「グレンリベット 50年」が高額になる理由
市場ではあまり見かけない「グレンリベット 50年」ですが、オークションなどでは非常に高額で取引されています。
高額だけに、入手することがとても難しいシングルモルトウイスキー「グレンリベット 50年」。
そこまで価格が高騰している理由にはなにがあるのでしょうか。
世界一の売上を誇るシングルモルトのブランド力
グレンリベットはシングルモルトウイスキーとして、2015年に世界一の売り上げを達成。
世界中のウイスキー愛飲家に飲まれている人気銘柄ということが実証され、高いクオリティと完成度の高さが改めて注目されることとなりました。
売り手や飲み手の信頼を裏切らないグレンリベットは、今後さらなる進化が期待されています。
ここまでの知名度やブランド力がある「グレンリベット」のレアアイテムだからこそ、価格も高騰しているのです。
50年の長期熟成を経た最高級品
スペイサイドにあるグレンリベットの蒸留所で、50年という長い年月熟成され、お披露目するその時を静かに待っていました。
熟成期間中も歴代の蒸留責任者によって、繰り返し品質や熟成度合が厳しくチェックされてきましたのです。
そして現在の蒸留責任者であるアラン・ウィンチェスター氏により熟成のピークを迎えたと判断され、満を持して商品化されています。
それだけに、ファン垂涎の品となったのも当然といえば当然。
100本の限定生産という希少価値の高さ
「グレンリベット 50年」ウィンチェスターコレクションは、現在のグレンリベットの蒸留最高責任者であるアラン・ウインチェスター氏に敬意を表して銘打たれました。
世界中で100本限定販売という超希少なヴィンテージのため、プレミアム価格で取引されている大きな要因のひとつです。
パッケージも職人の手作りで施されるとう徹底ぶり。全てにおいて完璧を求める作り手のこだわりが込められています。
「グレンリベット 50年」を高く売るには
半世紀以上を熟成を経て完成した「グレンリベット 50年」は、大変希少で世界中に手に入れたいファンが存在しています。
そのため、高値で取引することも夢ではありませんが、より高く売るためのポイントを押さえておきましょう。
「グレンリベット」の価値や相場を知ろう
熟成期間が最長の50年を始め、グレンリベットが販売するウイスキーの種類や価値、取引相場を確認しておくと、売るときに役立ちます。
買取専門ストックラボの鑑定士が、グレンリベットのこれまでの取引経験や、実績から買取相場もご紹介しています。
ぜひ、事前に確認してみましょう。
「グレンリベット 50年」を売る前に買取業者の比較
世界的にも希少な「グレンリベット 50年」を売りたいと考えているのなら、次は買取業者をどこにするのかを決めましょう。
正しい値段で買い取って貰えるのか、これまので買取実績は豊富にあるのか、買取の具体的な方法など、ご自身の都合や希望に合った取引ができるかなど、事前に知っておくとトラブルの予防になります。
下記の記事で、買取のプロが教える業者選びのポイントをまとめているので、参考にしてみてください。
買取に出す前に確認すべきことは?
より高い値段で買取してもらうためには、品質やパッケージの状態も査定額に影響します。年月が古くなると、液漏れや品質の劣化、木箱など付属品も劣化。
ウィンチェスターコレクションは、パッケージやボトルにもこだわりを持ち、職人が長い時間をかけて生み出した作品と呼べるものです。
綺麗な状態で保存されていることが望ましいですが、判断がつかないという方も、一旦査定に出してみましょう。
「グレンリベット 50年」について知る
買取サービスを利用したいと考えているのなら、「グレンリベット 50年」について知っておくと取引がスムーズに進みます。
販売価格や取引相場、グレンリベット50年がどのようなお酒なのかをチェックしておきましょう。
「グレンリベット 50年」とは?
ジョージ・スミスによって創業し、現在ではシングルモルトのスタンダードとして世界中で愛飲されているグレンリベット。
蒸留所で隔離され、高価な宝石のように大切に守られてきました。
「グレンリベット 50年」は、そのグレンリベットが自信と誇りを持って販売した50年の熟成と深み。完璧なバランスを味わえる、至高の逸品です。
「グレンリベット 50年」の入手方法
「グレンリベット 50年」は、現在で入手できる可能性がほぼありません。
というのも、世界で100本限定ということもり、大変希少で市場に出回ることがほぼないためです。
オークションなどで出品されているものを目にするかもしれませんが、かなりの高値に釣りあがることも予想されます。
シングルモルトウイスキーファンなら、一度は飲んでみたい一杯だけに、入手困難になっているのです。
「グレンリベット 50年」に定価はあるか?
「グレンリベット 50年」は、もはや幻のウイスキーとも呼ばれ、目にかかることも滅多にできません。
オークションなどで見ることができるかもしれませんが、その取引価格はなんと500万円を超えることも。
希少な「グレンリベット 50年」は、今後もさらに価値が高まっていくことが考えられます。
「グレンリベット 50年」の買取相場
現在のように価値が高まる前に入手して、ご自宅で長年保管していたという方もいるのではないでしょうか。
「グレンリベット 50年」は古酒と呼ばれるヴィンテージもの。保管状況や品質の状態にもよりますが、~22万円前後の買取相場となっています。
希少価値は高まり続けているため、それ以上の価値をつける可能性は十分あります。もし気になったのなら、実際に査定へ出してみることをおすすめします。
他にも知っておきたい「グレンリベット 50年」のこと
このように、「グレンリベット 50年」は大変希少価値が高く、市場でも滅多に見られない特別なシングルモルトです。50年という半世紀の熟成期間を経て登場する幻の逸品ですが、ほかにも知っておくと話のネタになるかもしれないグレンリベットの豆知識をご紹介します。
2017年に限定販売されたグレンリベット50年
「グレンリベットウィンチェスターコレクション 1966」と、江戸切子のグラス・デザイナー小市泰弘氏によるオリジナルチェアの限定セット。
“Your only home bar”が「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」と「ザ・プリンスパークタワー東京」のみの限定品として700万円で販売されました。
限定販売だけに、今後価格が高騰しそうな注目株です。
グレンリベットという名のウイスキー
1824年、ジョージ・スミスによってスコットランド初の政府公認蒸留所として創業を始めたグレンリベット。
当時から高い人気により模倣品も登場したため、1880年以降「グレンリベット」として冠詞が付きました。
そのため「ザ」が付いているものがジョージ・スミスのスピリットを受け継いでいる証といえます。
まとめ
市場ではほぼ目にすることがない「グレンリベット50年」ですが、もし自宅に保管しているという方は、高値で買取されるかもしれません。ぜひ査定に出してみてはいかがでしょうか。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。