そもそも竹鶴とはどんなお酒?

竹鶴は、ニッカウヰスキーが手がけるピュアモルトウイスキーです。ピュアモルトとは、モルト原酒だけで構成されたウイスキーのこと。現在の分類でいうブレンデッドモルトにあたります。

竹鶴の設計思想は明快です。北海道・余市蒸溜所の力強くスモーキーなモルトと、宮城県・宮城峡蒸溜所の華やかで軽やかなモルトを掛け合わせる。グレーンウイスキーを一切使わずに、ブレンデッド並みの飲みやすさへ着地させています。

ニッカが2つの蒸溜所を持っているからこそ成立する構成であり、余市・宮城峡のシングルモルトと飲み比べると、竹鶴が両者の「いいとこ取り」であることがよく分かります。

竹鶴の歴史

ブランド名の由来である竹鶴政孝は、1894年に広島県竹原の造り酒屋「竹鶴酒造」に生まれました。1918年に単身スコットランドへ渡って本場の蒸溜技術を学び、現地で出会った妻リタとともに帰国。1934年に北海道余市で大日本果汁(のちのニッカウヰスキー)を興します。この夫妻の物語が、2014年から2015年にかけて放送されたNHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルになりました。

竹鶴ブランドが誕生したのは、政孝の没後となる2000年です。第一作は「竹鶴12年ピュアモルト」でした。

このときの価格設定が、業界に衝撃を与えます。当時の競合であるサントリーの山崎が6,000円前後で展開されていたなか、竹鶴12年は660mlボトルをわずか2,450円で発売したのです。創業者の名を冠しながら、あえて手の届く価格に置く。この戦略が功を奏し、竹鶴は一気に支持を広げました。

なお「竹鶴」という商標を使うにあたっては、同名の日本酒を造る竹鶴酒造へ当時の取締役相談役・竹鶴威氏が直接許可を得に赴いたという経緯があります。洋酒であることから快く承諾されたと伝えられています。

翌2001年には17年が加わり、その後21年・25年・35年へとラインナップが拡大。竹鶴シリーズは日本を代表するピュアモルトとしての地位を確立していきました。竹鶴の歴史や種類をさらに詳しく知りたい方は、竹鶴とは?ニッカウヰスキーが誇る日本の最高峰ピュアモルトの歴史と種類を解説もあわせてご覧ください。

竹鶴の種類ごとの定価一覧

竹鶴の定価を考えるうえで押さえておきたいのは、現行品は1種類しかないという点です。年数表記のある12年・17年・21年・25年はすべて終売しており、これらに「現在の定価」は存在しません。表に載せているのは発売当時の価格です。

まずは全体像を確認しましょう。

最終更新日:2026年9月8日

銘柄 容量/度数 状況 定価(税込) 市場相場の目安
竹鶴ピュアモルト(白ラベル) 700ml/43% 現行品 7,700円
(税別7,000円)
9,000〜11,000円
竹鶴ピュアモルト(旧・黒ラベル) 700ml/43% 終売 4,400円前後
(発売当時)
12,000〜14,300円
竹鶴ピュアモルト12年 660ml・700ml/40% 終売 2,450円
(発売当時)
27,500〜49,500円
竹鶴ピュアモルト17年 700ml/43% 終売 7,700円
(税別7,000円)
29,000〜60,500円
竹鶴ピュアモルト21年 700ml/43% 終売 16,500円
(税別15,000円)
60,000〜110,000円
竹鶴ピュアモルト25年 700ml/43% 終売 77,000円
(税別70,000円)
275,000〜300,000円

※終売品の定価は発売当時の参考小売価格です。市場相場は流通状況・ボトルの状態・付属品の有無により大きく変動します。

ここで注目したいのが、現行の竹鶴ピュアモルトの定価の推移です。2020年3月のリニューアル発売時は税別4,000円でしたが、2022年10月の改定で税別4,500円へ、そして2024年4月1日出荷分から税別7,000円(税込7,700円)へと約56%も引き上げられました

