1.シャトー・デュクリュ・ボーカイユについて

現オーナー、ブルーノ・ボリー氏

13世紀初頭にはすでに、ヨーロッパの貴族たちが愛好したワインを生産していたといわれるボルドーのサン・ジュリアン地区。

この地区随一のワインの作り手といわれているのが、シャトー・デュクリュ・ボーカイユです。

現在も、フランス国内外で絶大な人気を誇ります。美しい森と鮮やかな緑に囲まれた100ヘクタールのブドウ畑からは、気品ある力強いワインが生まれることで有名なのです。

シャトー・デュクリュ・ボーカイユの特徴

シャトー・デュクリュ・ボーカイユのワインは、メドック2級の格付けの中ではもっとも評価と価格が高いものとして知られています。

骨太の品格の高さが特徴であり、頑固なまでの古典的なブドウの栽培法によって10年から30年も飲み頃が続く偉大なワインなのです。

シャトー・デュクリュ・ボーカイユの歴史

ジロンド川河口に位置するサン・ジュリアン地区は、1200年代からワインの名産地として知られていました。

1795年に、このシャトーの所有者となったベルトラン・デュクリュによって「シャトー・デュクリュ・ボーカイユ」が誕生、その後さまざまな所有者の手を経て1944年から現在のオーナー、ボリー家の所有に。

シャトー・デュクリュ・ボーカイユの味わい

カシスとカカオの香りの濃厚さで知られているシャトー・デュクリュ・ボーカイユ。バランス感と気品、力強さが際だつワインとして、ワイン愛好家たちに珍重されています。

その深い味わいは、伝統に則ったブドウの栽培や瓶詰めの際の厳しい選別法など、ワイン通たちをうならせる不断の努力の結晶なのです。

名前の由来は?

ジロンド川河口に位置するという地理的条件から、シャトー・デュクリュ・ボーカイユのブドウ畑は小石が多いのが特徴。

「美しい石」を意味する「ボーカイユ」と、シャトーの初代所有者ベルトラン・デュクリュの名字が組み合わされ、その名称が誕生しました。

2.シャトー・デュクリュ・ボーカイユの相場高騰中の年代TOP3

長いワイナリーの歴史のなかでは、スランプを経験した時代もあるシャトー・デュクリュ・ボーカイユ。

ヴィンテージによって、価格には差があります。最低でも10年の熟成を経て本領を発揮するシャトー・デュクリュ・ボーカイユの売れ筋ヴィンテージをご紹介いたします。

1位:花開く深み「1989年」

ボルドー史上最大といわれるほど、収穫量が多かったのが1989年。この年に造られたデュクリュ・ボーカイユは専門家から飲み頃を迎えると傑出したワインになると言われていたほど。

その飲み頃を迎え、果実の熟した風味、なめらかなタンニンが溶けだし、ついにその味わいが花開いてきました。そのため、今となって1989年が高い人気を獲得しているのです。

2位:激烈で豪奢ででセクシー!「2009年」

ロバート・パーカー、その愛弟子ジェブ・ダナックが100点を献上したヴィンテージ2009年。

今世紀に入ってからの良年といわれる2000年、2003年、2005年をかるがるとしのぐ豪奢と完璧さから、ワイン・スペクテーターやジェイムス・サックリングも軒並み90点台後半の評価をしています。

激しさと優雅、そしてセクシーさが同居し、40年以上飲み頃を楽しめるとまで評価された今世紀最高のヴィンテージです。

3位:成熟した気品を楽しめる「1985年」

往年のエネルギーよりも、成熟した静けさと気品を楽しむことができる「1985年」。

年月を経て余分なものをそぎ落としたような凝縮感と柔和な味わいが、シャトー・デュクリュ・ボーカイユとしては珍しく、隠れたファンも多い模様。

ゴージャスなワインを味わい尽くした好事家に愛される1985年です。

3.シャトー・デュクリュ・ボーカイユの買取相場

査定をする鑑定士

名前だけで選ばれるのではなく、その味わいがワインを愛する人から評価されるシャトー・デュクリュ・ボーカイユ。

昨今のワインブームの影響を受けて、知名度も価格も上昇中です。山吹色の美しいラベルがお手元にあるかた、ご注目ください!

