はじめに…

ザ・マッカランのコンセプトには6つの柱「6ピラーズ」というのがあります。世界が認めたザ・マッカランを支える6つの柱と言うべき存在で、この6ピラーズを中心にザ・マッカランのラグジュアリー・スピリットとして、今なお愛され続けている由縁なのだと思います。

天然色

無着色に徹底してこだわり続ける、ザ・マッカラン。厳選したシェリー樽からにじみ出る、赤みの強い琥珀色とデリシャスな芳香は、シェリーがたっぷりとしみ込んだものならではの贅沢な贈り物です。

スペイサイド最小のポッドスチル

すぐれたウイスキーづくりの地として名高いスペイサイド地方で、最小の蒸溜器です。そのカタチはそれぞれ異なり、ひとつひとつがザ・マッカラン特有のリッチ、フルーティー、フルボディを生み出しています。

イースターエルキーハウス

スペイサイド地方に、1700年に建てられたと言われるイースターエルキーハウス。ザ・マッカランの伝統とおもてなしの象徴でもあり、蒸溜所の歴史を見守ってきたこの建物には、ザ・マッカランの起源があります。

16%のファイネストカット

小さな蒸溜器から造られる、生まれたてのニュースピリッツです。その中のもっとも上質な「ベスト・オブ・ベスト」だけが、ザ・マッカランの原酒になれるのですが、その量わずか16%。まさに選ばれしモルトウイスキーです。

比類のない職人魂

厳選したシェリー樽でゆっくりと眠るウイスキー原酒を、静かに見守り続け、熟成のピークを見極めます。職人が見極めた完全なものだけを慎重に瓶詰めし、ウイスキー通たちが待つ世界各国へと出荷します。

樽へのこだわり

名酒ザ・マッカランを生み出す秘密は、オール・シェリー樽貯蔵にあります。ザ・マッカランは熟成にシェリー樽を使いますが、中でもドライ.オロロソの樽だけを使っているのが特徴です。スパニッシュオークは森の管理から、木の伐採、樽の製造に至るまで、すべての行程を自社で手掛け、そのまま現地のシェリー酒造業者で1年使ってもらいます。

そしてその後、さらに2年ロロソ・シェリーの貯蔵にも使ってもらった後、ザ・マッカラン蒸溜所があるスペイサイドに移送され、ようやくシングルモルト造りに使われるのです。

近年スペイン産のシェリー樽は大変高価な為、ほとんどの蒸溜所は主にバーボンの空き樽を使っている中、ザ・マッカランは、殆どの樽にスペイン産シェリー樽貯蔵を使っている数少ない蒸溜所といえるでしょう。

長い月日をかけ完成した熟成樽に、その昔「いのちの水」と称されていたウイスキーがヴァッティングされ、大樽でさらに半年間のマリイング(後熟)を経て、最高級品であるザ・マッカランが完成します。