この2024年の改定は、アサヒビールが2023年12月19日に発表したもので、国産ウイスキー・輸入洋酒あわせて68商品が対象。税込参考小売価格が6〜62%引き上げられるという大規模なものでした。竹鶴ピュアモルトの引き上げ幅は、そのなかでも突出しています。

なお2026年4月の価格改定では、竹鶴ピュアモルトは対象になっていません。この時期に改定されたのは、ブラックニッカ クリア・リッチブレンド・ディープブレンド・ハイニッカなど5ブランド26品目(約10〜16%の引き上げ)と、余市・宮城峡の蒸溜所限定品です。当初2025年11月出荷分から予定されていたものが、システム障害の影響で延期されて実施された経緯があります。結果として、竹鶴の定価は2024年4月以降、税込7,700円で据え置かれています

ここからは、それぞれの銘柄について詳しく見ていきましょう。

竹鶴ピュアモルト

定価は7,700円(税込)/700ml・アルコール分43%。竹鶴シリーズで唯一の現行品であり、酒販店・スーパー・百貨店・家電量販店の酒売り場といった通常流通で購入できます。

現在流通しているのは「白ラベル」と呼ばれるボトルです。2020年3月31日に、余市モルトの使用比率を高める形でリニューアル発売されました。終売した年数表記シリーズの後継という位置づけで、余市・宮城峡の原酒を新しい比率でヴァッティングし、シェリー樽熟成のリッチさとピートのバランスを再構築しています。

味わいは、モルトの若々しさとフレッシュな果実感が前に出る構成。ハイボールとの相性が良好で、日常的に楽しめる一本です。

一方、リニューアル前の旧ボトルが「黒ラベル」です。こちらは現行よりピーティーで厚みのある構成といわれ、終売後は定価を上回る12,000〜14,300円前後で取引されています。飲み比べの題材としても人気があり、旧ラベルならではの評価が確立しています。

竹鶴ピュアモルト12年

発売当時の定価は2,450円(660mlボトル)/アルコール分40%。2014年2月に終売しており、現在の市場相場は27,500〜49,500円です。

2000年にシリーズ第一作としてリリースされたボトルで、当初は660mlのレトロな角瓶仕様。その後700mlの丸型ボトルへ移行しました。宮城峡モルトをベースに、余市のシェリー樽モルトで味付けを施すという構成です。

味わいは、湧き立つような華やかな香りとスムースな飲みやすさを両立したバランス型。モルトの甘みに少しのスパイシーさが調和し、蜂蜜やナッツを思わせる風味も感じられます。

価格推移がもっとも長く追えるボトルでもあります。通販サイトでの販売価格は、終売前の2013年に約2,000円だったものが、2015年に約13,000円、2020年に約30,000円、2021年以降は約49,500円と、およそ9年で25倍にまで跳ね上がりました

興味深いのは、熟成年数の序列どおりに価格が並ばない点です。12年は17年より早く終売したため、市場では17年との価格逆転が起きています。同じ12年でも、丸型ボトルより初代の角瓶、通常ラベルより旧ラベルが高く評価される傾向もあります。

竹鶴ピュアモルト17年

発売当時の定価は7,700円(税込)/700ml・アルコール分43%。2020年3月31日に終売し、現在の市場相場は29,000〜60,500円です。オークションの平均落札額はおよそ29,000円ですが、真贋と状態を確認した専門店の店頭では44,000〜60,500円前後になります。

2001年に12年の好評を受けて登場したボトルで、シリーズのなかでも「中心的な存在」として最も広く愛されました。12年では物足りない、けれど21年ほど濃厚なものは求めていない。そんな層にちょうど良い位置づけだったといえます。

味わいは、黒糖やドライフルーツを思わせる深みのある甘い香りと、香ばしい樽熟成香。シルクのようになめらかな口当たりで、しっかりしたコクと円熟した旨みが広がります。余市の力強さと宮城峡の華やかさが最もバランス良く現れたボトルでした。

17年物としては破格の定価だったこともあり、終売後の価格上昇は特に目立っています。

竹鶴ピュアモルト21年

発売当時の定価は16,500円(税込)/700ml・アルコール分43%。こちらも2020年3月31日に終売し、現在の市場相場は60,000〜110,000円です。二次流通では6〜8万円前後、専門店では88,000円前後からが目安になります。

