軽井沢 8年が高額になる理由
年々高まる希少価値
軽井沢ウイスキーを製造していた軽井沢蒸留所は、2000年にウイスキーの製造を終了しました。その後は、それまでに造った原酒の熟成と販売をしていましたが、2012年に完全閉鎖。
軽井沢ウイスキーはそれ以降生産されることがないため、希少価値は年々右肩上がりで高くなっています。
終売しているため入手困難
2012年の軽井沢蒸留所完全閉鎖の際、蒸留所に残っていた全ての原酒は世界中のコレクターの元に渡りました。
新たに生産されることもなく、残っている軽井沢ウイスキーは、価値を知っている人々の手元にあるという状況なので、ただの終売品以上に手に入れるのは難しいといえます。
世界からも高評価を受けている
軽井沢は、2001年にインターナショナル・ワインアンドスピリッツ・コンペティション金賞受賞、2002年も同コンペティションで金賞。
2004年には一番名誉ある賞とも言われるインターナショナル・スピリッツ・チャレンジというコンテストで金賞を受賞するなどして、世界から認められたジャパニーズウイスキーの代表格となっています。
軽井沢 8年を高く売るには
「軽井沢」の価値や相場を知ろう
もし、幸運なことに軽井沢8年が手元にあって、買取サービスで売却することを検討しているのならば、一般的な軽井沢8年の市場価値、相場を知っておくことは非常に大切なこととなります。
プロの経験と知識を元にした査定相場や、売る前に押さえておくべきポイントを紹介し.た記事をぜひ一度ご覧になってみてください。
軽井沢 8年を売る前に買取業者の比較を
軽井沢は、非常に価値のあるウイスキーです。安心して安全な取引をするためには買取業者の比較検討をおすすめします。より良い取引は、より良い業者を見つけることから始まるといっても過言ではありません。
業者選びのコツを下記コラムから学んでみてください。
買取に出す前に確認すべきことは?
買取に出す前に、お持ちの軽井沢の状態を確認してみてください。開封、開栓はしているかどうか。傷や汚れの有無は査定にも影響してくる要素ですのでご自身で把握しておきましょう。
もしも液面低下があったり、開栓済の場合でも買取可能な場合があるので、諦めず一度相談してみることをおすすめします。
軽井沢 8年について知ろう
軽井沢 8年とは?
軽井沢 は、1976年に「国産初の100%モルトウイスキー」として発売された歴史的な意味もあるウイスキーです。当時として非常に高額な15,000円という価格で高級品でもありました。
その軽井沢シリーズの中で8年以上貯蔵されたモルトを使用しており、比較的手に入りやすく(といっても入手は困難ですが)人気を博しているのが軽井沢8年です。
軽井沢 8年の入手方法
軽井沢8年を手に入れるには基本的にはオークションになります。ネットのECサイトで売りに出されることもあるかもしれませんが、競争率が高いので気づいた時にはすでに売り切れということがほとんどです。
潤沢な資金を用意するか、売りに出るのをこまめにチェックすることが必要になっています。
軽井沢 8年に定価はある?
現在、軽井沢を当時と同じ価格で手に入れることはほぼ不可能です。ECサイトやオークションなどでは50,000円前後で取引されています。この価格もこれから先年数を経るにつれ上がっていくのは間違いないでしょう。
ちなみに、最も高いと言われる軽井沢1960年の定価は200万円で発売され、オークションでは1400万円で落札されました。とてつもない額ですが、それほどの価値があるのだといえるでしょう。
軽井沢 8年の買取相場
味わうためだけでなく、コレクション品としても、年々その価値と希少性が高まっている軽井沢8年。棚のお飾りになっていたりするのであれば、売りに出すのは悪くない選択といえます。
その品の保管、保存状態により前後しますが、現在の買取相場は~30,000円前後となっています。
他にも知っておきたい軽井沢 8年の色々
軽井沢8年を飲むのなら
SNSやウイスキー愛好家の方が発信している情報を見ていると、「軽井沢」を飲まずに、というよりもったいなくて飲めずに手元に大切に置いてある方はかなり多いようです。
そんな軽井沢を飲むとしたら…ということで、おすすめの飲み方を紹介していきます。
絶対に一度はストレートで
ウイスキーを普段から飲み慣れている方であれば問題ないと思いますが、ウイスキーを飲み慣れていない方だとストレートでそのまま飲むのは抵抗があるかもしれません。
しかし、そんな方でもぜひ一口は軽井沢をそのまま味わってみてください。芳醇なフルーツかのような味わいに驚くはずです。
ロックで柔らかく
軽井沢8年は芳醇な味わいと濃厚な香りたつモルトウイスキーですが、アルコールの匂いを多少感じるという方もいらっしゃいます。
その際は、ロックにして冷やして飲んでみてください。立ち上がる香りがキュっとしめられてアルコールの匂いを気にすることなく味わえます。
まとめ
新しく造り出されることはない閉鎖蒸留所の銘柄「軽井沢」は、その味の評価と希少性で世界中の人々が求めるウイスキーです。買取に出す際には納得のいく取引を目指してみてください。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。