飲みやすく、初心者向けだと言われることもある「白ワイン」。バランスの取れた苦みと酸味、そしてほんのり甘みを感じる白ワインの虜になる人も少なくありません。

しかし初心者はいざ自分で選ぶとなると、どの種類のどの銘柄が自分に合っているのか分からない方も多いでしょう。

そこで今回は、白ワインとは何かやおすすめの白ワインを紹介していきます。

自分好みの白ワインを見つけ出したい時に活用してみてください。

この記事で分かること

  • 白ワインと赤ワインの違い
  • 白ワインの選び方
  • 白ワインのおすすめ銘柄15選
  • 白ワインの産地情報
  • 白ワインの見方

白ワインとは?-初心者でもわかりやすい白ワインと赤ワインの違い-

赤ワインより白ワイン

まず白ワインとは何か、赤ワインの違いを紹介していきます。ワイン初心者で色以外の違いはよく分からないと感じている方は参考にしてみてください。

  • 白ブドウで作られている
  • タンニンの量が赤ワインと違う

白ワインとはブドウで作られたワインのこと

白ワインは、白ブドウから作られています。

白ワインの多くが透明や白い色をしている理由は、白いブドウが原材料であるからです。

赤ワインは黒ブドウから作られているので、白い色ではありません。

白ブドウが、白ワインかどうか判断する基準です。

白ワインと赤ワインの違い

白ワインは、赤ワインよりもタンニンの量が少なめです。

白ワインを作る際、タンニンの多い皮や種を排除。

赤ワインが白ワインよりも渋いのは、タンニンが多いという理由です。

実際に白ワインと赤ワインを飲んで、タンニンの違いを感じてみてください。

初心者でも飲みやすい白ワインのおすすめな選び方

白ワインの選び方を聞いている人

初心者はどのような基準で白ワインを選べばいいのかをまとめてみました。

白ワインを初めて選ぶ場合、基準を知っていると選びやすいでしょう。

ワイン選びを失敗したくない方は参考にしてみてください。

  • 価格
  • ボデイ
  • ブドウの品種

お手軽価格で選ぶ

白ワイン初心者は、お手軽なワインから始めるといいでしょう。

白ワインの銘柄を多く飲むことで、自分好みの味が見つかりやすいといえます。

高級な白ワインをちびちびのむよりも、初心者はたくさんの白ワインに触れる機会を持った方が勉強になります。

高級ワインは、中級者になってから楽しむといいでしょう。

味の違いが歴然である「ボディ」で選ぶ

ワインには、ボディと呼ばれる味の基準があります。

初めて飲む銘柄は、ボディを確認すると味が予想しやすいといえます。

ボディを理解すれば、気分や自分好みの白ワインを見つけやすくなります。

ボディは大きく3つに分類可能です。

ワイン初心者に最適なライトボディ

ライトボディは、軽く華やかな味わいが特徴的。

ワインを飲み慣れていない人や、重たい目のお酒は苦手という人はライトボディがおすすめです。

軽く華やかな味わいは、食前酒としても活用できます。

料理好きならミディアムボディ

ミディアムボディは、ライトボディとフルボディの中間です。

バランスの取れた味わいはどのような料理にも合わせやすく、お酒好きも満足できるでしょう。

白ワインが好きな人を招いて食事する際、口当たりがよくバランスの取れたミディアムボディなら間違いないでしょう。

濃い味の料理に合うフルボディ

フルボディは、味がどっしりしていると感じる重厚さが特徴的です。

重ための味わいは、パンチの利いた肉料理とよく合います。

しっかりした味わいのワインが飲みたい時に手に取ってみるといいでしょう。

ブドウの品種で選ぶ

ブドウの品種は、白ワインの味に大きく影響します。

ブドウの品種はラベルを見ると確認しやすく、初心者でも判断が付きやすいです。

例えばソーヴィニヨン・ブランは辛口ワインに使われることが多く、ヴィオニエは甘い香りがするなどの特徴があります。

品種を覚えておくことで、初めて飲む白ワインであっても自分好みの味が見つかりやすきでしょう。

白ワインのおすすめ銘柄15選比較表

白ワインのおすすめの銘柄

ここからは、白ワインのおすすめ銘柄を表にして紹介していきます。

甘口か辛口かもまとめているので、参考にしてみてください。

銘柄 価格 度数 産地 味わい

アルパカ シャルドネ・
セミヨン

税込み680円 13% チリ 辛口
サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ) ソーヴィニヨン・ブラン 税込み1,013円 13.5% チリ 辛口
ラ・キュベ・ミティーク ブラン 税込み2,102円 7.5% フランス 辛口
イエローテイル モスカート 税込み969円 7.5% オーストラリア 甘口
ドメーヌ・タリケ タリケ クラシック 税込み1,100円 10.5% フランス 辛口
ラブレ・ロワ シャブリ 税込み3,157円 12.5% フランス 辛口
マドンナ リープフラウミルヒ 税込み1,200円 9.5% ドイツ 甘口
ツェラー・シュヴァルツ・カッツブルーボトルQBA 税込み1,430円 9% ドイツ 甘口
カレッタ カイエガ ロエロ アルネイス 税込み2,743円 13.5% イタリア 辛口
はこだてわいん 北海道100 ナイアガラ 税込み1,100円 12% 日本 甘口
デ ボルトリ ディービー トラミナー/リースリング 税込み650円 12% オーストラリア 甘口
カポラボーロ ソアーヴェDOC 税込み1,745円 11.5% イタリア 辛口
まほろばの貴婦人 税込み3,300円 11.5% 日本、オーストラリア 甘口
プティ・シャブリ 税込み2,420円 12~15% フランス 辛口
ベリンジャー・ヴィンヤーズ カリフォルニア・ソーヴィニヨン・ブラン 税込み1,200円 13% アメリカ 辛口

白ワインのおすすめ銘柄15選

おすすめの白ワインの銘柄で乾杯する

表で紹介した銘柄を詳しく紹介していきます。

手軽に気に入る白ワインが中心ですので、実際に飲んでみましょう。

  • アルパカ シャルドネ・セミヨン
  • サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ) ソーヴィニヨン・ブラン
  • ラ・キュベ・ミティーク ブラン
  • イエローテイル モスカート
  • ドメーヌ・タリケ タリケ クラシック
  • ラブレ・ロワシャブリ
  • マドンナ リープフラウミルヒ
  • ツェラー・シュヴァルツ・カッツブルーボトルQBA
  • カレッタ カイエガ ロエロ アルネイス
  • はこだてわいん 北海道100 ナイアガラ
  • デ ボルトリ ディービー トラミナー/リースリング
  • カポラボーロ ソアーヴェDOC
  • まほろばの貴婦人
  • プティ・シャブリ
  • ベリンジャー・ヴィンヤーズカリフォルニア・ソーヴィニヨン・ブラン

アルパカ シャルドネ・セミヨン

アルパカ シャルドネ・セミヨン

画像引用:カインズ

銘柄 価格 度数 産地 味わい

アルパカ シャルドネ・
セミヨン

税込み680円 13% チリ 辛口

アルパカ シャルドネ・セミヨンは、チリワインで広く知られるサンタ・ヘレナ社が手掛けた白ワインです。

キリが良く繊細な香りは、すっきりと飲めます。

調理用に程よい酸味で、調理に活用することもいいでしょう。

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ) ソーヴィニヨン・ブラン

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ) ソーヴィニヨン・ブラン

画像引用:Gramhir

 

銘柄 価格 度数 産地 味わい

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ) ソーヴィニヨン・ブラン

税込み1,013円 13.5% チリ 辛口

サンタ・リタ 120(シェント・ベインテ) ソーヴィニヨン・ブランは、ハーブの香りが印象的です。

アロマは果物のよう。

口に含むとバランスの良い味わいが楽しめます。

和食にもぴったりで、寿司と一緒にたのしむことがおすすめです。

ラ・キュベ・ミティーク ブラン

ラ・キュベ・ミティーク ブラン

画像引用:Amazon

銘柄 価格 度数 産地 味わい

ラ・キュベ・ミティーク ブラン

税込み2,102円 7.5% フランス 辛口

ラ・キュベ・ミティーク ブランは、ゴールドのような色合いをしています。

果物の梨のような香りとわずかに感じるバニラと蜂蜜のテイスティングは、白身魚にぴったり。

ボトルにはフクロウの絵が描かれていて、見つけやすいです。

イエローテイル モスカート

イエローテイル モスカート

画像引用:アメブロ

 