21年物としては非常に安価な設定でしたが、評価は別格でした。ワールド・ウイスキー・アワードのブレンデッドモルト部門で、2007年・2009年・2010年・2011年と立て続けに世界最高賞を受賞しています。

よく熟したピーチやトロピカルフルーツのような豊かで濃厚な果実香が印象的で、リッチなコクと長い余韻が続きます。2016年の伊勢志摩サミットでは、25年とともに各国首脳に振る舞われました。

なお、角瓶仕様の21年は通常ボトルより流通量が少なく、箱付きであれば110,000円前後の値がつくこともあります。

竹鶴ピュアモルト25年

発売当時の定価は77,000円(税込・税別70,000円)/700ml・アルコール分43%。2020年3月31日に終売し、現在の市場相場は275,000〜300,000円と、定価の3〜4倍で推移しています。

竹鶴シリーズの頂点に位置するボトルで、バカラグラスに施されたゴールドの刻印が特徴。光にかざすと深い琥珀色が煌びやかに輝きます。

味わいは、ピートのスモーキーな香りにフレッシュなベリー系のアロマが重なり、バニラやチョコレートのような甘いテクスチャーが複雑に絡み合う構成です。25年以上熟成したモルト原酒のみをヴァッティングしており、アルコールをほとんど感じさせないほど滑らかな口当たりに仕上がっています。

2019年には、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジでジャパニーズウイスキー部門最高賞、ワールド・ウイスキー・アワードでワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキーをダブル受賞。その翌年に終売という皮肉な結末を迎えました。

査定の現場では、木箱と紙箱の2種類がそろっているかで評価が変わります。付属品の有無が価格に直結するボトルの代表例といえるでしょう。

竹鶴の終売情報

竹鶴シリーズの終売は、2段階で進みました。

まず2014年2月、シリーズ第一作の竹鶴12年が販売終了。同年3月から、年数表記のないノンエイジの竹鶴(黒ラベル)がスタンダードボトルとして登場します。

そして決定的だったのが、2020年3月31日です。この日をもって、竹鶴17年・21年・25年が一斉に終売となりました。同時に黒ラベルもリニューアルされ、現行の白ラベルへと切り替わっています。12年から始まった年数表記との別れが、シリーズ全体で完結した形です。

ここで押さえておきたいのが、終売の理由は品質問題でも販売不振でもなく、原酒不足だという点です。世界的な需要増に対して、熟成を終えた原酒の在庫が追いつかなくなりました。

もうひとつ重要なのが、「終売」であって「休売」ではないという表現の違いです。サントリーの響17年や白州12年は公式には休売とされ、復活の余地を残した言い方でした。対して竹鶴の年数表記ボトルは明確な終売。メーカーからの供給が二度と増えない前提で市場が動くため、現存するボトルの価値が下がりにくい構造になっています。

再販についてはニッカからの告知がありません。ただし可能性がゼロというわけでもありません。ニッカは需要拡大を受けて生産設備の増強を進めており、2010年代後半以降に仕込まれた原酒が熟成年数に達する2030年代には、年数表記が復活する余地が残されています

竹鶴の定価が高騰化している理由

現行品の定価は2024年に56%引き上げられ、終売品は定価の4倍から25倍で取引されている。この状況をつくり出した要因は、大きく3つに整理できます。原酒不足・世界的な需要拡大・終売による希少化です。順に見ていきましょう。

①原酒不足による供給減

最も根本的な要因が原酒不足です。

ウイスキーは、仕込んでから商品になるまでに長い熟成期間を必要とします。17年表記のボトルを出荷するには、最低でも17年前に仕込んだ原酒が必要です。今日需要が増えたからといって、明日から供給を増やすことはできません。

問題は、仕込みの判断が何十年も前に行われていたことです。ジャパニーズウイスキー市場が低迷していた1990年代後半から2000年代、各社は生産量を絞っていました。当時の判断は2010年代後半の需要爆発をまったく想定していません。その時期に仕込まれなかった分の穴が、いまも埋まらないまま残っているのです。

