[この記事でわかること]

  • スプリングバンク10年とは
  • スプリングバンク10年はやまやで買える?
  • スプリングバンク10年の定価で購入できる?
  • スプリングバンク10年の希少性
  • スプリングバンク10年が品薄になった理由
  • スプリングバンク10年以外の種類6選
  • まとめ

スプリングバンク10年とは

スプリングバンクとは
引用元:Whisk-e.Ltd.

スプリングバンク10年は、スコッチウイスキーの銘酒であるスプリングバンクのフラッグシップボトルです。

スコットランドの風と海を彷彿とさせる独特で奥深い味わい、「モルトの香水」と称される華やかで芳醇なアロマは、軽くピートを焚いた麦芽を2回半蒸留し、バーボン樽とシェリー樽で熟成させることで生まれました。

スプリングバンク10年の基本情報

まずは、スプリングバンク10年の基本情報をご紹介しましょう。

ブランドオーナー J&Aミッチェル社
創業 1828年
カテゴリ シングルモルトウイスキー
生産地 スコットランド・キャンベルタウン
アルコール度数 46度
原材料 モルト
定価 10,000円(2024年12月時点)

参照:スプリングバンク輸入販売店・Whisk-e Ltd.

スプリングバンク10年の味

スプリングバンク10年は、一口ごとに新たな発見をもたらす多層的で奥深い味わいを持っています。グラスに注ぐと、オレンジやレモンのような柑橘系の香りにトロピカルな果実の甘いアロマが重なり合い、エキゾチックで華やかな雰囲気が漂います。

モルトとヘザーハニーの濃厚な甘みとオイリーな口当たり、ナツメグやシナモンなどのスパイシーさの絶妙なバランスも魅力です。フィニッシュには、海藻を思わせるようなミネラル感、そしてスコッチらしいピーティな香りが長く続きます。本格的なスコッチウイスキーを探求できる理想的な一本といえるでしょう。

スプリングバンク10年の製法

スプリングバンクの特徴的で深い味わいは、その独自の製法によるものです。

麦芽の発芽はスコッチウイスキーの伝統的手法・フロアモルティングを採用し、その後、スモーキーな香りの要となるピートを焚いた熱風で麦芽を乾燥させています。この手間のかかる工程は、他の多くの蒸留所では機械化されていることが多いのですが、スプリングバンクでは熟練の職人たちが手作業で行っています。

加えて、一般的なスコッチウイスキーが2回蒸留なのに対し、スプリングバンクは一部の原酒を3回蒸留。これらの過程では、130年以上も使い続けられているマッシュタンや、ヴァイキング時代の船材として使われていたカラマツ材のウォッシュバックなど、伝統的な道具を用い、長年の経験と融合しながらスプリングバンクの唯一無二の味わいを生み出しています。

スプリングバンク10年はやまやで買える?

スプリングバンク10年はやまやで買える?

ところで、「やまやでスプリングバンク10年を入手できるの?」と疑問に思ったことはありませんか。ネット上でお酒を購入する際に「やまや」という名前をよく目にするため、気になっている方も多いかと思います。

やまやとは

やまやは、日本を代表する酒類販売店チェーンです。

日本で初めて酒類専門の小売店として創業し、長年にわたり酒文化の発展に貢献してきました。顧客目線に立った柔軟な販売形式、豊富な品揃えで人気を博し、酒類専門販売店の中でも認知度の高いパイオニア的存在です。

その歴史は1952年に宮城県で創業した「やまや商店」にさかのぼります。1981年に酒類のディスカウント販売を開始し、1985年には洋酒の輸入販売にも乗り出すなど、事業を拡大し続けてきました。

現在は、全国300を超える店舗で、日本酒や焼酎をはじめ、ワインやビールなど、幅広い酒類を取り扱っており、ネット上ではオンラインショップも展開しています。

やまやでのスプリングバンク入手は困難

やまやでスプリングバンク10年を購入するのは困難です。

スプリングバンクはコアなウイスキーファンが多い銘柄で、一般的に多く流通しているウイスキーを飲む方とは顧客層が異なります。そのため、やまやのような酒の量販店、もしくは大型ディスカウントストアで販売されることはほとんどないため、やまやでの入手を実現するのは難しいといえるでしょう。

