オーパスワンの畑がすごい!?

ナパのワイン畑

アメリカ・ナパの最高傑作?

アメリカのワインの約90%の生産を占めるカリフォルニアのナパヴァレー。ニューワールドと呼ばれる、世界的にみると比較的新しい歴史をもつワインの産地です。

オーパスワンは、カリフォルニアワインの地位向上に多大な貢献をし、世界中で評価されました。ワイン業界を騒然とさせた挑戦の結果、大成功を収めました。

畑の広さはどのくらい?

ナパヴァレーには、170平方キロメートルものワイン畑が広がり、約200以上のワイナリーが集まっています。その中のオークヴィルにあるオーパスワンの自社畑は、4地区に分かれ、約68ヘクタールの広さを誇ります。

すべてのブドウの木はコンピューターによって、健康状態や収穫量などを管理されています。自然農法により、除草剤や農薬の散布は行われません。安全性と味を兼ね備えた高品質のブドウを、毎年生産しています。

徹底した収穫へのこだわり

オーパスワンのブドウは、ナイト・ハーヴェストによる最高のブドウの状態の時に手摘みで収穫され、最新の光学的選果機により、粒レベルで厳選されます。その後、最大容量16キロほどの小さな箱にいれて、ブドウにダメージを与えないよう、ワイナリーまで運ばれます。

専用のマシンにより優しく除茎され、未熟や腐敗した規格外の果実を、光学式のマシンでスキャンし、一粒ずつ取り除きます。

進化を続ける醸造へのこだわり

現在の醸造責任者は、マイケル・シラーチ氏です。2001年よりオーパスワンに携わり、ファーストヴィンテージから最新のヴィンテージワインをすべてテイスティングし、徹底的に分析と検証を繰り返しました。

それにより、これまでのスタイルを崩すことなく、ナイト・ハーヴェストやビオディナミ、オーガニックなど新しい方法にも取り組み、日々進化を遂げています。

オーパスワンを造るブドウ品種

フランス・ボルドーを目指す

オーパスワンの目指す味わいは、ボルドーで、使用する葡萄の品種(セパージュ)は、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体として、カベルネ・フラン、メルローを補助品種として使用しました。

当初はこの3品種の使用で計画れましたが、現在はプティ・ヴェルド、マルベックを加えた計5種類が使われます。

フランスの土地を離れても、カベルネ・ソーヴィニオンから優れた品質のワインが製造できるのかという壮大な挑戦が始まりました。

収穫から3年かける理由

ワイナリーの樽

寝かせることでじっくり熟成

オーパスワンの熟成に使用する樽は、メーカーが異なる樽を織り交ぜた、100%フレンチオークの新樽で約18ヶ月の熟成をさせます。

その後ブレンドや瓶詰がされたのち、さらに15ヶ月の熟成がされます。収穫後から3年の期間をかけて、毎年10月1日にリリースされています。

カリフォルニアワインの最高傑作

ワイングラス

ナパヴァレーから世界最高に

1979年には、最初にヴィンテージワインが作られました。初値は1本あたり2,000ドルという、当時のカリフォルニアワイン市場最高値がつきました。

こうしてアメリカを代表するプレミアムワインとして、広く名が知れ渡ったのです。

現在では、その地位はますます強固なものへとなり、ワイン業界において、革新的な進化を続けています。

まとめ

最高品質のワインを生み出すには、最高品質のブドウから。そんな理想を叶えたオーパスワンは、今後も立ち止まることなく優れたワインを作り続けることでしょう。