【この記事でわかること】

  • 磯自慢の種類
  • 磯自慢の選び方

入手困難なお酒?磯自慢とは

日本酒 海外 人気 理由

磯自慢は静岡県焼津市の老舗酒蔵の名前と、そこで造られているお酒の銘柄です。厳選した酒米と南アルプスからの名水が生み出す磯自慢は、その味わいの特徴として、まろやかでふくよかな旨みと、爽やかな酸味が挙げられます。

また、香りが豊かで、フルーティーな香りが感じられます。これらの特徴は、米と水をこだわって選び抜いていることに加え、独自の麹作りと伝統酵母を使用していることによって生まれています。

様々な種類のお酒を造っていますが、中でも人気が高いのは「磯自慢 純米大吟醸」です。このお酒は、山田錦を100%使用し、低温でじっくりと醸造されています。その結果、まろやかでふくよかな旨みと、爽やかな酸味が絶妙にバランスした味わいが生まれています。

磯自慢は、全国各地の酒販店や百貨店で購入することができます。また、オンラインショップでも手頃な値段で購入することができますが、人気の銘柄はすぐに入手困難になることも珍しくありません。

磯自慢の種類・値段

磯自慢の種類・値段

ひと口に磯自慢といっても、その製法や原材料の選び方によって、さまざまな銘柄のお酒が生まれています。それぞれ味わいが大きく異なりますから、自分が特に大好きなお酒を選ぶ楽しみもあります。それぞれのお酒の味わいや、値段にはどのような違いがあるのか、種類ごとに紹介します。

磯自慢 別撰 本醸造 1800ml

磯自慢 別撰 本醸造 1800ml
出典:Amazon

磯自慢 別撰 本醸造 1800mlは新酒の時期にのみ出荷される、フレッシュさが際立つ一本として知られています。

磯自慢といえば、吟醸造りで知られていますが、この別撰本醸造においても、吟醸造りと同等の手間暇をかけて丁寧に醸造されているのが特徴です。特筆すべきは、原料米へのこだわりです。

酒米の最高峰とも言われる兵庫県特A地区東条産の特等山田錦を贅沢に100%使用。さらに、麹米・掛米ともに60%まで丁寧に磨き上げられています。

火入れを一度しか行わない「一回火入れ」で仕上げられていて、これにより新酒ならではの若々しい香りと、搾りたてのようなフレッシュな味わいを最大限に楽しむことができます。値段も手頃な部類に入り、磯自慢の入門としてもおすすめの種類です。

磯自慢 吟醸 生原酒 1800ml

磯自慢 吟醸 生原酒 1800ml
出典:Amazon

磯自慢 吟醸 生原酒 1800mlは、しぼりたてならではのフレッシュさが際立つ日本酒です。磯自慢は、吟醸造りに定評があり、その技術は生原酒にも遺憾なく発揮されています。

生原酒とは、搾ったお酒に一切手を加えない、文字通り「生まれたまま」のお酒です。火入れを行わないため、酵母が生きており、発酵由来のフレッシュな香りと、力強い味わいが楽しめます。その分、保存には冷蔵が必須となります。

特徴は、爽やかでフレッシュな香りと酸味です。口に含むと、上品なフルーティな香りが広がり、透明感のある甘さと、それを引き締めるような優しい酸味が調和しています。

和洋を問わず様々な料理との相性が良く、食中酒としておすすめの種類です。値段と味わいのバランスに優れているとの評判もあります。

磯自慢 特別本醸造 秘蔵寒造り 1800ml

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磯自慢 特別本醸造 秘蔵寒造り 1800mlは、寒造りの時期に丹精込めて仕込む限定流通品です。このお酒の特徴は、厳寒期に仕込むことで生まれる、引き締まった味わいと、澄み切った透明感です。

「寒造り」とは、寒さが厳しい時期に酒造りを行う伝統的な製法です。低温でゆっくりと発酵させることで、雑味が少なく、キレの良い酒質になります。また、空気中の雑菌が少ないため、酒造りに適した環境と言われています。

口に含むと、クリアでスムーズな口当たりと共に、米本来の旨味がじんわりと広がります。後味はすっきりとキレが良く、食中酒としてもおすすめの種類です。値段はそれほど高くはありませんが、限られた時期にしか出荷されない、特別な本醸造です。

磯自慢 吟醸 秘蔵寒造り 1800ml

出典:Amazon

磯自慢 吟醸 秘蔵寒造り 1800mlは、「秘蔵寒造り」という名が示すように、限られた時期に、特別な製法で醸される、こだわりの一本です。

厳しい寒さの中でじっくりと時間をかけて仕込むことで、雑味が少なく、透明感のある、洗練された味わいが生まれます。低温でゆっくりと発酵させることで、香り高く、キレの良い酒質に仕上がります。

磯自慢の吟醸酒は、上品なフルーティーな香りと、透明感のある甘さ、そしてそれを引き締めるような優しい酸味が特徴です。後味はすっきりとキレが良く、食中酒としてもおすすめの種類です。