ただし、ときおり「スプリングバンク10年を量販店で購入した」という情報も見受けられます。やまやの店舗やネットショップを定期的にチェックしていると、運次第でスプリングバンク10年を購入できる可能性もあるでしょう。

やまやは抽選販売もおすすめ

スプリングバンク10年を、やまやのような量販店で手に入れるのが難しいですが、抽選販売を利用すると入手確率がグッと高まります

やまやでは、ウイスキーの抽選販売を行っており、2024年度のラインナップは、グレンフィディック18年スモールバッチリザーブ、グレンフィディック21年グランレゼルヴァ、グレンフィディック23年グランクリュなど、人気のスコッチウイスキーが中心でした。

2024年度は、スプリングバンク10年はラインナップされていませんでしたが、定価入手確率をアップするためにも、ぜひ毎年チェックして抽選に選出されたラインナップを確認してみてください。

スプリングバンク10年は定価で購入できる?

スプリングバンク10年は定価で購入できる?

スプリングバンク10年は定価で購入できます

X(旧:Twitter)上でも、定価で購入できたという報告が複数見受けられます。中には、定価よりも少し安価に入手できたという方のコメントも見られました。それでは、実際のXを参考に定価で購入できるか否かをチェックしてみましょう。

口コミ①定価購入できました!

こちらのコメントでは、従来とは異なり、スプリングバンク10年の箱がなくなったことを惜しむ声が見られます。ただし、箱に関するという変更点はありましたが、定価での購入が可能であることが記載されています。

口コミ②値段が上がってる!

次の口コミでは、スプリングバンク10年の値段が上がっているとの声が見られます。

ただし、スプリングバンクの輸入販売店である「Whisk-e Ltd.」では、スプリングバンクの定価は10,000円なので、定価よりも安価で販売されているようです。おそらく、店舗によって販売価格が変動し、他店での販売価格と比較して値上げしていると判断されたのではと推察されます。

口コミ③気長に待って良かったです!

こちらは、やはり定価の10,000円より安く購入されているコメントです。先程よりさらに安く入手していることから、かなりお得な価格であること分かります。

スプリングバンク10年がドラッグストアのような量販店で入荷していることは非常に珍しく、コメントされた方も気長に待てば入荷すると驚かれているようです。

スプリングバンク10年の希少性

スプリングバンク10年の希少性

スプリングバンク10年は定価で購入できると分かりましたが、それではスプリングバンク10年の希少性は高くないのでしょうか?以下で詳しく検証してみましょう。

スプリングバンク10年の希少性は高い

スプリングバンク10年は非常に希少性が高いお酒です。上記のように、定価で購入できるケースは非常に珍しく、多くの方がプレミアム価格で入手されています。

一般的なスプリングバンク10年の買取価格は、15,000円です。メルカリでは、20,000円~30,000円で取引されていました(2024年12月28日調査)。これは、コレクターの間で人気が高いことが理由の一つで、また買取相場も比較的安定しない傾向にあります。

スプリングバンク10年の価格推移

スプリングバンク10年の買取価格は、近年高値で推移しています。

2018年6月頃には、現在の約1/3程度の6,000円程度で取引されていましたが、その後、徐々に上昇の兆しを見せ、2022年から2023年にかけては10,000円前後で安定しました。

しかし、2023年12月頃から買取価格が急激に上昇し、現在では15,000円前後で取引されています。つまり、この1年ほどの間に買取価格が倍近くになったということです。

スプリングバンク10年が品薄になった理由

スプリングバンク10年が品薄になった理由

スプリングバンク10年の品薄には、複数の要因が混在しています。

  1. 生産数が限られる独自の製法
  2. 世界的なウイスキーブーム
  3. 日本でのウイスキー人気の高まり
  4. キャンベルタウンの特殊性

①生産数が限られる独自の製法

一つ目の要因は、スプリングバンク10年の独特な製法です。

スプリングバンク蒸溜所では、製麦からボトリングまでの全工程を自社で行うという徹底したこだわりを持っています。特に、フロアモルティングと呼ばれる伝統的な製麦方法は、大麦を一つひとつ手作業で乾燥させるもので、大量生産には不向きです。

