1.シャトー・オーゾンヌとは?

「シャトー・オーゾンヌ」は、数あるボルドーのシャトーの中でも人気が高いシャトーだ。格付で有名な左岸のメドックとは逆の右岸に存在しており、あまり目立たない存在だった。
しかし、右岸の魅力が多くのワインファンに知れ渡ってからは、ここのワインはもはや入手困難に。そんなシャトーのひとつが、「シャトー・オーゾンヌ」なのだ。
一体どのようなシャトーなのだろうか。
シャトー・オーゾンヌの歴史とは
シャトー・オーゾンヌの、その名の由来は4世紀にこの地に住んでいた詩人オーゾンヌだ。彼の自宅近くにブドウ樹を植えたことからスタートしていると言われている。
品質の高いワインで評価されていながらも長く不調が続き、見事逆境を克服し今では右岸を代表するシャトーとなった。
シャトー・オーゾンヌの味わい
シャトー・オーゾンヌのワインは、メルローとカベルネ・フランがバランス良くブレンドされたワインを造っている。ボルドーが原産地のカベルネソーヴィニヨンは使われておらず、エレガントでまろやかな味わいが楽しめる。
アルコール度数がやや高く、「ボルドーのブルゴーニュ」などと称されている。
シャトー・オーゾンヌの生産方法
シャトー・オーゾンヌに使用されているブドウ樹は、平均で50年を超える古樹。全て手摘みで収穫され、2度の選果が行われる。
低温マセレーションを行った後、培養酵母は使用せずにアルコール発酵へ。100%新樽でのMLFを経て、最低でも19ヶ月は寝かされ、瓶詰めされている。贅沢な生産方法として知られている。
サンテミリオン・ワインとは?
サンテミリオンは、ボルドー右岸のワイン産地。1999年には世界遺産に認定されており、世界中から観光客の多い観光地としても知られている。
海洋性気候だが、大陸性気候も関連しており、エレガントでおだやかなワインを生み出す。粘土質が多く、品質の高いメルローやカベルネ・フランが育つ場所として有名だ。
2.シャトー・オーゾンヌの相場高騰中の年代TOP3

シャトー・オーゾンヌのように、赤ワインの魅力はなんと言ってもヴィンテージにある。シャトー・オーゾンヌは、長く熟成するほどに味わいが開いていく、高いポテンシャルを持ったワインとして知られている。
専門家からは、100年以上熟成させることもできる、と称されているなど、非常に品質の高いワインと認められているのだ。
ここからは、そんなシャトー・オーゾンヌの相場高騰中のヴィンテージを3つ紹介しよう。これからも、価格が高騰していくことが予想されるため、今のうちにしっかりと押さえておこう。
1位:これから頂点を迎える「1992年」
製造当時は、まだまだ硬く、開いていない状態だったものの、今最高に飲み頃を向かえている1本。「1992年」は、実は、この年のボルドーワインは過去最高に雨量が多く、良いワインが出来なかった年だと言われている。
そのため、飲み始めのころはまだ「1992年」も期待されていなかったが、「シャトー・オーゾンヌ」の実力は、やはり20年以上経ってから分かってくる。
非常にまろやかで飲みやすく、ブルゴーニュを思わせる風味へと進化した。なかなか手に入らない、珠玉の1本だろう。
2位:ボルドー至上最高峰の当たり年「2000年」
ボルドーは、「2000年」が当たり年として知られており、シャトー・オーゾンヌもご多分に漏れず素晴らしい出来映えとなった年だ。
テロワールの恩恵を最大限受けた、非常にピュアで充実感のある味わいであり、熟成を経ておらずとも近年稀に見る最高の味わいを楽しめる。100年以上は熟成すると言われており、これからも熟成させることができる、話題の1本である。
3位:歴史を塗り替えた驚きの「1982年」
1982年は、ボルドーにとってビッグヴィンテージとして崇拝されている年だ。未だ、ロバート・パーカーが有名で無かった頃、81年が素晴らしいという風潮に風穴を明け、結果それが本当であったことから話題となっている。
シャトー・オーゾンヌのこのヴィンテージは濃密なジャム、樽由来のバニラ、重厚感のある果実味を楽しむことができる。ただし、未だ熟成中であり、これからどのように変化していくのかは誰にも分からない、楽しみな1本でもある。
3.他にもある高く売れるシャトー・オーゾンヌ

ワインは不思議な酒だ。シャトー・オーゾンヌが生み出す赤ワインは、シャトー・オーゾンヌであるのだが、ヴィンテージによってその評価がまるで違い、価格も大きく変わってくる。
同じワインでありながら、全くの別物として扱った方が良いかもしれない。価格高騰中のヴィンテージを先に紹介したが、まだまだシャトー・オーゾンヌで高く売れるヴィンテージがあるので紹介していこう。
シャトー・オーゾンヌの当たり年
シャトー・オーゾンヌは、サンテミリオンにあるシャトーだ。そのため、当たり年となるとサンテミリオンの当たり年、という考え方をした方がいいだろう。
前述している、2000年や1982年などを覗けば、まず1990年は非常に評価が高く、過去最高レベルの当たり年と言われていた。評論家の得点も100点に近い。
比較的1990年代の後半は安定しているが、1998年もかなり高い。2000年代も、2003年、2010年が当たり年と言われて大きな話題となっている。比較的新しいヴィンテージであっても、当たり年であれば高く売れる可能性は秘めているのだ。
シャトー・オーゾンヌのセカンドも人気
シャトー・オーゾンヌに人気が集中するのは当然だが、有名シャトーには必ず、「セカンド」と呼ばれる存在のワインがある。
シャトー・オーゾンヌは、「シャペル・ドーゾンヌ」というワインだが、グランヴァンよりも生産量が極端に少ないことからも、ワインファンの中では手に入れることがかなり難しい1本だ、と話題となっている。
その味わいは、グランヴァンに負けない華やかさ、エレガントさ、そして美しさを持っている。当然、クズブドウを使っているわけではなく、醸造方法も変わらない。正真正銘、最高峰の1本と言っていいだろう。
4.シャトー・オーゾンヌの買取相場

