1.アードベッグはどんなお酒なのか

アードベッグ10年を持つ鑑定士

アードベッグの特徴は?

スコットランド西南に、アイラ島という名の島があります。ウイスキー好きの方ならご存知の方もいると思いますが、このアイラ島は「ウイスキーの聖地」とも呼ばれているのです。

そんな聖地で造られるスコッチウイスキーの一つがアードベッグで、熱狂的なファンが多いことでも知られています。

アードベッグの歴史を紐解く

アードベッグの歴史はとても古く、1815年にアードベッグ蒸留所が設立された時から始まっているので、なんと200年もの歴史を持っていることになるのです。

この長い年月の中で、度々閉鎖の危機に見舞われながらもそれらを乗り越え、現在もウイスキーを造り続けています。

アイラモルトとは何か

アイラモルトとは、アイラ島で造られているスコッチウイスキーの総称です。アイラモルトは他の地域で造られるウイスキーとは一線を画すフレーバーや味わいで、ウイスキーファンの中でも独特な存在として知られています。

その独特さゆえに一度飲むと虜になってしまう人も少なくありません。

アードベッグという名前の由来

アードベッグという名前はゲール語で「小さな丘・小さな岬」を意味しています。

蒸留所が設立された場所が、アイラ島南部の海沿いにある小さな岬であることから、アードベッグという名前がつけられました。

2.相場高騰中のアードベッグ種類TOP3

アードベッグを売りに出す前には、アードベッグという銘柄の中でどの種類が人気で、需要があるのかを押さえておく必要があります。

市場価値と需要を知ることで納得のいく取引に近づくことができるのです。ここではアードベッグの相場高騰中の3種類+番外1つをご紹介しましょう。

1位:超希少「アードベッグ プロヴナンス1974」

アードベッグ プロヴナンス1974は木箱に入っており、限定生産された銘柄で、その生産数は5000本しか造られませんでした。当然ながら、その少なさからプレミアムがついており、現在では超希少な銘柄となっています。

ちなみに、バーなどではワンショット1万円することもあるようで、このことから分かるようにとても高価な一本です。

2位:渋い木箱入り「アードベッグ 30年 ファイネスト」

このアードベッグも今となっては超希少な一本。2006年に販売は終わっており、普通には手に入らないということや、そもそも初期ロットが1200本しかなかったことなどもありとても本数が少ないので、相場が高騰しています。

アードベッグらしい渋い木箱に入っているのも特徴なので、ボトル以外の付属品などもきちんと揃ってるかチェックしてみてください。

3位:70年代の味「アードベッグ ロードオブ・ジ・アイルズ」

25年以上熟成された1974年、1975年の原酒がヴァッティングされた大変貴重な一本。その味わいはアードベッグファンから高く評価されています。

アードベッグ ロード・オブ・ジ・アイルズはとても豪華な箱に入っており、コレクターからの人気も高くなっているので、箱の有無は重要ポイントです。また、ボトリングされたのは2001年ということで、15年以上経過しています。液面低下や劣化などには注意が必要です。

番外:アードベッグキルダルトン 旧

アードベッグ キルダルトンは2000年代に発売された新ボトルと、1980年に発売された旧ボトルがあります。人気で高額となっているのは旧ボトルの方なので、注意してください。

旧ボトルのキルダルトンは世界限定1300本しかなく、伝説のボトルと言われるほど超貴重なもの。目にするのも珍しい一本なので、もし手元にある場合はきちんと保管しておきましょう。

3.アードベッグの買取相場を紹介

査定をする鑑定士

アードベッグに限らず、お酒を買取に出す場合には、必ず買取相場がどれくらいなのかは押さえるようにしてください。

おおよその価格を知っておくだけでも、査定に対する満足度や、納得度が変わってきますし、スムーズな取引が実現できます。

アードベッグの買取相場について

お酒買取専門のストックラボでは、プロの鑑定士がしっかりと査定しています。アードベッグの過去の取引、市場調査などの結果から導きだした買取相場を紹介しますので、ぜひ一度目を通してみてください。

状態や付属品の有無などで、変動しますがおおよその目安としてご覧になっていただければと思います。

アードベッグ買取相場

  • ●アードベッグ プロヴナンス1974
    ~280,000円前後
  • ●アードベッグ 30年 ファイネスト
    ~160,000円前後
  • ●アードベッグ ロードオブ・ジ・アイルズ
    ~120,000円前後
  • ●アードベッグ キルダルトン 旧
    ~100,000円前後

(※2018年5月現在)

高額のアードベッグは?

