「余市15年」が高額になる理由とは?

ニッカウイスキーの樽

北海道の余市蒸留所が造る、「余市15年」。余市自体、素晴らしいブランドであり、そのどれもが高価な価格で取引されている。

しかし、これだけ世界中にウイスキーがあるのにも関わらず、なぜ「余市15年」は高価買取査定となるのだろうか。

ここでは、「余市15年」が高額査定になる理由について、さまざまな角度から迫ってみたいと思う。

“終売”の効果で入手困難になっている

「余市15年」に限らず、近頃ではさまざまなジャパニーズウイスキーが終売になっている。ドラマ人気、ハイボール人気、そして品質の高さが手伝ってか、国産ウイスキーの原酒は今底をついている状態だ。

「余市15年」も、原酒不足となり、結果的に終売となってしまったのだ。

余市シリーズの中でも人気が高かった15年だけに、終売は余計にファンやマニアたちの購買意欲を掻き立てた。結果、価格が高騰していったのだ。

希少価値の高さから価格が高騰

前述しているように、「余市15年」は終売になってしまい、結果的に希少価値が高くなってしまった。

もちろん、終売は関係しているのだが、ポイントとしては「二度と増えることはない」ということだ。要するに、1本誰かが飲めば、この世から「余市15年」は消え去る。

つまり、製造されていない分、日に日にその数は減少の一途を辿る一択しか残されていないのだ。

結果、希少価値は日に日に高まり、価格が高騰するのだ。

ジャパニーズ・ウイスキー人気の影響

ウイスキーファンの方であればもちろん、お酒好き方であれば、今「ジャパニーズウイスキーブーム」が到来している、ということに気がついているはずだ。

品質の高さ、希少価値、さらに国内産という3拍子揃った希有なアイテムだけに、ファンやマニアだけでなく、一般の酒好きも好んで購入するようになった。

この状況の中、パイオニア的な存在の余市に人気が集中するのは自明であり、「余市15年」が話題になるのも当然なのだ。

世界的にも評価が高いこともポイント

「余市15年」は、ジャパニーズウイスキーだからとか、希少価値が高いとか、そういったことだけが人気の理由ではない。やはり、品質がついていかなければ、必ずどこかで叩かれる。

実は、「余市15年」はISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)金賞受賞をはじめ、ISCの銀賞受賞経歴を持っている。

世界の権威あるコンクールで認められているワールドレベルのウイスキーである、ということの証明が出来ているのだ。

余市15年を高く売るためには?

「余市15年」が、注目されていることがお分かりいただけたと思う。ここで注意しなければならないのが、こんな「余市15年」だからこそ、1円でも高く買取査定をしてもらうことだろう。

実は、「余市15年」だかといって、どんな業者に持ち込んでも高価買取査定となるかは限らない。

ここでは、「余市15年」を高く売るためのポイントやコツについて解説していこう。

「余市」の価値や相場を知ろう

「余市15年」を買取する前に、客観的に余市自体の価値や相場を確認しておく必要性があるだろう。

今、市場で余市はどの程度の立ち位置にいるのか、販売価格は、オークションで出されている価格など、さまざまな角度から余市について知っておく必要がある。当然、相場価値が高い状態であれば買取価格は上がる。

「余市15年」は今、もっとも高額査定が期待できる時期に来ている。ぜひ、その瞬間を見極めてほしい。

「余市15年」を売る前の業者比較

「余市15年」を高価買取査定する場合、前述しているが業者比較はかなり重要になる。

まず、ウイスキーに明るい知識を持った買取業者を選ばなければならない。さらに、公式ホームページを有しており、そこに「余市15年」の買取実績などが掲載されていることも目安となるだろう。

さまざまな買取方法、鑑定士のサービス、販路の広さなど、比較すべき項目は沢山ある。これらの条件を満たしている業者であれば、安心だろう。

買取に出す前に確認すべき事項とは?

