シャトー・ムートン・ロートシルト1990年が高額な理由

シャトー・ムートン・ロートシルト1990年ボトル全体

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」の買い取り相場は40,000円前後。なぜここまで高額の買い取りになっているのだろうか。

まずはその理由を知っておくことで、買取の際の交渉もスムーズにいくだろう。

コレクター垂涎のラベルアートはフランシス・ベーコン

「シャトー・ムートン・ロートシルト」は、毎年著名な画家が依頼を受けてラベルデザインを手掛ける事でも知られている。

中でも、イギリス人画家のフランシス・ベーコンが描いた「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」のラベルは、ワイングラスを囲むように奇妙な肉体モチーフが描かれており、アートコレクターの間でも大きな話題を呼んでいた。

1990年は”偉大なボルドー”の年として需要が高い

「シャトー・ムートン・ロートシルト 1990年」は、戦後で最も成功した偉大なボルドーの年として知られている。

気候は暑く日が良く照り、収穫量は89年に引き続き大豊作であった。酸が少なくタンニンは多く、全体的に柔らかい印象のワインが多く造られ、選び抜かれた最良のものを求める人々により値が高騰し続けているのだ。

このように人気の高い「シャトー・ムートン・ロートシルト」であることから需要も高く、高額となっている。

評論家の評価も割れた注目のシャトー・ムートン1990年

先述のように、酸が少なくタンニンの多い味わいであることから、当時の評論家の間では「少なくともあと10~15年は熟成される必要がある」とやや辛口であった。

しかし、飲み頃予想である2020年が近づき、タンニンの強さにエレガントで滑らかな優しい味わいが加わることによって、「スパイシーで爽やかさもあり、例年より柔らかな印象がある」と徐々に高い評価を獲得しつつある。

評価が割れた話題のワインだからこそ、高額となっているのだ。

シャトー・ムートン・ロートシルト1990年を高く売るには

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」を1円でも高値で売りたいならば、買取業者の比較を忘れないでほしい。買取業者といっても、それぞれに得意分野や専門があり、どこでも高価買取になるとは限らないからだ。

たとえ同じ商品であっても、買取業者によっては大きく査定額が違うのだ。ここでは「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」を高く売るためのコツを紹介する。

「シャトー・ムートン・ロートシルト」の価値や相場を知ろう

まず、「シャトー・ムートン・ロートシルト」がどの程度の価格で買取をされているのか、市場調査をしてみよう。

自分の中では1本1万円以上の価値があると思っていても、それが正しいとは限らない。実際に調査をしてみると、驚くほど低い場合もあれば、逆に高い価値の可能性もあるのだ。

まずは、どの程度で販売されているのか・買取価格はどうか・価値は高いのかを下記のコラムを参考にしてみよう。

シャトー・ムートン 1990年を売る前に買取業者の比較

高値での買取を実現させるために忘れてはならないのが、買取業者の比較である。世の中には様々な買取業者が存在し、それぞれに得意分野や専門があるので、それを踏まえた上で選ぶことが大切なのだ。

その他にもどんな買取業者を選ぶべきなのかをまとめたコラムがあるので、ぜひ参考にしてもらいたい。

買取に出す前に確認すべきことは?

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」を買取に出す前に最も確認すべきことは、開封・保存状態である。

ラベルは綺麗に保たれているか(銘柄名が破れていないか)、ワインセラー又は冷暗所に13℃~18℃で要冷蔵をしているか等、これらの条件をしっかり守っているかどうかで価値が決まるのだ。

高額買取を実現させるためにも、今一度チェックしてみよう。

シャトー・ムートン・ロートシルト 1990年について知る

シャトー・ムートン・ロートシルト 1990年ラベルアップ

さて、「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」は近年需要が高まっており、尚かつ高価買取になることが分かっていただけたと思う。

ここからは、そもそも「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」が一体どのようなワインなのかを確認していきたい。高い価値のあるものには、それなりの理由が隠されているのだ。

加えて、売る時に参考にしたいプロが教える「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」の買取相場も確認していこう。

シャトー・ムートン・ロートシルト 1990年とは?

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」は、メドック格付け第一級に認定されるボルドー5大シャトーの一つ。

その特徴は、力強さと優雅さを兼ね備えたフルボディの赤ワイン。年間平均生産量は約30万本、葡萄の栽培品種はカベルネ・ソーヴィニヨン約80%、カベルネ・フラン約10%、メルロー約8%、プティ・ヴェルド約2%。

イギリス系の男爵「ナタニエル・ドゥ・ロートシルト」が名付け親と言われている。

シャトー・ムートン 1990年の入手方法

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」を購入するとしたら、やはり大手通販サイトやネットオークション、酒量販売となる。

現在人気が高まっていることもあり、在庫がなく売り切れになっている場合もあるため、入手するなら早めの購入がおすすめである。

シャトー・ムートン 1990年に定価はあるか?

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」の定価は、正直情報が入り乱れており、当時の正確な価格が分からないほどだ。

オークションでは約4万円以上から取引されているものが多く、伝説と呼ばれている1945年は100万円で落札されていることから、年代に差はあるとはいえ定価も高額であることが予想できる。

シャトー・ムートン 1990年の買取相場

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」は、偉大なボルドーの一つとして知られていることから、非常に高い買取価格相場であることが分かる。

ちなみに現在、酒買取の専門業者であるストックラボが提示する、「シャトー・ムートン・ロートシルト1990」の買取価格は40,000円前後であるが、その年の需要によっても変動があるだろう。

他にも知っておきたいシャトー・ムートン1990年のこと

ワイングラスで乾杯

ここまで「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」の魅力や買取相場について語ってきたが、いかがだっただろう。

芸術性の高いラベルデザインや、シャトー・ムートン・ロートシルトの歴史以外にも、ぜひ知ってもらいたいお得な情報はまだまだたくさんあるのだ。

おすすめの飲み方2選

「シャトー・ムートン・ロートシルト」は、著名な画家が手掛けたラベルデザインを眺めるだけでも酒のつまみになりそうだが、やはり飲んでその価値が分かる。

ここでは、表現豊かな香りと力強く濃厚な味わいをより楽しむために、おすすめの飲み方をご紹介する。

ワインを美味しく飲むには「温度」が大切

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」は、タンニンが多いため濃厚で芳醇な味わいが特徴的。この独特な味わいを楽しむためには、保存する際の温度が重要になってくる。

渋みの強い「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」は冬場は室温、夏場は15~18℃の温度で30分ほど冷蔵して飲むのが最適である。

濃厚で芳醇なワインにピッタリの料理は

「シャトー・ムートン・ロートシルト1990年」を美味しく飲むために欠かせないのが、一緒に合わせて食べる料理だ。

渋みの強い赤ワインには「牛肉のステーキ」や「デミグラスハンバーグ」などの牛肉料理が非常に相性が良いとされている。

また、タンニン(渋み成分)は牛肉の油っぽさをサッパリと洗い流してくれるのだ。

まとめ

今回ご紹介したシャトー・ムートン・ロートシルト1990年は、コレクターも非常に多く需要の高いワイン。ぜひ、この機会に買取サービスを利用して高額査定を狙ってみよう。