【DRCグラン・エシェゾー買取】プロが教える！売る前に知りたい7つのポイント

1．DRCグラン・エシェゾーについて

「ロマネコンティ」の名は知っていても、「グラン・エシェゾー」。DRCと略称で呼ばれるワイナリー「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ」は、ロマネコンティを含めて8種のワインを製造しています。

グラン・エシェゾーはその一つ。複雑で深い味わいに定評があり、近年その価格は上昇の一途をたどっています。DRCグラン・エシェゾーの簡略ガイドです。

DRCグラン・エシェゾーの特徴

DRCグラン・エシェゾーは、ワイナリーが管理するクリュのなかでも3番目に小さく年間生産数は平均して1万4千本。森に住む貴族の夢想家に例えられることでもわかるように、複雑で秘密めいた味わいが人気の秘密。

また、「モーツァルトの四重奏」とも呼ばれ、洗練されたバランス感がワイン通たちに愛されているのです。

DRCについて

ブルゴーニュのワイナリーでは筆頭に位置する「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ」は、13世紀初頭から始まる輝かしい歴史と紆余曲折を経て現在にいたっています。

世界でもっとも高価なワインを生み出すワイナリーとして、不動の地位と名誉を築いたフランスのシンボル的なワイナリーなのです。

DRCグラン・エシェゾーの気品ある味わい

グラン・エシェゾーと隣り合うクリュ「エシェゾー」のテロワールが自由で開放的な味わいを生み出すのに対し、樹齢が20年ほど古いグラン・エシェゾーは思索的で精神性の深い味をワインに映すといわれています。そのエレガンスは、夢見る貴族と例えられるほど。

2．DRCグラン・エシェゾーの買取相場

ブルゴーニュ中のワイナリーが虎視眈々とねらうクリュ「グラン・エシェゾー」。その地から収穫されたブドウを用いてDRCが生産する貴族的なワインがDRCグラン・エシェゾーです。

販売価格も貴族的ですが、買取価格はどのくらいになるのか確認しておきたいところですね。

DRCグラン・エシェゾーの買取相場について

「グラン・エシェゾー」を名乗るほかのワイナリーの商品の倍以上の価格が通常の「DRCグラン・エシェゾー」は、買取価格も高額になってきます。近年の当たり年2009年のヴィンテージであれば、買取価格は12万円前後に。1990年代の当たり年1996年のワインであれば9万円が相場のようです。

そのほか、酒買取の専門業者であるストックラボ鑑定士による、相場高騰中の2000年代のグラン・エシェゾーの買取相場が下記になります。

【DRCグラン・エシェゾー買取相場】

• ●1999年
  ～220,000円前後
• ●2002年
  ～200,000円前後
• ●2010年
  ～200,000円前後
• ●2005年
  ～220,000円前後
• ●2009年
  ～200,000円前後

（※2020年11月現在）

DRCグラン・エシェゾーの最高価格

現在、ワイン・サーチャーなどの販売サイトで取引されているDRCグラン・エシェゾーは1938年から2014年のヴィンテージ。平均価格は一本あたり1270ドル（13万5千円）。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティのワインとしては、比較的お求めやすいお値段です。

しかし、伝説的な1959年のヴィンテージともなると5000ドルを超える価格で取引されています。1985年、1999年は3000ドルを超える価格が。

3．DRCグラン・エシェゾーの買取価格が高額になる理由

グラン・エシェゾーという名のワインはいくつかあるのに、その中でもDRCのワインが抜きんでて高額なのには理由があります。

ブランド名だけに頼らない、DRCの栽培や醸造過程に見える高評価の理由をおさらいしてみましょう！

特級畑で造られる良質なブドウ

1936年にフランス政府が定めた「AOC（原産地呼称統制）」であるグラン・エシェゾーのクリュは9,14ヘクタール。そのうち、DRCが所有・貸借しているのは40％にあたる3．52ヘクタールといわれています。

テロワールによって格付けがされるブルゴーニュのクリュのなかで、グラン・エシェゾーは頂点に君臨する「特級畑」。全ブルゴーニュワイン生産量のわずか2％が、この「特級畑」から収穫されたブドウを原料に誕生するのです。

DRCのブランド力

ブルゴーニュの最高峰ともいえるクリュを所有しているワインは、いずれも強者ぞろい。その中で、一頭地を抜くブランド力を誇っているのがドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティです。高名なワイナリーと同名のワインだけがその理由ではありません。

DRCが管理するクリュでは原則的に有機栽培が基本、そして昨今では、土壌への負担を減らすためにトラクターから馬鋤に取り替えられたというニュースも話題になりました。ブルゴーニュのほかのクリュと比べても、収穫はブドウの成熟をぎりぎりまで待つために遅く、1ヘクタールあたりの収量は2500リットルと非常に少なめ。

ブランド力に恥じない不断のチャレンジが、品質に直結しているのです。

樽造りにもこだわる

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティでは、ブドウの熟成過程で使用される樽はすべて新品。使用済みの樽から生じるあらゆる汚染物質は、ワインの味を大きく変えてしまうためです。

また、清澄化の過程では生卵を使用。伝統と経験、日進月歩の技術をバランスよく採用し独自の醸造技術を構築しています。

4．DRCグラン・エシェゾーの相場高騰中の年代は？

好みはあれども、気候条件とブドウの品質はワインの味に直結するのが常識。DRCグラン・エシェゾーの変わらぬ特徴は、森の奥深くで感じるかぐわしい土の香り、さまざまなベリー類の香りです。

