「スクリーミングイーグル 1997年」が高額になる理由
創業からわずか30年ほどで、世界のワイン市場の頂点に立ったといっても過言でもないスクリーミングイーグル。名だたる欧州の名門を抑えて、評価も価格もいきなりトップレベルに躍り出ました。
なによりも、希少性がスクリーミングイーグルの特徴。他のワインと一線を画し、「カルトワイン」と崇められています。
とくに評価の高い1997年のヴィンテージの価格高騰の理由とは?
世界中で最も入手困難なカルトワイン
1986年から生産が始まったスクリーミングイーグルは、早くも1995年にワイン界にその名をとどろかす出来のヴィンテージを発表。
以後、カリフォルニアのカルトワインの筆頭として君臨しています。にもかかわらず、年間生産数は1万本に満たず。
世界のワインコレクターたちから雲の上の存在と仰がれ渇仰されています。
毎年、微妙に変化するブレンドの変化が、これまたヴィンテージのプレミアム感を煽り立てているのです。
辛口評論家も100点の評価をした1997年
カベルネソーヴィニヨンを基調にしたワインの中では、スクリーミングイーグルの1997年をしのぐものは存在しないと言い切ったのがロバート・パーカー氏。
この上なくシンメトリックでピュア、あらゆる面において古典的な魅力を併せ持つ1997年。パーカーポイントで100点満点を獲得し、世界中にその名が知られることに。
1997年のヴィンテージは、ファーストヴィンテージ1992年に次ぐ最高額を誇ります。
希少価値が高くファン垂涎の的!
フランスの名門ワイナリーを凌駕する実力と人気を誇るスクリーミングイーグルは、年間生産数の少なさでもコレクター泣かせの一点。
世界中の販売状況を網羅したワインサーチャーで、現在確認されるストリーミングイーグル1997年はわずか20本ほど。
1本100万円を超える価格がついている商品も多々。カリフォルニアワインの真骨頂として、価格の面でも気を吐いているのです。
「スクリーミングイーグル 1997年」を高く売るには
1992年のファーストヴィンテージは例外として、2015年まで販売されているストリーミングイーグルのヴィンテージの中では、破格の高価格を誇る1997年。
価格の変動が珍しくなりワイン相場の中でも、価格が下がらない安定株といえます。
また、純粋にその味覚を愛するコレクターも世界中に存在するこのヴィンテージ、なるべく高額で売却するには、どのようなコツがあるのでしょうか。
「スクリーミングイーグル」の価値や相場を知ろう
スクリーミングイーグル、全ヴィンテージの平均販売価格は1本40万円ほど。最も高い価格は、当然のことながら記念すべき1992年、240万円也。その次に位置しているのが1997年です。
スクリーミングイーグルが上げ潮に乗った1990年代の中でも、最高の味わいと名高い1997年は70万円ほど。パーカーポイント100点という実力に加え、今が飲み頃。ワインファンにはお金には代えられない価値があり!
スクリーミングイーグル1997年を売る前に買取業者の比較
希少価値とは、ただ生産数が少なければいいというものではありません。少ない生産数には理由があり、それを裏付ける品質がモノをいいます。
スクリーミングイーグル1997年は、パーカーのみならず世界中の名だたる批評家をうならせた傑作中の傑作。カリフォルニアワイン自体の価値を上げたこの一点、正しい査定をされなければワインも浮かばれません。
どんなポイントで業者選びをすべきなのか、下記のコラムで確認してみてください。
買取に出す前に確認すべきことがわからない場合は?