「キングスバリー アードベッグ29年」は、今では大変珍しくなってしまった1960年代のアードベッグです。

2万円ほどで買えたこのボトルはその希少さから、今ではオークションなどで40万円の値がつくほどになりました。一本丸ごと買うのは大変ですが、ワンショットだけでも飲んでみたいという方は、アードベッグファンならずとも多いのではないでしょうか。

4.アードベッグの買取価格が高額な理由

高額理由を掲げる女性

最もクラシックなアイラモルトである

アイラ島のウイスキー「アイラモルト」の中でも、一番と言えるほどピート香、ヨード臭、スモーキーフレーバーが強いとされており、最もクラシックなアイラモルトとも呼ばれているのが、アードベッグです。

岩に囲まれ、潮風に揉まれる岬に建つ蒸留所ならではの強さ、武骨さがそう評されると同時に、他のアイラモルトには出せない魅力となっています。

個性が強いと言われるアイラモルトの中では、最もクラシカルでありつつ、スタンダードでもあるかもしれません。

世界中にいる根強いファン

世界で一番スモーキーなウイスキーと言われるアードベッグ。良くも悪くも鮮烈な印象を残すアードベッグは、一度ハマってしまうと抜け出せなくなるほどで、熱烈なファンが多いことで知られています。

特に熱狂的ファンは「アードベギャン」と呼ばれ、世界各国に沢山存在しており、ファン同士の結びつきも強いと言われているのだとか。アードベッグの為ならいくらでも出すとまで言う人もいるようですが、このファン達の愛情と熱がそのまま価格高騰につながっているのかもしれません。

高い人気で安定した需要

アードベッグの人気の高さの理由は、その味わい以外にも、アードベッグが辿ってきた歴史、道のりにもあるかもしれません。アードベッグが持つ個性、クセは万人受けするには若干強すぎる向きもあるようで、度々閉鎖の危機に陥っています。

実際に1980年代には生産縮小から閉鎖し、89年に再開するも再度閉鎖してしまいました。しかし、その度にアードベッグを愛する人々が支えてきたという過去があります。

このようなストーリーも安定した高い人気を保つ一因と言えるのではないでしょうか。

アードベッグならではの味わい

アードベッグは全モルト・スコッチの中で、最もピートの度合いが強いとされています。クセがあると言われるアイラモルトの中でも、さらに強い個性を持っており、具体的には、赤チンや正露丸など消毒薬のような薬の匂いがとても強いです。

さらに、土っぽさ、スモーキーさ、塩っぽさもあり、初めて口にした人は絶対と言っていいほど驚いてしまいます。

普通のウイスキーを想像して飲むと全くの別物に感じるほどのこの強烈な個性は、慣れてくるとたまらない味わいに変化して、逆に他のウイスキーでは物足りなく感じてしまうほどです。

5.アードベッグの買取方法

アードベッグ10年のボトルを査定する鑑定士

アードベッグを売る時に利用できるサービス

高額の取引になることもあるアードベッグなので、売りに出す際にはきちんとした取引をしたいもの。

ストックラボの買取サービスは専門鑑定士が査定しているので、一度参考程度に利用してみてはいかがでしょうか。

6.アードベッグを売る前に買取業者比較をしよう

業者比較に悩む女性

アードベッグを売りに出す際には、業者選びも欠かせないポイントです。どんな業者へ売りに出すかによって、査定結果に差が出てくるのです。

せっかく大切にしまっていたお酒を売りに出すのであれば、価値に見合う金額で買い取ってほしいですよね。まずは、業者選びのポイントをチェックしておくことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は個性的な味わいで有名なアードベッグについて、買取に出す前に押さえておきたい情報をご紹介しました。もし、売りに出す際には参考にしてみてください。

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