白州18年が高額になる理由

並ぶジャパニーズウイスキーボトル

「白州18年」は、今もっと手に入れるのが難しいジャパニーズウイスキーのひとつ、として知られている。

しかし、我々が思っているよりも遥かに高額になっているのには、何か秘密が隠されているからではないだろうか。

まず、ここでは「白州18年」が高額になる理由について考えていきたい。

世界中で評価されている

「白州18年」が人気になる理由は、国内需要だけではなく海外需要が高いことも挙げられる。

日本国内でも以前から、日本らしい爽やかな味わいとして人気が高かった「白州18年」なのだが、酒類コンペティション「第21回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2016 」で金賞を受賞してからは、海外でその品質の高さが話題となった。

海外でも需要が高まれば、より希少価値が高まるのは当然だろう。

ジャパニーズウイスキー人気で品薄に

「白州18年」が高額になる理由のひとつには、ジャパニーズウイスキー人気がある。

ウイスキーと言えば海外製だった時代は終わり、NHKの朝ドラ「マッサン」の影響も手伝ってか、日本で製造されるウイスキーの良さが国内で広まっている。

前述したように世界的なコンクールで各賞を受賞するなど品質も認められており、結果的に出荷量が増えてしまい、品薄状態に陥っている。

需要と供給の関係を考えれば高額なるのは必然だ。

もう販売されていない旧ボトル

「白州18年」というだけでも胸躍るウイスキーだが、実はその価値を高めている要因のひとつに、「旧ボトル」の存在がある。

現行ボトルの場合、箱がやや青みがかったグリーンになっており、爽やかな印象を放つ。しかし、旧ボトルは白い箱に入っており、ラベルも多少違う。

旧ボトルの場合、「ピュアモルト」と書かれているのだが、現行はシングルモルトになっている。旧ボトルは人気が高く、製造されていないので人気が高いのだ。

原酒不足で希少価値が高まっている

白州のシリーズの一部が、原酒不足で販売できないというニュースが出回った。

「白州18年」も同様、18年以上の熟成の原酒が使われているため、このままいけば原酒不足となり数も激減していくことだろう。

こういったニュースが流れると、今のうちにと需要が急激に上がり、さらに「白州18年」のストックが各所で無くなってくる。

こういった、もう終わるかもしれない、という危機感も価格を高騰させる理由となっているのだ。

白州18年を高く売るためには?

「白州18年」が、高額なシングルモルトウイスキーである、ということは理解いただけたはずだ。しかし、「白州18年」を売却する場合、どの業者でも同じ査定額をつけてくれる、ということはない。

せっかく「白州18年」を売却するのにもかかわらず、安価な査定額がつけられたら辛いところだろう。

ここでは、「白州18年」をより高く売るためのコツを紹介する。ぜひ、参考にしてほしい。

「白州」の価値や相場を知ろう

「白州18年」を高価買取するためには、まずこの価値を知っておく必要がある。前述したように、なぜ「白州18年」がここまで高額になる商品なのか、ということを知っておけば業者の査定額にも対応できるはずだ。

さらに、「白州」の相場を知っておくことも肝心だろう。今、どの程度の価格で市場に出回っているのか、そして買取相場はどの程度のものなのか、ということを知っておけば良い価格で売ることができるのだ。

「白州18年」を売る前の業者比較

価値を知ったら次は業者比較だ。酒買取業者に依頼するのは前提だが、その業者でも鑑定士がしっかりと知識があるか、販路は広いか、サービスは充実しているかなど、チェック項目は多い。

特に重要になってくるのが、公式ホームページを持っており、実際に「白州18年」の買取実績があるか、ということだ。

「白州18年」を買取したことがない業者より、常に買取をしている業者が安心だろう。手間がかかるが業者比較は重要なのだ。

買取出す前に確認すべきこととは?

