいを存分に楽しむためにロックやストレートで飲まれることが多いです。こちらも3M(スリーエム)同様に大量生産品ではないため、地元でもなかなか手に入らないプレミアムの付くお酒です。 

 

5位 吉兆宝山(芋焼酎)

吉兆宝山(芋焼酎) 

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高級焼酎の人気ランキング第5位は先ほども紹介させていただいた、薩摩半島、西酒造より吉兆宝山(芋焼酎)です。焼酎会の風雲児「西陽一郎」が世に送り出した薩摩伝統の芋焼酎です。ずっしり骨太な味わいととろりとした甘さ、さらにパンチの効いたコクはまさに芋の香りを楽しみたい方は是非おすすめです。お湯割りにするとよりいっそう深く楽しめる本格焼酎になります。 

 

6位 佐藤 黒麹仕込み(芋焼酎)

佐藤 黒麹仕込み(芋焼酎) 

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高級焼酎の人気ランキング第6位は鹿児島県の120年以上の歴史を持つ佐藤酒造より佐藤 黒麹仕込み(芋焼酎)です。3Mに並ぶと言われれている人気のプレミアム焼酎になります。その特徴はしっとりとしたサツマイモの甘さのほか、力強い香りと味わいと持つ男性的な芋焼酎です。さらに熟成も丁寧に数年かけおこなっているため、繊細かつ滑らかな舌触りは料理の邪魔もしないため、食中酒としてもおすすめです。 

  

7位 伊佐美(芋焼酎)

伊佐美

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高級焼酎の人気ランキング第7位は鹿児島県の100年以上の歴史を持つ甲斐商店より、伊佐美です。伊佐美は黒麹を使用しているにもかかわらず、クセが強くなく、あっさりとした飲み口です。優しい味わいながら、しっとりとした風味を持ち合わせており、芋焼酎の素朴で深みのある香りが楽しめます。ただ、職人が手仕込みで焼酎づくりをおこなっていることから、大量生産がされてなく、入手困難な焼酎の一つです。 

 

8位 特上 大魔王(芋焼酎)

特上 大魔王

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高級焼酎の人気ランキング第8位は鹿児島県の150年以上の歴史を持つ濱田酒造より、特大 大魔王(芋焼酎)です。長期熟成したアルコール度数も36度と高めの焼酎になります。長期熟成したことでの、濃縮したとろみは、ストレートではかなり個性的なお酒だが、満足感の高い飲み口とすっきりとしたドライな後味が特徴です。ロックでは力強く、甘みも風味も増し、長い余韻を楽しめる焼酎です。 

 

9位 越乃寒梅(米焼酎)

越乃寒梅(米焼酎) 

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高級焼酎の人気ランキング第9位は新潟県、石本酒造より越乃寒梅(米焼酎)です。精米歩合を30%(日本酒では50%以下まで磨いた日本酒を大吟醸と呼ばれてます)まで磨き上げた山田錦をふんだんに使い、石本酒造がその技術・感性を注ぎこんで造りあげた「特別なお酒」です。磨き上げた米の香りと軽く滑らかな口当たりが特徴です。日本酒としても有名な越乃寒梅の蒸留酒として恥じない一品です。 

 

10位 兼八(麦焼酎)

兼八

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高級焼酎の人気ランキング第10位は大分県、四ツ谷酒造より兼八です。麦チョコのような香ばしさを持つ幻の焼酎の一つです。麦焼酎は大麦を原料にするのが主流の中、兼八は裸麦と裸麦麹を使用した珍しい麦焼酎です。裸麦は最近では美肌食材として女性に注目されていますが、大麦に比べてデンプン量が少なく、ミネラルが豊富なため焼酎造りには適しておりませんでした。しかし、四ツ谷酒造では蒸溜や熟成期間の試行錯誤の末、裸麦本来の香りや味を最大限に引き出すことに成功しました。こうして生まれたのが、麦チョコを思わせる風味とロースト感のある香りを持った焼酎に仕上がっています。 

 

焼酎の飲み方(割り方)

ストレート

まずはストレートについてご紹介します。結論から申し上げると、ボトルで焼酎を購入されたのであれば、まずストレートで飲むのもお勧めです。度数は強いですが、焼酎そのものの味を楽しめるので是非ストレートで飲んでみてはいかがでしょう。ただし、お酒が弱い方などはチェイサーを用意されると安心してストレートでも飲めます。 

 

ロック

ロックは、作りたての時はアルコール度数が高く、焼酎本来の風味を楽しむことができ、時間につれ少しずつ氷が溶けて焼酎と混ざり合うと、水割りのようなまろやなかな口当たりに変化していきます。ロックならではのやさしい風味に変わります。このように、ゆったりとしたペースで飲むことで、時間の経過による変化を楽しむことができます。 

 

水割り

水割りすることで、焼酎本来の味や風味を感じつつ、アルコルの刺激がマイルドになり焼酎初心者の方には飲みやすくなります。水割りの黄金比は焼酎6:水4「ロクヨン」と言われています。「ロクヨン」は25度のアルコールだと15度くらいになります。水4も入っているため、水に拘ってみてはいかがでしょう。高品質の浄水器やウォーターサーバー、地域によっては湧き水割りなども楽しめるのではないでしょう。 

 

炭酸割り

炭酸わりはソーダ割りとは異なり天然で取れる炭酸水(ペリエ・ゲロルシュタイナーなど)と炭酸水製造機などを使用し、人工的に水に炭酸を加えたものの2種類あります。炭酸割りは炭酸の強さを変えることでニュアンスを変えることができ、さまざまな焼酎との相性を考えられ、フルーティな焼酎などを炭酸で割るとジュース感覚で飲みやすくなることもあり、これまで焼酎が飲まなかった人も楽しめると思います。 

 

お湯割り

焼酎のお湯割りを美味しく味わうための理想の温度帯は人肌よりも少し熱いくらいの40〜45℃と言われております。香りがふわっと開き、飲み口はまろやかになります。芋焼酎の本場、鹿児島で最も親しまれている割り方になります。 

 

まとめ

焼酎おすすめまとめ

いかがでしたでしょうか。今回、ご紹介した内容は一部の情報でしかありません。色々な銘柄や、また飲み方によっても色々な楽しみ方があります。焼酎は長い歴史の中、味わい深さは本当に魅力的です。今回紹介させて頂いた、「プレゼント向き!高級焼酎の人気ランキング 1〜10位」、「お手軽価格の人気焼酎ランキング1〜10位」は本当におすすめする一品です。是非、お試ししてお気に入りの一本を見つけてみてはいかがでしょうか。