シャトー・ペトリュス 1990年が高額になる理由

ボルドー右岸のスター

格式と評価、そして価格においてボルドーの中では他の追随を許さず、その希少性もあって珍重される「シャトー・ペリュトゥス」。

ロバート・パーカーから「神話」と呼ばれるシャトー・ペトリュスの超当たり年1990年。シャトー・ペトリュス本来のブランド力+ヴィンテージの評価によって、その価格は上がる一方です。

”ボルドー最高峰”と称されるペトリュスである

醸造学の分野における記念碑、ボルドーの歴史の記録と称えられる「シャトー・ペトリュス」。その価格も、世界一といわれるロマネコンティと双璧をなし、希少性では一歩抜きんでた存在。

セカンドラインは製造せず、わずかなブドウ園に固執し、仰々しい屋敷も所有しないシャトー・ペトリュスは、年月を経るほど価格が急上昇することで有名です。その価格がまた、天文学級!

ワイン評論家も100点を出す出来栄え

ワイン評価の基準といわれるパーカー・ポイント。ロバート・パーカーは過去に実に5回、シャトー・ペトリュスに100点をつけています。1989年、1990年、2000年、2009年、2010年がその満点のヴィンテージ。

1990年のヴィンテージは特に評価が高く、パーカー氏は「早熟な天才のようだ」と評価。また、ジェームス・サックリングやワイン・スペクテーターもそれぞれ99点、98点をつけています。

飲み頃真っ只中でさらに注目の的に

長期にわたって味を堪能できる赤ワインの中でも、シャトー・ペトリュスは時として忍耐が必要と揶揄されるほど長命を誇ります。

1990年のヴィンテージは、まさに今が飲み頃のど真ん中。パーカー氏は、1990年のヴィンテージは40年以上の寿命は確実、と太鼓判を押しています。

壮年の男性のような、成熟した美女のような、風格と知性は今が盛りです!100点満点のヴィンテージの中でも、1990年はまさに今が旬。

収穫の時間にまでこだわる独自の技術

シャトー・ペトリュスが所有するブドウ畑はわずか12ヘクタール弱。これらを管轄するのは、200人の精鋭で構成されるスタッフです。ブドウの最高の完熟度を維持するために、午後の短時間にすべてのブドウを収穫。

醸造においても、シャトーが確立したことこまかな技術が完璧に守られています。こうして、パーカー氏に「神話」とまで称賛されたワインは完成するのです。

シャトー・ペトリュス 1990年が高額になる理由

停滞が続いていたシャトー・ペトリュスは、1989年に一気に上昇気流に乗り1990年はそれを上回る出来となりました。

また、翌年の1991年はシャトーの名にふさわしいワインの生産をするに足るブドウの出来ではない、という理由でヴィンテージが存在しません。

名高いシャトーだけに、パーカーポイントで100点を獲得したこの年の高名は、ワイン通のあいだではもはや常識。実際の価格はいかほどでしょうか。

「シャトー・ペトリュス 1990年」の価値や相場を知ろう

パーカーポイント100点満点を獲得したシャトー・ペトリュスの1990年のヴィンテージは、現在のところ52万強という値段がついています。これは、同じく100点満点であった前年1989年を上回る価格なのです。

さらに、シャトーを所有するのはワイン市場のスーパースターといわれるムエックス家。

ムエックス家の周到で万全の戦略により、世界中にそのブランド力が鳴り響いているのです。

シャトー・ペトリュス 1990年を売る前に買取業者の比較

ワインの売却は初めて、という方は不安も多いもの。そんなとき、さまざまな業者の比較の基準となるのは、次のようなことです。

物理的な店舗の有無、サイトの作り、そしてワインの買取の経験が豊富かどうか。

まずは、連絡が取りやすいメールやラインなどでコンタクトを取り、その対応のいかんによって判断してみてください。

買取の経験豊富なストックラボは、皆さまの信頼にこたえて確実な査定をさせていただきます。

買取に出す前に確認すべきことは?