「白州18年」を買取に出す前に必ずチェックしたいことがある。

まず、開封状態だ。お酒は生き物であり、いくらウイスキーとはいえ、開栓した後は風味などは落ちて劣化していく。未開封でないと本来の価値では買取されないかもしれないのだ。

また、箱などの付属品、ラベル汚れがないかなども注目点だ。これらを揃えておき、さらにはLINE査定などで、本査定前に仮査定をしてもらうとミスマッチが減っていいだろう。ぜひ、覚えておいてほしい。

白州18年について知る

ベンチに置かれた夕日とウイスキー

「白州18年」を高額で買取してもらうコツがわかったところで、さらに「白州18年」について知っていこう。

「白州18年」についてはもちろんだが、今市場ではどのような動きをしているのか、ということも高価買取のコツとお伝えした。

具体的に、今の「白州18年」がどうなっているのか、ここからは紹介していく。

「白州18年」とは?

「白州18年」は、サントリーの白州工場で造られているシングルモルトウイスキーだ。森林に囲まれた美しい蒸留所であり、その魅了を感じることができるビジターセンターなども用意されている。

酒齢18年を超える、長期熟成モルトを厳選して使用した「白州18年」は、洗練されたさやかな香りを持っているエレガントな味わいの1本だ。

ICSという権威あるウイスキーコンテストの金賞を受賞するなど、日本最高峰の1本なのだ。

「白州18年」の入手方法

「白州18年」を入手したい場合、大抵は酒屋などで購入される方が多い。「白州18年」は、酒屋によっては昔のものを扱っていたり、大切に保存されて販売されている。

一部高級スーパーなどでも扱っているが、やはり価格は高い。ネットでも購入することができるが、どこの店鋪も比較的高額な価格であり、「白州18年」の人気の高さが見て取れる。

今のところ、オークションではない場所でも手に入るので探してみてほしい。

「白州18年」に定価はある?

「白州18年」に定価はしっかりとある。サントリーの公式ホームページで、「白州18年」700mlは25,000円で販売されている。

しかし、その定価で手に入れるのは難しい可能性がある。なんといっても希少価値が高いため、手軽に手に入らない。

ネットショップのほとんどが「白州18年」に10万円以上の価格をつけている。限定品になると、数十万円以上と、まさにプレミアムウイスキーとなっているのだ。

「白州18年」の買取相場

ここまで人気、価格とも高い「白州18年」。買取相場は実際にどうなっているのか、ここも確認しておこう。

一般的なお酒買取業者であれば、現行ボトルの新品なら30,000円前後の買取価格となっている。しかし、希少価値が高いの旧ボトルには、5万円以上の買取価格がつくこともあるのだ。

限定の木箱など、さまざまな「白州18年」が存在しており、希少価値が高ければ高ほど、当然ながら高額査定となるので注目しておこう。

他にも知りたい白州18年のこと

樽が並べられた蒸留所

ここまで、「白州18年」の相場などについて解説してきた。しかし、「白州18年」の魅力はやはりその味わいにある。

最高峰の原料を使って仕上げれた液体の宝石は、飾っておくのではなく、最高の状態で飲むことに意味があると言っていい。

最後に、ここでは「白州18年」の飲み方についてご紹介する。ぜひ、参考にしてみてほしい。

「白州18年」おすすめの飲み方

白州18年は、シングルモルト特有の個性溢れる香りを持つ。しかし、エレガントでさやかな、爽快なイメージに仕上げられているので、ロックがおすすめだろう。

スモーキーさも感じられるので、水割りでまろやかにしても美味しい。

また、ハイボールも人気だ。専用のグラスに注ぎ、レモンやミントをくわえて爽やかなイメージで飲むとより良いだろう。

どんな時でも絵になる。そんな美しいウイスキーが「白州18年」なのだ。

まとめ

ここでは、「白州18年」の魅力や買取相場、高く売るコツについて紹介した。「白州18年」は、これから確実に価格が高騰し、手に入れにくくなる。売却するなら信頼できる買取業者に依頼しよう。