お酒の買取でお悩みなら、ストックラボのお酒買取をご利用ください。
ストックラボでは、ウイスキー、シャンパン、ブランデー、日本酒などのお酒を業界最高値で買取中!
お客様の大切なお酒を、査定員が丁寧・公正に査定いたします。
メール・電話・宅配・訪問などでも無料で査定可能ですので、お気軽にご相談ください。
ロマネコンティの真贋チェックとは?
真贋とは、本物かコピー商品かを見分けること。市場では、高額な商品も多いために精巧なコピー商品が出回ることもあります。それを防ぐのが、お酒やバッグ、時計、洋服など、それぞれの専門分野を持つ鑑定士です。
ストックラボのプロ鑑定士
お酒の買取の鑑定士は、豊富な経験と知識を元に日々、お客様からのご依頼の品を鑑定。大切なお品物を任されているからこその丁寧な鑑定・査定をモットーにしています。
たくさんの取り扱い経験があるこそ、その目は厳しいものになっていきます。
なぜ真贋チェックするのか
ロマネコンティに限らず、お酒の買取査定の際には、必ずといっていいほど”本物であるかどうか”の真贋チェックは行っています。
受け継がれていくべき大切なお品物には、正しく評価されるべき査定金額を出すために。そして、偽物であるコピー商品が市場に出回るのを防ぐために。
そうすることで、正しく評価されるべきお品物に、きちんとした高額な査定結果をお出しすることができるからです。
ココが違う!本物とコピー商品を比較してみた
本物のロマネコンティと、いわゆる”偽物”とされるコピー商品は、具体的にどこが違うのか気になりませんか?
ストックラボに実際に舞い込んできたコピー商品のロマネコンティと、本物を比較した結果を厳選したポイントだけに絞りに絞って、ご紹介いたします!
ラベル印刷の仕上がり
画像でご紹介しているのは、本物のロマネコンティの一部分のラベル印刷です。文字に注目していただくとわかるのですが、本物のロマネコンティは文字の輪郭がキレイですよね。
ところがコピー商品はの文字の輪郭のキレイさがないのです!インクのにじみがひどく、まるで輪郭がギザギザしているように見えます。
ロマネコンティは、ブルゴーニュ地方の最高峰であるグランクリュで製造されている最高級ワイン。本物はラベル印刷も丁寧に丁寧にされているのが、よくわかりますね。
ボトルの凹凸
伝説のワイン、とも評されているロマネコンティ。その名に恥じぬよう、ボトルも光輝いて見えるほど…!というのは誇張でもないのがわかりました。
なぜかと言えば、今回比較した当店に持ち込まれたコピー商品は、ボトルに不自然な凸凹があり、通常見られる光の反射が異なっていたのが確認できたからです。凸凹と歪んでしまっているため、美しい光の反射が見られないボトルになってしまっていました。
もしロマネコンティを手にする機会があれば、ボトルに凸凹がないかも注目してみてください。
MONOPOLEラベル
「MONOPOLE(モノポール)ラベル」とは、ロマネコンティのボトルに貼られている三日月型のラベルのことです。
MONOPOLE=販売権を独占所有している畑という意味で、「ロマネコンティ」をはじめ、ロマネコンティと同じDRC社の「ラターシュ」にも貼ってあります。
この三日月型のラベルにも本物とコピー商品で違いがあるのです。
この画像は、コピー商品に貼ってあったMONOPOLEラベルです。本物と比較して、どこが違うのかわかりますか?
なかなか細かい違いなのですが、三日月の下のカーブ部分に注目してください。よーーーく見ると余白部分が、本物と比べて大きいのがお分かりいただけると思います。
本物のMONOPOLEラベルは、余白部分も均一で美しい!
ロマネコンティと本物と偽物の大きな差
ざっくり言えば、コピー商品は全体的に「さすがに!雑!」というのが大きなポイントです。
本物のロマネコンティは、伝説のワインと言われるほどに製法から丁寧なのがわかりますし、ボトルだけでも美しい!
