「サッシカイア 2011年」が高額になる理由
イタリアのワインは、フランスと比較しても古い歴史を持っているが、まだまだ価格がカジュアルなものが多い。
イタリアが正当な価格という見方もあるが、やはりイタリアワインの地位向上のためにも、数多くの高級ワインの存在は重要だろう。
そんな中、比較的新しいワインでありながら、イタリアワインの価値を世界的に上げたのが「サッシカイア」だ。このワインがなぜ、ここまで高額になっているのか解明していこう。
ワインスペクター誌で過去ベスト3に入り話題に
「サッシカイア 2011年」が何故、ここまでワインになっているのかというと、まずワイン評論家たちが唸る味わいだから、という部分がある。
今まで知られていなかった新しい産地でありながら、瞬く間に国際的な評価を獲得したという歴史もあるが、その味わいの良さは誰もが認めている。
その証拠に、あの権威あるワイン評論誌「ワインスペクテーター」に、過去ベスト3の得点を獲得している。高額になるはずだろう。
イタリアワインの頂点に君臨しているサッシカイア
サッシカイア 2011年は、トスカーナ地方の産地で造られているワインだ。ボルゲリという、あまり聞き慣れない産地で造られるワインだが、さまざまな歴史のいたずらがこの地を有名産地へと押し上げた。
もともと、DOCでもない産地であったが、あまりの評価の高さにDOC認定されてしまったという驚くべき過去がある。
今、イタリアワインの頂点は何かと言われたら、この「サッシカイア 2011年」を挙げる人は多いのだ。
飲み頃は2017年~30と今が旬である
このワインの特徴は、国際品種を使ったボルドー系ブレンド仕上げられている、という点だろう。そのため、まだ若い状態だとやや固い印象を持つワインに仕上がることがある。
しかし、評論家による2017年頃には飲み頃をむかえており、これから2030年までは楽しめるとお墨付きを受けている。
この飲み頃の長さ、そしてポテンシャルの高さこそが「サッシカイア 2011年」が注目ワインとなる理由のひとつだろう。
「サッシカイア 2011年」を高く売るには
「サッシカイア2011年」は、イタリアワインの中でも大変貴重な逸品として知られている。
イタリアワインというと、安価なイメージがあるが、「サッシカイア 2011年」をはじめ高級ワインは、今どんどん高値で取引されているので注目だ。
しかし、「サッシカイア 2011年」を高く買取してもらうためには、ちょっとしたコツがある。ここでは、サッシカイア 2011年を高く売るためのポイントをいくつか紹介していこう。
「サッシカイア」の価値や相場を知ろう
「サッシカイア 2011年」を高く売るためには、まずサッシカイア自体の相場価値を確認しておく必要がある。
そもそも、「サッシカイア 2011年」を高く売りたくても、サッシカイアの市場価値が低ければ、そのワインは高価買取査定が望めない。
しかし、安心してほしい。今、市場ではサッシカイアが高騰中であり、飲み頃をむかえている「サッシカイア 2011年」はさらに話題になっている。売るなら、今と言えるだろう。
「サッシカイア 2011年」を売る前に買取業者の比較
「サッシカイア 2011年」を売る前に、必ずチェックしてほしいのが買取業者の比較だ。買取業者とひと言でいっても、その業者の得意分野があるので注意したい。
例えば、「サッシカイア 2011年」はイタリアワインであるが故に、ワインに詳しい鑑定士が揃っている業者が好ましいだろう。
公式ホームページがあり、「サッシカイア 2011年」の買取実績があるというところもポイントだ。しっかりと業者比較してみよう。
買取に出す前に確認すべきことは?
「サッシカイア 2011年」を買取に出す前に、まず抜栓していないかを確認したい。
ボトルだけでも多少の価値はあるが、抜栓してしまったらワインの買取価値はほぼ無くなるので注意だ。また、ラベル汚れや破れ、ボトル、コルク割れなど細部にまで気を使っておこう。
購入した時に付属している化粧箱の有無も買取額を大きく左右するポイントだ。購入した状態を保っていることが、高価買取査定のポイントになってくる。
「サッシカイア 2011年」について知る
「サッシカイア 2011年」は、高級イタリアワインのひとつということがお分かりいただけたと思う。しかし、高く売るためには、相場価値をしっかりと把握しておく必要があるだろう。
「サッシカイア 2011年」について知るのであれば、まずは今どの程度の価格で市場で取引されているかを知ることだ。ここでは、「サッシカイア 2011年」について、さらに深堀をしていこうと思う。
「サッシカイア 2011年」とは?
