DRCリシュブール 買取 神戸六甲道 |DRC リシュブール 2016 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティを 高価買取しました。
2025/11/28に、兵庫県神戸市にお住みの男性のお客様からDRC リシュブール 2016 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティを330,000円でお買取をさせて頂きました。
この度は、当店・神戸六甲道店へDRCリシュブールをお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。六甲道は、神戸の中でも特に“暮らしの上質さ”が感じられる地域で、六甲山の麓に広がる静かな住宅街と、海風の穏やかな空気が交わる、心地よい落ち着きが特徴です。ご来店されるお客様も、ワインに対して深い敬意と洗練された価値観をお持ちの方が多く、大切な一本を丁寧に扱われる姿勢が自然と感じられます。
今回お持ち込みいただいたリシュブールをカウンターに置かれた瞬間、その佇まいには“長い時間が育てた気品”が静かに現れていました。お客様が「節目の年に、自分へのご褒美として購入したんです」と話してくださり、神戸らしい控えめで上質な価値観がそのまま伝わってくるようで、深い余韻を感じさせるひとときでした。
ボトルを手に取らせていただくと、ラベルは紙質の張りを保ち、湿度による波立ちもなく、キャップシールには均一な艶が残っており、ガラスの透明度も美しく、非常に良好な状態が確認できました。六甲道周辺は湿度の変化が比較的穏やかで、ワインセラーをお使いの方も多い地域ですが、それだけではなく“普段の暮らしの中での丁寧さ”がこの一本に表れているように感じました。
査定の際、お客様は「開けるタイミングが分からなくて、そのまま時間が経ってしまって」と控えめに笑って話されていましたが、その“飲まなかった時間”こそがリシュブールの熟成を美しく育ててきたのだと実感しました。六甲道のお客様は、ものを丁寧に扱い、穏やかなペースで向き合われる方が多いため、ワインへの姿勢も自然と繊細で、今回のように背景と状態が美しく調和している一本に出会えることは査定員としても大きな喜びです。
リシュブールは華やかさを前面に出すタイプではなく、時間とともにその奥にある複雑さや深みが浮かび上がってくるワインです。それは、六甲道の静かで落ち着いた街の気質とどこか共鳴するもので、光の角度を変えて液面を確認したときの柔らかな反射や、キャップの張り、ラベルの静かな佇まいにも、長い年月を誠実に歩んできた証がありました。
このように大切に育てられてきた一本を六甲道店へお持ち込みいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
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買取日
2025/11/28
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アイテム名詳細
DRC リシュブール 2016 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
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状態ランク
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買取方法
店頭買取
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製造者
DRC
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原産国
ファイナル
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種類
ワイン
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アルコール度数
13%
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容量
748ml
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買取価格
330000円
今回の査定ポイント
ヴィンテージの評価と市場動向
リシュブールの査定において最も重要なのは、ヴィンテージが現在どの成熟段階にあり、市場でどのような評価を受けているかを正確に把握することです。年ごとの気候条件によって果実味の凝縮度や酸の伸び、香りの重層性、タンニンの緻密さが変わり、それに伴って飲み頃のタイミングも変化します。六甲道のお客様は、ワインの味わいが丸みを帯び、奥行きが開き始めるタイミングに敏感な方が多く、そのため熟成が落ち着き、香りが調和し始めたヴィンテージは特に高い評価となります。国際オークションの動向、専門誌の評価、国内外の愛好家の声などを多角的に確認し、その年の市場価値を立体的に判断します。
ラベルとキャップの状態
六甲道周辺は湿度や温度の変化が比較的穏やかとはいえ、ワインの外観には小さな変化が現れやすいため、ラベルとキャップの状態は重要な評価基準となります。ラベルは紙質がしっかりと張りを保っているか、角に浮きがないか、発色が自然なままか、擦れや波打ち、棚擦れの痕跡がないかを丁寧に確認します。キャップシールについては、艶の均一性、素材の縮みの有無、表面の滑らかさ、小傷の有無などを詳細に観察し、保管環境がどれほど安定していたかを判断します。外観が整っているボトルは市場での印象も良く、査定額へ直結する大きなポイントとなります。
液面の高さ(フィルレベル)
液面の高さは、熟成ワインの状態を内部から読み取るための最重要指標のひとつです。自然な蒸発による軽度の低下は問題ありませんが、肩より大きく下がっている場合にはコルクの密閉性に問題がある可能性があります。そのため、光に透かして液面の正確な位置を確認し、透明度、色調、沈殿物の自然さ、ボトルを揺らした際の波の戻り方などを総合的に観察します。六甲道のように比較的気候が安定している地域で液面が良好に保たれているボトルは、長期間にわたって丁寧に管理されてきた証として高く評価されます。
DRC特有のボトル造りと個体差
DRCのボトルは、ガラスの厚み、底部の造形、エンボスの深さ、ラベルの紙質や貼り付け位置など、正規品特有の繊細な造り込みが施されています。市場には模造品も出回るため、これらの特徴を一つひとつ慎重に確認し、整合性を確認することが必要です。リシュブールはロットによる個体差が現れやすい銘柄でもあるため、造りの個性が自然であるかどうかも判断基準となります。正規品としての要件が揃ったボトルは信頼性が高く、市場価値を強固に支える要素となります。
保管環境の整合性とワインの状態
六甲道は、ワインセラーを備えるご家庭も多く、保管環境が整った地域ではありますが、査定では必ず背景を丁寧に伺います。どのような場所で、どれほど温度や湿度の管理を行ってきたのか、移動や引っ越しの有無、家庭内での保管スタイルなどを確認し、実際のボトルの状態と照らし合わせながら整合性を判断します。説明と状態が自然に一致している場合、そのワインは長い年月にわたり誠実に扱われてきた証として、非常に高い評価へとつながります。リシュブールのように繊細なワインでは、この“背景の確かさ”こそが価値の核となる部分です。
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