ウイスキー「竹鶴 17年」が高額になる理由は?
原酒不足でさらに希少性が高くなっている
もともとその味わいから人気が高く、数もそれほど出回っていなかったため、希少なウイスキーであった竹鶴17年。
現在17年に使われている原酒はウイスキー冬の時代と言われている90~00年代に造られたものが中心。
冬の時代に生産量がぐっと絞られてしまったため、供給量が少なく以前にも増して希少価値が高くなっています。
国際的な品評会で高評価
竹鶴17年は2018年ワールド・ウイスキー・アワード(WWA※1)にて、ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキーというその部門の世界最高賞を受賞しました。
この賞は2012年、2014年、2015年に続いて4回目の受賞となり、常に世界から高い評価を受け続けています。
(※1)英国のウイスキー専門誌により行われ、審査は各国のウイスキー専門家によってされることから信用と評価が大変高いコンペティション。
”マッサン”効果も
ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏と、その妻リタをモデルとした2015年のNHK連続テレビ小説「マッサン」が話題となりました。
テレビをきっかけにウイスキーを知った方や虜になった方は大変多く、今まで以上に竹鶴は人気、品薄となっているのです。
竹鶴 17年を高く売るには
「竹鶴」の価値や相場を知ろう
竹鶴17年の売却を検討しているのならば、まずは「竹鶴」というウイスキーについて知っておくのは、高額買取を目指す上で必要です。
どのようなお酒で、世界や日本からどのような評価を受けているのかというのは価値と直結する部分なので、買取のプロであるストックラボがまとめた記事を参照してみてください。
竹鶴 17年を売る前に買取業者の比較を
良い買取業者を見つけられるかどうかも、高く売るには不可欠な要素です。
ご自身がどのような取引を希望しているのかや、信頼できる業者かどうかを見極めるポイントなどを整理するためにも、下記リンクの記事をチェックしてみてください。
買取に出す前の確認点は?
竹鶴17年は高額買取が期待できる商品です。まずは開封・開栓の有無を確かめましょう。さらに外箱、化粧箱が揃っているかや、傷や汚れといった状態を把握してみてください。
たとえ開栓してあっても場合によっては買取可の査定がでることもあるので、確認したらまずは一度査定に出す、というのもおすすめです。
竹鶴 17年について知る
竹鶴 17年とは?
世界からの評価、受賞歴が物語るように、ブレンデッドモルトウイスキーの頂点に君臨するのが、竹鶴17年です。
その味わいは柔らかく穏やかに包まれるようでありながら、力強さとピーティーさもはっきり感じるという相反するものが絶妙にブレンドされています。
竹鶴 17年の入手方法
とにかく世界中にファンを持つ竹鶴シリーズ、とりわけこの17年を定価で正規に手に入れるのは困難になっています。
ネット通販やECサイトでも見かければラッキーかもしれません。日ごろから出品されているかどうかチェックすることが手に入れるためには大切です。
竹鶴 17年に定価はある?
竹鶴 17年はニッカウイスキーホームページではオープン価格となっていますが、アサヒビールのホームページでは希望小売価格7,000円と記載されています。
しかし、実勢価格となると通販サイトなどでは26,000円~となっており高騰しています。
竹鶴 17年の買取相場
竹鶴 17年を売りに出した時、いったいどのくらいの価格になるかは、買取相場で把握しておくのがベターです。
ここでは、酒買取の専門店であるストックラボのプロ鑑定士が導き出した買取相場をご紹介します。
竹鶴17年 買取相場
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~12,000円前後
(※2018年2月現在)
他にも知っておきたい竹鶴 17年のこと
銘柄にもなっている竹鶴政孝氏について
日本のウイスキーの父
竹鶴政孝氏はニッカウヰスキー創業者ですが、「日本ウイスキーの父」と呼ばれています。サントリーウイスキーの創業者は鳥居氏ですが、そのウイスキーを造ったのは竹鶴氏であるなど、ウイスキーに関する様々な功績からそう呼ばれ、称えられているのです。
竹鶴ノートと呼ばれているものとは?
竹鶴政孝氏がスコットランドで学んだことを、当時勤めていた摂津酒造に、実習報告として提出した2冊の大学ノートのことを竹鶴ノートと呼びます。一人の青年が万年筆とノートでウイスキー製造技術の秘密を全部盗んでいった。と、称賛の意味を込めて言われたという逸話もあるほどです。
まとめ
竹鶴17年を、安心してより高額に売却するために役立つ情報をご紹介しました。大変価値のあるウイスキーなので、より良い取引を目指して納得のいく高額買取を目指してみてください。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。