銘柄 価格 度数 産地 味わい

イエローテイル モスカート

税込み969円 7.5% オーストラリア 甘口

イエローテイル モスカートは、マスカットのような味わいの甘口ワインです。

果物の美味しさが感じられるので、今までワインを飲んだことがない初心者にも飲みやすいでしょう。

冷やして、飲んでください。

ドメーヌ・タリケ タリケ クラシック

ドメーヌ・タリケ タリケ クラシック

画像引用:オークフリー

銘柄 価格 度数 産地 味わい

ドメーヌ・タリケ タリケ クラシック

税込み1,100円 10.5% フランス 辛口

ドメーヌ・タリケ タリケ クラシックは、フランスガスコーニュ地方で作られた魚介料理によく合う白ワインです。

日本でも牡蠣や魚介に合うワインとして漁連や漁協からおすすめされています。

癖のない美味しさは、リピーターも多いです。

ラブレ・ロワ シャブリ

ラブレ・ロワ シャブリ

画像引用:paypaymall

銘柄 価格 度数 産地 味わい

ラブレ・ロワ シャブリ

税込み3,157円 12.5% フランス 辛口

ラブレ・ロワ シャブリは、豪華客船や飛行機でも採用された実績のある白ワインです。

優美な味わいは、記念日におすすめ。

やや緑っぽい黄金色が特徴的です。

牡蠣や魚と合わせて試してみてください。

マドンナ リープフラウミルヒ

マドンナ リープフラウミルヒ

画像引用:paypaymall

銘柄 価格 度数 産地 味わい

ラブレ・ロワ シャブリ

税込み1,200円 9.5% ドイツ 甘口

マドンナ リープフラウミルヒは、ドイツで愛されているやや甘みを感じる白ワインです。

ドイツワインの品質等級で上から2番目のQ.b.A(クーベーアー)に該当します。

和食やエスニック料理と合わせるといいでしょう。

ツェラー・シュヴァルツ・カッツ ブルーボトル QBA

ツェラー・シュヴァルツ・カッツ ブルーボトル QBA

画像引用:楽天市場

銘柄 価格 度数 産地 味わい

ツェラー・シュヴァルツ・カッツブルーボトルQBA

税込み1,430円 9% ドイツ 甘口

ツェラー・シュヴァルツ・カッツブルーボトルQBAは、すっきりとした甘みを感じる初心者でも手に取りやすいワインです。

パッケージに描かれている黒猫は、黒猫が乗った樽のワインが美味しかったという逸話から作られました。

ドイツ産ならが手軽なところも魅力的です。

カレッタ カイエガ ロエロ アルネイス

カレッタ カイエガ ロエロ アルネイス

画像引用:楽天市場

銘柄 価格 度数 産地 味わい
カレッタ カイエガ ロエロ アルネイス 税込み2,743 13.5% イタリア 辛口

カレッタ カイエガ ロエロ アルネイスは、創立550年を超える歴史あるワイナリーで作られました。

自社畑で作られたブドウだけを使って作られていて、複雑さの中にもバランスの取れた味わいがします。

香りはフルーティーで肉料理にもぴったり。

はこだてわいん 北海道100 ナイアガラ

はこだてわいん 北海道100 ナイアガラ

画像引用:ponparemall

銘柄 価格 度数 産地 味わい
はこだてわいん 北海道100 ナイアガラ 税込み1,100円 12% 日本 甘口

はこだてわいん 北海道100 ナイアガラは、南北海道で作られたブドウが使われています。

酸味もあってすっきりした味わいです。

甘い果実のようなエレガントな味わいがします。

デ ボルトリ ディービー トラミナー/リースリング

デボルトリ ディービー トラミナー:リースリング

画像引用:paypaymall

銘柄 価格 度数 産地 味わい
デ ボルトリ ディービー トラミナー/リースリング 税込み650円 12% オーストラリア 甘口

デ ボルトリ ディービー トラミナー/リースリングは、コスパがいいと評判の白ワインです。

マイルドな甘さで初心者にもぴったり。

良く冷やして飲んでください。

エビマヨネーズ炒めとお供におすすめです。

カポラボーロ ソアーヴェDOC

カポラボーロ ソアーヴェDOC

画像引用:ワインオープナー

銘柄 価格 度数 産地 味わい
カポラボーロ ソアーヴェDOC 税込み1,745円 11.5% イタリア 辛口

カポラボーロ ソアーヴェDOCは、甘い蜜のような香りが印象的な白ワインです。

スクリューキャップで開けやすいので、ワイン初心者も気軽に手に取れるでしょう。

寿司やカルパッチョなど魚料理にぴったり。

まほろばの貴婦人

まほろばの貴婦人

画像引用:paypaymall

銘柄 価格 度数 産地 味わい
まほろばの貴婦人 税込み3,300円 11.5% 日本、オーストラリア 甘口

