はじめに

皆さんは有名シャンパーニュと聞くと何を思い浮かべますか?
「ドン ペリニヨン」「クリュッグ」「ルイ・ロデレール」等々の有名なシャンパーニュが出てくるでしょう。

ですが、200年以上続く老舗シャンパーニュ「ペリエ・ジュエ」が作り出す「ベルエポック」を忘れていませんか?そこで今回、ベルエポックがどのようなシャンパーニュなのか?そしてラインナップに至るまで紹介していきます。

ベルエポックシャンパンの始まりとは?

スパークリングワイン・シャンパーニュの多くは、シャンパーニュ地方の何百年という歴史があるワイナリー、または世界的に有名な企業が製造~販売するものでした。しかし、ベルエポックは全く有名ではない夫婦の手によって1811年、その歴史がスタートしたのです。

約200年以上続くベルエボックは夫婦の手によってスタート

スパークリングワイン・シャンパーニュの多くは、何百年という歴史があるワイナリー、または世界的に有名な企業が製造~販売するものでした。しかし、ベルエポックは全く有名ではない夫婦の手によって1811年、その歴史がスタートしたのです。

その夫婦の名前は「ピエール・ニコラ・ペリエ」そして「ローズ・アデル・ジュエ」であり、社名は「ペリエ・ジュエ」知識や経験はあったものの、シャンパン業界では無名の2人。

2人はいかにして、ベルエポックを約200年以上続くシャンパーニュにしたのか?次の項目で詳しく解説します。

妥協しない製造が愛好家の心を引き寄せる

業界で確固たる地位を築くために、2人が着目したポイントが「品質」です。1800年代前半、確かにシャンパーニュは世に輩出されていましたが、品質を見ていくとお世辞にも良いとは言い辛い商品も出ていたのです。

そこで2人は、他の商品と差別化を図るため、創業当時~現在も変わらない独自の品質基準を設けました。

中でも着目したポイントが、ブドウの品質です。

ペリエ・ジュエでは、厳正な品質管理を率先して取り入れ、高品質のシャンパンを製造したのです。また、製造年数がわかるように、ボトルへ製造年数を記載しました。

実はこの作業、ペリエ・ジュエが初めて行ったことです。また、製造~販売まで、無駄をなくし高品質のまま市場に出せるよう流通経路の改革を行ったのも見逃せないポイントです。

このように品質及び流通経路の改革を行うことで、品質を落とすことなく愛好家達の手元に、上質なシャンパンが届きました。

1902年にアネモネの花のボトルが誕生

ベルエポックといえば、外観を飾る「アネモネの花」がトレードマークといっても過言ではありません。1902年、3代目社長「アンリ・ガリス」が親友であり芸術家の「エミール・ガレ」に、ベルエポックのデザインをお願いしたのです。

しかし残念ながら、デザインは完了したものの、エミールはベルエポックのボトルに描いたものを見ることなく1904年にこの世を去りました。そして、その後発生した第一次世界大戦によってエミールが描いたボトルは封印。1964年になるまで、その姿を見る者は誰もいませんでした。

とはいえ、1964年に見つかったエミールのデザインは、改良を加えて1969年、無事にベルエポックのデザインとして販売されました。

そして50年以上経った今でも、アネモネの花のデザインが変わることはありません。

女王・皇妃等にも愛されるベルエポック

ベルエポックを確固たる地位に築き上げたのが、女王・皇妃、そしてセレブな方々に愛されたことです。

例えば「ナポレオン3世」「ビクトリア女王」そしてモナコ皇妃である「グレース・ケリー」にも愛されていました。

中でも、皇妃グレース・ケリーは、アネモネの花で彩られたボトルに感銘を受け、お気に入りのシャンパーニュにするほどです。

この発言をきっかけに、モナコ国内で行われる社交界では、必ずベルエポックが登場し今では欠かせない存在へと成長しました。その他にも、数々の著名人・セレブの方々に愛され、今やシャンパン業界で知らない者はいないほど、有名シャンパーニュとなりました。

今もなお、愛好家を虜にするベルエポックは販売されていますので、気になった方がいましたら是非とも、香りや味わい、そして余韻を楽しんでみましょう。

ベルエポックのラインナップを紹介!

【ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン】

初めに紹介するのは「ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン」です。こちらのシャンパンは、独特な癖や好き嫌いを選ぶ特徴的な味わいや後味のスタンダードなタイプです。

色合いは透明感の中に、仄かに映るライト・ゴールド。香りは洋ナシや桃、そしてシトラス系の爽やかな香りが私達を楽しませます。飲み口・味わい共に癖がなく、スッキリとした辛口の味わいと爽やかな後味。アルコール度数は12.5度でワインとしては標準的。

ペリエ ジュエ ベル エポック ブランは食後にも良いですし、食前・食中共々申し分なくいただけるシャンパンでしょう。

【ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ】

次に紹介するのは「ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼ」です。ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼは、繊細でありながらシルクで包まれているような温かみが魅力的なシャンパンです。

色味はパステル調のサーモンピンクで、明るいオレンジのハイライトが入った輝く色になっております。アルコール度数はペリエ ジュエ ベル エポック ブランと同じ12.5度。

いちごなどに金柑の酸味も加わっています。味わいに至ってはピンクグレープフルーツやマンダリンの柑橘系のフルーツの香りに、ブリオッシュの大らかさもあり、フルーティーで果実味があり非常に飲みやすいシャンパン。

ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼは大変希少なシャンパンですので高価ですが、特に女性に人気が高いお酒。友人へのプレゼントにもおすすめなのでyahooなどで検索して商品を探してみてはいかがでしょうか。

【ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン】

最後に紹介するのは「ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン」です。こちらは、ベルエポックの中でも最高峰のシャンパンになります。

まるで宝石の「翡翠」を思わせる、エレガントな輝きを見せる金色。ペリエ ジュエ ベル エポック ロゼとは違った花の香り、そして徐々にハチミツの甘い香りを漂わせる不思議な香りです。

味わいに至っては、直接感じられるほどエレガンスな味わいの中に、次第に繊細ながら様々な味わいが口いっぱいに広がり、至福の一時を過ごせるでしょう。アルコール度数は他のワインよりも若干低い12度。アルコール度数が低い分、飲みやすい商品です。

大変希少なシャンパンですので高価ですが、ベルエポック最高峰の味わいを是非とも、皆さんに味わっていただきたいと思います。大切なお客さんや親しい関係性の方へのプレゼントにもおすすめです。まずは購入できるサイトを検索してみて価格を調べてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?ベルエポックは、200年の歴史の中で様々なことがあったものの、今もなお高品質のシャンパンを世に輩出しています。また、人気のシャンパンのため「ペリエ ジュエ ベル エポック ブラン・ド・ブラン」そして限定販売のベルエポックは品切れになることも…。

もしベルエポックのシャンパンを見つけましたら、ぜひとも入手し、その味わいを楽しんでみましょう。