「余市15年」の相場の把握、そして信頼できる買取業者の選定が終わったら、最後に確認してもらいたいポイントがある。それが、開封状態、そして付属品やラベルの状態だ。

いくら「余市15年」の価値が高くとも、飲みかけ、ラベルはボロボロ、付属品も一切なしだと価格はつかない。できるだけ、購入時の状態で残っていることがベストだ。

細かな部分だが、これが徹底しているかしていないかで、大きく査定額が変わるので注意だ。

「余市15年」について

ムーディーな雰囲気とウイスキー

さて、「余市15年」を高価買取査定するためには、まだまだ余市のことを知らなければならない。「余市15年」について、細部まで徹底して研究し尽くすことが、高価買取査定に繋がっていくポイントだ。

ここからは、さらに「余市15年」のことについて、さまざまな角度から解説していきたいと思う。

「余市15年」とは?

「余市15年」とは、余市蒸留所にて、ニッカウヰスキーが製造しているシングルモルトウイスキー。「石炭直火蒸溜」が使用されているウイスキーであり、独特の香りが楽しめる人気のジャパニーズウイスキーである。

希少価値の高い原酒を使用している15年は、香りが華やかでありながら、深みがあり一度飲んだら忘れられないうまさだ。

余市蒸留所は、登録有形文化財に選ばれているなど、日本が誇るべき1本といっても過言ではない。

「余市15年」の入手方法とは?

「余市15年」は、終売ということで、今は店鋪に在庫を残している酒屋やネットショップ、オークションで手に入れるしか方法は無いだろう。

直接、余市蒸留所にいくのもおすすめだが、購入できる保証は無い。馴染みのバーなどで「余市15年」が提供されていたら、マスターに頼み込んで売ってもらう、ということもできるかもしれないが非現実的だ。

やはり、「余市15年」はなかなか手に入らない貴重な品物なのだ。

「余市15年」に定価はあるのか?

今、「余市15年」は高額な価格で取引されている。終売というワードが飛び交うことで、ファンやマニアが取引を行い、価格はどんどん高騰していった。

ネットでは、8万円前後の価格で販売されており、オークションでも10万円前後という落札結果もあるほどだ。

「余市15年」の定価は厳密にはわからないが、700ml、45度で8,500円とされている。今後、今よりも価格が高騰していくことは間違いないだろう。

「余市15年」の買取相場とは?

「余市15年」は、買取業者によっても買取査定額が変わってくる。そのため、全体的な買取相場だけは把握しておいた方が良いだろう。

「余市15年」はまだまだ価格が高騰する可能性がある。ぜひ、相場を随時確認しておこう。

酒買取の専門店であるストックラボのプロ鑑定士が導き出した買取相場は下記のとおりだ。

余市15年 買取相場

  • ~46,000円前後

(※2018年3月現在)

他にも知っておきたい「余市15年」のこと

余市ラベルアップ

ここまで、歴史や魅力、さらに買取相場なども確認してきた。もちろん、「余市15年」に関してはまだまだ、さまざまな魅力がある。

最後に、より「余市15年」を楽しみたいという方のために、「余市15年」にまつわるウンチクとしておすすめの飲み方を少し紹介していこう。ぜひ、参考にしてみてほしい。

「余市15年」のおすすめの飲み方

「余市15年」は、甘いレーズンを思わせる香りのある、深い味わいのウイスキーだ。ピート香も効いており、ロックで飲むとその真価を最大限楽しむことができる。

また、樽由来のバニラ、カラメルなども感じることができるので、ストレートで楽しむと濃厚さをしっかりと味わうことができるだろう。

実は、「余市15年」はハイボールにも向いており、炭酸のしっかりと効いたソーダ水で割れば、最高の1杯としてうまれかわる。

まとめ

「余市15年」の魅力、買取相場などについて紹介してきた。これからも、ジャパニーズウイスキーは注目され続けることは間違いない。その時の主役は「余市15年」。ぜひ、チェックしておこう。