1.アルマン・ルソーについて
ジュヴレ・シャンベルタン村とは?
ジュヴレ・シャンベルタン村はフランスの東部、「黄金の丘」という意味のコート・ドール県に位置し、ブドウの栽培にもっとも適した土壌が広がっています。
いくつものグラン・クリュがあり、鉄分の多い石灰岩泥灰土の土壌で育ったブドウからは、長期時熟成に耐えうる力強さと豪壮さを感じられる名品の数々が生産されているのです。
アルマン・ルソーの歴史
20世紀の初め、ジュヴレ・シャンベルタンにアルマン・ルソー氏により小さなドメーヌが設立されました。
1959に逝去したアルマン氏の跡を継いだ息子のエリック氏によりドメーヌの規模が徐々に拡大され、現在ではジュヴレ村にある9つのグラン・クリュのうち、6つを所有するまでに成長したのです。
アルマン・ルソーの味わい
アルマン・ルソーでは、ビオロジックを採用し、農薬や除草剤はもちろん、ここ20年は土壌本来の味わいをだすために肥料すら使用していないといわれています。
また、アルマン・ルソーならではの軽やかで壮麗な味わいを醸し出す理由は、過熟を防ぐためにかなり早い段階で行われる収穫も影響しるのだとか。
アルマン・ルソーの生産方法
アルマン・ルソーに使用されるピノ・ノワールは定期的に植え替えられ、平均樹齢が40年以上であることが保たれています。
シャンベルタンとクロ・ド・ベーズでは、熟成の樽は新樽を使用しますが、そのほかについてはジュヴレ・シャンベルタンでは珍しく古樽が使われているのです。
2.アルマン・ルソーの相場高騰中の種類TOP5
1位:ブルゴーニュを代表する格別なワイン「アルマンルソー シャンベルタン グランクリュ」
ブルゴーニュの名門の名が相応しいアルマン・ルソーを代表する名作です。
ブドウが育った大地が語り掛けてくるような雄々しさに絶妙にマッチするシルクのようなエレガンスさが、類稀なる格別な飲み口を実現しています。
2位:真正シャンベルタン「アルマンルソー シャンベルタン クロ ド ベーズ」
クロ・ド・ベーズはルソーからシャンベルタンよりも少し贔屓をしているともいわれ、伝説では「真正シャンベルタン」とも称されるほどの高い評価を得ています。
優雅さの中にも力強い芳香が印象を残す、類稀なる存在感を放つワインです。
3位:特級を凌ぐ1級畑で生まれた「アルマンルソー ジュヴレシャンベルタン 1er CRU クロ サン ジャック」
1級の畑で栽培されたブドウが使用されていますが、その仕上がりはグラン・クリュと同等の扱いであると評価されています。
斜面の上部から下部まで広がる広大な畑に1列に畑を所有しています。そのため、ブドウの仕上がりにも個性が現れ、ブレンドされることで複雑深遠な魅力を持つワインが誕生しました。
4位:親しみやすさを感じる「アルマンルソー リュショットシャンベルタン 」
約1.1haの規模のクロ・デ・リュショットの区画から生産されるリュショットシャンペルタンは、強い赤色が特徴の熟成した風味が印象的です。
豊かな果実味と温かみのある味わいは、万人に親しまれる生産者の顔が浮かぶような一本。
5位:ジュブレに属さないグラン・クリュの風格「アルマンルソー クロ ド ラ ロッシュ」
アルマン・ルソーで唯一、ジュヴレ・シャンベルタン村以外に所有するレ・フルミエとクロ・ド・ラ・ロッシュにあるグラン・クリュで作られたブドウを使用しています。
複雑で繊細な土壌を感じる力強いタンニンと、芳醇な果実感が余韻を残しているのです。
3.他にもある高く売れるアルマン・ルソー
グラン・クリュの畑から作られる、「シャルム・シャンベルタン」は、著名なワイン評論家のロバート・パーカー氏より「探し求めてでも、手に入れたい宝石のようなワイン」と称されました。
また、「マジ・シャンベルタン」も、フルーティーで柔らかく、軽やかな印象を与えるゴージャスな味わいが堪能できる高品質なワインです。
4.アルマン・ルソーの買取相場
アルマン・ルソーの買取相場について
最高級の畑から作られるこだわりの極上のワイン、アルマン・ルソーは、どのくらいの相場で買取されているのでしょうか。
買取専門のストックラボが誇る信頼できる鑑定士が、市場相場や実績に基づいた買取相場をご紹介します。
