「ハイランドパーク18年」が高額になる理由

ハイランドパーク18年とグラス

スコットランドの北部、オークニー諸島のカークウォールにある、ハイランドパーク蒸留所。

北緯58度59分の北の大地で誕生した「ハイランドパーク18年」が、高値で売買されている理由を探ってみましょう。

伝統製法×長期熟成の高品質ウイスキーである

スコットランドの最北端に蒸留所を持つハイランドパーク。

寒冷地のため、樹高の低いヘザーなどが堆積したピートを手作業で切り出して使用することで、フルーティーで甘い香りづけに成功しています。

18年ではヨーロッパ産のシェリーカスクを用いた熟成で風味を纏い、モルトの一部を手作業で作る「フロアモルティング」を続けています。

良いものを作るために惜しみない手間をかけた伝統的な製法が現在も用いられているのです。

伝統を守った製法で作られたハイランドパーク18年は、その高品質さも魅力。人気が高いために、価格も高騰しています。

終売になった旧ボトルは希少価値も高い

「ハイランドパーク18年」の2018年以降に発売された現行のデザインでは、ボトル全体にモザイク模様が描かれた華やかなデザインに。

そのため、終売となった2007年以前に流通したオークニー諸島の夕日が描かれた旧ボトルや、昨年まで流通していた黒いラベルに18年を表す赤い帯が入った旧ボトルは、さらに人気が高くなっています。

希少となるため、今後は価値や人気がますます高まることが予想されています。

モルトファンに根強い人気がある逸品

1798年の創業以来、約200年以上に渡り伝統を守り続け、卓越した技術と妥協のない酒造りは、世界中の評論家やウイスキー愛飲家を魅了しています。

豊かなコクとスモークが香る柔らかな甘さ、ハーブやフルーツの風味が絶妙なバランスが人気の「ハイランドパーク18年」。

アメリカのスピリッツ評論家F. Paul Pacultのスピリット・ジャーナルでは、「完璧で世界一のスピリッツである」と称されました。

モルトファンから根強い人気を獲得するのもうなずけるほどに、味わい深い逸品なのです。

「ハイランドパーク18年」を高く売るには

ハイランドパーク18年を売りたいと考えているのなら、商品の価値や市場での取引相場を知っておきましょう。

また、業者の選び方や、より高値を付けるコツなども確認しておくと安心です。しっかり準備をして、なるべくお得な取引を実現させましょう。

「ハイランドパーク」の価値や相場を知ろう

「ハイランドパーク18年」を売る前に、ぜひハイランドパーク自体についてチェックしておきましょう。

全体的に価格が高騰しているのか、実際の買取相場はどうなっているのかを知ることで、今売るべきなのかを決める手助けになるはずです。

下記のリンクでハイランドパークの価値や市場での取引相場などをご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

「ハイランドパーク18年」を売る前に買取業者の比較

お酒の買取を利用したことがなければ、どの業者に買取を依頼すると良いのか迷うところです。損をしないために、信頼できる業者を選ぶことが欠かせません。

取引実績や取引方法の種類など、確認しておくと安心なポイントを買取のプロがご紹介するので、事前にこちらもチェックしてみましょう。

買取に出す前に確認すべきことは?

「ハイランドパーク18年」を買取に出すのなら、商品の状態を確認しておておくことも忘れてはなりません。

付属品の冊子や箱があれば、必ずセットで買取に出すことが高値を付けるコツです。また、便のラベルやボトルに汚れがあれば、軽く落としておきましょう。

液漏れやコルクの腐食などがあっても、商品によっては買取が可能なことがあるので、まずは査定にトライしてみるのがおすすめです。

「ハイランドパーク18年」について知る

ハイランドパーク18年

スコッチウイスキーの老舗蒸留所「ハイランドパーク」は、ウイスキー愛飲家なら一度は飲んだことがある人気の銘柄。

ここでは「ハイランドパーク18年」について、入手方法や買取相場など、さらに深くご紹介していきます。

「ハイランドパーク18年」とは?

蒸留所がある土地の個性や伝統的な製法を生かしたユニークなアロマやコクが備わったハイランドパーク18年。

シェリー樽とピートの個性的な香りが、長期熟成によってまろやかで調和のとれた味わいに。繊細で優しい甘味のある仕上がりは、食後酒としても人気です。

かつてはバイキングに支配されていたオークニー諸島で、古くからの伝統と職人の技術を守りながらモルトウイスキーの製造を続けています。

「ハイランドパーク18年」の入手方法

2018年にレミー コアントロー ジャパンよりパッケージをリニューアルした「ハイランドパーク18年 ヴァイキング・プライド」が発売されました。

中身に変更はなく、ボトルのデザインがハイランドパークのルーツとなるヴァイキングをイメージした印象的なデザインになっています。

旧ボトルは在庫がなくなり次第終売となるため、今後は希少価値が高まり、高値で取引される可能性もあるでしょう。

「ハイランドパーク18年」に定価はあるか?

現行の「ハイランドパーク 18 年 ヴァイキング・プライド」は、700mlでアルコール度数は43度。希望小売価格が15,000円となっています。

リニューアル前のボトルも12,000円~15,000円前後で販売されていることが多いようです。

2007年以前に流通していた旧ボトルは希少価値が高いこともあり、オークションなどでは25,000円~30,000円で売買されていることも。

「ハイランドパーク18年」の買取相場

「ハイランドパーク18年」の買取相場は、~21,000円前後。中身の品質や、箱などの付属品の状態が良ければ高値が付けられる可能性も高くなります。

現在発売中のものでも価格高騰中なので、迷ったらまず査定に出してみてはいかがでしょうか。

他にも知っておきたい「ハイランドパーク18年」のこと

世界的に有名なスピリッツ評論家のマイケル・ジャクソン氏が「世界で最高のオールラウンドなウイスキー」と称したハイランドパーク。

ピーテッドでシェリー樽という異質な組み合わせでオールラウンダーの最高峰へとたどり着いた蒸留所です。

酒造りのルーツや得た評価について知ると、その味わいも特別なものになるかもしれません。

世界遺産のオークニー諸島

ハイランドパーク18年の旧ボトルのラベルにも描かれているオークニー諸島には、約3,000もの古代遺跡があります。

中でもハイランドパーク蒸留所があるメインランド島には、メイズハウの円墳やストーンサークル、立石、スカラ・ブレイの住居跡などの世界遺産があり、北のエジプトと呼ばれているのだとか。

権威ある蒸留所に相応しい受賞歴

ハイランドパークは2005年・2009年・2013年にアメリカの専門誌「Spirit Journal」で開催された「ザ・ベスト・スピリッツ・イン・ザ・ワールド」選ばれました。

さらに2009年にはワールド・ウイスキー・アワードで「ワールド・ベスト・シングルモルト」に選ばれるなど、高い評価を得ています。

まとめ

「ハイランドパーク18年」の魅力や買取相場などをまとめてご紹介しました。売ることを検討しているのであれば、まずは気軽に査定に出してみてはいかがでしょうか。