シャトー・マルゴー 1982年が高額になる理由

希少価値も高い1982年

「ワインの女王」と呼ばれ、ステイタスシンボルのひとつともなっている「シャトー・マルゴー」。絶世の美女と称えられ、12世紀から数奇な運命にもてあそばれながらも多くの著名人たちに愛されてきました。

その中でも、えり抜きのヴィンテージといわれる1982年。抜きんでて高額となるその理由を探ってみましょう。

”ワインの女王シャトー・マルゴー”の当たり年

ボルドーにある並み居る名門のシャトーの中では、華やかさと優雅さで他を圧倒するシャトー・マルゴー。

1982年は、そのシャトーマルゴーが通常よりも「男性的な力強さ」を持ち、15年ぶりの会心の出来となった年です。

ロバート・パーカー氏は98点という高得点をつけ、30年から40年という長期の飲み頃を保証しています。

パーカーポイント98点の高評価

ワインの評価基準といってよいパーカーポイント。ロバート・パーカー氏は、1982年のシャトーマルゴーについて「98点から100点」と表現していました。

また、20年のスランプを経てシャトー・マルゴーが生まれ変わった記念碑的ヴィンテージであるとコメント。

パーカー氏のほかにも、アント二オ・ガローニ、ジェームス・サックリングが97点という高得点で評価。その安定感も、高価格の理由なのです。

上級ヴィンテージだからこその希少性

ボルドーの五大シャトーでも一、二の実力と格式を誇るシャトー・マルゴーは、年間生産数20万本。

気候的な条件がまれにみるほど良好で、近年の評価上昇の分岐点となった1982年のヴィンテージは、2015年、1990年に続く高額を誇ります。

さらに30年から40年といわれる飲み頃は今が真っ盛り。成熟した美女のような魅力を発散する1982年、世界中でひっぱりだこ。希少価値も上がり続けているのです。

シャトー・マルゴー 1982年を高く売るには

映画や小説のシーンで、優雅な場面を演出する小道具としてもよく登場するシャトー・マルゴー。1977年に、高名な醸造家エミール・ペイノーをシャトーを迎えてから、品質が安定しさらに評価が高まりました。

1982年は、まさに生まれ変わったシャトー・マルゴーの真骨頂。価格はどこまで上がるのでしょうか。買取価格の相場は?

「シャトー・マルゴー 」の価値や相場を知ろう

数あるボルドーのドメーヌを睥睨し頂点に君臨するシャトー・マルゴーは、その響きさえももはや富裕層のステイタスとして耳になじんでいるほど名前を知られています。

現在、サイト上で見つけることができる1870年から現在にいたるヴィンテージの平均価格は、80,000円。

偉大なるヴィンテージの中でも特に人気の1982年は、通常の年の2倍以上の価格になることも。現在は、平均価格130,000円強で取引されています。

シャトー・マルゴー 1982年を売る前に買取業者の比較

シャトー・マルゴーの名を冠したワインならば、買取を拒否されることはほぼ皆無といってよいでしょう。しかし、足元を見られることだけは避けたいもの。

名門中の名門シャトー・マルゴーの、さらにビッグヴィンテージの1本は、経験豊富な業者と取引をし評価に見合った査定が理想的です。

ストックラボでは、ヴィンテージの評価や保存状態も考慮してご満足いける買取価格を提示させていただきます。

買取に出す前に確認すべきことは?

多くの著名人たちに愛されてきたシャトー・マルゴー。日本での知名度も抜群で、富裕層には特に人気です。

偉大なるヴィンテージである1982年をお持ちの方は、ラベルの状態、保存状態をご確認ください。スマホで写真に撮り、当社にお送りいただければ的確なアドバイスをさせていただきます。

シャトー・マルゴー 1982年について知る

1978年から復活

1970年代、不振が続いていたシャトーが復活の兆しを見せ始めた1978年以後、最大のヴィンテージとなったのが1982年です。

天候に恵まれ、シャトーも上げ潮の勢いに乗ったその瞬間を凝縮したともいえる1982年のシャトー・マルゴー。「女王」と呼ばれるシャトー・マルゴーに、さらに力強さが加わった1982年の価格を見ていきましょう。

シャトー・マルゴー 1982年とは?

視覚では若々しさを、味覚では女性らしさの中に豊潤さと強さを感じることができるシャトー・マルゴー1982年。

糖の凝縮具合が近年でも最高という気候に恵まれ、数あるヴィンテージの中でも特に世界的に評価が高い一本とされています。

価格も、通常のヴィンテージをはるかに上回ることが多く、ワイン通たちの垂涎の的に。

シャトー・マルゴー 1982年の入手方法

飲み頃が長く続くシャトー・マルゴーの中でも、とくに長寿を保証されたのが1982年のヴィンテージです。価格は高いレベルで安定。

ただし、世界各地のストック状況を見ると、平均価格といわれる130,000円強をはるかに超える高価格で取引されているようです。ワインサーチャー上で確認される在庫は150本ほど。200,000円を超えるものも多数。

シャトー・マルゴー 1982年に定価はあるか?

歴史あるドメーヌの常で、その長い歴史の中でスランプも経験したシャトー・マルゴー。

ドメーヌは、1960年代から70年代半ばまで財政難や品質の低下といった低迷期を迎えています。その反動で、1978年以降のヴィンテージは品質が安定し、価格も上昇。

1978年以降のビッグヴィンテージは、価格も下がることがなく右上がりに。

シャトー・マルゴー 1982年の買取相場

「シャトー・マルゴー」と口にするだけで、甘美な魅力を感じることができるほどの知名度の高さ。しかし、ヴィンテージによっては価格にばらつきが。

お手元にあるシャトー・マルゴーのヴィンテージを、ぜひご確認ください。1982年、1990年、2000年、2005年、2010年、2015年ならばチャンス!

とくに、1982年は一、二を争う偉大なヴィンテージ。現在、1982年の買取相場は以下のようになっています。

シャトー・マルゴー1982年 買取相場

  • ~80,000円前後

(※2018年3月現在)

他にも知っておきたいシャトー・マルゴー 1982年のこと

2011年に亡くなったカリスマ

その風格が映画や小説の中で絵になるのか、シャトー・マルゴーは数々の作品の中に登場。

一時代を築いたヒーローの手に、世紀の恋に落ちた恋人たちの最後を飾るシーンに、シャトー・マルゴーは秘めやかにしかし泰然と姿を見せるのです。その一部を、ご紹介いたしましょう。

映画『スティーヴ・ジョブス』にも登場するシャトー・マルゴー

テクノロジーの斬新さと美しいデザインで一世を風靡しているアップル。

創業者スティーヴ・ジョブスを描いた映画『スティーブ・ジョブス』には、盟友ジョン・スカリーがジョブスとシャトー・マルゴーで乾杯するシーンが描かれているのです。

才能と野心にあふれた2人の将来を予言するようなシャトー・マルゴー、映画にメリハリをつけています。

渡辺淳一氏の名作『失楽園』で重要な役割を

そのタイトルが流行語にもなった渡辺淳一氏の『失楽園』。映画ではヒロイン役を黒木瞳さんが、テレビでは川島なお美さんが演じて話題になりました。

主人公の凛子と久木が、最後に愛を交わして死に臨むシーンを濃厚に彩るのがシャトー・マルゴーです。渡辺淳一氏は、その作品で何度かシャトー・マルゴーの名を記しています。

まとめ

英国の政治家やアメリカの大統領など、国のトップをも魅了したシャトーマルゴー。1982年のヴィンテージは白眉の出来です。お手元にあるかたは、ぜひストックラボにご相談を!