【アルマン・ルソー買取相場】
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●アルマンルソー シャンベルタン グランクリュ~140,000円前後
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●アルマンルソー シャンベルタン クロ ド ベーズ~100,000円前後
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●アルマンルソー ジュヴレシャンベルタン 1er CRU クロ サン ジャック~60,000円前後
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●アルマンルソー リュショットシャンベルタン~35,000円前後
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●アルマンルソー クロ ド ラ ロッシュ~32,000円前後
(※2018年4月現在)
アルマン・ルソーの最高価格
アルマン・ルソー シャンベルタン グラン・クリュは、ビンテージによって多少の差はありますが、20~25万円前後で購入することができるようです。
マグナムサイズのボトルもあり、35~40万円前後で販売されています。
5.アルマン・ルソーの買取価格が高額になる理由
”王者のワイン”だからこそ高い
1959年にアルマンの意思をついだシャルル・ルソーによって、名声を獲得し続けた実績により、ジュブレ・シャンベルタンの王者という称号を与えられています。
特に1980年代後半から1990年代前半にかけては絶頂期ともいわれ、特に希少価値が高くなっているのです。
ワイン評論家からの高い評価
世界的に有名なワイン評論家、ロバート・パーカー氏によると、「借金地獄に陥るまでアルマン・ルソーを買い続ける」と言わしめたほどの賛辞を受けています。
フランスで最も権威あるワイン評価本ル・メイユール・ヴァン・ド・フランスで最高の3つ星評価に昇格し、その影響を受けて価値も高騰し、市場ではあまり目にする機会が減少してしまいました。
アルマン・ルソーというブランド力
アルマン・ルソーは、現在ジュヴレイ・シャンベルタンとモレ・サン・ドニに約14haの畑を所有し、そのうち約8haをグラン・クリュが占めるという豪華さ。
それに加え、ワインの品質の8割はブドウの質で決まるという信念に基づいた丁寧で地道な製造過程は、高い品質保持への努力と信頼を裏付けています。
生産数が少なくて希少性が高いワイン
希少価値が高まる理由には、生産本数の少なさがあります。約14haほどの畑から作られるアルマン・ルソーは、年平均で65,000本ほどしか生産されていません。
ミネラルが多く、その特徴的な力強さは10年以上の熟成期間が飲み頃を迎えるとされていますが、傑作を造り続けるアルマン・ルソーの人気は代が替わっても衰えることがなく、需要は高まり続けています。
6.アルマン・ルソーの買取方法とは
アルマン・ルソーを売る時に利用できる買取サービス
高い評価と人気により高値での買取が期待できるアルマン・ルソーですが、いざ売りたいと思った時にどうすれば良いかわからないという方もいるのではないでしょうか。
買取専門のストックラボなら、忙しくて来店が困難という方でも安心の取引方法を取り揃えています。ぜひ一度検討してみましょう。
7.アルマン・ルソーを売る前に!買取業者比較
アルマン・ルソーを売る前に知りたい最後のポイントとしてご紹介するのが、買取業者の比較についてです。
どんな業者に売るのかは高値で買い取ってもらう上で、とても重要なポイントになのです。まずは、下記のコラムでどう選ぶべきか、そのチェックポイントを確認してみてください。
まとめ
ブルゴーニュを代表する偉大なワイン、アルマン・ルソーの市場価値についてご紹介しました。高価買取を目指して、さっそく買取査定を申し込んでみてはいかがでしょうか。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。