もちろん、増産の努力は続いています。アサヒビールは2019年から2021年にかけて約65億円を投じ、余市・宮城峡両蒸溜所の設備を増強する計画を打ち出しました。2024年・2025年にも継続的な設備投資が行われています。

ただ、樽で寝かせる時間ばかりは短縮できません。この設備投資コストそのものも、2024年4月の価格改定理由のひとつとして挙げられています。加えて、大麦や樽材といった原材料の国際価格の上昇、物流費の高騰、円安による輸入コスト増も重なりました。定価が上がるのは、需要だけが理由ではないのです。

②世界的なジャパニーズウイスキーブームと受賞歴

需要側の火付け役は2つあります。

ひとつが国際コンペティションでの受賞ラッシュです。ワールド・ウイスキー・アワードのブレンデッドモルト部門において、竹鶴17年は2012年・2014年・2015年・2018年と4度の世界最高賞を獲得。さらに25年が2019年、21年が2020年、現行のノンエイジも2023年に同部門を制しています。ひとつのシリーズが複数の熟成年数で世界一を獲るという、きわめて珍しい実績です。

こうした受賞歴は、海外のコレクターや愛好家が竹鶴を探す明確な理由になります。国内の需要だけでなく、世界中の買い手が限られた本数を奪い合う構図が生まれました。

もうひとつが「マッサン効果」です。竹鶴政孝とリタ夫妻をモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」は、2014年9月から2015年3月にかけて放送され、平均視聴率21.1%を記録しました。放送終了後の2015年4月でも、ニッカの国内ウイスキー販売数量は前年比207%。一過性のブームにとどまらず、コアユーザーの定着につながっています。

加えて、2016年の伊勢志摩サミットで竹鶴21年・25年が各国首脳に振る舞われたことも、ブランドの格を国内外に印象づけました。

海外の愛好家が受賞歴で竹鶴を探し、国内ではドラマで一般層まで知名度が広がり、さらに投資目的の買い手も加わる。三層の需要が同じボトルを奪い合った結果、店頭から竹鶴が消えていきました。

③年数表記ボトルの終売による希少化

3つ目が、終売そのものがもたらす希少化です。

前述のとおり、竹鶴の年数表記ボトルは「休売」ではなく「終売」です。供給が増える見込みがない以上、市場に残るボトルは開栓されるたびに減っていく一方になります。これが、価格が下がりにくい構造的な理由です。

実際の数字が示すとおり、竹鶴12年の価格は終売から9年で約25倍になりました。17年・21年・25年も、ブーム最高潮の2023年前後にピークをつけ、その後やや調整が入ったものの高値圏で安定しています。

もうひとつ見逃せないのが、「市場在庫の質」が相場を決めるようになるという点です。終売銘柄は新規の入荷がないため、状態の良い個体から順に市場から消えていきます。箱付きで液面も良好なボトルは年々見つけにくくなり、その分だけ評価が上がります。

さらに、シリーズの終売が現行品の価値にも波及します。年数表記が消えたことで「竹鶴が飲めるのは白ラベルだけ」という状況が生まれ、現行ボトルの需要まで押し上げられました。旧ラベルの黒ラベルが定価を超える12,000円台で取引されているのも、この流れの延長線上にあります。

竹鶴の価値や査定のポイントをさらに詳しく知りたい方は、【竹鶴 買取】プロが教える!売る前に知りたい7つのポイントもあわせてご覧ください。

竹鶴を定価で買う方法

前提として、定価で買えるのは現行の竹鶴ピュアモルト(白ラベル)だけです。終売した年数表記ボトルにはそもそも定価が存在せず、二次流通の相場で取引されています。

とはいえ、白ラベルの入手難易度は以前より下がっています。2024年4月の値上げ以降、店頭在庫が戻りつつあるという声が増えており、タイミングが合えば定価7,700円で見つけられます。ここでは4つのルートを、特徴と注意点とあわせて解説します。

①酒屋・量販店の入荷タイミングを狙う

もっとも基本的で、成功率も高いのが地元の酒販店や量販店を地道に回る方法です。

竹鶴ピュアモルトは通常流通の商品なので、スーパー・ディスカウントストア・家電量販店の酒売り場・百貨店など、幅広い店舗で取り扱いがあります。極端なプレミアがついていない店舗であれば、定価前後で購入できます。

