「アードベッグ キルダルトン 旧」が高額になる理由
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、数あるアードベッグのアイテムの中でも希少価値が高い1本として知られている、名品中の名品だ。
そのため、今市場で驚くべき価格で出回っており、手に入れるのすら困難な状態となっている。
しかし、なぜ「アードベッグ キルダルトン 旧」がここまで高額になるのだろうか。ここでは、「アードベッグ キルダルトン 旧」が高額になる理由を紹介していこう。
世界限定1300本!希少価値の高さ
「アードベッグ キルダルトン 旧」が高額になる理由だが、まずその希少価値の高さにあるだろう。
さまざまなメーカーは限定品と銘打って、世界数万本、数千本という数しか市場に出回らせないことがある。それであっても、非常に注目に価するが、「アードベッグ キルダルトン 旧」はなんと世界限定1,300本。
アイラ島だけでなく、世界全国のウイスキーファンの需要からしたら、本当に微々たる物。高額になるはずだろう。
新キルダルトンとは違う味わいにコレクター人気も
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、“旧”という文字がついているように、今新作が基本的に出回っている。
新作は2014年に新たにリリースされており、バーボン樽とファーストフィル、リフィルのシェリー樽熟成原酒を使い、マルチヴィンテージの蒸留となっている。
旧は、1980年の蒸留であり、ションプルな味わいであるため、新作とは大きく味わいの方向性が違う。
この違いがあるからこそ、コレクターはじめ、より注目度が高まっているのだ。
世界に名を馳せる究極のアイラモルトアードベッグ!
「アードベッグ キルダルトン 旧」が高額になる理由としては、やはりあの「アードベッグ」が造っている、ということが大きい。
ピートを使った伝統的な方法で造られており、「ピューリファイアー(精留器)」が取り付けられた、アイラ島唯一の蒸留機で造られている極上品だ。
「ピューリファイアー(精留器)」は、1980年に蒸留されているという、熟成年数が長い1本。技術の粋を詰め込んだ、素晴らしい出来映えなのだ。
一時操業停止直前に仕込まれた逸品
アードベッグ キルダルトン旧は、ファンの間にさまざまな噂が飛び交う、ストーリー性の高い1本として知られている。
それは、「アードベッグ キルダルトン 旧」は前述したように1980年に蒸留されているのだが、アードベッグは1981年に操業停止に追い込まれているのだ。
1981年ヴィンテージも存在しており、いろいろな妄想が高まるユニークな1本でもあるのだ。これも、このウイスキーの価値を高めているポイントだ。
「アードベッグ キルダルトン 旧」を高く売るには
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、とても希少価値の高い極上の1本であることがお分かりいただけただろう。
しかし、ここで注目したいのが「アードベッグ キルダルトン 旧」を高く売るための方法だ。
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、確かに高価買取査定になるアイテムだが、どこに出しても全く同じ価格というわけではない。それなりに、チェックしたいポイントが多くあるのだ。
アードベッグの価値や相場を知ろう
「アードベッグ キルダルトン 旧」を高く買取したい場合、まずはアードベッグの市場価値を調査するところからはじめたい。
そもそも、アードベッグが市場においてどういった価値を持っているのかを知ることは、「アードベッグ キルダルトン 旧」を売る時に役立つはずだ。
注目されている状態であれば、そのタイミングで売るのがオススメである。もちろん、「アードベッグ キルダルトン 旧」の売り時は今だ。
「アードベッグ キルダルトン 旧」を売る前の業者比較
「アードベッグ キルダルトン 旧」を高く売るためには、買取業者比較をするのが必須条件と言っても良い。
まず、「アードベッグ キルダルトン 旧」の価値を正確に判断できるプロの鑑定士がいる業者でないと、納得できる買取価格がつかない。公式ホームページを持っており、さまざまな情報発信、買取実績などをアピールしている業者なら信頼できるだろう。
手数料無料、サービスの充実度など、大変だが必ず比較検討すべきだろう。
買取に出す前に確認すべきこととは?
