「ラフロイグ 10年 旧ボトル」が高額になる理由

スコットランドアイラ島

スコッチウイスキーの代名詞とも呼ばれるアイラモルトの代表銘柄「ラフロイグ」。10年の旧ボトルはなかなか市場でも見ることがなく、現在入手が非常に困難なレアな逸品です。

なぜ価格が高騰しているのか、その理由を探ってみましょう。

旧ボトルだからこその希少価値

ラフロイグの旧ボトルは、ファン垂涎モノの逸品として知られています。

パッケージや見た目が違い、現在流通していない希少なお酒ということもありますが、中身のアルコール度数や味わいにも違いがあります。

流通する価格もプレミア価格が付けられるのは、コアなファンは世界中に存在し、今後もさらに高値で取引される可能性も。

モルト好きのコアファン垂涎の的

ラフロイグは、アイラ島特有の海藻類が多く混入したピートを使い、伝統的な「フロアモルティング」と呼ばれる手法により、手間暇をかけて作られています。

さらに原料の大麦も15%程をラフロイグで精麦することで、ラフロイグらしさと呼ばれる強烈な個性を纏い、独特のインパクトのある風味がモルトファンを魅了しているのです。

現行品より強い”ラフロイグ”らしさ

アイラモルトらしい強いピートの香りはそのままで、カドのない重厚感と柔らかくフルーティな味わいが絶妙なバランスを構成しています。

完成度の高さで発売当初から高い人気を集め、現行品よりもオイリーな印象で、ラフロイグファンにとっては忘れられない銘酒です。

今なお人気が高い理由は、希少価値そのものよりもラフロイグらしい味わいにあるといえるでしょう。

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」を高く売るには

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」の買取に興味があるのなら、買取サービスを利用してみましょう。

より高い価格で売るためには、ラフロイグの価値や市場での取引相場、業者の選び方なども知っておくと役立ちます。

押さえておきたいポイントをご紹介するので、参考にしてみてください。

「ラフロイグ」の価値や相場を知ろう

ラフロイグとは、どのようなお酒でどんな種類があり、いくらくらいで買取してもらえるのでしょうか。

お酒に詳しくないという方は、事前に価値を把握しておくと取引もスムーズに進みます。

買取のプロがご紹介するラフロイグの価値や買取価格についてご紹介しているので、チェックしてみてくださいね。

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」を売る前に買取業者の比較

ラフロイグを売ると決めたところで、買取業者はどこにすればよいのか迷ってしまうかもしれません。信頼できる業者を選ぶには、買取実績や取引方法に疑問がないかなど、事前に調べておくことが大切になります。

ここでは、買取のプロが教える業者選びのポイントをご案内しているので、参考にしましょう。

買取に出す前に確認すべきことは?

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」を買取に出す前に、商品の状態を確認しておきましょう。円柱状の化粧箱に入っていますが、長年保管していると、色あせや汚れは避けられません。

汚れていても、付属品の有無が査定額に影響するので、必ずセットにして買取に出しましょう。

年数が長くなると蒸発などで目減りすることもありますが、品質が不明で買取可能かわからないのであれば、まずは査定に出してみましょう。

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」について知る

ウイスキーが入ったグラス

スモーキーでピートが際立つ個性的な味わいで知られるアイラモルト。強いヨード香やピート、海藻などの風味が飲む人の好みを分けます。

ラフロイグ10年は、熟成によってそれぞれの個性を絶妙にまとめ、まろやかで華やかな印象も残しています。

旧ボトルの中身はクセを抑えた繊細で芳醇な味わいが人気でした。そんな「ラフロイグ 10年 旧ボトル」の入手方法や相場はどの程度なのでしょうか。

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」とは?

旧ボトルと現行品の違いは、流通の年代によって変わりますが、有名なもので裏ラベルに蒸留所のイラストが描かれたものや、ロイヤルワラントが認定される前に流通したものは紋章がありません。

また、肩ラベルに「years10old」もしくは「1985」とシールが貼られているなど、旧ボトルならではの特徴があります。

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」の入手方法

ラフロイグ 10年は現在も販売されていますが、旧ボトルは非常に入手困難で、市場でもほぼ見かけることがありません。

オークションに出品されていることもあるので、タイミングが合えば見つけることもあるかもしれません。

もしバーなどで見つけたのなら、貴重なその味をぜひ確かめてみてください。

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」に定価はあるか?

現行品のラフロイグ10年・アルコール度数43%の場合、希望小売価格5,600円で販売されています。

しかし、旧ボトルはプレミアム価格で取引されているため、オークションでは30,000円以上の値を付けることもあります。

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」の買取相場

「ラフロイグ 10年 旧ボトル」を売った場合、どの程度の価格になるのでしょうか。

酒買取の専門業者であるストックラボの鑑定士が導き出した買取相場は~25,000円前後。

今後価値が高くなるからと長期保存する方もいますが、保存状態によっては液漏れや中身やパッケージの劣化も進みます。タイミングを見て売ってしまうことも検討してはいかがでしょうか。

他にも知っておきたいラフロイグのこと

樽にはいったウイスキー

ピートと呼ばれる泥炭の独特の香りや、正露丸のような匂いといわれるラフロイグですが、アイラモルトの中で世界一の売り上げがある世界中にファンを持つウイスキーです。

そんな癖が強いけれど愛されるラフロイグの製法や人気の秘密をご紹介します。

フロアモルティングという伝統製法

ラフロイグでは「フロアモルティング」という手間がかかる古典的な製法を用いています。

まず原料の大麦にピートを溶け込ませた水を吸わせて床一面に広げ、職人の手作業により8時間置きに混ぜて発芽を促します。

大麦が発芽するとピートを炊き、潮風を取り込むことで、ラフロイグの特徴的な個性を作り上げているのです。

世界に広がるフレンズ・オブ・ラフロイグ(FOL)

ラフロイグには、世界190ヵ国に支援者が存在しています。

現在約67万人の会員数で、入会するとラフロイグの優先購入権や限定ボトルの購入権といったファンなら見逃せないさまざま特典があり、ファン同士の交流も楽しめます。

さらに、ラフロイグ蒸溜所が所有する土地の一区画を所有でき、実際に訪れることも可能です。

まとめ

希少価値も高く需要も衰えない「ラフロイグ 10年 旧ボトル」を、ご自宅で保管しているのであれば、高値で売ることができるかもしれません。まずは査定に出してみましょう。