アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュが高額になる理由

ワイングラス

ブルゴーニュワインを語る上では欠かせない存在であるアンリ・ジャイエ。愛好家たちが一生に一度は飲んでみたいと口を揃える「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」の魅力とは?

超高級ワインといわれるほど、高額な値がつく理由について解説していこう。

”ブルゴーニュの神様”アンリ・ジャイエ

今では考えられないが、1970年代には何よりも大量生産することが重要だとされていたブルゴーニュワイン。そこに一石を投じたのがアンリ・ジャイエだった。

極自然な方法でぶどうを栽培し、徹底的に収穫量を制限することで、高品質なワインを造り続けた。

彼の生み出した醸造法がのちにスタンダードとなり、その偉業を称え「ブルゴーニュの神様」と呼ばれ、他界後も多くのブルゴーニュファンに愛されている。

そのアンリ・ジェイエの人気、知名度こそが「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」をも高額にしている理由のひとつなのだ。

希少価値が高く価格も高騰

1988年に現役を退き、2006年に亡くなったアンリ・ジャイエ。彼の訃報が届くやいなや、瞬く間に価格が高騰し、市場から一瞬で姿を消したといわれるほど。

愛好家たちのあいだでも人気の高い「ニュイサンジョルジュ」も、もちろん例外ではない。高い品質を保つため生産量が少ないことも一因し、入手困難な幻のワインとなったのだ。

人気が高いためフェイクも続出するほど

有名ドメーヌのブルゴーニュワインは、フェイクが出回ることも少なくない。

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」だけとは限らないが、彼が作ったワインのフェイクは、中でも多く存在することで有名だ。

生産年によっても、ラベルのフォントの大きさや紙質などのバラつきがあり、見分けが難しいといわれているため注意が必要だ。

アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュを高く売るには

「ブルゴーニュの神様」と称されるアンリ・ジャイエが造ったワインは、誰もが一生に一度は飲んでみたいというファン垂涎の品。

入手困難なため高値の買取査定が期待できるが、もちろんどんな状態でも良いという訳ではない。

ここからは、「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」の市場価値と高価買取のポイントを見ていこう。

「アンリ・ジャイエ」の価値や相場を知ろう

アンリ・ジャイエのワインは、品質の高さを保つため生産量は非常に少なかった。その希少さから、彼が亡くなった後より一層価値が上がり、それに伴い価格も高騰している。

伝説の醸造家と呼ばれる男が造ったブルゴーニュワインは価値、相場ともに簡単には手が届かない逸品となっているのだ。

下記リンクでは、アンリ・ジャイエについて、「ニュイサンジョルジュ」以外の銘柄も紹介している。ぜひ合わせてチェックしてほしい。

ニュイサンジョルジュを売る前に買取業者の比較

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」が手元にあって売ることを考えている場合、必ずお酒専門の買取業者に依頼しよう。

希少価値が高いうえ、フェイクが多いといわれているため、本当の価値が分かる業者かどうか、よく調べてから預けることをおすすめする。

買取に出す前に確認すべきことは?

まず第一に確認しておきたいのが、開封状態。ワインは、香りや風味がとても大切。長い年月熟成することを推奨されているアンリ・ジャイエのワインだからこそ、より重要なポイントとなる。

さらに傷や汚れなどの細かい部分にも注意することによって、より高額な買取金額が期待できるだろう。

アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュについて知る

ワイン貯蔵庫

ここまで、アンリ・ジャイエがブルゴーニュワイン界に残した功績や、彼の市場価値、高価買取のポイントなどを解説してきた。

ここからは「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」とはどんなワインなのか、その魅力をさらに深堀りしていく。

アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュとは?

アンリ・ジャイエは、彼の兄ジョルジュの畑からこの「ニュイサンジョルジュ」を造り出した。

ニュイサンジョルジュはどこよりも一級畑が多いといわれており、この町の特徴である土壌香が感じられる仕上がりとなる。

最高峰の造り手による「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」は、希少性の高いブルゴーニュファン垂涎の逸品なのだ。

アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュの入手方法

アンリ・ジャイエのワイン全般にいえることではあるが、世界中の愛好家からの需要が非常に高いのに対し生産量が少ないため、市場に出回ることは稀である。

そのため、ブルゴーニュワインを取り扱うワインショップやネットショップに入荷されたとしても、競争率が高く即完売してしまう。

困難を極めるが、入手するためには常に追いかけ続ける必要があるだろう。またフェイクも多いので、購入時の見極めには注意が必要だ。

アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュに定価はあるか?

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」に定価はまずないと思っていた方が良いだろう。

なぜなら前述したとおり、すでに彼自身が亡くなっている。そのため、今後新しく生産されるワインはない。よって希少価値はさらに上がり、残り少ない彼の造ったワインは価格が高騰しているのだ。

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」もファン人気が高い銘柄なため、プレミアがつき高値で取引されているというのが実情だ。

アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュの買取相場

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」は、その希少性の高さから高額で取引されるため、買取価格も非常に高い。

お酒買取の専門業者であるストックラボの鑑定士が導き出した買取相場は、~200,000円前後(2018年4月現在)。

アンリ・ジャイエのワインは、熟成することでその真価を発揮するといわれているため、今後さらに高騰するだろうと予想できる。

他にも知っておきたいアンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュのこと

ワインを飲む人

徹底的な収穫量の制限、低温浸漬という技法、自然酵母を使用した発酵など、高品質で昔ながらのワイン造りを行ったアンリ・ジャイエ。

このような極自然的な醸造法を開発したことで、ブルゴーニュワインの現在の名声の礎を築いた。

では、ここまで評価される「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」は一体どんな味がするのだろうか?

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」のおすすめの飲み方

希少性が高く、めったに手に入らないといわれる「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」。一生に一度は飲んでみたい幻のワインだからこそ、最適な飲み方で味わってほしい。

最後に、愛好家たちをとりこにするこのワインのおすすめの飲み方を紹介していこう。

真の奥深さを発揮するための熟成

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」の特徴は、色が濃く、力強さを感じながらも、澄んだ果実味が広がる味わいと評価される。

熟成することでその真価を発揮するといわれ、かのロバート・パーカー氏も「8~12年は熟成してさらに向上する力があった。」と残している。

味わいをより深める最適な温度

ニュイサンジョルジュの北側の畑は、ヴォーヌ・ロマネと地続きで、味もヴォーヌ・ロマネに似ているといわれている。希少な味わいを存分に楽しむためには、ぜひ温度にもこだわりたい。

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」は、15℃ほどで飲むとその奥行きのある味わいをより一層感じることができる。

まとめ

「アンリ・ジャイエ ニュイサンジョルジュ」の魅力と、彼の残した功績についてお分かりいただけただろうか?今後さらに価値が上がると予想できるので、ぜひしっかりと売り時を見極めよう。