1.シャトー・ペトリュスとは?

シャトー・ペトリュスを持つ鑑定士

まず最初に、シャトー・ペトリュスについての基礎知識をご紹介します。

シャトー・ペトリュスの特徴

アメリカのケネディー、ロックフェラーなど、名門に親しまれ、上流階級のシンボルとしても愛されているシャトー・ペトリュス。今ではそのステータスや高額な値段で一般にも知られるようになっています。

このシャトー・ペトリュスはいかにしてこれほどまでに有名になったのでしょうか。

パリ万国博覧会で金賞受賞

1889年に開催されたパリ万国博覧会で、金賞を獲得したところからシャトー・ペトリュスの名声は高まっていきました。

それまで無名に近いワインでしたが、マダム・ルーバが単独オーナーになってから、徐々にその名声と地位を高めていき名門家、そして今では世界中の人々に愛されるように。

「ペトリュス」の意味

名前にある「ペトリュス」はラテン語ですが、英語ではピーター、フランス語ではピエールと変化し、「石」という意味と同時に、キリストから天国の扉の鍵を渡された十二使徒である聖ペテロという意味があります。

ということから、聖ペテロがラベルになっており、ワイン愛好家はこの姿を見るだけで涎が出てしまう。という冗談もあるくらいです。

5大シャトーを凌ぐほどの人気

ワインの世界では伝統と歴史ある5大シャトーが人気で、名声、価値があるとされていますが、現在このシャトー・ペリュトスはそれらを凌ぐ人気と価値・価格があると言われています。

これは奇跡とも言われており、公式に格付けもされていないパリ万博まで無名だったワインがわずか100年で5大シャトーを凌駕するまでに成長しました。

2.シャトー・ペリュトスの相場高騰中の年代TOP5

次に知っておきたいのが、相場高騰中の年代について。

1位:圧巻の出来!「1990年」

ワインの評価、取引価格に影響を与えるパーカーポイントで100点満点を獲得し、価格もかなり高額になっていますが、シャトー・ペトリュスで人気ナンバー1が1990年です。

飲み頃は2014~2054年と言われているので、今後数十年はその人気は続くでしょう。

2位:グレートヴィンテージ!「2000年」

2000年といえば、5大シャトーもほぼ満点を獲得するほど良い年とされていますが、ペトリュスも例外ではありません。評価も軒並みパーフェクトに近い絶賛をされており、その評価がそのまま人気にも反映されています。

「ワインを超越している」とコメントした評論家もいるほどの出来なのが2000年のペトリュスとなっています。

3位:希少なグレートヴィンテージ「1982年」

1982年はボルドー全域で当たり年であり、現在ではとても希少なグレートヴィンテージとされています。その中でもシャトー・ペトリュスの1982年は格別な出来栄えとの評価。

そんなグレートヴィンテージがそろそろ飲み頃を迎えるとあって、入手困難なこの一本の人気と需要は大変な高まりをみせています。

4位:歴史に残る年となった「2009年」

2009年は誰もが知るグレートヴィンテージと言われているように、この年のワインもかなり評価が高くなっています。

もともと、グレートヴィンテージはその他の年よりも長く熟成が続いていくと言われているので、ワイン愛好家の中で人気が高くなります。

5位:深みある味わい「2001年」

シャトー・ペトリュス2001年のボトル全体

2001年のシャトー・ペトリュスも評価が高いのはもちろんなのですが、特徴として他の年よりも深みが味わいがあると評されています。

20年ほど熟成させた頃が飲み頃と言われており、2018年現在もうそろそろこのワインが花開くタイミングといえそうです。

3.シャトー・ペリュトスの当たり年は高値?

シャトー・ペトリュスのボトル斜め

ワインには当たり年と言われる年がありますが、これはそのワインが生産されてる地域の気候が良く、葡萄とワインの出来が良いことからそう呼ばれます。

当たり年と言っても、シャトーによってはそうではないこともあるので、シャトー・ペトリュスの当たり年はいつだったのかチェックしておきましょう。

89年、90年はPP100点を獲得!?

