ウイスキー「竹鶴 35年」が高額になる理由

グラスに入ったウイスキー

限定生産だからこそのプレミアムウイスキー

竹鶴35年は、2000年から2011年までの間に本数限定で生産・発売されました。

最低35年熟成させたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをほぼ1:1の割合でブレンドして作られています。印象的なラベルには、日本のウイスキーの父、「竹鶴政孝」のウイスキー造りの軌跡が書かれた特別なものです。

シリアルナンバー入りでファン垂涎の品に

ニッカウヰスキーの当時の相談役であった竹鶴威によって、直筆でラベルに署名が入れられ、さらにシリアルナンバーが振られました。

希少価値がさらに高まり、コレクターやファンにとっては何としても入手したいウイスキーとして需要も高まることに。

国内外のジャパニーズウイスキーブームも影響

竹鶴の創業者をモデルとしたドラマの人気や、国内でのウイスキーブームだけでなく、著名な品評会でも数々の賞を受賞した実績などからジャパニーズウイスキーへの関心は世界中で高まっています。

そのため原酒不足に悩まされる事態となり、ジャパニーズウイスキーの多くが終売や休売を余儀なくされるという事態が起こっているのです。

竹鶴 35年を高く売るには

「竹鶴」の価値や相場を知ろう

お酒の買取に興味があって、ご自宅に「竹鶴」が眠っていたという方は、ぜひ竹鶴の価値や相場についてより深く知ってみませんか。

買取のプロが教える知っておくと便利なポイントなので、実際に売るときに情報を知っておくと役立ちますよ。

竹鶴 35年を売る前に買取業者の比較

始めて買取を利用するのであれば、どの業者に依頼すると良いのか迷ってしまうと思います。

そこで、買取のプロが教える業者選びのコツをご紹介するので、まずはこちらをチェックしましょう。信頼できる業者を選んで安心できる取引を実現できます。

買取に出す前に確認すべきことは?

竹鶴35年を売るのであれば、商品の状態やセット内容を確認しましょう。

外箱や付属品の冊子が揃っていて、さらに状態が綺麗なものだと査定額のアップも期待できます。また、長期熟成することで澱が見られることもありますが、買取は基本的に可能です。

心配なことがあれば、事前に確認してみると安心ですよ。

竹鶴 35年について知る

ウイスキーと葉巻

竹鶴 35年とはどんなお酒?

竹鶴は、35年のみがブレンデッドウイスキーとして作られ、そのほかのシリーズは全てピュアモルトウイスキーです。

とは言っても、竹鶴シリーズの最高峰という位置づけは変わらず、長期熟成と複数の原酒をブレンドした複雑で芳醇、繊細な味わいが存分に発揮された格上の味わいを実現しています。

竹鶴 35年の入手方法

竹鶴 35年は、本数が限られているため非常に入手困難な商品です。

オークションなどで出品されることもありますが、人気が非常に高いため、価格の高騰が予想されます。格式の高いバーなどで飲むことができることもあるので、もし見かけたら一度味わってみてはいかがでしょうか。

竹鶴 35年に定価はあるか?

2007年にボトリングされた竹鶴35年の希望小売価格は70,000円。それ以前は50,000円で販売されていました。

2008年以降はオープン価格となり、現在では価格は高騰し、数倍の価格で取引されています。

竹鶴 35年の買取相場

竹鶴 35年は、どのくらいで買取してもらえるのでしょうか。

状態が良いものの場合、~300,000円前後で取引された実績があります。購入することがとても困難ですが、根強いファンや飲んでみたいというウイスキー愛飲家も多いため、保管したままにするくらいなら、思い切って売ることがおすすめです。

他にも知っておきたい竹鶴 35年のこと

バーカウンター

竹鶴35年をしっかり味わう飲み方

35年以上という長期熟成を経た原酒から誕生した竹鶴35年は、どのような飲み方をするのがベストなのでしょうか。好みの飲み方で良いのですが、非常に貴重で希少でもあるため、ニッカが最高峰と銘打った味わいを存分に堪能してみてくださいね。

味も香りもストレートが一番

ストレートでも飲めるのであれば、竹鶴35年の味わいをダイレクトに感じることができるストレートがおすすめです。

まずは香りを楽しみ、舐めるように少しずつ味わいます。力強さの中に、上品な香りや繊細で複雑な味が次々と現れ、本物の美味しいウイスキーを感じることができるはずです。

加水することで変化する風味が楽しめる

しっかりした味わいの竹鶴35年は、加水することでさらに香り豊かで飲みやすい味わいに。グラスにウイスキーと水を1:2で注ぎ、大き目の氷を3つ入れてマドラーでステアします。

時間をかけてゆっくり飲むことで氷が溶け、都度変化する香りや味の変化を楽しみましょう。

まとめ

終売した竹鶴35年。いつか復活するかもしれませんが、熟成には長い年月が必要です。もし飲まずに保管したままであれば、今なら驚きの高値で買取されるかもしれませんよ。