「十四代 龍月」が高額になる理由
常に注目の的である日本酒、「十四代」。特に、このシリーズの中でも高額買取されているのが、「十四代 龍月」。
希少価値が高いことはもちろん、その品質の高さも魅力となっており、お宝レベルで取引されている1本だ。
この「十四代 龍月」は、なぜここまで高額なのか。ここでは、「十四代 龍月」が高額になる理由を紹介する。
幻の酒と称される人気シリーズ
十四代には、さまざまなシリーズが存在している。「十四代 龍月」は特に希少価値が高く幻の酒と言われており、なかなかお目にかかれない、と話題だ。
「十四代 龍月」は、精米歩合40%の純米大吟醸であり、こだわりが詰め込まれた1本として知られている。
ほかにあるプレミアムシリーズ以上の、高級酒として位置づけられており、多産していないことからも「十四代 龍月」はかなり高額な価格で取引されることになるのだ。
米と水にこだわった独自の製法
「十四代」は、使用している米に徹底的にこだわっている。トップレンジの「龍泉」は、「龍の落とし子」という米を使っているが、「十四代 龍月」はシンプルに山田錦を醸している。
その昔、「愛山」という酒米でこの酒を醸していたのだが、今では山田錦を使用して、さらに洗練された味わいを表現しているのだとか。
伝統と、近代的な技法を駆使して醸し出されるこの味は、一度飲んだら忘れられない最高の味わいになっている。
希少性が高く入手が困難である
「十四代 龍月」が高額になる理由として、シンプルに需要と供給量のバランスが取れていない、ということがある。
そもそも、高木酒造は大規模な蔵元ではないために、生産量が少ない。十四代自体、蔵元が認めている酒屋にしかおろさないということで、生産量も極端にしたことでブランディングが成功した蔵元なのだ。
今もそのスタイルは貫かれていることからなかなか手に入らず、「十四代 龍月」の価格が高騰している。
「十四代 龍月」を高く売るには?
「十四代 龍月」の買取価格はどこも一緒ではない。酒の買取業者によっても店鋪によって買取査定額は大きく変わる。だからこそ、どの業者を選ぶかも肝心なポイントになり得るのだ。
少しでも「十四代 龍月」を高く売りたい、という方のために、「十四代 龍月」を高く売るためのコツを紹介していこう。
「十四代」の価値や相場を知る
「十四代 龍月」を高価買取をしてもらうには、相場やその価値を知っておくことが重要になる。そもそも十四代は、限られた蔵元にしかおろしておらず、定価で手に入れるのはかなり難しい酒だ。
そのため、ネットで販売されることが多く、それらは全てなかなか価格となっている。定価で手に入れられない人たちは、どんな相場で購入しているのか、そして定価はいくらか。
「十四代」自体のこういった部分をチェックするのも、高価買取してもらうコツと言えるだろう。
「十四代 龍月」を売る前に買取業者比較
「十四代 龍月」を買取しらもう前に、業者比較を徹底して行っておくことが大切になってくる。その理由は、買取業者によって販路が違い、さらには鑑定士の知識、どれだけのストックを持っているか違うからだ。
また、「十四代 龍月」の買取実績が特に重要で「十四代 龍月」の買取実績で実際にいくらで買っているのか、というところもチェックしたいところだ。
そもそも、どんなポイントで業者選びをすべきなのか、まずは下記のコラムでチェックしてみてほしい。
買取出す前に確認することは?
「十四代 龍月」を買取に出す前に、まず保存状態を確認しよう。「十四代 龍月」などの日本酒は醸造酒であり、純米大吟醸なので開封したら直ぐ劣化してしまう。
さらに、ラベル汚れ、傷なども買取査定額に響いてくるので注意だ。
購入時、付属してきたものも提示できると、高価買取が期待できる。ぜひ、この辺りチェックをしておいてほしい。
「十四代 龍月」について知る
「十四代 龍月」を高価買取してもらうには、根本的なポイントとして、「十四代 龍月」自体の特徴や情報を知ることが大切だ。
徹底したリサーチができるからこそ、「十四代 龍月」をより高く買取できるチャンスを手にできる。
細部にまで目を配るのは大変だが、「十四代 龍月」高価買取査定のためには、見逃せないトピックなのだ。
「十四代 龍月」とは一体なに?
高木酒造という山形にある蔵元が造る、「十四代」。数ある十四代の種類の中でも、特に人気が高く幻の酒と言われているのが、「十四代 龍月」である。
創業380年余りの高木酒造がもたらす伝統的な技法、そして近代化した技法を駆使して、徹底的に「十四代 龍月」を醸している。
山田錦を40%精米歩合するなど、徹底して品質にこだわっている最高級の日本酒だ。世界中に需要があるため、今ではまさに超プレミアム日本酒として知られる1本となっている。
「十四代 龍月」の入手方法とは?
「十四代 龍月」は、高木酒造が認めている酒屋できる。しかし、それらは酒販店によって売り方が違うため、それぞれに問い合わせてみないとわからない。
常連だけに売る場所、予約、抽選などさまざま。なかなか定価で手に入れられないため、多くはネットショップで購入することが多いようだ。
価格はかなり高額で、30万円前後で販売されていることが多い。「十四代 龍月」が幻の酒と言われる所以は、ここにもあるのだ。
「十四代 龍月」に定価はあるか?
前述したように、「十四代 龍月」をネットなどで確認すると、数十万円という高額な価格で販売されている。さすが、幻の酒という感じだが、実際「十四代 龍月」に定価はあるのだろうか。
「十四代 龍月」は1800mlで1万円弱ほどで売っている酒屋もある。一応、「大吟醸山田錦」は一升瓶で5,800円が定価となっていることから、かなりのプレミアム価格がつけられている、ということがわかるだろう。
「十四代 龍月」の買取相場とは?
これだけのプレミアム日本酒である「十四代龍月」。やはり、酒買取業者の多くは高額な査定額を提示してくれるようだ。
「十四代 龍月」の買取相場を確認すると、15万円前後の買取価格が相場となっている。しかし、付属品や品質などによっては、13万円以上の買取価格を提示する買取業者もあるだろう。
あくまで相場であり、持ち込んだ時点の相場、付属品、保存状態にも買取価格は左右されるので、プロの鑑定士に相談してみるのが確実である。
ほかにも知りたい「十四代 龍月」のこと
日本酒ファンならずとも、一度は手にしてみたい「十四代 龍月」。どれほどプレミアムな存在であるか、わかっていただけたはずだ。
そんな「十四代 龍月」だが、より知りたいと思っている方もいるだろう。やはり、銘酒であることから、「十四代 龍月」を飲んでみたい、と思う人も多いはずだ。
最後に、「十四代 龍月」のおすすめの飲み方を紹介しよう。
「十四代 龍月」のおすすめの飲み方
「十四代 龍月」は、山田錦を徹底して磨き上げた、非常にフルーティーで洗練された味わいを楽しめる日本酒だ。しかし、山田錦ということでふくよかさもあるため、温度は下げ過ぎず、まろやかさを楽しんでほしい。
ワイングラスもいいが、やはり陶器などで飲むと、洗練さとまろやかさを同時に楽しむことができるのでおすすめだ。
つまみも、塩辛いものと合わせていただき、「十四代 龍月」の世界観を楽しんでほしい。
まとめ
ここでは、「十四代 龍月」の魅力や歴史、買取相場についてお伝えしてきた。「十四代 龍月」は、これからも需要が高まる、幻の酒であり続けるだろう。常に買取相場はチェックし続けてほしい。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。