「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」について

山崎ウイスキーロゴアップ

サントリー山崎蒸留所が生み出した事実上の頂点、到達点ともいえるのがこの「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」だ。

まずはこのウイスキーがどのようなものなのか、その概要を押さえておきたい。その上で、この一本の貴重さ、極めて高い価値に触れなければ本当の姿は見えてこないだろう。

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」とは?

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」は2000年の12月吉日に世に出されたミレニアムを記念するにふさわしい内容をともなったウイスキーである。

1960年3月に蒸留され、ミズナラ樽にて40年もの長期熟成を経て造られた、山崎にとしては珍しいシングルカスクウイスキーに仕上げられている。

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」の入手方法

この「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」は2000年に、300本のみの限定予約販売で世に出された。よって、現在入手することはもちろん、見かけることもまれの超レアなウイスキーである。

入手するとすれば、まず間違いなくオークションということになり、落札には1000,000円以上の資金が必要となるだろう。それでも世界中が出品を待ちわびている。

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」に定価はあるか?

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」がいくらで販売されたかは、当時の公式ページがすでに削除されており、予約販売だったため正確な数字が把握できないのが現状だ。

通販サイトでは50万円で売りに出ていた形跡もあるが、市場にいくらで出回ったのかという情報もほとんどない。ということから一般にはほぼ出回らなかったといえるだろう。

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」の買取相場

お酒買取専門のストックラボでは、経験豊富な専任の鑑定士が入念な市場調査、買取実績等から買取価格の算出をしており、現在の買取相場は~1,400,000円前後となっている。

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」は冊子、替え栓、箱など豪華な付属品もあり、それらの有無によっても価格は変動するため、その点は留意が必要となる。

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」が高額になる理由

価格が高騰している「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」。

なぜここまで高額となり得るのか、その理由について深堀していこう。

生産本数300本のプレミアムウイスキー

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」は、熟成の高みへ達したたった一つのミズナラ樽の原酒のみを詰めて造られたボトルである。

そのため300本というごく少量の生産となったのだが、この希少性だけでもかなりの高騰を誘うだろう。

さらに、高みへ達したと言わしめる原酒の味とは?という愛好家らを魅了する興味も高額の理由となっている。

“100年に一度”の出来栄え

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」は、1960年に当時では珍しいミズナラ樽に貯蔵されたウイスキーである。

当時はミズナラ樽がどう作用するかも分からず、途中までほとんど期待されていなかったのだが、数十年後に目覚ましい変化を遂げる。

その仕上がりは「奇跡の滴」「100年に一度の出来栄え」と言われ、比類なきウイスキーとして世に出ることになった。

コレクター垂涎の的である

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」には、証明書が付属し、通し番号や工場長のサインが書かれている。

他にもオーク木箱、ボトル栓、グラスのセットが付属しており、ボトルもクリスタルデキャンタと、コレクション要素が非常に高いものとなっている。

この一式を手に入れたいと望むコレクターは、2000年代からの人気を経て、今や世界中に散らばっている。

知っておきたい「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」のこと

山崎蒸留所のウイスキー樽

この「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」には、上記で紹介してきた以外の誕生秘話が様々残されている。

ここでは、もう少し深くこの至極の一本について語っていきたい。現行の山崎にも通ずる部分があり、山崎を飲む際のお供として役立ててみてもいいかもしれない。

その酒、別名「ZD0550」

「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」は、実は当初はほとんど期待されずに貯蔵されたウイスキーだ。

ミズナラ樽に対して手探りであったこともあり、「ZD0550」という樽番号をつけられ、ほとんど放置されていた状態であった。

その数十年後にどうなったのかは言うまでもないが、現在の山崎のミズナラの香味はこの「ZD0550」から始まったといっても過言ではないだろう。

本当に好きな人が手にした300本

山崎の世界的コンペティションの受賞が2003年、その後世界的なジャパニーズウイスキーブームがやってくるのだが、この「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」が発売されたのは2000年と、ブームの前である。

日本でも90年代はウイスキーの人気は下火であったため、この一本を手に入れたのは、本当に日本のウイスキーを好きだった人達が手に入れたと言われている。

まとめ

これから先、「The Century 山崎蒸留所 シングルカスク 40年 1960年蒸留」には「幻の」という冠詞がつくかもしれない。これからも価値が高まるであろうこのアイテムは、あらためて注目していきたい。

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