山崎25年が人気なのはなぜか
「響」と並び、ジャパイーズウイスキーとして世界的な知名度を持っている「山崎」。
現在発売されている山崎のシリーズの中で最も高価かつ人気の高い「山崎25年」ですが、その人気の秘密はどんなところにあるのでしょうか。
創業100周年を記念した限定品
山崎25年は1999年に、サントリー創業100周年を記念して販売された特別限定品となっています。
100周年という大変な節目を記念しているわけですから、この山崎25年にどのような想いが込められているのか伝わってくると思います。
年間生産本数が1200本のみ!
山崎25年の人気に拍車をかけているのが、年間生産数1200本という希少性です。もちろん即売り切れ、今となっては手に入れるのは難しい一品となっています。
シリアルナンバーが入ったこの山崎25年はウイスキー好きならば是非とも手に入れたいと思うことでしょう。
ブレンドした原酒が魅了する味
山崎25年ではシェリー樽で熟成された原酒にミズナラ樽の長期熟成原酒をブレンドします。
果実味や、チョコレートを思わせる風味を醸すシェリー樽原酒に、ミズナラ樽原酒の深さ、奥行きがプラスされた味わいが人々を魅了する「山崎25年」なのかもしれません。
山崎25年を高く売る秘訣は?
もしも、山崎25年を売ろうとしたとしたら。これだけの人気を誇るお酒ですから、しっかりとした値段、評価で出来れば高額査定を獲得したいのではないかと思います。
ここでは、山崎25年をより高額に売る秘訣に少し触れていきますので、興味がある方はご覧になってください。
高価買取に必要なポイントとは
温度管理が難しいワインや日本酒などとは違い、常温保存できる蒸留酒なのがウイスキーです。
アルコール度も高いので変質もしにくいですが、直射日光が当たるような場所での保存は避けてください。液面低下を起こし、査定額の減額に直結してしまいますので、できれば室内の涼しい場所で立てて保管するようにしてください。
付属品について確認は必須!
山崎25年は化粧箱などの外箱に入っています。他にも山崎25年の説明が記載してある冊子も付いていたりするので、売りに出すならばできるだけそれらも揃っている方が高価買取に繋がります。
売るとしても、保管するにしても元々の状態をキープするのがベストと言えます。
保存状態の確認をしよう
液面低下はないか?ラベルは剥がれていないか?汚れていないか?など様々なチェック項目はありますが、要するに美品であるかどうかは査定にも大きくかかわります。
剥がれたラベルなどは仕方ありませんが、ホコリを取ったり、キャップを磨いたりなど、高額査定を出すには出来る範囲でのお手入れはするようにしてください。
価値や相場の知識を装備する
価格に対しての情報がない、知識がない中で交渉するのは負け戦に進んで挑むようなものですよね。そこで、ストックラボのプロの鑑定士が相場価格、価値などを紹介した記事をおすすめします。
こちらの記事を読んでいただければ、だいたいの相場などは把握できる損をしない情報がのっていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
できれば買取業者を比較すべし
納得のいく買取を目指すのであれば、手間はかかりますが、数社から見積もりを取って比較した方が良いでしょう。より高い査定の所、同じ査定でも気持ちよく取引できそうな所など、ご自身に合うかどうかも見えてくると思います。
下記リンクでは業者選びのポイントをまとめた記事になっていますので、そちらの方も併せてご覧になって参考にしていただければと思います。
山崎25年を深く知る
山崎25年とは一体どんなウイスキーなのか。表にある定価、裏にある実勢価格、そしてどんなお酒として造られて販売されているのかに迫りたいと思います。
一般に入手困難と言われている山崎25年について、少し掘り下げてみましょう。
歴史を背負う山崎25年
1984年、日本初の蒸留所である「山崎蒸留所」の竣工60周年を記念して販売されたのが、現在ではジャパニーズウイスキーの顔となっている「山崎」です。
さらにサントリー創業100周年記念として発表されたのが「山崎25年」。
山崎は様々なラインナップがありますが、まさにサントリーが生み出すウイスキーのど真ん中として、脈々と受け継がれていく歴史を背負っているのがこの「山崎」であり「山崎25年」と言えます。
山崎25年の定価はいくら?
サントリーのホームページを見てみると、山崎25年の定価は700mlで120,000円となっています。
どのようなウイスキーなのかを知った上で見ると「なるほど」という価格ですが、知らない方からするとびっくりして桁を数え直してしまうかもしれませんね。
山崎25年の買取相場は?
2018年1月現在での山崎25年の買取相場は「~350,000円」ということになっているようです。
価値や相場を知るという項で紹介リンクに詳しくあるので、山崎の他の相場を知りたい場合もそちらをチェックしてみてください。
山崎25年は入手できる?
年間生産数1200本という少なさ、そして手に入れたい愛好家の数を考えた時に、常時プレミアがついているのが山崎25年です。
定価で手に入れるのはまず無理だとも言われており、300,000円くらいで手に入れば良い方と言っている方もいるくらい手に入りにくい一本となってしまっています。
山崎25年の楽しみ方
山崎25年の価値、価格などに焦点を当ててきましたが、ここでは楽しみ方・飲み方などをご紹介していきたいと思います。
シングルモルトウイスキーである山崎を芯まで味わうにはどのようなおすすめがあるのでしょうか。ご覧ください。
山崎25年のおすすめの飲み方
山崎が海外で人気が高い理由の一つに飲みやすさ、万能性があります。
シングルモルトにありがちな強すぎるクセも少なく、水割り、ソーダ割りと、初心者や女性も入りやすい味わいです。
しかし、山崎25年。
普通の山崎とは一線を画す逸品はまずはストレートで味をみてみるのがおすすめです。その上で、下記のレシピも試していただければと思います。
変化を楽しむトワイスアップ
山崎18年と山崎25年をグラスに入れて見比べると、驚くほど色味が違う事に驚きます。琥珀色の18年に対して25年はビロード色というような赤黒い印象で、味もかなり濃厚です。
この7年の違い、もしくは25年の重みを感じるために、注いだウイスキーに少しずつ常温の水を加えていきながら飲んでみてください。
贅沢を極めるハイボール
普通の山崎はハイボールに最適と言う方も多くいるほどバランスの良いウイスキーですが、山崎25年で作るハイボールはいかがでしょうか。
濃厚がゆえに炭酸で薄まることない香りが、気泡と一緒に立ちあがり、山崎そのものに包まれること間違いなしです。山崎25年を手にしている特権として一度経験しては?
バーで飲んだ時の価格がすごい!?
一本買うのは無理でも一杯だけなら…と思うのがウイスキー好きだと思います。
山崎25年を提供しているBARの価格を調べてみると、お店によって幅はあるものの、ワンショット9000円~15000円となっていました。一杯でもなかなか手が出ない…かもしれません。
ちなみに、山崎蒸留所の試飲(一杯15ml)は2900円とのことで、お出かけついでにこちらで飲んでみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
山崎25年について様々な角度からご紹介させていただきました。知れば知るほど魅力的なウイスキーですよね。価値、価格、味、どこをとっても一級品の山崎25年、いつかは手にしたいですね。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。