まほろばの貴婦人は、エレガントな甘さを感じる白ワイン。

明治初に山形県で誕生した高畠ワイナリーが、オーストラリアのマスカット種を使って作られました。

やわらかな口当たりで、幅広い世代に愛されています。

プティ・シャブリ

プティ・シャブリ

画像引用:北田屋

銘柄 価格 度数 産地 味わい

プティ・シャブリ

税込み2,420円 12~15% フランス 辛口

プティ・シャブリは、酸やミネラルがしっかり感じられると大人気。

スペイン料理におすすめです。

生産者は数々のコンクールを受賞し、家族経営で畑を大切にしています。

ベリンジャー・ヴィンヤーズカリフォルニア・ソーヴィニヨン・ブラン

ベリンジャー・ヴィンヤーズカリフォルニア・ソーヴィニヨン・ブラン

画像引用:miraido-onlineshop

銘柄 価格 度数 産地 味わい

ベリンジャー・ヴィンヤーズカリフォルニア・ソーヴィニヨン・ブラン

税込み1,200円 13% アメリカ 辛口

ベリンジャー・ヴィンヤーズカリフォルニア・ソーヴィニヨン・ブランは、しっかりしたアロマを感じる白ワインです。

さっぱりした果物の味が、和食とよく合います。

カルフォルニアの太陽を浴びて作られました。

白ワインの産地

有名な白ワインの産地

白ワインは、産地によって味わいが違います。

ここからは、主な生産国の特徴をまとめてみました。

白ワイン選びの参考にしてみてください。

  • フランスワイン
  • チリワイン
  • イタリアワイン
  • オーストラリアワイン
  • アメリカワイン
  • 日本ワイン

フランスワイン|上品さが感じられる

フランスは、高級なワインを多く産出しており上品さが感じられます。

フランス各地でワイン造りが豊富で、世界的なブランドになっている物も少なくありません。

記念日に乾杯したい時に最適でしょう。

チリワイン|オーガニックな銘柄

チリはブドウ作りに適した産地で、オーガニックなワインが作られています。

さらに手頃な価格帯が多いので、普段使いできる銘柄が多いです。

体のことを考えて添加物の少ないワインを探している人にぴったりです。

イタリアワイン|手に届きやすい価格帯

イタリア産のワインは、赤ワインよりも白ワインの方がお手軽価格で販売されています。

魚介料理に合う日常使いのワインが多い印象です。

和食にもよく合います。

オーストラリアワイン|幅広い銘柄

お手頃価格からお高い銘柄まで幅広い白ワインが生産されているのが、オーストラリアの特徴です。

シャルドネの生産地としても注目を集めています。

実際に手に取る際は、価格帯をよく確認するといいでしょう。

アメリカワイン|安定供給

アメリカのワインは、広大な敷地を使って安定的に生産されている銘柄が多いです。

日本の居酒屋でお手軽価格で販売されているワインの中には、アメリカ産というものも少なくありません。

スーパーで気軽に手に入る点も魅力的でしょう。

日本ワイン|繊細

日本ワインは、繊細な味の銘柄が少なくありません。

和食に合うワインが多く、世界で高く評価されています。

日本は、ブドウ作りに適する場所が少ないです。

ワイナリーは、創意工夫してワインが作っています。

番外編:白ワインの飲み方-適温を知ろう-

適温にするために白ワインを冷やす

初心者の中には、白ワインの飲み方がよく分からないという人も多いでしょう。

ここからは、押さえておきたい3つのポイントを解説していきます。

  • 飲み頃の温度で味わう
  • スワリングでアロマを味わう
  • 料理とのマリアージュで味わう

飲み頃の温度で味わう

白ワインは、飲み頃の温度で味わうのがおすすめです。

白ワインは主に、7~9℃がフルーティーに味わえる温度。

辛口のものは、さらに冷やして飲むとすっきりした味わいが楽しめます。

まろやかに飲みたいなら、手で温めることもおすすめです。

購入した後、冷蔵庫で冷やしてから飲むといいでしょう。

スワリングでアロマを味わう

香りを楽しむの見方もおすすめです。

スワリングとは、円を描くようにグラスを回す仕草のこと。

初めの香りであるアロマを堪能してから飲み進めてください。

料理とのマリアージュで味わう

白ワインは、魚料理や肉料理に合うものが多いです。

銘柄によって合う料理が異なるので、料理のメニューを考えてからワインを決めることもいいでしょう。

白ワインのラベルに描かれているおすすめ料理を活用してみてください。

まとめ

今回は、初心者におすすめの白ワインを紹介しました。

初心者も飲みやすい白ワインは、ワインデビューにぴったりです。

今回ご紹介したワインで気になったものがあれば、ぜひ試してみてください。