コツは、入荷のタイミングを事前に把握しておくことです。入荷数自体は多くないため、並んだその日のうちに売り切れる店舗も珍しくありません。よく行く酒販店があれば、入荷日を店員さんに確認しておくと確率が上がります。行きつけの店をつくり、入荷時に声をかけてもらえる関係を築くのも有効です。

見落とされがちですが、余市蒸溜所・宮城峡蒸溜所の売店も確実性の高いルートです。蒸溜所限定品と一緒に並んでいることがあり、有料試飲で味を確かめてから購入することもできます。

②百貨店・酒販店の抽選販売に応募する

竹鶴ピュアモルトは数量限定での出荷が続いているため、店頭で常時買えるとは限りません。そこで有効なのが抽選販売です。

百貨店や大手酒販店、家電量販店などでは、竹鶴を含むジャパニーズウイスキーの定価抽選販売が不定期に実施されています。当選すれば確実に定価で購入できるため、プレミア価格を払わずに手に入れられる有力な手段といえます。

注意点は、情報収集に手間がかかることです。抽選は告知期間が短いことが多く、各店舗の公式サイト・アプリ・メールマガジンをこまめに確認する必要があります。

また、応募条件が設けられているケースが少なくありません。店舗発行のカード会員やアプリ会員であることが必須だったり、過去の購入実績が求められたりします。狙っている方は、あらかじめ会員登録を済ませておきましょう。応募は1人1点までに制限されるのが一般的なので、複数銘柄が同時に出る場合は優先順位を決めておくことをおすすめします。

③コンビニでの定価販売を狙う

意外な穴場がコンビニエンスストアです。

酒類の品揃えに力を入れている一部店舗では、竹鶴ピュアモルトが定価前後で並ぶことがあります。ウイスキー目当ての人が集まりにくい場所であるぶん、売れ残っている可能性があるというのがこの方法の狙いです。

ただし、期待しすぎは禁物です。取り扱いは店舗によって大きく異なり、常時置いてあるわけではありません。大型店舗や酒販免許を持つ古くからの店舗、オフィス街や繁華街の店舗では比較的見つかりやすい傾向がありますが、あくまで「見かけたら買う」という心構えが現実的でしょう。

また、コンビニでも定価を上回る価格で販売されていることがあります。税込7,700円という数字を頭に入れておき、それを目安に判断してください

④ネットショップで購入する(プレミア価格・偽物に注意)

Amazonや楽天市場などの通販サイトでも、竹鶴は購入できます。在庫さえあればいつでも買える手軽さが最大のメリットで、店舗を巡る手間がかかりません。終売した年数表記ボトルを探す場合は、事実上ここが主要な入口になります。

一方で、注意点は多岐にわたります。

まず価格です。現行の白ラベルでも定価を超える出品が混ざっており、9,000〜11,000円程度で売られていることが珍しくありません。終売品ともなれば、17年で3万〜6万円、25年で27万円以上が一般的です。

そしてもうひとつが偽物のリスクです。竹鶴17年や21年のような終売プレミア銘柄は、空き瓶自体がフリマアプリで値段をつけて取引されてきました。詰め替え品が出回る余地があるということです。

購入時は、次の点を必ず確認してください。

  • キャップシール……緩みや回転した跡がないか
  • 液面の高さ……肩口より下がっているものは減点対象
  • ラベル……擦れ、日焼け、印刷の粗さがないか
  • 付属品……箱や冊子が揃っているか
  • 販売者……酒類販売業の免許を持つ事業者か、真贋の確認体制があるか

写真が極端に少ない出品や、相場より大幅に安い出品は避けたほうが無難です。安さには必ず理由があります。確実な一本を求めるなら、真贋と状態を確認したうえで販売している酒類専門店を選ぶのが結局は安くつきます。

