1．ロマネコンティとは？
まず1つ目のポイントとなるのは、ロマネコンティというお酒について知識。お酒についての基礎知識を身に着けておくことで、買取を有利に進める”知識の武器”を装備しましょう。
なぜこれほど有名なのか
ロマネコンティといえば、ワイン好きではない方でも名前を聞いたことがあるというほど、名前が知られている有名ワイン。
希少性の高さなど、その名を有名たらしめた理由は多岐に渡りますが、広く知られているのは「値段の高さ」ではないでしょうか。
市場でも常に注目されているロマネコンティは、買取の金額が高値となることも有名です。ではなぜ、ロマネコンティにはそこまで高価な値段がつくのでしょうか。
ロマネコンティの味について
”伝説のワイン”と評されるロマネコンティですが、その味わいはどんなものなのでしょうか。味わいについては下記の記事で詳しくご紹介しています。
高額な価格だけではないロマネコンティの味わいについて、基礎の知識を深めれば専門の鑑定士を「詳しい人だな」と思われるはず。
2．ロマネコンティの相場高騰中の年代TOP5
2つ目のポイントとしてご紹介するのは、買取サービスを利用する前に、知っておきたいロマネコンティの相場高騰中の年代。売ろうと思っているロマネコンティが、実は需要の高い年代物だと知っていれば、買取金額の交渉もスムーズに進むことでしょう。
1位：20世紀最高！？1945年
1945年のヴィンテージのロマネコンティといえば、20世紀に造られた中でも最高の出来栄えと評されているワインです。
さらに、戦後という時代にフィロキセラや霜害をなんとか逃れた数少ないブドウで造られている為、750mlのボトルはたった600本ほどしか生産されていません。
戦中、戦後の混乱の為に、苗木は植え替えが行われ、1945年以前と以後では味が変わったのと言われており、さらに貴重な存在と言われています。
2位：1990年は”破格”の当たり年！
1990年のロマネコンティといえば、「当たり年」のロマネコンティとして有名です。
この年のブドウの作柄は、非常に良かったことから”破格”の出来栄えと言われたほど。
ただでさえロマネコンティのヴィンテージには人気が集まります。出来栄えの素晴らしい「当たり年」と評される1990年に人気が集まるのも当然といえそうです。
3位：評論家も大絶賛の2005年！
平均98.3という高得点を世界のワイン評論家が出す2005年のロマネコンティ。いわゆる当たり年のヴィンテージのひとつと言われています。
パーカーポイントなどで有名なワイン評論家ロバート・パーカーによれば、2005年のロマネコンティは他のヴィンテージよりも複雑で風味豊かだと評しています。
著名なワイン評論家も絶賛するその味わいに魅了される人が多いのも、うなずけるところ。
4位：1999年は”偉大”なヴィンテージ！
1999年も当たり年として人気が高いロマネコンティです。
毎日の雨やフランス語で「ミュルデュ」という白いカビが形成されてしまうベト病の被害にあったにも関わらず、1999年に畑で収穫されたブドウは今世紀で最高の出来とされています。
ロマネコンティのヴィンテージとしても人気、評価ともに高い理由は、ワインとしてのその出来栄え。調和のとれたその味わいは”偉大”の名にふさわしいといえるでしょう。
5位：最良のブドウの作柄に！2010年
ヴィンテージの中でも比較的近年のヴィンテージである2010年のロマネコンティ。この年代に人気があるのは、当たり年とされていることもそのひとつ。
もちろん当たり年になるにはそれだけの理由があります。2010年は、生産地でのブドウの作柄が最高によかったというのもその一因です。
世界的に名声の高いロマネコンティの中でも女性的で優美な味わいを感じることができると、人気の年代です。
3．ロマネコンティの買取相場
3つ目のポイントは、ロマネコンティの買取相場について。取引実績の豊富なストックラボのプロ鑑定士が教える、相場情報も大切な知っておくべきポイントです。
ロマネコンティの気になる買取相場は？
ロマネコンティを売る時には、まず買取価格の相場を知っておきたいところ。
ストックラボでは過去の取引や、市場調査の結果からロマネコンティの買取価格の相場を導き出しています。お酒買取の専門業者であるストックラボの鑑定士によるロマネコンティの相場情報をご紹介します。
【ロマネコンティ買取相場】
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●1945年50,000,000円前後（変動あり）
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●1990年～1,900,000円前後
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●2005年～1,600,000円前後
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●1999年～1,500,000円前後
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●2010年～1,300,000円前後
（※2022年8月現在）
1杯19万円！？ロマネコンティの最高額
高額で知られるロマネコンティですが、最高額はどのくらいなのかご存じですか？
近年話題になったのは、2014年に香港で行われた競売の大手サザビーズのオークションでの落札額です。その落札額はなんと日本円にして約1億7740円！1992年から2010年までの生産されたボトルが6本ずつの計114本で出品されたロットでの落札でした。
額が大きすぎて想像できないかと思いますが、グラス換算にすると1杯約19万と言わたほうが、その高額ぶりがわかりやすいのではないでしょうか。
今後も伝説のワインとして話題になりそうです。
4．買取金額が高額になっている理由
高額になることでも有名なロマネコンティ。市場での買取においてもその価値は高く、買取金額が高額になっています。
4つ目のポイントは、”なぜロマネコンティがこんなにも高額な買取金額を実現し得るのか”についてです。市場でも価格が下がることがないと言われているロマネコンティ。その理由と、買取価格を左右する真贋ポイントをチェックしておきましょう。
真贋が重要！？
ロマネコンティほど高額なお酒ともなると、いわゆる”偽物”が市場に出回ることもあります。
プロの買取業者であるストックラボの鑑定士が重要視している真贋。詳しくは、本物のロマネコンティと偽物のロマネコンティを実際に比べてみた下記の記事をご覧ください。
ロマネコンティの真贋チェックとは！？本物と偽物と比較してみた
希少価値が高い
ロマネコンティの価値を高めている理由のひとつに”希少性”というものがあります。
2000年以上続いている伝統的な生産方法で製造されているロマネコンティの畑は、なんと1.8haほど。”グランクリュ”のロマネコンティの畑では、年間約6000本しか生産されていません。
ワイン自体の評価の高さから誰もが手にしたいと願い、需要が大きいロマネコンティ。その希少価値は、どんどん上がる一方です。
評価が高い
ロマネコンティの買取金額が高額になるもうひとつの主な理由に、評価の高さがあります。
もちろん味わいを美味しいか不味いかを決めるのは個人。しかし、ロマネコンティを復活させたと言われているテイスティングの天才マダム・ルロワいわく”完全な球体”と評する熟成されたその味わいに魅了される人々が多いのも事実です。
他にも、米国の著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏をはじめ、多くの著名なワイン評論家から高い評価を得ている点も、ワイン好きならずとも注目せずにはいられません。
5．ロマネコンティの買取方法
最期である5つ目のポイントは、ロマネコンティを実際に売却する時に利用できる買取方法についてです。
ロマネコンティを売る時に利用したい買取方法について
ロマネコンティは高額な有名ワインです。売る時はどんな方法で売ればいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、ロマネコンティを売る時に利用できる、ストックラボの買取サービスをご紹介します。どんな方法が自分にとって都合がいいのか、売却前に一度、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、ロマネコンティを買取に出す前に知りたい情報を、まとめてご紹介しました。どんなお酒なのか、なぜ需要があるのかなど、総合的に情報を得ることで賢く買取サービスを利用できるでしょう。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。