シンプルで奇をてらわないラベルが特徴のスクリーミングイーグルですが、ラベルの配色がモノクロであることもあり、保存状態が気になるかたも多いかもしれません。
そこは、心配ご無用。世界中で需要が高いスクリーミングイーグル1997年、ストックラボではその価値にふさわしい査定をさせていただきます。
まずは質問だけでも、お気軽にご相談ください。
「スクリーミングイーグル 1997年」について知る
アメリカのワインと高をくくっていたヨーロッパの国々の鼻を明かしたともいわれる、カリフォルニアが誇るスクリーミングイーグル。
カリフォルニアのカリスマ醸造家と呼ばれたロバート・モンダヴィもかかわり、カリスマワインの名に恥じない品格と威厳があります。
カリフォルニアのスピリットが凝縮された同ワインの最高のヴィンテージ、1997年とは?
「スクリーミングイーグル 1997年」とは?
ロバート・パーカー、ジェフ・リーヴが100点満点をつけたにとどまらず。ワイン・スペクテーターも、「繊細でありながら優雅な力を発揮するワイン」と賛辞を送った1997年。
価格の面においても、他のヴィンテージを圧倒する実力を兼ね備えています。スクリーミングイーグルが、破竹の勢いを誇った1990年代の象徴として伝説化したヴィンテージ、1997年!
「スクリーミングイーグル 1997年」の入手方法
わずか24ヘクタールの畑から生まれるスクリーミングイーグル、その入手方法も極めて入手が困難といわれています。
公式サイトのウェイティングリストに申し込んだり、世界中の販売サイトを検索したり、オークションに参加するなどなど、ハードルは異常に高し。
とにかく、競争相手を蹴落とさなければ入手ができない超高難度のレベルを誇る希少性なのです。
「スクリーミングイーグル 1997年」に定価はあるか?
通常の市場には登場しないスクリーミングイーグルは、正式に購入したければ公式サイトのウェイティングリストに登録する必要があります。
あなたの前に、いったいどれほどの人が購入を待っているのか想像することも不可能。さらに、入手されたワインも次々に世界中の富豪のもとにわたる運命にあり。
とにかく、宝くじに当たるよりも購入が難しいワインには、定価など存在しないといってよいでしょう。
「スクリーミングイーグル 1997年」の買取相場
カルトワインの最高峰といわれるスクリーミンイーグル。上げ潮の勢いに乗った1990年代のヴィンテージは、ワインの価値に加えて飲み頃を迎えているという好条件も重なり、高価格で取引されています。
最高のヴィンテージと呼び声が高い1997年、販売価格の高さに準じて買取価格も高額に。相場の価格が基本となりますが、お手元にあるワインの保存状況が価格を左右します。
まずは、ストックラボにお気軽にお問い合わせを。
スクリーミングイーグル 1997年買取相場
-
~300,000円前後
(※2018年2月現在)
他にも知っておきたいスクリーミングイーグルのこと
1986年の創業から、ワイン業界を震撼させるほどの実力を短期間で手に入れたスクリーミングイーグル。
通常のワイナリーやドメーヌでは起こりえないエピソードにも事欠きません。スクリーミングイーグルには、どんな逸話が潜んでいるのでしょうか。
どんだけ少ない生産数?創業当時よりさらに希少に?
600ケースから700ケース、つまり1年間に8000本前後が生産されているといわれれてきたスクリーミングイーグル。
ところが、21世紀にはいって、実は実際の生産数はもっと少ないのではという噂が巷に流れ始めました。現在、平均的な生産数はわずか400ケースから750ケースというのが定説になっています。
つまり、1年間にわずか5000本ほどしか生産されない年もあるのです!ますます、雲の上の存在に。
多彩なコンサルタントたち
2012年に、若干29歳でスクリーミングイーグルのコンサルタントとなって世間をあっといわせたニック・ギスラソン、高名な食のジャーナリストであるロバート・ブラック、ボルドーを中心に13か国で活躍する醸造家ミシェル・ロラン。
この3人によって、現ワイナリーは支えられています。
まとめ
創業30年弱で、伝説と神話の主役として世界に躍り出たスクリーミングイーグル。最高のヴィンテージにして飲み頃を迎えた1997年、評価は天井知らずです!
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。