このスプリングバンク特有の手間ひまかけた製法が、スプリングバンク10年の深い味わいを生み出す一方で、生産数を限定し、希少価値を高める要因となっています。

②世界的なウイスキーブーム

二つ目の要因は、世界的なウイスキーブームです。1980年代ごろからウイスキーは「冬の時代」を迎え、世界的に需要が大きく落ち込みました。結果、スコッチウイスキーの象徴であったポートエレン蒸留所、日本の軽井沢蒸留所など、多くの著名な蒸留所が閉鎖に追い込まれました。

しかし、2000年代に入り、ジャパニーズウイスキーが世界的に注目を集め、ウイスキー全体の価値が向上しました。これを機に一気に品薄状態となり、希少性が高まっていったのです。

③日本でのウイスキー人気の高まり

三つ目の要因は、日本におけるウイスキー人気の高まりです。

2000年といえば、日本国内ではジャパニーズウイスキーブーム以外にも、ハイボール人気や、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴正孝氏を題材にしたNHKドラマ「マッサン」の影響で、ウイスキーへの関心が高まりました。

全体的なウイスキーの底上げが、スプリングバンク10年のような銘柄の需要の高まりにもつながっていきました。

④キャンベルタウンの特殊性

四つ目の要因は、スプリングバンク10年の生産地であるキャンベルタウンの特殊性です。キャンベルタウンは、先ほどお伝えした竹鶴正孝が最初に修行した場所であり、歴史と伝統のある蒸留所が集まっています。

しかし、近年はウイスキー需要の低迷を受け多くの蒸留所が閉鎖し、現存しているキャンベルタウンの蒸留所はわずか3つです。加えて、小規模な蒸留所が多く、生産量が限られていることから希少性が高まっています。

ウイスキーは生産からリリースまでに最低3年、スプリングバンク10年であれば10年以上の年月が必要です。そのため、今後も希少性はさらに高まる可能性が高いと考えられます。

スプリングバンク10年以外の種類6選

スプリングバンク10年以外の種類6選

スプリングバンク10年以外にも、スプリングバンクには数多くのラインナップが存在します。以下では、スプリングバンク10年以外の人気ラインナップを6選ご紹介しましょう。

  • スプリングバンク12年 カスクストレングス
  • スプリングバンク15年
  • スプリングバンク18年
  • スプリングバンク21年
  • スプリングバンク25年
  • スプリングバンク ローカルバーレイシリーズ

スプリングバンク12年 カスクストレングス

スプリングバンク12年 カスクストレングス
引用元:ビックカメラ

スプリングバンク12年 カスクストレングスは、力強いアメリカンオークのニュアンスと、スプリングバンク特有のピート香が見事に調和した一本です。加水を行わないため、アルコール度数は55.9%と高めですが、その分、スプリングバンクの持つ力強い個性をダイレクトに味わえます。

花蜜のようなフローラルなアロマにフレッシュなシトラスの香りが重なり合い、そして熟した果実やスパイスの複雑な風味が豊かに広がります。オイリーでリッチな口当たりとともに、レーズンやバニラ、塩キャラメルの甘みが纏い、余韻にはピートのスモーキーさが心地よく残ります。

スプリングバンク15年

スプリングバンク15年
引用元:Amazon

スプリングバンク15年は、シェリー樽でじっくりと熟成され、スプリングバンク10年とはまた異なる深みのある味わいが特徴です。琥珀色の美しい液体は、鮮やかで洗練されたグリーンのラベルに美しく映え、10年よりもわずかに濃い色合いが熟成の深さを物語ります。