「サッシカイア 2011年」は、トスカーナの西側、ボルゲリにあるワイナリーで造られているワインだ。
ボルドー品種とイタリア系品種をブレンドした、斬新なアッサンブラージュで知られており、単独ワイナリーがこの地をDOCにまで昇格させたという伝説のワイナリーとして知られている。
「サッシカイア 2011年」は、中でも当たり年に造られたワインとして有名で、各評論家たちから高い評価を得ているワインなのだ。
「サッシカイア 2011年」の入手方法
「サッシカイア 2011年」は、非常に価値が高いワインであることは多くの人が知っている。希少価値も高く、入手しにくいアイテムだが、絶対手に入らないというわけではないので安心してほしい。
良質なイタリアワインを仕入れている業者であったり、ネットショップ、オークションなどでも、かろうじて出回っているので注目だ。
「サッシカイア 2011年」を今、この価格で手に入れられるということは奇跡かもしれない。
「サッシカイア 2011年」に定価はあるか?
「サッシカイア 2011年」は、ハッキリとした定価があるかわかりにくいが、他のアイテムから察するに、基本的には15,000円前後であることは間違いない。
しかし、価格が高騰中であることから、定価で購入できることは難しいと言える。
仮に、ワインショップで見つけたとしても、価格はプレミアがつけられていることが多く、高額な価格を出さないと手に入れられないかもしれない。だからこそ、今注目されているのだ。
サッシカイア 2011年の買取相場
サッシカイアは、イタリア・トスカーナ州にある名門ワイン。前述してきたように、買取市場でも注目されているアイテムなので、買取価格は高騰中だ。
さて、そんなサッシカイアだが、「サッシカイア 2011年」は今どの程度の買取価格で取引されているのだろうか。
酒買取の専門業者であるストックラボの鑑定士が導き出した買取相場は、~10,000円前後となっている。今、高価買取のチャンスといえるだろう。ぜひ、買取店に相談してみてはいかがだろうか。
他にも知っておきたい「サッシカイア 2011年」のこと
「サッシカイア 2011年」の買取相場、さらには市場価値や特徴について紹介してきた。しかし、「サッシカイア 2011年」はワイン。やはり、飲んでこそのその味わいの醍醐味がわかる。
ここからは、「サッシカイア 2011年」を美味しく飲むための、おすすめの飲み方2選を紹介する。ぜひ、「サッシカイア 2011年」を飲める幸運な方は参考にしてほしい。
おすすめの飲み方とは?
「サッシカイア 2011年」は、ボルドー品種とイタリア品種をアッサンブラージュした、独特な赤ワインとなっている。
とはいえ、クセが強いわけではなく、非常にエレガントで洗練された特別な味わいのワインである。だからこそ、飲み方にはぜひこだわって楽しんでほしい。
やや冷やしても面白い
「サッシカイア 2011年」は、ボルドー品種も使用されているが、イタリア系品種が使用されており繊細な部分も持ち合わせている。
あまり温度を上げると、味わいがぼやけてしまうので、骨太さを強調してバランスを整えるために、やや冷やしても美味しく飲めるだろう。
2018年以降がおすすめの飲み頃
「サッシカイア 2011年」は、やはりまだ若い状態では、硬さがあると言われている。逆に、飲み頃が長く、じっくりと長く楽しめるという利点がある。
2017年も良かったが、2018年頃から、ちょうど全体がこなれてきたので、この辺りから楽しみたい。
まとめ
「サッシカイア 2011年」について、さまざまな角度からお伝えしてきた。「サッシカイア 2011年」は、これからも価格が高騰する可能性がある魅力溢れるワインだ。ぜひ、追い続けよう。
古物商許可証取得。酒類販売責任者。
株式会社ストックラボの鑑定責任者、真贋査定士、及び出張買取責任者。 複数の買取会社でウイスキー・ワイン・日本酒・焼酎・ブランデーなどの幅広いお酒の買取鑑定・査定を行ってきた鑑定士歴7年のエグゼクティブバイヤー。