高評価を得ることが多いシャトー・ペトリュスが、2年連続でPP(パーカーポイント)100点を獲得したのが89,90年です。

人気1位にもなっている90年は特に評価が高いですが、89年の評価が高く人気です。89年は超大作、90年は偉大なペトリュスと最大限の賛辞を送られていることからもその質の高さが伺えます。

70年代最高評価ヴィンテージ1970年

90年代、2000年代の評価が高いシャトー・ペトリュスですが、70年代の中で最も評価が高いヴィンテージが1970年のシャトー・ペトリュスになっています。

このペトリュスは40年以上の時を経て未だにその全貌を明かしていないと言われており、今最も注目されているヴィンテージと言ってもいいのではないでしょうか。

4.シャトー・ペリュトスの買取相場

査定する鑑定士

シャトー・ペリュトスの買取相場について

いざ買取が進み、金額を提示された際に何も知らない状態だとそれが適正なのか、高いのか安いのか判断できませんよね。

ここでは、買取の相場目安をストックラボ鑑定士よりご紹介します。買取を進める時の参考にしていただければと思います。

【シャトー・ペリュトス買取相場】

  • ●1990年
    ~350,000円前後
  • ●2000年
    ~350,000円前後
  • ●1982年
    ~350,000円前後
  • ●2009年
    ~280,000円前後
  • ●2001年
    ~200,000円前後

(※2018年11月現在)

最高価格はおいくら?

平均30万円とも言われているシャトー・ペトリュスです。高額なものになると、1928年のものが1本280万円など、数百万円することもざらのようで、5大シャトーよりも高額で取引されるのはもはや当たり前になっています。

こうなってくるとワインというよりも、宝石、貴金属と言ってもいいかもしれませんね。

5.ペリュトスの買取価格が高額になるワケ

希少性の高さで市場も価格高騰

シャトー・ペトリュスは11ha程の小さな畑から多くても年間3万本しか作られないため、その生産数の少なさだけでも希少なものとなっています。

その上、この名声を持っているわけなので、その価値は数倍、数十倍まで跳ね上がるのは当然の流れ。というわけで、市場価格もどんどん高騰していき、1本数十万円という値段になっているようです。

メルローのみ!?独特な生産方法

シャトー・ペトリュスは100%メルローのみを使い造られています。もともと小さい畑で作られているので少ない収穫量ですが、間引きをし、さらに厳選して質を向上させる手法を採っています。

これだけでも高額なことに納得できますが、この土地で作られるメルローはその土壌の恩恵を受けて、早飲みできる普通のメルローとは一線を画す熟成によって花開くワインとなっていきます。

小説や映画・ドラマにもたびたび登場

シャトー・ペトリュスはたびたびドラマや映画に登場することでも知られています。

小説・ハンニバルではレクターが犯行後にペトリュスを味わったり、名探偵ポワロがシャトー・ペトリュスを飲み干すシーンがあったりと、名シーンに花を添えるワインとして輝きを放っています。

6.シャトー・ペトリュスの買取方法

シャトー・ペトリュスを査定する鑑定士

買取方法を買取前に知っておけば、スムーズに査定依頼ができるはず。

まずは、豊富な買取方法を展開しているストックラボの買取方法をチェックしてみてはいかがでしょうか。

7.シャトー・ペトリュスを売る前に!買取業者比較

業者比較に悩む女性

シャトー・ペトリュスを売る前には先に紹介したポイントと同じく、買取業者を比較しておくというのも大切です。

しかし、そうは言ってもどう選ぶべきかに迷う方は多いのではないでしょうか。そこで、ストックラボがご紹介している業者選びのポイントをまとめた下記の記事を参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。シャトー・ペトリュスを買取に出す前に押さえておくべき情報を紹介しました。どんな価値があるお酒なのかおさえて、よりよい買取サービスを選んでみてください。

シャトー・ペトリュス買取ページ
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