「ロマネコンティ」というその名に恥じない造りなのかどうかが、大きな差となっているようです。
プロ直伝!真贋チェックポイント
ロマネコンティが本物であるかどうかを判断する”基準”になる真贋チェックポイントとは、いったいどこの部分なのでしょうか。
ストックラボのお酒専門のプロ鑑定士が考える真贋チェックポイントはざっくり分けて6つ。プラス番外編1つをつけてご紹介します。
その1:キャップシールの文字
ロマネコンティの真贋チェックポイントの1つめは、キャップシールの文字(フォント)についてです。
文字(フォント)が違うのは、本物を見慣れていればすぐにわかりますが、そうではない場合にはわかりにくいですよね。
「偽物かな…?」と気になった時にはチェックしてみましょう!
POINT
【真贋難易度】★★★☆☆
その2:ラベル(前面)の内容
次にご紹介する真贋チェックポイントは、ロマネコンティの瓶の前面に貼ってあるラベルの内容です。
画像のラベルを見るとわかりますが、”ロマネコンティ”という文字の下に、緑色の文字があります。この緑色の文字がないものはロマネコンティとしての”基準外”になる可能性が高いのです。
POINT
【真贋難易度】★★☆☆☆
その3:ビン底にある「DRC」
ヴィンテージのものを除いて、近年のロマネコンティのビンの底部分には、ある秘密があるのです。
それはなんと「DRC」の刻印があること!凝っていて、びっくりしますよね。
刻印というと語弊があるかもしれません。詳しくご説明すると、ビン底自体に文字が浮き出るようビンを加工してあるのです。
コピー商品には、この刻印のような「DRC」がない可能性があるので注意してみてくださいね。
POINT
【真贋難易度】★★☆☆☆
その4:ラベル(後面)の内容、有無
本物のロマネコンティには、画像のようにバックラベル(ビンの裏面のラベル)が貼ってあります。
真贋のチェックポイントとしては少し異なりますが、バックラベルの有無で査定価格が上下することがあることも。
バックラベルに、正規輸入代理店である高島屋や、サントリー系列(株式会社ファインズ)の名前があると安心といえます。
(※保管状況や、古い年代のワインであれば剥がれてしまっていることもあります。)
POINT
【真贋難易度】★★☆☆☆
その5:ビンの色
90年代以降のロマネコンティのビンは、ほぼ真っ黒に近い色をしています。
これは、ビン外部からの光でワインの品質が変わらないようにしているからなのです。
近年のもので、ビンの色が正規品と異なる色であったり、中のワインがはっきりとビンの外側から確認できるものは、コピー商品の可能性が高いかもしれません!
POINT
【真贋難易度】★★☆☆☆
その6:ビンの重さ
ロマネコンティというワインは、750mlしか入っていないとは思えないほど、ずっしりとした重みがあるのです。
もし、ロマネコンティを手にした時に、案外軽いと思うのであれば、それはコピー商品のサインかもしれません。
しかしこればかりは、一度本物のロマネコンティを実際に持ってみないと、その違いがわかりにくいですよね。多くのロマネコンティを査定してきたからこそわかる、ストックラボのプロ鑑定士ならではのチェックポイントかもしれません。
POINT
【真贋難易度】★★★★☆
番外編:コルク
ワインの未開封品の買取査定の際に、開けたり、飲んでみたりするわけにはいきません。品質を確認するためにプロの鑑定士が見るのは、「コルク」です。
キャップシールの上からコルクの上部を指で軽く押してみると、品質の悪くなっているものは盛り上がってぽこっとした感触、もしくはコルク落ちしていて凹んでいるのがわかるのです。
ワインですから、本物だとしても品質が悪いと価値に影響してきてしまいます。コルクの状態もチェックを欠かさないようにしましょう。
POINT
【真贋難易度】★★★★☆
コピー商品を購入しないようにするには
ロマネコンティはもちろん、ワイン購入時にコピー商品を購入しないようにするためには、自分で知識をつけて自衛することが大切です。
近年はインターネットでの流通も多いので気軽に購入できますが利便性が高くなってきましたよね。
しかしワイン購入の際には、
①信頼のできるショップで
②自分の目で見て
③手で触って
④店員(お酒のバイヤーさん)と話しをしてみる
こういった手順を踏まえるというのがセオリーでもあります。
それでも「あやしかったかも…」「でも欲しい…!」そんな判断に迷う場面に出くわした時には、先にご紹介した真贋チェックポイントを確認してみてくださいね。
まとめ
ストックラボのプロ鑑定士直伝の、ロマネコンティの真贋チェックポイントをご紹介しましたがいかがでしたか?価値をしっかり確認するためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【ロマネコンティ買取】プロが教える買取前に知っておきたい5つのポイント
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。