シャトー・デュクリュ・ボーカイユの買取相場について

2017年前半に一度価格が落ちたシャトー・デュクリュ・ボーカイユですが、今年に入ってふたたび値段が急上昇中です。

ワインサーチャーによれば、全ヴィンテージの平均販売価格は2万円超。しかし、不遇の時代も経験したシャトーだけに、ヴィンテージによって価格が大きく変動します。

ワイン通たちに溺愛されるワインのため、今後の価格の上昇が予想されるシャトー・デュクリュ・ボーカイユ。お手元にあるかたは、ぜひ専門家にご相談ください。

シャトー・デュクリュ・ボーカイユ買取相場

  • ●1989年
    ~35,000円前後
  • ●2009年
    ~22,000円前後
  • ●1985年
    ~10,000円前後

(※2018年3月現在)

シャトー・デュクリュ・ボーカイユの最高価格は?

歴史あるシャトーゆえ、販売されているヴィンテージは1923年ものまで存在するシャトー・デュクリュ・ボーカイユ。今年に入って、とんでもない価格上昇が勃発したのは1925年のヴィンテージです。

全ヴィンテージの平均価格が2万円超のシャトー・デュクリュ・ボーカイユの1925年ものは、なんと31万円強!

これは別格で、1950年代のヴィンテージに12万強の価格がついているほか、近年では2009年が抜きんでた高価格となっています。

4.CH.デュクリュ・ボーカイユの買取価格が高額になる理由

高額理由を掲げる女性

誰もが名前を知っているフランスのワインの中では、地味な存在ともいえるシャトー・デュクリュ・ボーカイユ。

しかし、ここ数年には、その評価が高まり知名度も急上昇しています。

実力では一流のワインと遜色ないといわれるシャトーの秘密を探ってみましょう。

メドック2級の中でもトップと評されている

1855年に定められたボルドーワインの格付け。1級として登録されているのは、シャトー・マルゴーやシャトー・ラトゥールといった世界中で名前を知らない人がいない「五大シャトー」だけ。

そして、2級に属する14のシャトーの筆頭といわれるのが、「シャトー・デュクリュ・ボーカイユ」です。

五大シャトーに比肩する実力を持つともいわれるシャトー・デュクリュ・ボーカイユのワインは、力強さとエレガンスで知る人ぞ知る品質と美味を誇っているのです。

ワイン通に人気がある

中世からその高品質のワインで知られ、長い歴史の中でヨーロッパの王侯貴族たちに愛されてきたシャトー・デュクリュ・ボーカイユ。

河口に位置する特有のテロワールから生まれるブドウと、頑固なまでの伝統を守る醸造法から生まれるワインは、ワインのディレッタントたちにから熱烈に愛されています。

シャトーを囲む美しい自然や瓶詰めのさいの厳しい選別方法も、このワインに品格を与えているといわれています。

5.シャトー・デュクリュ・ボーカイユの買取方法

通をうならせる美味

ワイン通たちに愛される実力派ワイン「シャトー・デュクリュ・ボーカイユ」は、鮮やかな山吹色のラベルが目印です。

このボトルがお手元にあるかた、買取価格等を知りたいかた、お気軽にご相談いただける方法をたくさんご用意してございます。ご注目ください!

シャトー・デュクリュ・ボーカイユを売る時に利用できる買取サービス

きら星のごとき評価と価格を誇る超一流のワインに飽きた人たちが、次に注目するものとはなんでしょうか。それは実力では一流のシャトーと拮抗していながら、今後の評価の上昇が期待されるワインなのです。

そのコンセプトのど真ん中に位置しているのが、シャトー・デュクリュ・ボーカイユです。

ご自宅にこのワインがあるかたは、電話、メール、店頭持込、ラインでの査定などあらゆる方法で鑑定可能。お酒の買取では実績のあるストックラボに、ぜひご相談ください。

6.シャトー・デュクリュ・ボーカイユを売る前に!買取業者比較

業者比較に悩む女性

シャトー・デュクリュ・ボーカイユを売る前には、どの買取業者に売るべきか、比較検討をすることも大切なポイントです。

選び方については、酒買取の専門店であるストックラボがご紹介している下記のコラムをチェックしてみてください。

まとめ

本当にワインを愛する人々が愛するワイン、シャトー・デュクリュ・ボーカイユ。その奥深い味わいは、喉から手が出るほど欲しいと臨むファンが多し!今後も、価格は上昇の一途をたどりそうです。

シャトー・デュクリュ・ボーカイユ買取ページ
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