シャトー・オーゾンヌは、サンテミリオンでもトップクラスである格付「第1特別級A」のシャトー。ボルドーは、この格付がかなり価格を左右することで知られており、シャトー・オーゾンヌはその存在だけでも、高額な価格がつけられる。
高品質であることはもちろん、生産量の少なさもポイント。一体、買取市場ではどの程度の価格が付けられているのだろうか。
ここからは、シャトー・オーゾンヌの買取相場について紹介しよう。
シャトー・オーゾンヌの買取相場について
シャトー・オーゾンヌは、そのヴィンテージによって大きく価格が変わってくる。とはいえ、古ければ古いほど高い、というわけではなく、当たり年や評論家たちに高得点をつけられた類いのワインに人気が集まるようだ。
では、実際にはどの程度の買取価格相場になっているのか、シャトー・オーゾンヌのヴィンテージ別で確認していこう。
【シャトー・オーゾンヌ買取相場】
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●1992年~22,000円前後
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●2000年~68,000円前後
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●1982年~38,000円前後
(※2018年4月現在)
シャトー・オーゾンヌの最高価格
シャトー・オーゾンヌは、やはり当たり年と呼ばれているヴィンテージのワインが高価買取になる。2000年に関しては、最低でも80,000円以上の価格の買値が付けられている場所も。
ただし、ワインに関しては日に日にその価格が上下することもあり、一概に今もっとも高い、というヴィンテージを断定するのは難しい。
例えば、1920年代のシャトー・オーゾンヌは、80万円などでオークションで出品されている。また、2000年を20万円程度で出品する者もいる。信頼できる、酒買取業者に相談するのが一番だろう。
5.シャトー・オーゾンヌがで高価買取になる理由

シャトー・オーゾンヌが素晴らしいワインである、ということはよく理解していただけたと思う。しかし、そもそもなぜここまでシャトー・オーゾンヌに高価な買取価格がつくのだろうか。
ここでは、なぜシャトー・オーゾンヌの買取価格が高額になるのか、その理由をチェックしてみよう。
ボルドーワインの中でも入手困難な希少性
シャトー・オーゾンヌはボルドーにあるシャトーだが、生産量が大変少ないことで有名だ。
ボルドーというと、大きな畑と多くの生産量で知られている場所だが、シャトー・オーゾンヌの原料となるブドウが栽培されている畑は、なんと7haしかない。つまり、年間生産量が2万本ほどしかない、カルトワイン的存在なのだ。
数十万本、数百万本を生み出すシャトーもある中で、世界中のワインファンが求めるワインが僅か2万本となれば、それは希少価値は高まるだろう。
プルミエ・グラン・クリュクラッセAの品質
前述しているが、「第1特別級A」の称号、つまり「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセA」という、サンテミリオン最高峰の格付を得ているのが、シャトー・オーゾンヌだ。
サンテミリオンの格付制度である、このプルミエ・グラン・クリュ・クラッセにはBもあり、そのさらに上に位置するのが、Aというランク。メドックとは違い、原則10年に一度その格付が見直されている。
つまり、サンテミリオンの格付は、今ボルドーで最も美味しいワインの真の格付なのだ。だからこそ、シャトー・オーゾンヌに人気が集まり、より希少価値を高めていると考えられるのだ。
ヴィンテージの高評価ぶりも凄い!
シャトー・オーゾンヌは、非常に高名なシャトーだけに多くの評論家たちがテイスティングコメントを寄せている。どのヴィンテージも、素晴らしいと大絶賛され、特に当たり年ともなると宝石を愛でるような、そんな賛辞を与えているのだ。
また、熟成100年を超えたワインを飲んだ評論家たちからも絶賛の嵐が起こり、「ボルドー最高峰の1本」と何度も太鼓判を押されているところにも注目したい。
シャトー・オーゾンヌは、マニアのボトル集めのために評価されたのではなく、味わいで勝負し、今の名誉を手に入れたワインなのだ。
6.シャトー・オーゾンヌの買取方法

シャトー・オーゾンヌを売るには?
シャトー・オーゾンヌが、世界中の人々たちから愛される、素晴らしいワインであることは理解いただけたと思う。そして、高価買取が狙える、チャンスがあるワインであることも、だ。
しかし、そんなシャトー・オーゾンヌをどこで、どのように売れば良いのか悩んでしまう方もいるだろう。
まず、ワインに徹底的に詳しいプロが揃う、酒専門買取業者はどんな買取方法を展開しているのかチェックするのもおすすめである。
大切なシャトー・オーゾンヌを、最高の状態でぜひ、査定に出してみてほしい。
まとめ
シャトー・オーゾンヌは、これからも永続して伝説である続けるシャトーだ。これからも、重要視すべきヴィンテージが出てくる可能性は多いにある。ぜひ、見逃さずに追い続けていこう。

古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。