世界中で希少性が高いワインとして需要が高いシャトー・ペトリュス。

ご自宅にこのワインがあったらチャンスです!保存状態やラベルの状態に多少難があっても心配はご無用。

とにかく、ストックラボにご相談ください。ヴィンテージ、現在の相場、ワインの保管状況を、正しく判断させていただきます。

シャトー・ペトリュス 1990年について知る

使用されるのはメルロー

ボルドーの歴史そのものでありすでに神話の域に入っているシャトー・ペトリュスですが、1980年代は82年と89年を除いてシャトーの低迷が続いていました。

新たなシャトーの伝説の幕開けとなった1990年のヴィンテージは、ワインファンには憧憬の的です。

シャトー・ペトリュス 1990年とは?

ポムロールの地の王者として君臨するシャトー・ペトリュス。

近年の中でも白眉と言われる1990年。その出来は、若々しさがありながら、一方で早熟の才能を思わせる機敏さもあり、ベルベッドのような艶やかさが特徴です。

年間450ケースのみ生産という希少性もあり、1本50万年以上という価格をものともせずに、世界中のワインファンがそのコレクションに加えたいと買いあさっています。

シャトー・ペトリュス 1990年の入手方法

2017年下半期から、シャトー・ペトリュス1990年のヴィンテージの相場価格は右肩上がり。世界中のワイン販売サイトを網羅しているワインサーチャーで、現在販売されている1900年のヴィンテージは40本足らず。

いずれも、50万円前後の価格がついています。1990年のヴィンテージは、手に入れたいと思ってもまず日本国内では非常に困難と言わざるをえません。

シャトー・ペトリュス 1990年に定価はあるか?

シャトー・ペトリュス1990年のヴィンテージの価格は、ワインサーチャーによれば平均して53万円弱。2017年後半から右肩上がりが続き、現在は少し価格の変動が落ち着いています。

パーカーから40年の寿命を保証されているこのワイン、まさに今これからが飲み時。相場は今後も、需要が供給を大きく上回る状態が続くことが予測されます。

シャトー・ペトリュス 1990年の買取相場

ボルドーの地に輝かしい記念碑を打ち立てたシャトー・ペトリュスは、他のワイナリーが真似をしたくてもできないほどブドウ畑の土壌に対し完璧な栽培方法を実施していることでも有名。

その中でも特に高名な1990年は、評価の高さに比例する価格で売却されなくてはいけません。

経験豊富なストックラボでは、シャトー・ペリュトゥス1990年の相場を次のように定めています。ただし、ボトルや相場の推移により価格は変動するのです。

他にも知っておきたいシャトー・ペトリュス のこと

ボルドーで最も高額

ボルドーにおいて最高値で取引されるシャトー・ペトリュスには、当然のことながらさまざまなエピソードがあります。

ワインとは、その味わいだけではなくこうしたプラスアルファの部分がファンにとってはより愉しいもの。

シャトー・ペトリュスにまつわるトリビアを少しだけご紹介いたします。

フランスワイン界におけるスーパースター、ムエックス家

ボルドー右岸をスペシャリストとして名を馳せるムエックス一族。

ボルドーワインの中で他の追随を許さない高値を誇るシャトー・ペリュトゥスは、ムエックス家がオーナーとなっています。

1937年からボルドー右岸一筋、左岸負けじと心血注いできた一族は、シャトー・ペトリュスをはじめとするさまざまなシャトーで成功をおさめ、2008年にはワイン雑誌「デキャンター」から「マン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

人気テレビシリーズ「エイリアス」の登場人物も!

2001年から2006年まで放映されたテレビシリーズ「エイリアス」。

エミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞した人気シリーズでした。

この中で、悪役として登場したデビッド・アンダースふんするジュリアン・サークは、作品中でシャトー・ペトリュスを愛する男として描かれています。

まとめ

ボルドーワインの真髄と歴史を伝えるシャトー・ペトリュス。その中でも指折りの出来の1990年、飲み頃まっただ中で人気も価格も上昇中です。