【この記事でわかること】

  • 竹鶴とはどんなウイスキーなのか
  • 竹鶴にはどんなラインアップがあったのか
  • 竹鶴はどこで買えるのか
  • 竹鶴の受賞歴

お酒の高価買取ならストックラボへ

お酒の買取でお悩みなら、ストックラボのお酒買取をご利用ください。

ストックラボでは、ウイスキー、シャンパン、ブランデー、日本酒などのお酒を業界最高値で買取中

お客様の大切なお酒を、査定員が丁寧・公正に査定いたします。

メール・電話・宅配・訪問などでも無料で査定可能ですので、お気軽にご相談ください。

\お酒の高額査定はこちらから/

竹鶴とは?

ニッカウヰスキーを代表する銘柄であるモルトのウイスキー「竹鶴」。広島県竹原市の竹鶴酒造が生家でニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝の名を冠したこのウイスキーはどういったウイスキーなのかを紹介します。竹鶴について知ることは、同時にニッカのモルトについて知ることにもなります。

竹鶴の歴史

竹鶴ピュアモルトの販売開始は2000年の事で、当初は12年ものの製品として店頭に並びました。商品開発のコンセプトは、大麦を原料として造るモルトウイスキーだけで、モルトとグレーンをブレンドしたブレンデッドウイスキーをしのぐ飲みやすさを持つモルトのウイスキー。商品名には竹鶴ピュアモルトの製造を行うニッカウヰスキーの創業者で、生家が広島県竹原市の竹鶴酒造の竹鶴政孝の名を冠するという、ニッカウヰスキーの気合いが入ったウイスキーでした。竹鶴の名前は竹鶴酒造に確認済みとの事。

その後、竹鶴政孝が創業したニッカウヰスキーは17年・21年・25年ものの竹鶴が続けざまに発売。日本だけでなく、海外のコンクールにて金賞を受賞するなど、輝かしい記録を残しているお酒になりました。

その後、ドラマの影響で竹鶴の人気は決定的なものになりますが、同時に深刻な原酒不足に陥り、2022年12月現在ではノンエイジを残して全て終売しています。

竹鶴の種類

ニッカウヰスキーが製造、竹鶴酒造が生家の竹鶴政孝の名を冠する竹鶴ラインアップは非常にシンプルで、これまで発売された商品の多くはベースとなるノンエイジの「竹鶴ピュアモルト」以外はエージングのウイスキーとなっています。それぞれの種類についてどういった商品だったのかを紹介します。

竹鶴ピュアモルト

出典:Amazon

現行の竹鶴ピュアモルトは、発売当初からのコンセプトである「モルトウイスキーだけでブレンデッドウイスキー並に飲みやすいウイスキー」を守り続けています。

ニッカウヰスキーでは、北海道にある余市蒸留所の余市モルトと宮城県にある宮城峡蒸留所の宮城峡モルト2箇所で、独自のモルトウイスキーを製造。竹鶴はこの2箇所で蒸留・熟成された3種類のモルトウイスキーがブレンドされます。

竹鶴ピュアモルトはモルトウイスキーが持つ重厚な味わいを持ちながらも滑らかな口当たり。香りはそれぞれのモルトの特徴が活きつつも、癖を抑えたアロマに仕上がっています。

メーカーが定価としている参考小売価格は4500円の商品ですが、その人気ぶりと希少性からECサイトなどでは高値となっており、概ね1万円程度の価格が付いています。メルカリなどのフリマサイトでは、旧ラベルの出品も散見できます。

竹鶴ピュアモルト12年

出典:Amazon

竹鶴ピュアモルトがニッカウヰスキーから発売された当初は、この12年からスタートしました。はじめは現行のザ・ニッカのような四角に角張った角瓶でしたが、その後は現行のような筒型へと瓶の種類を変えました。

ブレンデッドウイスキーのように飲みやすいモルトウイスキーとして高い評価を得て、竹鶴の人気を不動にさせた製品です。その後長きに亘って竹鶴ブランドを支えてきたボトルでしたが、2022年12月現在では終売しています。

メーカーが発売していた当時に定価としていた価格は、12年ものとは思えない価格である2450円の商品でしたが、終売以降は価格が高騰し続けており、現在ではECサイトなどでは概ね2万円以上の価格です。メルカリなどのフリマサイトでは、2万円前後での出品となっています。

竹鶴ピュアモルト17年

出典:Amazon

竹鶴12年ピュアモルトの好評を受け、ニッカウヰスキーは竹鶴12年発売の翌年になる2001年に竹鶴17年ピュアモルトを発売しました。竹鶴本来のコンセプトである、飲みやすいモルトウイスキーとしての味わいは健在。国内外でも特に高い評価を獲得した商品です。他の種類の竹鶴と共に長きに亘って竹鶴ブランドを支えてきたウイスキーでしたが、2020年3月を以て終売しています。

メーカーが発売していた当時に定価としていた価格は、17年ものとしては破格である7000円の商品でしたが、終売以降は価格が高騰し続けており、現在ではECサイトなどで概ね4万円前後かそれ以上の価格です。メルカリなどのフリマサイトでもほぼ同様の価格帯となっています。

竹鶴ピュアモルト21年

ニッカが送り出した竹鶴の人気は留まることを知らず、17年の発売からしばらくして竹鶴21年ピュアモルトが発売されました。他の種類の竹鶴と比較しても特に評価が高いウイスキーで、世界的な酒類の品評会であるISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で金賞を複数回受賞しています。長きに亘って竹鶴ブランドを支えてきたウイスキーでしたが、原酒不足に伴い2020年3月を以て終売しています。

