余市 20年が高額になる理由
NHKドラマで注目度が上昇
ウイスキーの一大ブームを巻き起こした要因の一つ「マッサン」は、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝と妻のリタがウイスキー造りに情熱を捧げて夢を追うストーリー。
余市蒸留所はドラマのロケ地にもなり、ウイスキーファンのみならず、ドラマのファンも多く訪れる人気スポットに。
そのおかげもあってか、これまでにない注目が集まり、品質の高さや味の良さに、ジャパニーズウイスキー全体へと人気広がりました。
終売しているからこその需要
2015年に、余市20年のみならず12年・10年と、ノンエイジを除くシリーズが終売になりました。一方ウイスキー人気は収まることなく、現在では世界中でジャパニーズウイスキーの人気や需要も高くなっています。
高値で購入するファンも多いため、市場ではプレミアム価格で取引される希少な品となっているのです。
海外でのウイスキーブームの影響も!?
海外では、日本酒ブームが継続していますが、その人気に勝るとも劣らないといわれている日本のウイスキー。
輸出量も年々増加し、海外で行われる著名な品評会では、たびたび日本のウイスキーが受賞するなど、現在では世界5大ウイスキーとして挙げられるほどの地位を確立しています。
余市 20年を高く売るには
「余市」の価値や相場を知ろう
ウイスキーがブームになる前までは、入手困難なものではなかったため、ギフトなどで頂いて保管したままという方もいるのではないでしょうか。終売となって希少価値が高まった余市を手放すなら需要が高騰している今がチャンス。
売る前に知っておくと役立つポイントをご紹介しているので、ぜひチェックしてみましょう。
余市20年を売る前に買取業者の比較
余市を売ってみようかなと思っている皆さん、まずは信頼できる業者を見つけることが必要です。これまでの買取実績や取引方法など、失敗しない業者選びのポイントを、プロの視点でご紹介します。
損のない取引のために、しっかりと調べておきましょう。
買取に出す前に確認すべきことは?
余市20年を買取に出す前に、商品の状態を確認してみましょう。ラベルやボトルに汚れがない方が高値がつく可能性が高くなります。
また、付属品の有無も大切な項目なので、替箱があれば必ずセットで売りましょう。
未開封の方が高値がつきますが、開封していても買取可能な場合もあります。業者に事前に確認すると安心です。
余市 20年について知る
余市 20年とは?
余市蒸留所で製造されていた余市20年。20年以上の熟成を経て、最高峰の味わいを誇る銘柄です。昔ながらの蒸留方法を守り、石炭直火蒸留方式を採用し続けています。
樽に詰めて最低20年熟成させた余市20年は、濃厚で芳醇な香りが広がり、円熟した蜜のような滑らかで上品な、極上の味わいです。
余市 20年の入手方法
入手困難でプレミアム価格が付けられていますが、インターネットやオークションで入手することは可能です。
そのほかに「満20年貯蔵ヴィンテージ・モルトウイスキー」など、限定販売のものはさらに価値が高まります。
余市 20年に定価はあるか?
発売当初、余市20年は2万円ほどで購入できましたが、終売を迎えた現在では約10倍、20万円以上の価格で販売されています。
数量限定で発売されたモデルになるとさらに価格は高騰し、入手が大変困難となっているのです。
余市 20年の買取相場
余市 20年はどのくらいの価格で買い取って貰えるのでしょうか。付属品や品質の状態によってさまざまですが、お酒買取の専門店であるストックラボの鑑定士が導き出した買取相場は~105,000円前後となっています。
もし悩んでいるのであれば、まずは査定だけでも出してみてはいかがでしょうか。
他にも知っておきたい余市 20年のこと
世界に認められるクオリティ
ISCやWWAなど、多くのウイスキー品評会で受賞された「余市」。著名なウイスキー評論家のジム・マーレイ氏は、余市のモルトを世界6大モルトの一つとして挙げています。
また、イギリスの「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(S.M.W.S)」に認定されるなど、余市は知名度を高めました。
余市20年の美味しい飲み方
20年の熟成された美味しさを味わうのなら、ストレートがおすすめです。
アルコール度数は52度なので、たっぷりのミネラルウォーターを用意し、少量を口の中で転がすように味わい、鼻孔に抜ける芳醇な香りや余韻を楽しみましょう。
まとめ
今では入手困難な希少な逸品「余市20年」。需要は高く、再販を望む声も多く聞きます。もし高値で売るなら今がおすすめ。ちょっとしたおこづかい稼ぎに、買取を利用してみませんか。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。