「シャトー・オーゾンヌ 2000年」が高額になる理由

テイスティング

ボルドーに数多あるシャトーの中でも人気が高い「シャトー・オーゾンヌ」。

オーゾンヌ全体に相場は高騰傾向にあるものの、その中でもひと際高額で取引されているのがこの「シャトー・オーゾンヌ 2000年」だ。

ここではなぜ「シャトー・オーゾンヌ 2000年」が高額になるのかを紹介していく。

ワイン評論家大絶賛!”最も偉大なオーゾンヌ”

その確かな評価からワイン評論家として世界的に有名なロバートパーカー氏は「ボルドー第4版」にこう記した。

「これまで試飲した中で最も偉大なオーゾンヌであり、ワイン醸造の金字塔、伝説的なワインであることは明らか」と。

手放しでの大絶賛するほどの出来栄え、味わいは世界中の愛好家の注目を集めている。ちなみに、パーカー氏は飲み頃に近づくであろう50年後に自身が生きていないことが悲しいとも記している。

ボルドーの当たり年2000年

ボルドーワインで2000年といえば、愛好家ならば誰もが知っているほどの当たり年と言われている。

歴史に残る偉大なグレートヴィンテージなどとも呼ばれているが、言うまでもなくシャトー・オーゾンヌもこの素晴らしい恩恵を惜しみなく受けたシャトーである。

ゆえに他の年代のものに比べて、価格が高騰するのは当然のことだろう。

生産量が少なく希少性が高い

シャトー・オーゾンヌは他の有名シャトーに比べるとその生産量はかなり少ない。しかしそれは葡萄畑の面積が小さいからという理由からだけではない。

高い品質を目指すため、収量をあえて少なくし、完熟の葡萄のみを使うなどの惜しみない手間ひまをかける結果、生産量が少なくなってしまうのだ。

高い品質と少ない生産量この二つが実現しているからこその価値の高騰といえるだろう。

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」を高く売るには

もし、あなたの手元にこの「シャトー・オーゾンヌ 2000年」があり、適切な保管方法を持たなかったり、とりあえず置いてある状態となっているならば売りに出すというのは選択肢の一つとなるだろう。

ここでは高騰している「シャトー・オーゾンヌ 2000年」を高く売るためのポイントをいくつか紹介する。

「シャトーオーゾンヌ」の価値や相場を知ろう

偉大なヴィンテージ2000年についてもそうだが、まずはこのオーゾンヌというシャトーについての知識を持っておくことをおすすめする。

自分が売りに出そうとしている物はどのようなブランド・価値を備えているワインなのかを知らずに取引してしまうのは、思わぬ損害をもたらすことに繋がりかねない。

手始めにシャトー・オーゾンヌについて書いたストックラボコラムを参考にしてみてはいかがだろうか。

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」を売る前に買取業者の比較

ワインの歴史は深く、専門性が高い部類に入る酒であることは承知のことと思う。ならば売却先の業者はどのようなところが理想なのかということもおのずと浮かんでくるはずだ。

正しい知識と経験を持つ業者を選び、「シャトー・オーゾンヌ 2000年」にふさわしい値段をつけることができるところとなるだろう。

リンクには他にもいくつかポイントを押さえた記事をご用意した。一読してみていただきたい。

買取に出す前に確認すべきことは?

ワインは非常に繊細なお酒である。まずは保管状況・状態を確認していただきたい。直射日光が当たる場所や高温な場所はとにかくNGである。

その確認をした上で、しっかりと封はされているか、ラベルやボトルに傷や汚れはないかなどをチェックし、自信で手入れができるのであれば、出来る限り美品にしておくことが大切となってくる。

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」について知る

香り

ここまでは売りに出すことを前提とした話をしてきたが、ここで今一度「シャトー・オーゾンヌ 2000年」とはどのようなワインなのかを深く掘り下げていきたい。

希少価値のみならず様々な側面からこのワインの価値、姿を見てみるとより鮮明に「シャトー・オーゾンヌ 2000年」が浮かび上がるのではないだろうか。

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」とは?

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」は、述べてきたようにボルドーの伝説的当たり年に造られたワインである。

その味わいは驚くほどの芳醇さを持ち合わせながらも特筆に値するほど軽いと言われており、パーカー氏はこれを「現実離れした純粋さ」と表現したほどだ。

このワインは100年の熟成にも耐えるといわれており、この価値は色褪せないどころか今後も上がっていくと考えられる。

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」の入手方法

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」を手に入れる。これは非常に難しいことの一つとなってしまった。ロバート・パーカー氏からも「商業的に入手する事は不可能に近い」と評されているほどである。

しかし、どうしても入手したいのであれば、オークションが一番の近道かもしれない。その際には潤沢な資金が必要となるだろう。

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」に定価はあるか?

今となっては発売当時の価格は正確に分からないが、現在の実勢価格は数十万で取引されている。

しかし、ネットサイトによっては、あるところでは20万円、あるところでは50万円とかなり振り幅があるため注意が必要だ。

そのくらいのプレミア価値がついているため、入手を考えるのならばかなりの下調べが必要かもしれない。

「シャトー・オーゾンヌ 2000年」の買取相場

ストックラボでは、経験豊富な専門の鑑定士が取引実績や市場調査など多角的に分析して買取相場を算出している。

2018年4月時点での買取相場は~68,000円前後だ。もちろん商品の状態や、市場状況によってはこれよりも前後する可能性があるが、参考価格として押さえておいていただきたい。

他にも知っておきたい「シャトー・オーゾンヌ 2000年」のこと

ワインセラー

シャトー・オーゾンヌは50年にも100年にも及ぶ熟成に耐えるワインといわれている。どの年代に造られたシャトー・オーゾンヌも飲み頃とされるまで20年以上の年数が想定されているほどだ。

シャトー・オーゾンヌ2000を飲むのなら少なくともあと数年はかかるだろう。そこで、ここではワインの保管について紹介したい。

やはりベストなのはワインセラー

ワインが嫌うものとして、温度・湿度の変化、直射する光、振動が挙げられる。そしてこの全ての条件を最適に満たすのがワインセラーだ。

温度・湿度変化がなく、光も振動も伝わらないため理想的な長期保存が可能となる。良いワインを手にする機会が多い方は購入することをおすすめしたい。

ワインセラー以外の保存方法

日本は四季によってかなりの温度・湿度変化があるため、一つの所で一年を通して置いておくことは難しい。

夏場は新聞紙でくるんで冷蔵庫の野菜室、冬場は暖房が当たらず涼しく暗い場所が良いだろう。

基本的なことだが、コルクの乾燥を防ぐため、ボトルは寝かせて置いておくことが必須である。

まとめ

近年、俄然注目が集まっているシャトー・オーゾンヌ。その中でもこの2000年はこれから先ますますその価値を高めていくだろう。常に注目しているべき一本である。