冷やして飲むことで、その洗練された味わいを最大限に堪能できるでしょう。値段はそれほど高くはありませんが、限られた時期にしか出荷されない、特別な吟醸酒です。

磯自慢 純米吟醸 秘蔵寒造り 1800ml

出典:Amazon

磯自慢 純米吟醸 秘蔵寒造り 1800mlは、「秘蔵寒造り」という銘柄が示す通り、限られた時期に、伝統的な製法で醸される一品です。

このお酒の核となる特徴は、やはり「寒造り」です。低温でじっくりと時間をかけて発酵させることで、雑味が少なく、透明感のある、洗練された味わいが生まれます。

磯自慢の純米吟醸酒は、一般的に上品なフルーティーな香りと、透明感のある甘さ、そしてそれを引き締めるような程よい酸味が特徴です。口に含むと、華やかで品のある香りが広がり、山田錦由来のふくよかな米の旨みと、バランスの良い酸味が調和します。

後味はすっきりとキレが良く、食中酒としてもおすすめの種類です。値段と味わいのバランスにも優れている一本です。

磯自慢 大吟醸純米 エメラルド 720ml

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磯自慢 大吟醸純米 エメラルドは、磯自慢酒造が醸す特別な大吟醸純米酒です。その名の通り、エメラルドのような透明感のある輝きをイメージさせるこのお酒はの大きな魅力の一つは、温度によって変化する香味です。

日本酒には、温度ごとに異なる香りを楽しむ事ができますが、その違いや変化を楽しむことができるのが特徴です。また、開封後の香味の変化も大きな魅力です。

開栓直後のフレッシュな印象はもちろんのこと、グラスに注いでからの時間の経過とともに、香りはより複雑に変化し、口当たりもまろやかさを増していきます。

上品なフルーティーな香りと、透明感のある甘さ、そして程よい酸味のバランスが取れた味わいは、様々な料理との相性も抜群です。

特別な日の食卓を彩る一本や大切な方への贈り物として、味わいと値段のバランスに優れている事からも、おすすめの種類です。

磯自慢 大吟醸 (一滴入魂) 720ml

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磯自慢 大吟醸純米 エメラルドは、多くの愛飲家から支持を集める、磯自慢の中心的銘柄です。魚介料理との相性の良さ、そして食中酒としての魅力を追求しており、磯自慢の酒造りの理念やスタイルを最も明確に表現している一本とされています。

その力の入れように相応しく、大吟醸純米酒として、米の旨味と華やかな香りのバランスが絶妙に調和しています。精米歩合45%まで丁寧に磨き上げられた山田錦を使用していて、雑味が少なく、クリアで透明感のある味わいが生まれます。

この大吟醸純米 エメラルドは多少値段は張りますが、食卓を彩るだけでなく、特別な時間を演出するのにおすすめの種類です。魚介料理との相性は抜群で、素材の味を引き立てながら、お酒自身の味わいも存分に楽しめます。

磯自慢 純米吟醸 720ml

出典:Amazon

磯自慢 大吟醸純米 エメラルドは、磯自慢の看板銘柄の一つです。このお酒は、食中酒としての完成度を追求しており、料理の味わいを引き立てながら、自身も存在感を放つ、絶妙なバランスを実現しています。

このお酒の大きな特徴は、その飲み飽きしない、洗練された味わいです。ブレのないピンと筋の通った酒と評されるように、一本筋の通った、完成度の高い酒質が魅力です。

食事の邪魔をすることなく、常に食卓に寄り添い、料理と調和する、まさに食中酒としての理想形を体現しています。冷やして飲むことで、その洗練された味わいを最大限に楽しむことができます。

程よく手を出しやすい値段設定は、日頃のちょっとした贅沢におすすめの種類と言えます。

磯自慢の選び方

磯自慢は種類が豊富です。本醸造から純米吟醸、大吟醸、そして限定流通品まで、様々なラインナップがあります。

中でも純米大吟醸は、磯自慢の技術とこだわりが凝縮された、最高峰のカテゴリーと言えるでしょう。特にエメラルドは、多くの方に支持される定番商品であり、贈り物にもおすすめです。

次に、値段です。磯自慢は、その品質の高さから、比較的高価な部類に入ります。特に限定品や上位クラスのものは、入手困難な場合もあり、値段も高騰する傾向にあります。予算に合わせて選ぶことが大切です。

磯自慢を選ぶ上で重要なのは、自分の好みや飲むシーンを考慮することです。食中酒として楽しむなら、料理の邪魔をしない、すっきりとした味わいのものを選ぶと良いでしょう。

特別な日にじっくりと味わうなら、華やかな香りと複雑な味わいを持つ、純米大吟醸などがおすすめです。

まとめ

磯自慢は、本醸造から純米吟醸、大吟醸まで、製法や原料米の違いによって、味わいも値段も大きく異なる種類がラインナップされています。

フレッシュな香りと味わいを楽しみたいなら別撰 本醸造や吟醸 生原酒、特別な日にじっくりと味わいたいなら大吟醸純米 エメラルドや大吟醸(一滴入魂)など、シーンや好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

また、季節限定の「秘蔵寒造り」シリーズは、その希少性から見逃せない逸品と言えるでしょう。値段も考慮しながら、自分にとって最高の磯自慢を見つけて、至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。