「スクリーミングイーグル 2007年」が高額になる理由

ワイングラス

カリフォルニアワインの筆頭といわれるスクリーミングイーグル。30年に及ぶワイナリーの歴史の中でも、1,2を競う出来に数えられているのが、2007年のヴィンテージです。

スクリーミングイーグルの故郷、オークヴィルの景色と空気を凝縮したともいわれるポエティックな味わいが特徴の2007年、高額の理由を探ってみましょう。

専門家評価が高い傑作2007年

カベルネソーヴィニヨンのワインとしては「別格」と評されたスクリーミングイーグル2007年。ロバート・パーカー、アントニオ・ガローニ両人から、100点を獲得しています。

ワイン・スペクテーターは98点!豪奢で万華鏡のような層の厚い美味、幻覚さえ起こさせるような魔法などなど、ワイン評論家たちの賛辞は数知れず。

21世紀においては、いまだにこの2007年を超すヴィンテージは登場していません。

カルトワインの代表格”スクリーミングイーグル”

1990年代、カリフォルニアワインが風格を増した時期に生まれたのが、「カルトワイン」という言葉です。

熱狂的なワインのコレクター、投資家たちが購入を競う「カルトワイン」は、ナパ・ヴァリーのカベルネ・ソーヴィニヨンのワインを指し、批評家から100点満点を獲得したキャリアが特徴。

スクリーミングイーグルは、そのカルトワインの筆頭です。

入手困難で希少価値が高い

カルトワインの特徴のひとつに、生産数が非常に少ないことがあげられます。カルトワインの平均生産数は、600ケースほど。

スクリーミングイーグルは、希少性においてもまさにトップ。400ケースから750ケースと、その年のブドウの出来によって生産数が上下します。

巷の噂では、実際の生産数はこれよりもさらに少ないのだとか。くわえて、カリスマ性も備えたスクリーミングイーグルは、ワイン界に価格革命を起こした存在。

「スクリーミングイーグル 2007年」を高く売るには

カルトワインの代表ともいえるスクリーミングイーグル。1986年に創業、1992年にファーストビンテージが世に出た若いワイナリーながら、まれにみる評価を獲得してきました。

それに伴い、価格も一気に高騰。2007年は、その中でも白眉のヴィンテージといわれています。高く売るためのコツとは?

「スクリーミングイーグル」の価値や相場を知ろう

ファーストヴィンテージの1992年は、規格外の評価でその販売価格は250万円強というスクリーミングイーグル。

全ヴィンテージの平均販売価格は、41万円ほどです。2007年のヴィンテージは、1992年、1993年、1997年に次ぐ高価格が。その価格、約49万円!

近年では破格の強さを誇る2007年、批評家たちをして「褒辞が、口から自然とこぼれ出てくる」と言わしめた偉大なるヴィンテージです。

スクリーミングイーグル全体の動向を売る前にぜひ、チェックしておきましょう。

売る前に買取業者の比較を

高額というだけではなく、入手ほぼ不可能という点においてはコレクターたちを右往左往させるパワーを持つスクリーミングイーグル。

売却の際には、21世紀に入って最大の評価を誇る2007年の価値を熟知しているストックラボにぜひご連絡を!

買取に出す前に確認すべきことは?

ナパヴァリーの空を飛ぶ鷲、それがスクリーミングイーグルの特徴的なラベルです。お持ちのスクリーミングイーグル2007年のラベルの状態、保存状態をぜひご確認ください。

ボトルの状態によって、買取価格も変わることがあります。もともとの価値と価格が高いために、いずれにしても高額の取引となります。

「スクリーミングイーグル 2007年」について知る

ワイン畑

カベルネソーヴィニヨンのワインとしては別格のレベルと評価された、「スクリーミングイーグル 2007年」。

カルトワインの最高峰として、ただならぬ風格を持つヴィンテージといわれています。ワイン批評家たちのコメントも、異口同音の高評価。その真の理由とはなんでしょうか。

「スクリーミングイーグル 2007年」とは?

ワイン評価においてベースとなっているのが、ロバート・パーカー氏の出す点数とコメントです。

2007年のスクリーミングイーグルは、パーカーポイント100点満点を獲得。「すべての感覚を征服する機転と美に恵まれたヴィンテージ」というコメントもゲット。

同じく100点満点を出したアントニオ・ガローニは、「2007年のスクリーミングイーグルはオークヴィルが尊崇の的となる理由をすべて語る」、とコメントしました。

「スクリーミングイーグル 2007年」の入手方法

公式サイトのウェイティングリストは先の見えない長蛇の列といわれ、ワイナリーが直接サイトで販売しているヴィンテージもほぼ購入は不可能といわれています。

そのため、過去のヴィンテージはオークションに出るのを待つほかないというコレクター泣かせがスクリーミングイーグルです。

評価の高い2007年は、世界中のサイトで確認されるストックがわずかに38本。その多くに、100万円以上の価格がつけられているのです。

「スクリーミングイーグル 2007年」に定価はあるか?

スクリーミングイーグル2007年の価格相場は、ここ1年ほぼ横ばいが続いています。

ただし、このヴィンテージの飲み頃は2024年頃から。つまり、これからがコレクターたちが鵜の目鷹の目で入手をもくろみ時期に突入するのです。

現在も、21世紀のヴィンテージとしては最高価格がつけられている2007年のヴィンテージ、今後はさらなる値上がりが予想されます。

「スクリーミングイーグル 2007年」の買取相場

カルトワインの代表格としてワイン界の風雲児となったスクリーミングイーグル。2007年は、スクリーミングイーグルの改心の出来といわれるヴィンテージです。

ある批評家は、「入手の機会があったら絶対逃すな」と強調。今後はますます購入が難しくなるといわれているスクリーミングイーグル2007年。その相場は、こちら!

スクリーミングイーグル 2007年 買取相場

  • ~270,000円前後

(※2018年2月現在)

他にも知っておきたいスクリーミングイーグルについて

カルトワインの名にふさわしく、カリスマ性とミステリーに包まれたスクリーミングイーグル。世界中の富裕層から熱烈に愛され、激しく求められてきました。

そんなスクリーミングイーグルにふさわしいさまざまなエピソードが、これまた愉しいのです。

経済紙「フォーブス」で特集を組まれる富裕層のワイン

スクリーミングイーグルが生まれるナパヴァリーのオークヴィル。

独特の地形と気候、そして欧州のワインと比肩しうる技術によって世界のトップレベルに位置するカルトワインは、経済紙「フォーブス」でも特集が組まれるほど。

コレクターのみならず、投資家や富裕層の食指を動かすワインとして輝ける歴史とともに「フォーブス」で紹介されています。

謎だらけ?ミステリアスな魅力

急激に台頭したスクリーミングイーグルは、ジャーナリストたちもあの手この手でその秘密を探ろうとしています。

「実際の年間生産数」「技術担当ニック・ギスラソンの真の才能の如何」「なぜアメリカ陸軍第101空挺部隊のニックネームがワイナリー名なのか」。こんなミステリーが、よりワインを魅力的にしているのかも?

まとめ

最も偉大なるカベルネソーヴィニヨンのワイン、スクリーミングイーグルの2007年。ワイン通たちが万金を積んででも手に入れたいワイン。2020年以降の飲み頃を見越して価格は上昇中です!