それが際だつヴィンテージや特有の資質を持つヴィンテージなど、人気のグラン・エシェゾーを一気にご紹介します。

1位：内包する筋力まで感じる力強さ「2002年」

スパイシーな新鮮さが特徴であった2002年は、例年以上のアロマと香りの凝縮感により力強く仕上がったヴィンテージです。色合いも常より濃厚、数々の批評家たちに長寿性を予感させたヴィンテージでした。

アレン・ミドウズの94点、ワイン・スペクテーターの93点をはじめ、90点代続出の高評価。平均販売価格は22万4千円ほどになります。

2位：戦後初めてきた最高のヴィンテージ「1959年」

20世紀の100年で特筆すべきヴィンテージは、1929年、1934年、1990年、1999年、そして戦後初めて良質のブドウの収穫が可能になったのが1959年でした。スパイスと完熟した芳香は、その味わいに甘いまろやかさをもたらしています。

歴史に残るヴィンテージとして、1959年のグラン・エシェゾーは価格も破格、56万円強。

3位：無邪気な喜びにあふれた「2010年」

ロバート・パーカーが96点、ワイン・スペクテーターが94点という高得点をつけた2010年。ピノ・ノワールの成熟を充分に感じさせながら、味わいそのものは幼児のような無邪気な喜びにあふれている、と評されています。

赤いベリー類が柔らかく濃厚に香り、柔軟性と緊張感のバランスも絶妙。最低でも10年の熟成を待つべしとされた2010年のヴィンテージ、平均販売価格は約22万8千円。

4位：シルキー感際だつ「2005年」

ロバート・パーカー、ワイン・スペクテーター、アレン・ミドウズから95～96点を獲得した「2005年」。シルキーな味わいが際だつヴィンテージといわれています。

キャラメルや成熟したブラックベリー、デリケートなタンニンが魅力的な年ですが、頑固者に相応しい力強さと例年にない若々しさも持ち合わせています。2040年まではその味が堪能できるとされた2005年のグラン・エシェゾー、平均価格は約26万5千円。

5位：若草の香りがしなやか「2009年」

ロバート・パーカー、ワイン・スペクテーター、アレン・ミドウズ、アントニオ・ガッローニから95点をせしめた近年の傑作「2009年」。

深い森の香りが特徴のグラン・エシェゾーですが、2009年は若々しい草花が香るフレッシュな魅力を振りまいています。複雑に構築された味わいにもかかわらず、存外の口当たりの良さ。2009年のヴィンテージ、平均価格は約22万円弱。

5．DRCグラン・エシェゾーの種類

グラン・エシェゾーと名乗るワインは、実はドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ以外のワイナリーにも存在します。

それは、グランクリュ「グラン・エシェゾー」を貸借している別のワイナリーがあるためです。もちろん、DRCのグラン・エシェゾーは群を抜いて高評価です。

DRC以外のグラン・エシェゾー

今世紀初頭の調査では、グラン・エシェゾーのクリュには22人のオーナーが存在していたと伝えられています。

現在、グラン・エシェゾーのクリュからワインを製造しているのはドメーヌ・モンジャーヌ・ミニュレ、ジョセフ・ドルーアン、シャトー・デュージェニー、コカール・ロワゾン・フルーロなどなど。それぞれのワイナリーの名を冠した「グラン・エシェゾー」が存在しますが、抜きんでた高評価を得ているのはもちろんDRCなのです。

DRCグラン・エシェゾーの当たり年

DRCグラン・エシェゾーの当たり年は、1959年、1961年、1971年、1985年、1990年、1996年、2005年、2006年、2010年といったところ。

別格のヴィンテージ1959年を除いて、近年突出して価格が高騰しているのは1985年。販売サイトでは2017年後半から急激に高騰し、現在の販売価格は35万円ほどとなります。価格の変動が激しい1985年と比べて、安定した高価格を維持しているのは1999年のヴィンテージです。

現実的なところでは、2009年、2010年も20万円を超える安定感で鉄板のヴィンテージ。

6．DRCグラン・エシェゾーの買取方法

ご覧頂いたように、DRCグラン・エシェゾーはブルゴーニュにとどまらずフランスのワイナリーの頂点に君臨するドメーヌが生産するワインです。そして、名に恥じない深い味わいと高い評価で定評があります。

では、どのように売るべきか、買取サービスを利用する前にチェックしておきましょう。

DRCグラン・エシェゾーを売る時に利用できる買取サービス

希少品でもあるDRCのワインは、今後も価格高騰が容易に予想されます。それに伴って、買取価格も上昇中。すでに安定した評価を得ているヴィンテージにとどまらず、年数を経て人気を得るヴィンテージも多々あり。

お手元にあるDRCグラン・エシェゾーも思いもかけない高評価になる可能性大です。まずは、ストックラボにご連絡ください。熟練の審査員の審査により、納得いただける買取をさせていただきます。

7．DRCグラン・エシェゾーを売る前に！買取業者比較

買取サービスを利用する前には、やはり気になるのが「どの業者にすべきか」というところ。DRCグラン・エシェゾーを売る前に、どんな買取業者を選ぶべきなのかを確認しておきましょう。

下記のコラムをぜひ、参考にしてみてください。

まとめ

貴族的で詩的なワインDRCグラン・エシェゾーを売る前に知っておきたいポイントをまとめてご紹介いたしました。今後も、世界中のワイン通を魅了し続けることまちがいなしです！

DRCグラン・エシェゾー買取の詳細はこちら！