オールド・パーの買取

オールド・パーとは？由来と概要

円熟味のある味わいと豊かな芳香、まろやかな口当たりがエレガントに漂うオールド・パー。かの田中角栄氏や吉田茂氏が愛飲していたことでも有名で、明治時代に欧米を視察した岩倉具視団が持ち帰り、西洋文化の象徴として紹介したのもオールド・パーでした。日本人には古くからゆかりのある銘柄で、オールドパーの売り上げは日本を始めとした東南アジアで65％を占めているということからも、日本での人気の高さをうかがい知ることができます。

オールド・パーは1871年、イギリスのグリンリース兄弟によってその歴史の幕を開けます。2人はウイスキー蒸留所経営兼、ウイスキー販売を行っていた父の跡を継ぐにあたり、ウイスキーのブレンディングに特化した「グリンリースブラザーズ社」を創立しました。そして、スコットランド産の個性的で多様な原酒から理想的なブレンデッドウイスキーを造ることを目標として誕生したのがオールドパーです。

オールド・パーという名前は、152歳まで生きた英国史上最高齢のトーマス・パーが由来となっています。グリンリース兄弟は、いつまでも人々に愛され続けるスコッチウイスキーであってほしいという願いを込めてこの名を付けました。

幾重にも重なる芳醇な香りに包まれるオールド・パーが紡ぎだす大人の時間。それは独特のスクエアカットのボトルと共に格式と伝統を醸し出し、歩みを止めることなく今もたゆみない進化と成長を続けています。

オールド・パーの特徴・味

ブレンデッドウイスキーであるオールドパーは、キーモルトが味の決め手となります。オールド・パーのキーモルトはスコットランドのスペイサイド。スペイサイドの中でもモルトの甘みが際立つクラガンモアと強い甘みとバニラの芳香漂うグレンダランと主に用い、素材の味わいを生かしています。そのほかにもアイラなど様々な産地のスコッチをブレンドし、エレガンスな味わいに奥行きと深みをプラスしているのが特徴です。

オールドパーの丸みを持たせた重厚感あるボトルの形状は、デザインの美しさだけではなく倒れにくいという機能性も備えています。ボトル表面の波状の紋様は、オールド・パーの発売当初に用いていた陶器のボトルがモチーフです。古き良き味わいを一層深めるボトルもオールドパーの魅力と言えるでしょう。

オールド・パーの希少性・価値​

オールドパーはラインナップによって買取価格や価値が異なります。歴史の長いオールドパーは数々のボトルをリリースし、終売になった銘柄も非常に多く買取価格も上昇しています。しかし、現行品に関しては平均的な値段で買取されているので、比較的求めやすいと言えるでしょう。

オールド・パーの中で買取相場が高いのは、終売になった銘柄、さらに酒齢が長い銘柄です。古くは、第二次世界大戦前後に発売されたオールド・パーは希少価値も高く非常にレアだと言われています。当時はコルクが入手困難だったことから代用品として使っていた特殊な蓋が人気を博し、マニアの間で注目を集めています。

オールド・パーの種類

オールド・パー シルバー

冷却することでまろやかな味わいを醸し出しているオールド・パー シルバーは、バニラのような芳醇でまろやかな口当たりとフレッシュな果実の風味、余韻はスッキリとしています。

オールド・パー 12年

モルト原酒をブレンドしたオールド・パー 12年は、長きにわたり日本で最も親しまれている銘柄です。ほのかな甘みとスッキリとしたのど越しで、初心者でも飲みやすいスタンダードな銘柄です。

オールド・パー 18年

長期熟成の深みある味わいのオールド・パー 18年は、マスターブレンダーがオールド・パー史上最高のブレンディングと称されている逸品です。重厚感ある奥深さとスモーキーな香味漂う大人の味わいとなっています。

オールド・パー スーペリア

熟成のピークを迎えた原酒のみをブレンドしたオールド・パー スーペリアは、奥深いスモーキーな香薫と重厚感ある味わいで、熟成感あふれる男性的な魅力に満ちたボトルです。

オールド・パー買取のよくある質問

Q.オールドパー12年の古酒の見分け方を教えてください

A.オールドパー12年の古酒を見分ける方法は、主に2つです。一つは、12年の年数表記がないもの。また、特級表示があるものが一般的に古酒である可能性が高いです。

Q.オールドパー12年旧ボトルの買取価格はいくらですか？

A.オールドパー12年旧ボトルの買取価格は銘柄や保存状態によって異なります。詳しくは、ストックラボの査定員にご相談ください。