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、ウイスキーであり、生ものだ。
アルコール度数が高いのだが、当然一度開封すれば劣化に進むのは致し方ない。そのため、未開封という状態が高価買取査定の条件と考えられるだろう。
また、希少価値が高いラベルやボトルなので、汚れや傷などにも注意しよう。
購入時に付属してきた箱や袋など、さまざまな付属品も一緒に査定してもらうと、より高価買取査定になる可能性が高くなるので覚えておこう。
「アードベッグ キルダルトン 旧」について知る
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、高額買取が期待できる注目の1本だ。ただ、より高い価格で買取してもらうためには、いろいろな情報を仕入れておく必要性があるだろう。
相場、そして定価など、さまざまな角度から「アードベッグ キルダルトン 旧」について知るべき情報をお届けしよう。
「アードベッグ キルダルトン 旧」とは?
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、アイラ島にあるアードベッグが造ったウイスキーだ。
アードベッグにしては珍しい、ノンピートとライトピートで仕込まれたものであり、その香りやフルーティーさは、現行のキルダルトンとは大きく違ってくるので面白い。
世界1,300本のみの、超希少価値の高い1本としても知られており、「アードベッグ キルダルトン 旧」ファンはもちろん、全ウイスキーファン憧れの1本となっている。
「アードベッグ キルダルトン 旧」の入手方法
「アードベッグ キルダルトン 旧」を入手するのは、かなり難しいと言えるだろう。
まず、取り扱いしているショップは数少なく、ネットショップでも残っているところがほとんど無い。そのため、「アードベッグ キルダルトン 旧」は、オークションで手に入れる、という方法が一般的になってしまっている状態だ。
しかし、中には手元に残しているショップもあり、情報収集しながらそういった場所を見つける必要があるだろう。
「アードベッグ キルダルトン 旧」に定価はあるのか
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、オークションなどでしかお目にかかれない、レアなアイテムとなっている。
さらに、世界で1,300本のみの販売ということなため、なかなか定価を確認することが難しい。数十万円以上の価格で並べられていることが多いため、もともと高額なアイテムであったことは間違いないだろう。
そのくらい、注目度が高いレアなアイテムが「アードベッグ キルダルトン 旧」なのだ。
「アードベッグ キルダルトン 旧」の買取相場
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、高額査定になるアードベッグきってのレアアイテムだ。
今の段階では、「アードベッグ キルダルトン 旧」は1本で10万円前後の買取相場になっており、これからも上がっていく可能性は高いだろう。
しかし、前述しているがその管理状態によっても大きく買取価格が変わる可能性がある。良い状態であればあるほど、高い価格で買取してくれる可能性があるので、ぜひ注意してみてほしい。
他にも知っておきたい「アードベッグ キルダルトン 旧」のこと
「アードベッグ キルダルトン旧」は、伝説的であり、まさに奇跡の1本と言っても過言ではない品質の高さを誇る1本だ。
しかし、「アードベッグ キルダルトン 旧」はウイスキーであり、アードベッグが誇る技術の粋を詰め込んで造られた1本でもある。飲んでこそ、その真価がわかるのだ。
最後に、「アードベッグ キルダルトン 旧」の魅力をより深く知りたいという方のために、「アードベッグ キルダルトン 旧」の飲み方を紹介しよう。
「アードベッグ キルダルトン 旧」の飲み方2選
「アードベッグ キルダルトン 旧」の飲み方を紹介する理由は、現行品とは全く別ものといって良いほど、「アードベッグ キルダルトン 旧」は個性的な味わいだからだ。
試験的に造られている「アードベッグ キルダルトン 旧」は、蒸留所が一時停止なる前に造られたユニークかつ、チャレンジングな1本だった。
だからこそ、その真価を味わえる飲み方を実践してほしい。
細めのウイスキーグラスで飲む
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、スモーキーさはあるが、とてもクリーンに仕上げられている。
そのため、あまり香りを取るよりも、やや細めのウイスキーグラスで洗練された香りをじっくりと楽しみたい。
飲んだ後、口内の香りに集中することもでき、独特なこのウイスキーの魅力を感じられる。
水割りでじっくりと飲む
「アードベッグ キルダルトン 旧」は、オイリーな風味と、海の近くというだけあって魚介系の塩っぽさがある。柑橘な味わいもあり、とても複雑でユニークだ。
ただし、パンチが強いため、常温の水割りで軽くバランスを整えるのもおすすめ。ゆっくり、じっくり飲みたい夜には水割りがいいだろう。
まとめ
今回は、「アードベッグ キルダルトン 旧」について紹介した。1,300本しか生産されなかったことで、伝説的な1本とされているこのウイスキー。これからも買取相場をチェックしていこう。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。