メーカーが発売していた当時に定価としていた価格は1万6500円と、21年ものとしては非常に安い設定でした。人気の高まりからネットでは終売前から価格が高騰し続けており、2022年12月現在ECサイトなどでは概ね8万円前後で取引されています。メルカリなどのフリマサイトで6万円台の価格帯から購入可能です。

竹鶴ピュアモルト25年

出典:Amazon

竹鶴ピュアモルトのみならず。ニッカが造り出すウイスキーの中でも最高レベルの味わいになるのが竹鶴25年ピュアモルト。他の種類の竹鶴と同様に国内外で高い評価を得ており、2016年に開催された伊勢志摩サミットでは、先述の竹鶴21年と共に各国首脳に振る舞われました。竹鶴ブランドの人気を牽引したウイスキーでしたが、原酒不足に伴い2020年3月を以て終売しています。

メーカーが発売していた当時に定価としていた価格は、その希少性の高さから7万円という設定でした。2022年12月現在ではECサイトなどでは概ね30万円前後で取引されています。メルカリなどのフリマサイトでもほぼ同様の価格帯です。

竹鶴の終売情報

ここまで紹介したように、2022年12月現在においてニッカウヰスキーから発売されている竹鶴はノンエイジのものだけで、他の種類は全て終売しています。終売前からウイスキーの原酒不足に加え、竹鶴ブランドに対する人気の高まりが慢性的な品薄状態を生み出しており、ネット上では価格が高騰を続ける傾向にあったようです。

現在、ノンエイジ以外の竹鶴は各種ECサイトで販売されているものか、メルカリなどのフリマサイトでしか手に入れられません。いずれも定価と比較して非常に高額ですし、原酒不足が解消するまでは今後も値上がりが続く可能性が高いです。もしどうしても手に入れたい場合は早めの購入をおすすめします。

ピュアモルトウイスキー竹鶴はどこで買える?

竹鶴は飲みやすさが人気でとても美味しいウイスキーですから、できることなら購入して飲んでみたいのではないでしょうか。しかしながら、ニッカウヰスキーのモルト原酒不足に伴って、竹鶴は安定供給されていないのが現状です。では竹鶴はどこで買えるのでしょうか。

酒屋などの小売店

ウイスキーなどの酒類を購入する際、真っ先に重い浮かべるのが小売店となるでしょう。しかしながら先述のとおり、竹鶴はニッカの原酒不足により安定供給されていないウイスキーのため、大手の量販店や洋酒の専門店などを渡り歩いても巡り会える確率は極めて低いと言えます。

ではどこで買えるのかというと、確実なのはネット通販です。Amazonや楽天などの大手サイト以外でも、酒類に特化したECサイトを探せば終売しているウイスキーも見つかる可能性が高いです。定価と比較すると割高になるのは避けられませんが、確実に手に入れる手段としては有効です。

また、竹鶴のようにプレミアが付いているウイスキーは、お酒の買取を行っているお店で購入できる可能性もあります。そういったお店では、お客から買い取ったお酒を店頭で販売していることが多いので、足を運んでみる価値はあります。

メルカリやオークションなど

ニッカの竹鶴は一体どこで買えるのかとなった際、終売しているウイスキーも含めて探すべきはメルカリやネットオークションなど、一般人が出品しているサイトです。場合によってはECサイト以上に在庫が豊富且つ価格もやや安いものに巡り会える確率が高いです。とはいえ、定価より高い価格であるのは避けられません。

しかしながら、こうしたサイトはトラブルに遭遇する可能性を考慮しなければなりません。ウイスキーに限った話ではありませんが、高額な商品は入金したのに送られてこなかったり、空のボトルが送られてきたりするトラブルも想定しておく必要があるでしょう。

竹鶴の受賞歴

上の項目で少し触れましたが、竹鶴は世界的に高い評価を得ています。竹鶴12年から竹鶴25年まで、全ての種類のウイスキーに様々な受賞歴が存在します。

先ほど紹介したISCでは、竹鶴12年が2008年に金賞を獲得したのをはじめ、その他の年でも銀賞や銅賞を複数回受賞しています。竹鶴17年は金賞が1回と銀賞が5回。21年は金賞がなんと6回。25年も金を2回獲得したという実績です。

またウイスキーの品評会にはWWA(ワールドウイスキーアワード)も存在しており、こちらでは竹鶴17年と竹鶴21年が、世界最高のブレンデッドモルトウイスキーの称号である「ワールドベストブレンデッドモルト」をそれぞれ4回ずつ受賞しました。

スコッチウイスキーを勉強するところから始まったニッカのウイスキーが、世界にも認められたことを意味する受賞歴は、実に輝かしいものです。

まとめ

余市モルトと宮城峡モルトをブレンドしたモルトのウイスキー竹鶴。

竹鶴はフルーティーさで非常に高い人気を集めているウイスキーで、多くの商品が終売となっている今でもその勢いは健在です。現在ではニッカウヰスキーが製造する竹鶴を安定して手に入れることは難しく、定価を大きく超える値段で購入する他ありません。

しかしながら、その味わいはモルトウイスキーの殻を突き破るような境地に至っています。味わい深さと飲みやすさがバランス良く整えられており、舌の肥えたウイスキー好きを虜にしています。もし手に入れる機会に恵まれた際には躊躇無く入手し、飲んでみてください。お酒好きではなくても、きっと竹鶴のウイスキーでお酒の魅力にハマるでしょう。