グラスに注ぐと、スモーキーでダークチョコレートのような奥行きのある香りが広がり、オレンジやオランジェットのような柑橘系の爽やかさもプラス。10年よりもシェリー樽由来の熟成感が強調されており、大人な雰囲気が漂う逸品です。

スプリングバンク18年

スプリングバンク18年
引用元:Amazon

スプリングバンク18年は、80%以上のシェリー樽で熟成された深み、スプリングバンクならではの個性・複雑さを堪能できるボトルです。濃く深い琥珀色の液体は、ブラックとパープルのコントラストが美しい都会的なラベルにマッチします。

グラスに注ぐと、サルタナレーズンやドライアプリコット、バニラなどの芳醇な香りが立ち上り、同時に、スプリングバンクらしい潮風を思わせるミネラル感も重なります。レーズンやプラムなどのドライフルーツの甘み、カカオのほろ苦さ、そしてピートのスモーキーさが複雑に絡み合い、長く余韻に残る深い味わいが楽しめるの魅力です。

スプリングバンク21年

スプリングバンク21年
引用元:楽天市場

スプリングバンク21年は、バーボン、シェリー、ポート、ラムなど、様々な樽で熟成された原酒を巧みにブレンドすることで、深みのある味わいを生み出している一本です。黄金色の美しい液体にゴールドとブラックのラベルがエレガンスに映え、プレミアムなスプリングバンク21年の風格をさらに際立たせています。

グラスに注ぐと、熟したフルーツやスパイス、そしてほんのりとスモーキーな香りが立ち上り、複雑で奥深いアロマが広がります。レーズンやプラムなどのドライフルーツの甘み、カカオのほろ苦さ、そしてピートのスモーキーさが心地よく花開き、長い余韻が特別なときを彩ってくれる銘酒です。

スプリングバンク25年

スプリングバンク25年
引用元:Barrel

スプリングバンク25年は、シェリー樽とバーボン樽で熟成された原酒を巧みにブレンドし、深みのある味わいを生み出すシングルモルトです。シェリー樽原酒50%、バーボン樽原酒50%という絶妙なバランスで仕上げられ、世界で1,200本、日本にはわずか120本という数少ない販売数も注目を集めています。

グラスに注ぐと、スミレやルバーブのフローラルな香りに続き、カスタードクリームやトロピカルフルーツ、ハチミツの甘い香りが広がります。バニラファッジやマーマレード、ハチミツなどの豊かな甘みと、タバコやフルーツの複雑な味わいがバランスよく重なり合うのが特徴です。フィニッシュには、スプリングバンクらしい潮っぽさやダンネージウェアハウスの土のような香りが加わり、長く余韻が続きます。

スプリングバンク ローカルバーレイシリーズ

引用元:楽天市場

スプリングバンク ローカルバーレイは、キャンベルタウンの地元で収穫された大麦を100%使用し、伝統的な製法で作られる限定ウイスキーです。キャンベルタウンの自然と、スプリングバンク蒸留所の伝統が融合したこのボトルは、毎年、争奪戦が繰り広げられるほどの人気を博しています。

毎年リリースされるローカルバーレイですが、熟成樽は年によって異なり、味わいが変化するのも魅力の一つです。例えば、2022年リリースの10年はバーボン樽100%で熟成されたのに対し、2023年リリースの11年はラムカスクフィニッシュが採用されました。

キャンベルタウンで育まれた大麦の個性を引き出した豊かな味わいは、ラベルに描かれた蒸留所と麦畑からもそのコンセプトを読み取ることができるでしょう。

まとめ

まとめ

スプリングバンク10年をやまやで購入するのは非常に難しいですが、不可能ではありません。一部では、やまやのような量販店でスプリングバンク10年を手に入れたという報告もあります。

また、やまやでは抽選販売を行っており、これが購入のチャンスとなることもあります。ただし、2024年度の抽選販売ではスプリングバンク10年はラインナップに含まれていませんでした。

しかし、非常に人気の高い銘柄であるため、今後抽選販売に再び登場する可能性は十分にあります。ぜひ、本記事の内容を参考にして、スプリングバンク10年をやまやで購入するという目標を達成してください。