竹鶴の受賞歴

竹鶴は世界的に高い評価を得ており、12年から25年まで、すべての種類に受賞歴が存在します

インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)では、竹鶴12年が2008年に金賞を獲得したのをはじめ、その他の年でも銀賞や銅賞を複数回受賞。竹鶴17年は金賞が1回と銀賞が5回、21年は金賞が6回、25年も金賞を2回獲得しています。

ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)のブレンデッドモルト部門では、さらに輝かしい実績を残しました。竹鶴17年が2012年・2014年・2015年・2018年と4度の世界最高賞に輝き、21年は2007年・2009年・2010年・2011年に受賞。25年が2019年、現行のノンエイジも2023年に同部門を制しています。

2019年の竹鶴25年は、ISCのジャパニーズウイスキー部門最高賞とWWAのワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキーをダブル受賞するという快挙を成し遂げました。その翌年に終売となったことが、現在の希少価値をさらに高めています。

お酒の買取ならストックラボへ

ご自宅に竹鶴が眠っているなら、その価値は想像以上かもしれません。ストックラボは、ウイスキー・シャンパン・ブランデー・日本酒などを業界最高値で買取するお酒買取専門店です

竹鶴は、同じ銘柄でもラベルの世代やボトルの形状で評価が大きく変わります。12年なら丸型より角瓶、ノンエイジなら白ラベルより黒ラベル。熟成年数の序列どおりに価格が並ばない、専門知識が問われるブランドです。ストックラボでは経験豊富な鑑定士が、ラベルの世代・液面・付属品の有無まで確認したうえで、一本一本を丁寧に査定いたします。

査定方法は、店頭・出張・宅配・メール・LINEからお選びいただけます。査定は無料で、金額にご納得いただけない場合のキャンセルも可能です。まずはお気軽にご相談ください。

竹鶴の買取実績

銘柄名 買取日 買取価格
ウイスキー 竹鶴25年 2025年8月30日 170,000円
NIKKA ニッカ 竹鶴21年 ピュアモルト ウイスキー 2025年7月18日 62,000円
ニッカ 竹鶴17年 ピュアモルト 2025年7月21日 31,000円

※買取価格はボトルの状態・付属品の有無・査定時期により変動します。上記は過去の実績であり、金額を保証するものではありません。

保管の際は、直射日光を避けた冷暗所でボトルを立てて置いてください。ウイスキーはワインと違ってコルクを湿らせる必要がなく、横に寝かせると高いアルコール度数がコルクを傷め、液漏れや香味の劣化につながります。

また、竹鶴25年のように木箱と紙箱の2種類が付属する銘柄では、両方そろっているかで評価が変わります。箱や冊子は捨てずに一緒に保管しておきましょう。

まとめ

竹鶴シリーズの定価と相場について解説してきました。最後に要点を整理します。

  • 現行品は竹鶴ピュアモルト(白ラベル)のみで、定価は7,700円(税込)。2024年4月に税込4,950円から約56%値上げされた
  • 2026年4月の価格改定では竹鶴は対象外で、定価は据え置かれている
  • 12年は2014年2月、17年・21年・25年は2020年3月31日に終売。理由は品質問題ではなく原酒不足
  • 終売品の相場は定価の4〜25倍。12年は9年で約25倍、25年は275,000円前後で推移している
  • 定価で買えるのは白ラベルだけ。酒販店・量販店の入荷狙い、抽選販売、コンビニが現実的なルート

竹鶴は、2,450円で始まったブランドです。「本格的なモルトを、手の届く価格で」という創業時の思想が、いまの価格からは想像しにくいほど遠くなりました。それでも、現行の白ラベルには余市と宮城峡を掛け合わせるという竹鶴らしい設計がしっかり受け継がれています。

まずは定価で買える一本から、シリーズの味わいに触れてみてはいかがでしょうか。

そして、ご自宅に年数表記の竹鶴や黒ラベルが眠っている場合は、その価値を一度確かめてみることをおすすめします。供給が二度と増えない終売銘柄であり、状態の良い個体には安定した需要があります。ストックラボでは無料査定を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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株式会社ストックラボ
所在地
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-12-16 セントフォービル203
電話番号
03-5919-6640
古物商許可番号
第307731104330号
酒類販売業免許
四法373

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